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またひとつ曲名・歌手名が判明 [  カセットテープ(補完計画)]

またひとつ曲名・歌手名が判明した。曲に怪鳥音が入っているのでてっきりブルース・リーだと思って長年探していたが、なんとジャッキー・チェンだった。どうしてわかったかというと、YouTubeにUPしたら著作権情報が来たからだ。自分が長年ネット検索して見つからず、ShazamとSoundHoundでも別物しかヒットしなかったので、YouTubeでもわからないに違いないと思っていただけにビックリしている。

そうなると、最初にUPした2つの歌謡曲は、YouTubeからいまだに著作権情報も来ないとは、どんだけマイナーな曲なんだろう。

以前に決めた「自分ルール」では、曲名・歌手名がひとつ判明するたびにそのお礼として何かをひとつUPすることになっていた。今回は予期せぬ判明だったから、UPするものをまったく決めていない。どうしようか。


カセットテープ補完作業 野外吹奏楽 [  カセットテープ(補完計画)]

私のカセットテープ補完作業は最後のカセットを進めている最中だ。そうは言っても、一つ前のカセットを中断してこちらのカセットへ来たので、作業全体が終わるのではない。

私の最後のカセットには、まとまりのない色んなものが入っている。夜霧よ今夜も有難うで始まり、みんなのうた(ラジャ マハラジャー)、野外吹奏楽、ひるの歌謡曲(堀ちえみ)、みんなのうた(ポケットの中で)、ザ・リリーズ。

今日はその中から、野外吹奏楽を頑張って補完した。この録音はどこかの学校の吹奏楽発表会らしい。プロ並に上手いわけではないが、そんなことはどうでもいい。この録音はもはや私の思い出の一部なのだから。曲目は、世界は夜明けを待っている、007ユア・アイズ・オンリー、星空のエンジェルクイーン。いかにも昭和という選曲だ。他にも演奏したらしいが、録音は途中の曲を飛ばしている。

私は一曲一曲を時間をかけてネット検索したが、ここではユア・アイズ・オンリーを聞きたい。

カセットに入っている演奏は、テンポがかなりゆっくりしている。風のない日の大海原のような曲想だ。「そういう曲じゃないだろ」と言われればその通りなんだが、私はバカボンのパパのようにトボけた顔で「これでいいのだ」と返答することにする。この録音はもはや私の思い出の一部なのだから、これでいいのだ。



曲が有名だからネット上に吹奏楽演奏もあるかと思い探してみた。複数見つかった。その中でも第4回北上中学校定期演奏会の演奏

https://youtube.com/watch?v=7WbvUP6sblc

は、カセット録音と同じ編曲のようだ。おそらく学校の吹奏楽にふさわしい編曲の楽譜が売られており、それを採用する学校がいくつもあるのだろう。

同じ編曲を違う演奏で聞くと、表現の違いがわかって興味深い。もっと他の学校の演奏も聞ければさらに幸せなのだが、世の中そこまで上手くは行かない。第4回北上中学校定期演奏会の演奏が見つかっただけでも私にとってはすごい幸運だ。


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カセット録音補完計画、大岡越前完了 [  カセットテープ(補完計画)]

私のカセットテープに大岡越前のOPとEDが入っている。私の記憶にある大岡越前OPの映像は渦巻模様で、それは第1部から第3部までだが、その時に私はまだラジカセを持っていなかった。カセットテープの録音年から考えて、テープに入っているのは第5部だ。OPに渦巻模様がなくて当時の私は物足りなかったことだろう。その第5部が今、時代劇専門チャンネルで再放送している。私は自分のカセットテープに入っている回の放送が見たくなった。スマホにカセットテープ音声を入れ、第1話から順に聞き比べてチェックした結果、カセット録音は第5話とわかった。録音に部分的に入っている男の荒々しい声は、ハナ肇がアル中親父を演じている声だった。残念なことに私はアル中の気持ちがわかるので、親近感が湧いて困る。とにかく、これでまたカセットテープ録音の補完がひとつ出来た。


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日本信販ピエロCM最初期バージョンついに見つけた [  カセットテープ(補完計画)]

先の調査の少し後、私は日興証券CMを探してYouTubeの「1975-1991 金融関連CM集」という1時間動画をスマホで流して聞きつつチェックしていた。すると日興証券でなく日本信販の例のBGMが聞こえてきた。最初私は、取得済みのあのキャッチコピー入りCMだろうと思いながら聞いていた。ところがキャッチコピーが聞こえてこなかった。CM最後の商品名アナウンスは「日本信販のピープルズカード」だから、カセットテープと同じCMだ。私はついに目的のCMを見つけた。BGMが同じでも映像が違う可能性があると思っていたが、人物の映像は1981年のものを1984年でも使い回している。ただし日本信販のロゴ部分に新しいロゴ画像を貼り付け、ピエロの人形は1981年が右から左へと動くだけなのにたいして、1984年は右からピエロが見えてくる所で映像を差し替え、ピエロが左から右へと動く。1981年の映像では人物にピントが合っているので前景のピエロはピンボケだが、1984年の差し替え部分はピエロにピントが合っている。しかも、よく見るとピエロの人形が違うように思える。ここからは私の推測だが、1981年のCMはピエロが右から左へと消えた後で人物だけが映る数秒がある。この部分の退屈さを補正しつつ、ピンボケだったピエロに注目するように再編集したのが1984年のCMかもしれない。

「1975-1991 金融関連CM集」には、後ろのほうに日本信販のCMがあと2つ入っていた。まずピエロが4体出てくるCMで、これは取得済み。それに続けて、取得済み1984年CMの15秒バージョン。「1975-1991 金融関連CM集」は、各CMの放送年は不明。ピエロが4体出てくるCMのほうが1984年CMの15秒バージョンよりも先にあるが、それが放送年順なのかそうでないのかも不明。


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日本信販ピエロCM捜索に進展あり [  カセットテープ(補完計画)]

日本信販のピエロのCMは、今まで探した時には思い出と別のBGMのものしか見つからなかった。それが今回、カセット録音にある思い出のCMにとても近いものを見つけた。私のカセットテープには子供のセリフがないが、見つけたCMにはセリフが入っている。BGMは同じ。カセットテープは1981年録音で、見つけたCMは1984年なので、カセット録音のほうが古いCMだ。カセット録音からおよそ3年後のCMということは、子供のセリフは後年に別の子役が吹き込んだ可能性もある。

他に今まで知らなかった観覧車のCMも見つけたので、見つけた日本信販のピエロCMは全部で4つとなり、ファイル名を付け直して整理することになった。連番を付けるにあたり、CMの放送順を推測する必要があった。カセット録音と同じBGMのCMはYouTubeのタイトルが「日本信販 CM(1984年)」だから1984年。取得済みだったmkvはタイトルから1986年。観覧車のCMはネット検索したところ、横浜情報文化センター内放送ライブラリーに存在し、制作年1989と記してあった(他のCMはライブラリーにない)。これら3つの順番は確実だ。残るひとつ、ピエロが4体出てくるCMは放送年不明。後述のように日本信販のピエロCMはむらいこうじ氏作のPiroで8本も作られたそうなので、その最中に別の人形でCM撮影をするのは氏に失礼であり考えにくい。残るひとつはPiroが起用される以前の2番目だろう。

私はCMに出てくる子役を観察した。1984年CMの子供は他のCMとは別の子供だ。顎の輪郭が違う。観覧車CMが1989年と知るまでは、私は1984年以外の3つのCMは同じ子供かもしれないと考えていた。鼻の形、顎の輪郭、それに耳たぶの角張った所が似ている。でも、3つのCMの中で観覧車CMの子供が顔だちも話し方も一番幼いので、それが1989年ということは別人だ。5年も経てば、子供は相当成長するから。そこで改めて声を聴き直してみたら、1989年の声はまるで別の声だ。

私はキャッチコピーにも注目した。1981年のカセット録音にはそもそもキャッチコピーがない。同じBGMを使った1984年CMは、「こんにちは 君はだあれ? ぼくはすずきたかしです」。ピエロが4体出てくるCMは、「きみの お父さんと お母さんと お姉さんでしょ どうぞよろしく」。1986年CMは、「こんばんは きょう ぼくは 5才になっちゃったんだよ」。そして1989年CMは、「会いたいと思ったら きっと会えるんだ」。CMのシリーズがこれで全部だと思っていた時は、関連性を考えて連続したストーリーを模索した。しかし後述のように日本信販のピエロCMは少なくとも10本あることがわかり、私の主観にすぎないストーリー模索は中止した。

ネット検索するうちに、第5のCMの情報を見つけた。そのサイトの文章から「ですます調」だけを改め、筆者が間違えたと書いているキャッチコピー部分を別サイトの情報で補うと:場所は空港。男の子が両親と一緒に旅行に出掛けようとしている。ふと振り向くと、ピエロの人形がすわっており、手を振ってあいさつをしている。何も言わずにピエロを見つめる男の子にズームしていくと、「ここから どこにでも行けるんだよね きみは どこへ行くの?」というナレーションが入る。私も、そう言われればそんなCMがあったような気もする。このCMではすでにPiroが使われているらしいことが、先の別サイトから窺える。

さらに検索し、私はむらいこうじ氏のホームページを訪れた。そこに書かれているが、Piroは日本信販のキャラクターとして、CM8本に登場したそうだ。1984年CMとピエロが4体出てくるCMはまだPiroを使っていない。私が存在を知った残りのCMは3本(空港、レストラン、観覧車)。存在を知らないCMはまだ5本もある。私が探しているのは1981年のCMなのだから、そこから敷衍しての作業はもうこの位でいいだろう。


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カセットテープのアイドル曲補完完了記念 [  カセットテープ(補完計画)]

教材作りに時間を取られ一日中仕事に追われる在宅授業にとって、仕事オフ時間は無理をしてでも作るべきものだ。私の場合、何年も前からやっているカセットテープ補完作業があと少しで終わる予定なので、それを進める。

私のカセットテープにはアイドル曲が多く入っているが、それもナンノで最後だ。アイドル曲補完の完了を記念して、自分がどんな風にカセットテープを補完してきたか、つまり愛してきたかを記録することにした。

ナンノが活躍した頃、私はテレビを見られなかった。大学で入った部活動が文化部系なのに運動部のノリで、「授業が終わったらすぐに部室で自主練だ!」という雰囲気だった。そして「放課後は毎日練習だ!」テレビを見ている暇はなかった。この時期に私が手に入れたのは、友人からもらったカセットテープか、たまたま録音した曲だけだ。

だから私はナンノを知らない。「スケバン刑事」と聞いて、「ああ、そうだったのか。」と思う有様だ。私は今回南野陽子に初めて出会ったようなものだ。

こうして出会った私は、カセットテープ補完が目的だから、ネット検索して曲のステージ動画を探す。たくさん見つかる。片っ端から見るだけというのが普通だろうが、それではカセットの曲を愛してやることにならない。そこで、ステージ衣装を分類する。たとえばナンノの場合はこうなった。

nanno.png

ネット上にあるのは一部の情報だから、こうして分類したところでナンノの何かが分析できるわけではない。せいぜい、ステージで通常使用した衣装はこれか、特別なステージで使用した衣装はこれか、と思うくらいだ。数十年も経ってからやっと出会えたというのが、私の楽しみだ。服の名称は私が毎回困る所でもあり、それを調べるのが楽しくもある。たとえば上のリストにある裾ギザギザのスカートは、調べたらヘムスカートというそうだ。でもヘムスカートと記述したら、数年後に私がこれを見た時、何のことかきっとわからない。

これがYouTubeステージ動画の女帝・松田聖子になると、動画数がとんでもないから分類もとんでもなく大変で、そのかわりに普段着や水着まで色々な面白い衣装にも出会えた。


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今井麻起子ネット再調査、数日前にフルアルバム [  カセットテープ(補完計画)]

「最後のカセットテープ補完計画」がついに今井麻起子まで来た。ネット検索してみると、2018年の時とはネット動画が少し違った。

2018年の記事は、これ


「恋はポーカーフェイス」の2つのPVのうち片方が復活。ただしよく見ると最初に見た時とは違って時刻表示がなく、別の人が別の録画をUPしたものだ。同じく「恋はポーカーフェイス」のMP3TUBEは健在。

「ベリー・ロール」も健在。動画は小さくなっており、一度YouTubeから消えて再エンコード再UPされたようだ。2018年からある「ベリー・ロール」はCD表絵の動画だが、2020年にはもうひとつ、CD裏絵の動画が出現している。

「Stormy Night」の一部(80's J-POPメドレーの一部として)は健在。

3曲連続(「ベリー・ロール」「Stormy Night」「Walkin’ In The Rain」)は、サイトの記事自体は残っているが試聴のリンクは消滅。

1stアルバムのB面全曲(ミュージックテープ音声のデジタル化)は健在。

「バスルームで泣いてたの」のライブ音声も健在。

そしてThe Endが新たにUPされていた。これはCD裏絵の動画で、上記新たな「ベリー・ロール」動画と同じ人がUPしている。


2012年, 2018年, 2020年のネット検索結果比較
makiko_imai2020.png

私はこれで記事を締めくくるつもりだった。最後にもう一度ネット検索したら、ほんの数日前にUPされたMakiko Imai - CIAO! Full Albumを見つけた。
https://youtube.com/watch?v=_dlFG2XORN0

ネット上の情報は日々変わってゆく。欲しいもの、失われたものが、いつの日か現れるかもしれない。そしていつも、UP主さんに感謝を。


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特別機動捜査隊OP追求は終わっていなかった [  カセットテープ(補完計画)]

東映チャンネルの放送で当該OPを最初に聞いた#769の時から違和感があった。「あれ、冒頭のサイレンってこんなに長く鳴ったっけ?」と。でもカセットテープは音が悪いから聞こえにくいのかもしれないし、曲自体は間違いなくカセットテープの曲だ。だから自分の思い違いだろうと思って今まで聴き比べをしなかった。今日聴き比べてみて、確かにカセットテープの録音はサイレンが早く鳴り止むとわかった。つまり最近東映チャンネルで放送したOPは私のカセットテープのOPと微妙に違う。私が考える可能性は2つ。

可能性その1。私が5月に特別機動捜査隊を視聴し始めた#769よりも前に現在のOPになっていたので、ウィキペディアでOP曲変更とある#762から#768までの間に冒頭サイレンの短いOPがあった。

可能性その2。これから放送される回に冒頭サイレンの短いOPがある。

もしも「サイレンの長さくらいどうでもいいじゃないか」と言われれば、それは一理ある。今年の3月までは、私はOPが見つからずに終わるかと思っていた。それが見つかったのだ。もう十分幸せだろう。ではなぜこんなにこだわるのか。それは、私がこだわることを楽しんでいるからだ。今こうして特別機動捜査隊に関わって色々と思い巡らしていること自体が私は楽しい。幸せだ。だから、この先も特別機動捜査隊OPを追求したい。

そう思いつつ、今日録画したばかりの回をチェックした。するとどうだ、#775までは今までと同じくサイレンの長いOPだが、#776はサイレンが短くなっているではないか。おそらく当時の私は#762で新OPを聞いて気に入り、翌週#763でラジカセをテレビに接続して録音しただろう。その後#776で細かい変更があることに気づき、そっちのほうが良かったので#777以降に再度ラジカセをテレビに接続して録り直したと思われる。偶然にサイレンの短いOPを録音した可能性は低い。当時の私はカセット録音にかんしては、こだわりを見せたから。たとえばCMに15秒バージョンと30秒バージョンがある時、よく放送するのは15秒のほうだが、30秒バージョンが手に入るまで粘ったのを覚えている。


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(個人的記録)阿呆鳥の夢めぐりからの収穫 [  カセットテープ(補完計画)]

レコードを前回かけたのは、たしか「初恋少女」のデジタル化だったが、あの時は高音が出なくて不安になった。高音の出ない原因が、レコードのせいなのか、プレーヤーのせいなのか、フォノアンプのせいか、パソコンでの音声キャプチャで何かを間違ったのか、判断できなかったから。今回のレコードは高音が出たので、これで「初恋少女」はレコード自体が高音が出ないと判明し、安心できた。

そして何よりも収穫があったのは、曲の末尾だ。前々回の記事に書いたが、私がレコードを入手した目的のひとつは、曲の終わり方を知ることだった。私のカセットテープにはほぼ全曲入っているが、最後の最後がブツッと切れている。ブツッと切れている所からそのままジャーンと鳴って終わるのか、あと数フレーズ演奏して終わるのか、フェードアウトするのか。それが気になった。

前々回の記事で私はフェードアウトの可能性にも言及したが、実は私自身はそれが一番可能性が低いと思っていた。その理由は、カセット録音でブツッと切れている末尾が、いかにもこのあとジャーンと鳴って終わるという感じだったからだ。ところが実際は、意外にもフェードアウトで終わっていた。

この曲が意外にもフェードアウトで終わると知った時、私にはもうひとつのこともわかった。若い頃の私のカセット録音がブツッと終わっている時、それには2つの可能性がある。テープの終わりが来てしまい、残念ながら末尾が切れた場合と、曲の末尾が気に入らなかったので意図的に切った場合。この曲は、カセットテープの終わりで切れておらず、しかも、いかにもこのあとジャーンと鳴って終わるという感じでブツッと終わっている。私がそう聞こえるように仕組んで編集したのだろう。
まるで探偵小説で推理をするように、大昔の自分が何をしたかを推理するのは、私個人限定だけれどもゾクゾクするほど楽しい。他人と共有できるゾクゾク感でないのは残念だが、あなたにも何かあなた固有の良いことがあるようにと願っている。


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カセットテープ補完作業、進行中 [  カセットテープ(補完計画)]

私はカセットテープ録音から、「ひるの歌謡曲」の麻丘めぐみ特集を補完作業していた。この麻丘めぐみ特集と次の浅田美代子特集は、その後に「名曲サロン」という番組が少し入っている。ネットで調べてみると、これは「ひるの歌謡曲」の後に天気・交通情報を挟んで1982年頃から1984年頃まで放送された番組だ。つまり私は「ひるの歌謡曲」目当てで録音を開始し、テープが終わるまで録音を続けたにすぎない。このクラシック音楽番組はたまたま録音されたものだ。それでも、カセットテープに入っている曲は全部愛してやると決めたので、「名曲サロン」もちゃんと補完作業してやる。この手の番組は最初にテーマ曲が流れるものだ。昔はテーマ曲の名前など調べようもなく何もできなかったが、今は良い時代になった。インターネットとShazam、そしてSoundHoundがある。私は、テーマ曲に人の声がかぶっても調べられるSoundHound から試した。何度か聞かせたが、該当する曲は見つからなかった。次にShazam を試すと、何やら見つかった。
si_jetais_roi.png
今回はShazamに軍配が上がった。

私はアドルフ・アダンと聞いても全然ピンと来ないが、そんな私でもバレエ「ジゼル」と聞くと西洋音楽史のどこかで聞き覚えがある。その人の書いたオペラだ。この序曲はYouTubeにいくつもある。「名曲サロン」で使われているのは冒頭ではなく、始まってから1分近く経った所だ。気になるのは、またしてもピッチだ。麻丘めぐみの各曲の音がぴったり合っているにもかかわらず、YouTubeの序曲のほとんどはカセット録音と音が合わない。テンポは、YouTubeの動画の多くはカセット録音よりものんびり演奏している。とはいえ中にはカセット録音と同程度のテンポで演奏している動画もある。

上に書いたとおり「名曲サロン」は私が好んで録音した番組ではないので、残念ながら今回の記事はテンションが上がりきらない。次回こそは自分の好きな曲で大発見をして記事を書きたいものだ。


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特別機動捜査隊の曲探しはまだ続く [  カセットテープ(補完計画)]

2月27日、東映チャンネルの特別機動捜査隊が新OP、EDを迎えた。私のカセットテープ録音に入っている音楽は流れるのか。何年も待ち望んでいた時のはずなのに、私は妙に冷静に録画を見始めた。

実はウィキペディアの#751に「OP・ED曲変更」と書いてあるのを見つけた時、違和感があった。私のカセットテープ録音にあるED曲は#750までのもので、その直前に録音されているOP曲は#750までと違う。だからもしもカセット録音のOP曲が#751から始まるならEDは変更なしで「OP曲変更」と書いてあるはずだった。でも実際に書いてあったのは「OP・ED曲変更」。思った通り、新しいOPは私のカセットテープ録音とは別の曲だった。

カセット録音のED曲が使われる限り東映チャンネルの放送をチェックし続けたが、カセット録音にあるOP曲はとうとうなかった。これはどういうことなのか。

ウィキペディアを見ると、#773にもう一度「OP・ED曲変更」と書いてある。それに賭けてみるか。でもこれの可能性は低い。なぜならカセットに一緒に録音されているED曲はもう終わってしまったから。


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バレーボールとボウリングのドラマ、カヴァー版に翻弄されつつ作業中 [  カセットテープ(補完計画)]

私は今日もカセットテープ補完作業を頑張っている。相変わらず主題歌特集の続きだ。ところがここで、足踏み状態となった。どういうことかというと、私のカセットテープの音声とネット上の音声が合わない。キーが違う。テープのピッチはすでに調整済みだ。これ以前の曲はピッチが合っている。そして同じラジオ番組の録音の続きだから、次の曲のピッチも合っているのは間違いない。

ウィキペディアで事情がわかった。「サインはV」のOPはオリジナル版の他に富田智子とウインドーズによるカヴァー版が出ている。そして、TBSラジオの「ザ・ヒットパレードスペシャル 小川哲哉の歌謡曲で全力投球!」では、鐘の鳴る丘から宇宙戦艦ヤマトまでを2時間45分かけて放送するというこだわりを見せているというのに、こともあろうにカヴァー版を放送していたのだ。

「美しきチャレンジャー」のほうは、さらに厄介だ。これもラジオでは(つまり私のカセット録音では)オリジナル版を放送していないが、ウィキペディアによると「レコードは競作で新藤恵美版、藤田淑子版、中村晃子版、堀江美都子版、富田智子版、五十嵐洋子版他がある」。これだけでも多すぎるのに、最後に「他」って書いてある。他にもあるということだ。私は精力的にネット検索した。カセットテープに入っている曲はどれも愛してやると決めたのだ。ドラマで使われているオリジナルの新藤恵美版はもちろん、力強い中村晃子版、若々しい堀江美都子版、そして富田智子版、五十嵐洋子版もネット上にあった。ウィキペディアに名前が出ている中で見つからなかったのは藤田淑子版だけだ。藤田淑子ってずいぶん聞き覚えのある名前だと思ったが、ねえムーミンこっち向いての人か。そりゃ知ってるはずだ。でもその藤田淑子版だけは見つからなかった。さて、この中に私のカセットテープに録音されているものがあるかと聴き比べた。上記のとおりカセット録音のピッチはすでに合わせてあるので、まずはキーが同じものを探し出し、それから歌手の声や歌い方を聴き比べた。その結果、一致するものはなかった。では藤田淑子版なのか。でも、ねえムーミンこっち向いての声とは思えない。そうなると、いちばん厄介なケース、「他」の中の誰かなのか。

でも私はこの作業をもう何年もやっている。私の作業の勘が何かを訴えていた。ネット上の音声は、必ずしもピッチが正しいとは限らない。とくに元がレコードやカセットテープのようなアナログメディアの場合は、まず疑ってかかるほうが良い。これはUP主さんが悪いのではない。アナログとはそういうメディアなのだ。

それで私はもう一度聴き比べをやり直した。今度はキーが同じかどうかは関係なく、歌手の歌い方だけを比べた。すると、全然キーの違う富田智子版の歌い方がすごく似ている。私は「富田智子 美しきチャレンジャー」のネット検索をやり直した。今までは動画共有サイトを目当てにしていたので動画ばかりを検索したが、今度は動画以外を注意した。すると幸運なことに、セコハンレコードのネットショップが富田智子のシングル「美しきチャレンジャー」を売り、その試聴mp3を提供していた。これを聴いてみると、先に聴いていた動画共有サイトの富田智子版とはまったくキーが違った。どうやらこれがカセットテープに録音されているものらしい。聴いた感じだけでなく、もうひとつ根拠がある。先ほど「サインはV」のOPがオリジナルでなく富田智子とウインドーズによるカヴァー版だったと書いた。そのレコードの発売元が東芝。そして富田智子版「美しきチャレンジャー」の発売元も東芝。つまりラジオ番組のスポンサーの関係で東芝版を使うしかなかったのではないかと私は推測する。


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カセットテープ補完作業やっと再開 [  カセットテープ(補完計画)]

私はもともとパソコンで色々なデータを扱ったり音楽や映像のツールをいじったりするのが好きなので、行きがかりで始めたmp4テストに没頭してしまった。それで、ただでさえ停滞気味だったカセットテープ補完作業が完全に止まっていた。幸か不幸かmp4テストが失敗に終わり、失意のうちに私はカセットテープ補完作業へと戻ってきた。

作業中断の前は、あるラジオ番組で特集していたテレビドラマ主題歌集に入った所だった。作業再開後の最初の曲は、青い三角定規の「太陽がくれた季節」だ。この時代はたぶん青春ものドラマが人気だった時で、汗と涙の青春ドラマは、極端におとなしい子供だった私には少し合わなかった。たぶんこの曲やドラマは私自身が青春を生きた時期とも少しずれていたのだと思う。でも曲はよく知っていた。今回、この曲を補完することになり、補完作業の定番であるウィキペディアを見た。ウィキペディアを見れば、青い三角定規がこの曲で日本レコード大賞やNHK紅白に出場したことがわかり、ネット上のステージ動画を見る時の手助けになる。そこまでは良かったが、ウィキペディアの解説に思いもよらないことが書いてあった。

「尚、『くれた』が、ひらがな表記のため、『太陽が暮れた季節』と誤った解釈をされる事も多いようだが」(後略)

「青春は太陽が暮れた季節」だなんて、私は今まで考えたこともなかった。だってそれでは、汗と涙の青春ではなく、自殺系サイトの青春になってしまうではないか。私は太陽が暮れた青春を望まないが、ただこの時ハッと気づかされたことがある。

実は私は今まで、この曲のイメージが少し苦手だった。さっき書いたように私は汗と涙の青春に馴染むには、おとなしすぎたから。私が子供の頃はまだ人間の多様性を世間が認めておらず、男は男らしく、若者は青春時代らしく、そうでない人は引け目を感じる時代だった。少なくとも私はそう思って引け目を感じていた。でもそれが私が自分で作り出した思い込みだと気づかされた。青春は太陽が暮れた季節だという思いもよらない解釈が、ひとつの視点しか持たなかった私に「別の視点」を与えてくれた。

この曲を聴いて太陽が暮れちゃった人も沢山いる。人の生き方は様々で良いのだ。当時の青春イメージは、一部の人が勝手に作ったものだ。私が引け目を感じる必要などあるものか。

こんな風に、カセットテープ補完作業はただ曲を聴くだけの作業ではない。子供の頃の自分や、当時の世の中について、今までわからなかったことや知らなかったことが見えてくる。


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ユーミンのコンサートを知る [  カセットテープ(補完計画)]

私はやっとカセットテープ補完作業を再開した。松任谷由実からだった。今作業しているカセットテープに入っているのは、PEARL PIERCEの頃の歌が主だ。

カセットを録音した当時の私はFMエアチェックばかりしていた。コンサートへ行くという発想がなかった。今回「補完作業」と称してカセット内の曲をひとつひとつネット検索してゆき、その過程でユーミンのコンサート動画を知った。まず荒井由実時代の貴重なコンサート映像が見られた感動に始まり、Strollin' Cowgirl Tourのダイナミックな演出に目を奪われ、それからPEARL PIERCE全国コンサートツアーも知った。ユーミンに目を奪われた後はファンに心を馳せた。コンサート会場のファンだけではない。貴重な動画をネットに上げてくださったファンの方と、動画共有サイトに感謝のコメントを残すファンの方々。若い頃の私は黙々と一人でレコードを買い、黙々と一人でFMエアチェックをしていた。ユーミン関係で仲間との触れ合いがなかった。今思えば、コンサートに行っておきたかった。素晴らしいコンサートを知らずに生きてしまった。ただ、幸運にも「カセットテープ補完作業」をすることで、私は本来ならば子供時代にすれ違い気づかずに終わっていたはずのコンサートにギリギリ出会えた。だからこの補完作業は私にとって有意義だ。

ウィキペディアによると、シャングリラと名のつく珍しい公演があったそうだが、私は先を急ぐ身なので残念ながら深追いは出来ない。今作業しているカセットテープが70番台、最後のカセットは100番台だ。1ヶ月にカセット片面か、多くて両面の作業だから、先の長さを考えると精神的に疲れてしまう。でも山道を登るように、足元の1歩を踏みしめて行かねばならない。

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飲酒時記録 [  カセットテープ(補完計画)]

私にとって3週間おきの飲酒日が来ました。私は人々と違う飲み方をしており、昼に飲み、その日の夜には酔いを完全に醒まして翌日に二日酔いを持ち越さないことを目指しているので、飲酒日は日中ずっとダメ人間として過ごします。完全に酔っぱらって意識を失い、夜には目を覚まします。今は粥を炊き、飯を食い、風呂に入り、ダメ人間からの復帰を試みている最中です。今と書いても記事をUPするのは数日後ですが。

今回の飲酒中は、まず酔いが回って頭が駄目になる前にレンタルCDを聴きました。「カセットテープ補完作業」に関係する曲なので、酔っぱらってはいけないのです。私はたかがレンタルCDを聴くのにいちいち襟を正して聴くという変な奴です。それから録り溜めたアニメを見るというお決まりのパターンに入りました。個人的にはアニメの感想も書きたいのですが、若い人のようにアニメの知識がないのでつまらん話になってしまうこと確定ですから、書くのは我慢します。食べ物関係でちょっと不思議に思ったことがあります。冷蔵庫から「裂けるチーズ」を取り出して食べたら全然裂けませんでした。「裂けるチーズ」が裂けなかったのは、これが初めてではありません。他の人も同じ体験をしているのでしょうかね。

レンタルCDは、「カセットテープ補完作業」で聴く必要があったメモワールと、そのついでに同じ送料でレンタルできる範囲の枚数をレンタルした原由子、大滝詠一です。原由子と大滝詠一は、現在作業しているカセットテープよりも何巻も後の曲で、アイドルソングよりも洗練された「大人の曲」という感じです。若い頃の私は脳がアイドルソング漬けになっていましたが、'83年にはさすがにちょっと飽きてきたらしく、少しずつアイドルソング以外のものをカセット録音するようになってきました。昔懐かしい曲とか、もっと大人っぽい曲とか、それだけでなく琵琶、箏曲、尺八、雅楽まで。色々な可能性を求めて手を広げていったようです。でもプログレッシブロックやアイドルソングのように心底好きになれるジャンルには出会えず、じきにカセット録音そのものが終わってしまいます。

今回のレンタルCDも、ある意味意外な結果となりました。原由子と大滝詠一、とくに大滝詠一の曲はとても洗練されていて、ふつう人々はアイドルソングよりも大滝詠一のほうを評価すると思います。ところが私にとっては、原由子の歌も大滝詠一の歌も、歌詞が私の人生と重ならないのです。そういう人生を送った人もいるでしょうが、私にとっては「他人の人生」が歌詞になっているので、どんなに曲が洗練されていても感情移入に至らず、結局イージーリスニングの域を出ませんでした。で、アイドルソングのメモワールのほうはというと、聴いて愕然としました。ちょっとインパクトのある表現を許してもらえるならば、私の知っている曲ではなかったのです。曲そのものはカセットテープに入っているので私はこの曲を知っているつもりでした。ただ、カセットでは冒頭にパーソナリティの声がかぶり末尾に次の曲がかぶっているから、そういうかぶりのない完全な形で聴きたい。ただそう思ってレンタルしました。カセット音声は少し前にUPしたのでそれを聞いてもらえばわかりますが、イントロのうちの最初の数小節がありません。その部分はパーソナリティの声がかぶっていたので録音した時の私がそれを嫌い、編集してフェードインにしてしまいました。だから私はこの曲の最初の数小節を若い頃のテープ編集前に一度聞いただけで、その後はまったく聞かず、記憶にありませんでした。私はドラムスのリズムが曲の最初から同じように続くと思い込んでいましたが、いざレンタルCDを聴いたらそうではなかったのです。エンジンをかけた車が走り出すように、ドラムスのパートはゆっくりと走り出すのです。今思えば、私はなんでそれを予想しなかったのでしょう。私はこの曲の伴奏を考えた編曲者に興味をもちました。それから私は何度も何度も曲を聴きました。編曲に注意して聴きました。そこにはカセットテープに入っているのと別のイントロ、つまり別の曲がありました。

良いことばかりを書くと、まるで今日という日が最高の日みたいな記述になりますが、そうではありません。良いことがあれば悪いこともある、もちろん人生とはそういうものです。悪いことのほうは何かというと、予約録画が2つ失敗しました。私が酩酊して寝ていた間に行われるはずだったスカパーの録画と地デジの録画が両方ともなされていません。スカパーと地デジの両方が駄目ということは、スカパーチューナー側の問題でなくレコーダー側の問題ということ。レコーダーのエラー記録にはAC電源が抜かれていた可能性が表示されています(パナソニックの録画機は録画に失敗した時にエラー記録が表示されるのです)が、私は電源プラグやコードを一切触っていません。停電があったのかというと、それもありません。もしも停電があったら、同じ部屋にあるPC-9821のおせっかいな停電通知赤ランプがチカチカしているはずですが、それがありませんから。つまり、停電もないのに自室のレコーダーが数時間稼働しなかったという原因不明の事件が起きました。今からほんの一行だけ意味不明な主観的記述を許してもらえるならば、まるで私が酔っぱらって意識不明だった間にレコーダーも酔っぱらって意識不明だったかのように録画されていなかったのです。困るのは、原因がまったくわからないということです。原因がわかれば何かを修理すべきか今後は心配しなくていいかがはっきりしますが、原因がわからないのでいつまた同じ現象が起きるか不明なのです。現在、スカパーと地デジの両方を同時に録画テストしていますが、どちらも録画は進行中、今は問題ありません。今問題ないということは、原因が究明できないということで、必ずしも喜べません。


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カセットテープ作業、たがが外れる [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープ補完作業は、河合奈保子「エスカレーション」のネット上ステージ動画数が松田聖子並みに多くて苦戦し、先日やっと終わった。その苦戦の間に小さな問題が生じた。私は腰痛でパソコンの前に長く座れないので、スマホで出来ること(ネット検索)をスマホで済ませ、パソコンでないと出来ない作業(情報の整理と保存)をパソコンでやる。たとえば、すでにスマホで検索し終えた50番カセットのA面曲をパソコンで扱いつつ、次に来るB面曲をスマホで検索するという同時進行だ。今までは、あまりに多くの曲を同時に扱いすぎないように注意してきた。例えばパソコンで50番カセットA面を扱う間はスマホで同カセットのB面までしか検索しないというように。ところが先日までやっていた「エスカレーション」は75番カセット、スマホで現在検索中はなんと78番カセットだ。ただでさえ何年もかかる作業(最初の記事は2016年10月30日)で疲れているのに、いくつものカセットのことを同時に考えたら精神的にギブアップしてしまう。

なんでその程度のことでギブアップするのか。それはこういうことだ。'83年アイドルソングの「メモワール」というのが出てきた。この曲は私のカセットテープに入っているけれども、FMラジオからの録音で冒頭にパーソナリティの声がかぶっている。それだけでなく末尾は次の曲の頭がかぶっている。当時のラジオ番組で流れる曲はそういう扱いのことがしばしばあった。そういう時私は補完作業として、余計な声や曲がかぶっていない音声を探すのだが、ネット上にはなかった。試しにGEOのレンタルCDを探してみたら、あった。しかもちょうど旧作80円期間だった。私は増税前にレンタルすることにした。ここまでならば問題はなかった。問題はここからだ。CDレンタルには送料がかかる。CD自体は1枚80円でも、送料が300円位かかる。7枚までは送料が同じだ。だからできるだけまとめて借りた方がよい。私は、まだ補完作業をしていないカセットの曲を一通り見て、CDがあればレンタルした方がよい曲を探した。いつもならば多くのカセットを同時に扱わないように注意しているが、今はいくつものカセットを同時に扱って、精神的にたがが外れた状態だ。こうして私は際限なく手を広げ、自滅しそうになる。

結局、今後作業するすべてのテープの中から原由子と大滝詠一を探し出し、メモワールと一緒にレンタルすることにした。


今回のUPはメモワール。街のカモメから始まったUPも、これで3曲目になる。上に書いたように残念ながら冒頭にはパーソナリティの声がかぶり、末尾は次の曲の頭がかぶるので少し切れている。これは仕方がない。

この歌は、私としてはまず歌詞に注目したい。歌い出しも印象的だが、歌の途中で「突き当たり」「行き止まり」という言葉を効果的に使っている・・・と、客観的に他人を納得させるにはそういう醒めた表現をするしかないんだが、私個人としてはなんかとても印象的なんだ。道も、時間も、恋もdead end。怖くて悲しい。次に編曲。イントロのメロディーが途中で何度も繰り返されるのが印象的。そして歌い出しのリズム、これのノリの良さに救われる。そうでないと失恋の曲はどっぷりと悲しみに沈んでしまって暗すぎるから。そういうわけで、いろんな意味で私はこの曲がとても好きだ。たかがアイドルソング、されどアイドルソング。


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松尾和美のルンナ [  カセットテープ(補完計画)]

私のカセットテープ75番に不思議な歌が入っている。私は「なんだこの少女趣味な歌は」「そもそもルンナって誰なんだ」と思ったものだ。カセットテープ75番は、'83年アイドル曲に飽きて昔の歌も録音し始めた頃のテープだ。曲名は過去の調査で「白馬のルンナ」と判明した。でも、ルンナって馬なのか?歌詞の中では笑ったりかくれんぼしたりするんだぞ。1967年公開の「その人は昔」という映画の挿入歌だそうだ。舟木一夫か。この時代のものは、私は一部しか知らない。後年に「懐かしの」云々という番組で紹介された映像は覚えていることもあるが、そうでないと知らない。

こうして私は自分の知らない時代の歌に出会ったが、このあと事態はあらぬ方向へと、おそらくは望ましくない方向へと急展開を迎えた。

私はカセットテープ補完作業というものを行っているので、「白馬のルンナ」についても調べようとネット検索した。そうしたらなぜか妙なものがヒットした。「地球防衛少女イコちゃん2」という1988年のビデオ作品だ。この作品に「白馬ルンナ」という隊員が登場する。だから検索でヒットしたのだ。「地球防衛少女」の作者はなぜ今さら1967年の歌のタイトルを使ったのか。脚本の滝沢一穂は1964年生まれだ。「白馬のルンナ」に思い入れがあるにしては若すぎる。1988年に「地球防衛少女」を需要する若者達は、「白馬のルンナ」を知らないだろう。オマージュにしても、ピンと来ないのではないか。結局この疑問に答えは出なかった。

それから私は自分のカセットテープを聞き直して愕然とした。動画共有サイトの内藤洋子と声が全然違う。これはカヴァーなのか?さあ改めてネット検索だ。松尾和美という幾分演歌調の歌手が1983年にカヴァーしていることがわかった。しかしB面曲ということもありネット上に音声がない。このままではカセットの曲が松尾和美の歌かどうか確認できないと思っていた所に、かろうじて同じレコードのA面曲「釧路川」の試聴ができるサイトがあった。声を聞いてみたところ、どうやらカセットテープ録音はこの松尾和美の「白馬のルンナ」らしい。

なお、内藤洋子の(つまりオリジナルの)「白馬のルンナ」はネット上に複数ある。あるものは末尾がほんのわずかに切れ、別のあるものは末尾は切れていないがレベルが高い時にクリップする。

これだけ調べたのだから、カセットテープ補完作業はもう充分だろう。私は次の曲の補完作業へと進もう。

今日のUPは松尾和美の「白馬のルンナ」(内藤洋子のではない)。ネット上にはなかったし、B面曲だからCD化もされないだろう。今さら滅多に手に入らない、でもきっと誰も手に入れようと思わない曲。だって内藤洋子ではないから。1万人のうち1人くらいは聞きたいかもしれない。その1人のために。


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セカンドラブ作業終了、次は由紀さおり [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープ補完作業は、中森明菜のステージ動画との格闘がやっと終わった。腰痛のせいで一度に30分しか作業できないのと、仕事がまだ終わっていないのとで何日もかかった。今回も歌手のエピソードとその動画に出会えた。セカンド・ラブ。声が出ないのを押してステージに上がった時の動画は、歌えなかったその後で悔し泣きをしていた。家の国旗を盗まれた時には、心中はらわたが煮えくりかえっているだろうに、仕事に影響させずに立派に歌った。

これで私のカセットテープ74番A面が終わった。B面は印象ががらりと変わって由紀さおり特集だ。彼女の当時の新曲も含まれるが、特に録音したかったのは「手紙」や「恋文」。つまり、82年組のアイドルラブソングにぞっこんだった私に変化が訪れ、ひょっとすると当時のアイドルソングに少し飽きてきたのかもしれない。私はカセット録音を始める前に好きだった昔の曲を集め始めた。数巻後には山本リンダ特集もある。

とはいえ、アイドルソングを録らなくなったわけではない。あと数巻は私が一番カセット録音に入れ込んでいた時期のテープで、新井薫子のOH!新鮮娘など興味深い歌が聴ける。1巻を補完作業するのに何週間もかかるから、まだ当分はカセット録音絶頂期の曲を楽しめる。


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野ばらの越中道が終わった [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープ補完作業は、仕事・体調・ストレスのせいで最近手をつけられない日が多かった。だから意識して時間を作り、今日「野ばらの越中道」が、やっと、やっと終わった! 長かった! もしも「越中道というのはエチュードの誤変換かな」と思った方は、ウィキペディアの「野ばらのエチュード」をご覧になるとわかる。そしてその番組の貴重なステージ映像が動画共有サイトにある。私はカセットテープ補完作業をしていて、様々な歌手のこういうエピソードを知ることができる。その映像の多くを動画共有サイトで見ることができ、UP主さん達に感謝している。

少し前にSWEET MEMORIESが出てきて、あれは1983年の歌だが、どうやら後からテープの余白に録音したものらしい。他の歌は1982年の冬だ。今度ネット検索するのは中原めいこという歌手のFANTASYという歌で、多分私のカセットテープには他にこの人の歌はないだろう。知らない名前だからウィキペディアを見たら、キウイ・パパイア・マンゴーの人だって。それなら知ってる。後年の歌にロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレットが。ダーティペアだよなあ。世界は広いようで狭いなあ。カセットテープ補完作業をしていてこういう発見をするのは、ちょっと楽しい。

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過ぎ去った優しさも今はの鬼と化し [  カセットテープ(補完計画)]

タイトルが日本語としておかしい。「過ぎ去った優しさも今は鬼と化し」ならばわかる。でも実際には「の」が入っている。タイトルに「鬼」とある時点で記事のアクセス件数が少ないこと確定。でも私は、しがないおじさんだから、ユーチューバーのようにアクセス件数で生きることはできない。突き詰めれば自分がふらつきながらも生きてゆく元気をもらうためのブログ記事だから、時にはアクセス件数と無縁にひとり記事執筆にふけることもある。

タイトルの「鬼」というのは、はるか昔、まだ世の中がバブルだった頃の他愛のない思い出から付けた。そのころ私はまだ仕事をたくさん持っていて、それが高校生の授業だったからとても大変で、それでも私の体はまだ健康だった。その日は非常勤講師の狭い詰所で帰宅時間ぎりぎりまで期末試験の採点をしながら電卓を打ち続けていた。当時は生徒数も多く、ひとクラス30人から45人、それを1年から3年まで6クラス担当していた。試験があれば、わずかな自由時間でも採点に充てなければ間に合わなかった。当然のんびりした雰囲気などなく、私が電卓のボタンを打つ指は電卓を貫けとばかりに激しく、その音は詰所の天井に響いた。帰宅時間も近づいた頃、ひとりの先生が詰所に戻って来た。その先生に、ずっと私の向かい側で採点していた先生が、私のことを説明した。「この先生は今まで電卓の鬼となっていらっしゃったんですよ。」私は、そんな表現もあるのかと思った。

それから数十年が経ち、今の私は仕事も健康もショボいものだ。ショボい仕事を生きがいにすることもできず、こうして趣味を生きがいにしているが、それもショボい健康のせいで少ししかできない。私はふと思った。そういえば私はもう何年も、「何々の鬼」になっていない。「何々の鬼」になれないでいる。いつの日か、元気にならなければいけない。それでわざと今日は、何々の鬼というタイトルにした。

この時点でもう一度記事のタイトルを見ると、何の鬼かがわかる。「過ぎ去った優しさも今は」の鬼と化すのだ。あなたは「過ぎ去った優しさも今は」なんて知らない? 本当に? 1983年の歌だから古すぎて忘れた? それとも2番の歌詞だから知らない?

私は今日も、カセットテープ補完計画をショボい健康で少しだけ進めた。そして困った。昔有名だったこの歌をネットで「鬼」と化して検索しまくった結果、さまざまなバージョンがあることを知った。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9E%97%E6%AA%8E/SWEET_MEMORIES
には、4種類のバージョンが載っている。最初のと、Cinemaと、Newと、English。しかし、もっとあると思うのだ。上記4つのうち、Englishは全部英語だろうから聴いてすぐわかる。NewはSweet Memories '93またはBible IIを部分的にでも何とかして手に入れれば聴ける。Cinemaはネット上に、ニコニコだったか、2つ動画がある。オスペンギンの向かい側にネックレスをつけた婦人ペンギンが座っている動画で聴けるのがそうだろう。もしもウィキペディアの記述がすべてなら、残るは1バージョンのみのはずだ。ところが、どうも気になる音がある。

冒頭ではわかりにくかったので、私のまったくの気まぐれから後ろのほうのサビの部分付近を適当に聴き比べた。それが「過ぎ去った優しさも今は」だ。

私は元気のない自分に言い聞かせた。私よ、ショボい健康しかない私よ、闘う爪も牙も失った私よ、せめて「過ぎ去った優しさも今は」の鬼と化せ。

2つの音をsm1983sp、sm1988smと仮称する。振幅を見ると、これが本当に同じ音源だろうかと思う。

sm1983sp
sm1983sp.png


sm1988sm
sm1988sm.png


sm1983spは、すっきりした音だ。sm1988smは、少し「もわーん」と聞こえる。ひょっとしてリバーブのかかり具合だろうか。

実はネット上にこういう有難い情報があった。
https://ameblo.jp/purplemusic3121/entry-11877912265.html

この情報では、バージョンは4つではなく5つだ。リミックスが存在するらしい。しかもシングルとの違いはよく聴かなければわからないようなものだった気がすると書いていらっしゃる。おおおおお! これか! これなのか! なんと有難い情報。

この2つの音がそれぞれシングルとリミックスだと仮定して、どちらがシングルなのだろう。今はまだわからない。私のショボい健康と時間が何とかなれば、さらに調査するかもしれない。それは自分の健康状態を考えて決める。今は、自分のカセットテープ音声の振幅がsm1988smのほうとほぼ同じだという所まで確認した。ちょっと気になる。カセット録音は1983年だから、普通に考えればsm1983spと同じになるはずなのだが。うーん、やはり私はさらに時間を使って調査しなきゃ駄目かな。今日はここまで。

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カセットテープ随想 [  カセットテープ(補完計画)]

私のパソコンのキーボードで昭和の歌手名の最初のひらがな3文字ほどを打ち込むと、まず間違いなく変換候補の先頭に歌手名が漢字で出る。ネットに接続していなくても出る。それはひょっとすると、何年もカセットテープの歌手名を漢字変換してきた結果がIMEの変換学習として残っているのかもしれない。ところがこの歌手名は一発で変換できなかった。よこたさなえ。ありふれた名前なのに。この歌手とその歌は、私にとってレアな存在だ。漢字変換すら手間取るほどに。

以前の記事にも書いたが、1982年から83年ごろのカセット録音で私は、人々のやらない変なことをしていた。歌手名も曲名も書き残さずにただ曲そのものだけを録音していった。世にレコードの「ジャケ買い」というのがあった。アーティストを知らず曲を知らなくても買っちゃうという。私のカセット録音は、歌手名を知らず曲名も知らずに録音した。歌手名と曲名は、たいてい後年にカセット録音をデジタル化した時点で苦労してネット検索して(おもに歌詞から)調べた。

こういう変な録音方法にもメリットはある。歌手の顔も衣装も振り付けも見ずに、純粋に曲だけを鑑賞できる。当たり前だけど歌手は人間だ。人間ってのは天使じゃない。嫌な面があったり他人を誤解したり苦しんだり悩んだり怒ったり、そばかすがあったり鼻が低かったり足が短めだったりするのが人間の当たり前の有様だ。ところが歌はフィクションだ。たいていは理想的な世界を歌っている。たとえそれが失恋の歌でも。だから歌っている現実の人間と切り離して鑑賞すると、ある意味理想世界に浸れる。

そういうわけで、カセット録音をデジタル化する前は私はそれで満足していた。さてデジタル化し、それに伴って歌手名と曲名をネット検索するようになると、私は自分の行為に矛盾を感じるようになった。歌手の顔が自分の想像とすごく違った!とか、ステージで歌う声がレコードより音痴だ!とか。そう、歌がそれほど上手くない歌手の場合、ステージ歌唱に比べてなぜかレコードだけがましな音程で歌っていることがよくある。だから、レコードが元になっているFM番組の歌を録音してそれだけを聴いてきた私は、ネット検索してステージ歌唱を聴いたとたんにショックを受けることがある。某歌手の「シックスティーンシックスティーン ボッサノッバー」は、その極端でわかりやすい例だ。ネット検索しなければ私はレコードの歌だけを聴いて自分の世界に浸り満足していられたのに。歌手名と曲名を知りステージ歌唱を聴くのは私にとって本当に正しい行為なのか。悩みながらも私は作業を先へ進める。

そして今、Summer Breezeまで来た。ひとつひとつの歌には私個人の思い出がある。この歌の場合、breezeを英和辞典で調べて「夏の嵐じゃないんだ。そよ風なんだ」と思ったことを今も覚えている。これから「補完」作業をするカセットテープがまだ20巻以上あるから、私はいつまでもこの歌の元に立ち止まってはいられない。そして作業は今後何か月も(運が悪ければ何年も)続くから、今度いつこの歌を聴けるかもわからない。これが最後のつもりで、ひとつひとつの歌に接するべきだと思っている。
この記事の最後を替え歌風に締めくくりたい。
summer breeze
きっとあの歌は季節を渡る風だ
summer breeze
そしてあの歌は潮騒に消えてった

元歌 サビの部分のみ



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「学生時代」のピッチ調整の記録 [  カセットテープ(補完計画)]

数日前にペギー葉山の学生時代について記事を書いた。カセットテープ音声のピッチを調整したいが正しいピッチがわからないという内容だった。この記事に有難いコメントをいただき、私がネット検索時に見落としていた動画を教えていただいた。
https://www.youtube.com/watch?v=mKPK5rtplAs

今回の私はどこかで気を抜いてしまったらしい。実は他にも見落としていたものがある。「学生時代」は以前に一度調べた時に「調査済み」印を付けていた。それで今回気を抜いてしまったが、そんなことは言い訳にならない。自分が好きでやっている「補完計画」なのだ。カセットや録音曲を愛しているなら、全力で調べてやらなければいけない。

私は心を入れ替えて調べ直すことにした。前回の記事で試聴サイトが見つからなかったと書いたが、これも見落としだった。moraというミュージックストアがある。ここに「学生時代」が複数登録されていて、試聴できる。聞いてみると、全部同じキーだった。ところが少々厄介なことに、その音程が今回教えていただいた動画とは違っていた。ではこのmoraの試聴の音程が私のカセットテープ録音にもあてはまるのか? そう性急に結論付けてはいけない。いくつかのことを考える必要がある。

まず、moraの試聴で聴ける音は、それ自体のピッチは正しい。ここまでは真実だ。

ただし、私が前回の記事に書いたが、年月が過ぎて歌手の声のキーが変わることもある。そしてmoraのサイトにある「学生時代」は今回教えていただいた動画のバージョンでなく(伴奏が異なり)、後年のテイクと考えてまず間違いない。テイクが違うからキーが違うのかもしれない。年月が過ぎて歌のキーが変わる場合、ふつうは歌手が高い声を出せなくなってキーが低くなる。今回教えていただいた動画はどうやら最初のテイクで、キーが高い。moraの試聴はCDのタイトルが

ペギー葉山全曲集2013
夜明けのメロディー/学生時代/南国土佐を後にして~追悼記念盤
夢 わたしの旅~ペギー葉山 愛唱歌のすべてI オリジナル・ヒット、叙情歌篇+追悼ボーナスCD
夢 わたしの旅~ペギー葉山 愛唱歌のすべてII 洋楽&ポピュラー篇+追悼ボーナスCD

となっており、後年の全集や記念盤だ。そしてキーが低い。

ちなみに、今回教えていただいた動画がなぜ最初のテイクと思われるかといえば、それはこのサイト
http://blog.livedoor.jp/yousayplanet/archives/8848849.html
のレコード画像と説明文から、これが最初のテイクの再版と思われるからだ。仮に初版と再版が別テイクだとしても、二番目のテイクという最初期のものだ。同じテイク(同じ伴奏)の動画であるこれ
https://www.youtube.com/watch?v=UEnsPCL9bAY
に、「このレコードがオリジナルみたいですね。」とコメントしている方もいらっしゃる。そういうわけで最初のテイクと考えた。

だから、moraの試聴のピッチは正しいけれども、それが私のカセット録音にふさわしいとは断定できない。今回教えていただいた動画のピッチが正しく、それが私のカセット録音にふさわしいという可能性が依然として高い。なにしろ、同じテイク(同じ伴奏)だから音程は同じはずで、そして私のカセット録音のほうはピッチがてんであてにならないから。

話を先へ続ける前に、未調査のことを2つ書いておきたい。

moraの試聴のキーは、私の前回の記事に書いた動画
https://www.youtube.com/watch?v=VKySQYbPsRA
と同じだった。そしてこの動画が、第16回NHK紅白歌合戦かもしれない。もしそうなら、1965年の放送だ。「学生時代」が発表されたのが1964年で、1年しか違わない。年月が過ぎて歌手の声のキーが低くなったとは考えにくい。私自身が前回の記事に書いたが、ステージ歌唱はレコードとはキーを変えることもある。でも今回は、moraの試聴もこの動画と同じ音程だ。ひょっとしてこの音程が正しいのか?と考えたくもなる。

未調査の2つめ。試聴できるサイトを探して
http://www.billboard-japan.com/goods/detail/182966
も見つけた。でも試聴しようとしたら、「現在サービスをご利用いただけません」と出た。現在は無理でも将来利用できるのか、それとも過去には利用できたがもう二度と利用できないのか、それはわからない。

それでは話を先へ続けたい。どんな先があるのかというと、上に挙げたサイト
http://blog.livedoor.jp/yousayplanet/archives/8848849.html
に、初版と再版の長さが記されている。どちらも2分59秒だという。それならば、私のカセット録音の学生時代を正確に切り取ってwavファイルにし、それを2分59秒に伸縮したら、ほぼ正しいピッチということになるだろう。私はまずSoundEngine Freeにカセット録音のwavを読み込み、その中から学生時代の部分を切り出した。次にそれをビデオオーサリングソフトに読み込み、2分59秒にしようとした。

gakuseij1.jpg
ご覧のとおり、ビデオオーサリングソフトに読み込んだ。SoundEngine Freeでも音声の伸縮はできるが、きっとビデオオーサリングソフトのほうが操作が簡単だろうという考えだ。でも実は、SoundEngine Freeで音声を切り出した時点で私はある不安を抱いていた。その不安はビデオオーサリングソフトで表示しても同様なので、見てみよう。

gakuseij2.jpg
ここが音声の末尾だ。私の不安をあなたももうおわかりになっただろう。音声の長さが2分59秒よりも長かった。これを2分59秒にするということは・・・。

gakuseij3.jpg

ありえないピッチになっちゃった。なぜこうなったんだ。どこで間違ったのか。

私のカセット録音と同じ伴奏の動画がYouTubeにある。その動画に表示されるシングルレコードの歌詞カードの絵が、あるサイトの絵と同じで、それが最初のテイクの再版と解説されており、2分59秒だという。だから私のカセット録音を2分59秒に伸縮すれば、ましなピッチになるはずだった・・・。

もちろん、批判的に検証すれば、上の理論はあらゆる所に落とし穴がある。だからこそ結果が変になった。

ちょうど新年度の仕事が始まった所で偶然にも忙しく、私はひとまずここで作業を中断する必要がある。でも先日の気を抜いた自分よりは、ずいぶんましになった。ここまでの試行錯誤を記録して、休憩したい。では現時点での曲のピッチをどうするか。消去法で考えれば、

ありえないピッチになっちゃったのは、もちろん論外。

私のカセット録音のピッチのままというのは、前後の松田聖子や松任谷由実のピッチが合っていても、信用できない。他のテープからダビングした時に学生時代だけダビング機器が違ってテープ速度が異なることは、「多分そうなんじゃないか」という位の頻度でありうる。

moraの試聴の曲のキーは、後年のテイクだから私のカセット録音にあてはまると安易に考えてはいけない。

残ったのは2つ。第16回NHK紅白歌合戦かもしれないYouTube動画のキーと、私のカセット録音と伴奏が同じYouTube動画のキー。一方はステージ歌唱でステージ用のキーかもしれず、もう一方は私のカセット録音と同じレコードが元になっている可能性が高い。暫定的にでもピッチを決めておかねばならないならば、どちらを採るかは明白だろう。


追伸
Shazamに聞かせると、ペギー葉山の学生時代とは出るが具体的なバージョンやレコード/CDは不明。SoundHoundに聞かせたら、合致する曲が見つからなかった。

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ゆるゆると再開 [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープ補完計画を、ゆるゆると再開した。松任谷由実のランチタイムが終わる頃。カレが自分から遠ざかってゆく不安を、情景描写と独特のアンニュイな雰囲気と共に歌う、悲しくも美しい曲。私はこの歌について、もっと知らなければいけない。昔から、鈍感な私にはわからない部分がある。
私には、会社の昼休みにOLたちが近くのレストランに来ているように思える。なぜOLかというと、早引けをしたいと歌っているから仕事を早退するということだ。早退なら学生も早退だが、なぜ女子大生でないかというと学食ではなくレストランだからだ。そして、

手紙を出せぬほど忙しいのよ 話しかけられて微笑み返す

私にはこれがわかっていない。文字通りに取れば、仕事仲間に、カレは手紙を出せぬほど忙しいのよと話しかけられて微笑み返す、となる。OLなら一人で昼食というのは寂しいだろう。たぶん仕事仲間とレストランに来るだろう。

でも若い頃の私は別の解釈をしていた。彼女は一人でレストランに来た。手紙を出せぬほど忙しいのよは彼女が自分に言い聞かせる心の声で、話しかけられてというのは誰から話しかけられたか明確でなく、心ここにあらずの時にとにかく誰かから話しかけられて上の空でとにかく微笑み返すという解釈だ。なんでそんなことを思ったかというと、

みじめな噂が届かないように 気の早い半袖で来てみた

と歌っているから。みじめな噂を気にする位なら、仕事仲間から「手紙を出せぬほど忙しいのよ」となぐさめられることになるような話を仕事仲間にしないで隠しておくと思うんだ。噂というのは誰よりも、女友達の口から出るものだから。だからこれは仕事仲間に話しかけられたのではない、と。
私の重大な問題は、鈍感だということだろう。たとえば英語の文章を訳す時でも、初心者は単語ひとつひとつの意味にこだわって全体を見る余裕がないから変な訳をすることがある。熟練者は単語も見るが全体の意味を察して大きな脱線をしない。女心と女の行動パターンを知らない男の私は、いくつになっても「初心者」で、きっと全体が見えていない。


松任谷由実と関係ないのだが、同じカセットにペギー葉山の学生時代が入っていて、それのピッチがわからなくて調整できない。YouTubeに複数の動画を見つけたが、ピッチが違う。これ
https://www.youtube.com/watch?v=UEnsPCL9bAY
は私のカセット録音と同じ伴奏なので、最初私はこれにカセットの再生ピッチを合わせようとした。でもカセットに比べてかなり高い。そしてコメントの中に「ピッチが高い。」を見つけた。いっぽう、これ
https://www.youtube.com/watch?v=VKySQYbPsRA
は、私のカセットよりもピッチが低い。本人が歌っているのだからこれが正しいのかもしれないが、ステージ歌唱はレコードとキーを変えることもある。年月が過ぎて歌手の声のキーが変わることもある。ネット上で見つけた音声では、自分のカセット音声のピッチを調整することができなかった。試聴サイトも見つからない。

私のカセットでは下のように録音されていて
070A.png
松田聖子もロブバードも松任谷由実もピッチが合っている。だからといって間に挟まれたペギー葉山も合っているとは限らないのがカセット録音だが、確率としては今のところ、このままで良い確率がいちばん高い。

そんなことを今は、ゆるゆると行なっている。


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我がカセット録音はおニャン子出現と共に終わりぬ [  カセットテープ(補完計画)]

私のカセットテープ録音は、おニャン子の出現と共に終わった。

私が録音にいちばん凝っていたのは1982年ごろで、その時に録音した歌謡曲はいわゆる「82年組」を中心に、それ以前から活動していた歌手も含む。83年まではその勢いで、今のオタク言葉で言えば私は「萌え」続けていた。

84年には、なぜかそれまでほどカセット録音していない。ネットで調べてみると、今でも記憶に残っている84年の歌は結構ある。それなのに録音はしていない。アイドル曲に萌えることに飽きたのだろうか、それともアイドル曲に変化があったのだろうか。それは情報不足でわからない。

84年ごろにはむしろ、自分がカセットテープを持つ前の歌謡曲を集めることが多くなった。山本リンダとか、浅田美代子とか、麻丘めぐみとか。とはいえ当時出た歌謡曲も少しは録音した。おかわりシスターズの歌がカセットに入っているが、新しい曲の録音はそれが最後だと思う。

数十年を経た今も覚えているが、ある時テレビでおニャン子クラブが「セーラー服を脱がさないで」を歌っていた。それを見て、私はアイドルのありかたが変わったことを実感し、自分の時代が終わったことも実感した。

それからは、私は音楽ではなく映像を保存する、つまりVHSビデオテープに凝るようになった。

現在、私の「最後のカセットテープ補完計画」は1982年の録音分を作業中だ。カセットの片面に何日もかかるから、まだ何ヵ月も楽しめる。



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現状報告 [  カセットテープ(補完計画)]

左腕がスマホ持ち上げ続け病(正式名不明)になって鎖骨あたりが痛い。腰も調子が悪く、それに加えて昨日は左目も開けていられなかった。2日くらい休憩するべきだと感じる。ちょうど明日は飲酒解禁日なので、スマホを持たずに金麦を持とうか。皮肉なことにちょうど飲酒衝動が収まった所だ。これには理由がある。電子レンジが壊れた。うちの台所は狭いので奥行きが多めの電子レンジは置けず、まる1日かけて各社の各商品の寸法を調べまくった。それが済んでから、落っこちた子サボテンのための植木鉢購入。これも知識のない私にはそれなりに大変で、何号鉢がどの大きさか、材質はプラスチックか素焼きか駄温鉢か。しっかり調べてこれにも1日かけた。正直飲酒衝動は吹き飛んでしまっていた。

今日はスマホを持てないしパソコンも短時間しか座れないから、わずかなご報告だけ。岩崎宏美の「センチメンタル」という歌がある。1975年の歌だが私のカセットには1982年のタイミングで録音された。もちろん私はこの歌も「補完作業」をした。YouTubeにレコード発売頃の歌唱動画がひとつと、レコード等からの音がふたつあった。(他にも後年の歌唱動画がある。)ところが私はあることに気づいた。レコード等からの音ふたつが、違うように聞こえる。

https://youtube.com/watch?v=C-Hjow7C9EE

https://youtube.com/watch?v=16gvpRIJosI

まず楽器の左右位置が違う。それからバックコーラスの聞こえ方が違う。私はバージョン違いだと思い、この歌のバージョンについてネット検索したが情報が出てこない。そのうちに、もしやと思ったことがある。私はステレオイヤホンの左右を取り換えて聞いてみた。すると、楽器の左右位置が同じになったではないか。つまり、どちらかが録音時のコードLR接続ミスか何かで左右の音を逆にしてしまったのだ。バックコーラスの聞こえ方については、正直なぜ違うのかがわからない。ひょっとするとグライコで高音を適度に調整すると同じになるかもしれないが、そこまでするつもりはない。

私はこれでおしまいにしようと思ったが、思い直して最後にもう一度だけネット検索した。そして見つけた! やはりバージョン違いだったのだ。

https://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08

でも、上の記事には楽器の左右位置については違いが書いていない。ということは、どちらかが左右逆という推測は当たっているかもしれない。

私はこうやって、痛くなった体に鞭打って作業を続けている。誰も褒めてはくれないが、頑張っているぞ。

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シュガー ピリオド [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープ補完作業をしていると、アーティスト名や曲名を正しく書く必要が出てくる。ところが、これが時として大変だ。今までにもハイ・ファイ・セット(Hi-Fi Set?)のあまり有名でないアルバム内の曲名で苦労したが、今はシュガーで苦労している。シュガーといえば『くたばっちまえ』の歌が一番有名だが、私のカセットにはその他に「シュガー・ドリーム」という曲も入っている。でもこれはどうやら英語表記の「Sugar Dream」が正式らしい。ネットで画像を調べると、レコードジャケットやレーベルにそう書いてある。日本人は昔から、英字表記とカタカナ表記を「どちらでもいい」という感じで両方使うことがしばしばある。それはきっと、本当にどちらでもいいのだろう。ただ、今の私のようにどちらかを選ばねばならない立場にいると、困る。仕方がないから私は、気になる曲名に出会ったらネット検索でレコードジャケット等の画像を見つけて表記を確認する。CD通販などのサイトのテキスト表記は必ずしも合っていない。

グループ名のシュガーにかんしては、英字表記が正式らしい。少なくとも初期のレコードでは、英字表記にフリガナのように「シュガー」と添えられることはあるが、「シュガー」だけ書かれてはいない。ウィキペディアの項目でも英字表記になっている。でも実はそれだけではないようだ。ウィキペディアでは「Sugar」だが、レコードをよく見るとそうではない。「Sugar.」だ。ファーストLPも、ファーストシングルも、名前の末尾にピリオドが付いている。多くの人はこんなピリオドに気づいていないと思う。


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やはり世界は狭いのか [  カセットテープ(補完計画)]

私はカセットテープ補完計画を少しずつ着実に進めている。曲の頭がフェードインになっていたり末尾がフェードアウトになっていたり、私は今までそれが曲の当たり前の形だと思い込んでいた。今回ネット検索して、ラジオ番組が編集したか自分が録音レベルつまみをいじったかは不明だが変更された形でずっと曲を聴いてきたことを初めて知った。そんな曲がいくつもある。

そのうちに、以前にブログ記事に出したPENTAXミュージック・マインド PART2の冒頭を「補完」する番になった。私はネット検索した。PENTAXミュージック・マインドの音声は、YouTubeに4つある他、個人のブログサイトにもある。ただしこちらはYahoo!ジオシティーズのブログサービスが今年の3月末で終わってしまうので、聞いてみたい方は急ぐのだ。若き日の沢田聖子が喋っているぞ!
http://www.geocities.jp/sawada_syouko80/index.html

さて、これで私は「補完」を済ませたつもりになったが、やり残したことに気づいた。私のカセット録音にあるPENTAXミュージック・マインド PART2の冒頭は、パーソナリティの声の背景にBGMが聞こえる。この番組のために作られた曲ではなく既成の曲をかけているのではないか。SoundHoundに聞かせてみた。一発で答えが出た。コスモスファクトリーのホワイト・ムーンだという。
clip_now_20190323_143144.png

コスモスファクトリー。聞いた名前だ。でも全然別の方面で。たしかタンジェリンから始まって他のプログレアーティストを探した時、人から薦められた名前だと思う。トランシルバニアがどうとかいう。でもニューミュージックの番組にプログレ? SoundHoundが2度目のミスを犯したか? 探して聞いてみたら、合っていた。世の中を全然知らない私がただ自分の好みだけで集めたわずかな知識の中に、色々な繋がりがある。世界は私が思っているよりも狭いのかもしれない。


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長年、増田けい子という知られていない歌手が「ためらい」を歌っていると思っていた [  カセットテープ(補完計画)]

世の中を知らない私は、何かを調べ始めると「意外と世界は狭い」と感じることがある。そういう話は今までのブログ記事にもいくつか書いた。無名歌手の日髙のり子が有名声優の日髙のり子だったとか、「き・い・てMY LOVE」の坂上とし恵が「校内写生」で歌って喋っていたとか。今までの記事には書かなかったが他にも「天使と悪魔<ナンパされたい編>」の伊藤さやかがスキトキメキトキスとか。

そして今日の一件は、この手のことで私が知らなかったことのうち「最大の無知」となるだろう。

ユーミンの「ためらい」という歌がある。「手をつなぐほど若くないから」という、あれだ。イタリア人は何歳でも手をつないで歩くから歌詞が理解不能だろうが、国民的にシャイな日本人にとっては名曲だ。私のカセットテープではユーミンの他に、増田けい子という私が聞いたことのない名前の歌手が歌っている。無名の歌手の歌だがハスキーな声で歌う彼女の「ためらい」が私は昔から好きだ。今、私は「最後のカセットテープ補完計画」と称して、自分のカセットに入っている全曲についてひとつひとつネット検索し、知識を得ている。そしてちょうど増田けい子の「ためらい」の番が来た。動画共有サイトに、数は少ないが動画があった。「増田恵子 S」というタイトルの動画を見始めた時、私は「あれ?」と思った。何の間違いか、ピンク・レディーが出てきたから。私が間違えたのだろうか。それともUP主さんが間違えたのだろうかと思った直後、私の脳裏を何かがよぎった。ピンク・レディー。ミーとケイ。増田ケイ子。ハスキーな声。ま、まさかぁぁぁ!

・・・そのまさかだった。増田けい子は、全然無名じゃなかった。

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作品内在的鑑賞の後遺症 [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープが「こだわり録音」の時期に突入すると、私の鑑賞のしかたそのものがこだわりというか、変になってきた。それを私は後年になって、「作品内在的」鑑賞と名付けた。それ以前には、私は石野真子や伊藤つかさの歌を聴く時は真子ちゃんやつかさちゃんの歌として聴いていた。ところがこの時期に突入すると、あえてカセットインデックスに歌手名を残さなかった。それどころか曲名も書かなかった。曲そのものの「美」に全力で集中するためには、それ以外の影響は邪魔だと考えたのだろう。ステージで歌う歌手をテレビで見ることもなく、歌はFM放送から録音した。あまりにも徹底した「作品内在的」鑑賞の追求だった。その結果、カセット録音の直後は歌手名や曲名を覚えていただろうが、年月が経つうちに全て忘れた。それからさらに数十年が過ぎ、私はカセットテープ補完計画を始めた。すると、歌手名も曲名もわからないでは済まされなくなった。当時はスマホを持っていなかったのでShazamが使えず、おもに歌詞のネット検索で片っ端から歌手名と曲名を見つけていった。

だから、私は後年のネット検索で初めて歌手の顔を知ったり、どんな衣装・振り付けで歌っていたかを知ったり、どんな性格の人だったかを知ったりする。私はそういう珍しい人間で、これはそういう珍しいブログ記事だ。

カセットから出てきた曲をいちいち記事にするつもりはないが、とりわけ自分の無知にビックリした時には記事を書かせてもらうことにした。

坂上とし恵。「さかうえとしえ」と読む。この辺の知識は最初の「補完計画」の時に得ていた。「き・い・てMY LOVE」という不思議な歌がカセットに入っている。若い頃の私はこの歌を、穴のあいた傘をさして濡れないように歩く、非現実の不思議少女の歌だと思い込んでいた。それから数十年が経ち、「補完計画」の中で聴き直したら、これは自己主張の強すぎる付き合いにくい女の歌なのでは、と思えてきた。歌詞というのはそもそもフィクションだから、そこまで思う必要はなかったのかもしれないが。そして今回、「最後のカセットテープ補完計画」でウィキペディアを調べたら、歌ではなく歌手の情報だが、彼女はアイドル時代に気が強く、寮で恐れられていたと書いてある。さらにその後の彼女は、鬼嫁のはしりとされる存在だと書いてある。ひょっとして、私個人にとっては、作品内在的に不思議少女の歌だけ聴いていたほうが良かったかな。驚きは他にもあった。今回「き・い・てMY LOVE」をネット検索していたら、「校内写生」がヒットした。長年忘れていたが、はるか昔にそういう名前のアダルトOVAがあったのを思い出した。まさかと思いつつウィキペディアで調べたら、坂上とし恵が歌って喋っているらしい。さらに、シンデレラ・エクスプレスという弓月光原作のOVAがあり、そこでも坂上とし恵が歌って喋っているらしい。私の中の「き・い・てMY LOVE」のイメージまでもがずいぶん変わってしまいそうで困っている。

調べてよかったことも少しある。旧姓坂上とし恵さんの夫は野々村真氏だそうだ。世界ふしぎ発見を見る時に、注目する対象が増えた。

今日の記事はここまで。実は今日は腰の調子が心配なので、あまり補完作業ができない。どうしようかと思っている。


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カセット作業の近況記録 [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープのこだわり方は人により様々だが、好きな曲をまるでLPレコードを自作するかのように曲順を考えて入れてゆくというのは私以外の人もよくやったらしい。いま私が「補完」作業でさしかかっているのが、ちょうどそういうこだわりが頂点に達した時期のカセット群だ。こだわりのあまりに、内容によって一等二等という等級まで付けた。この、人生で一番「音」にこだわっていた時期に私が何を聴いていたかというと、高尚なクラシックではなく専門的なシンセサイザー音楽でもない。私はそれらをすでに「卒業」してしまい、なんと女性アイドル路線まっしぐらの時期だった。ここからの私のカセットは、堀ちえみに始まり堀ちえみに終わる。上記のこだわりの時期が過ぎカセット録音をあまりしなくなっても、最後のカセットにまた堀ちえみ。私はこれから何ヵ月も続くカセット補完作業の中で、時々堀ちえみ(の声)に出会えるというわけだ。

作業はカセットの通し番号順で行うが、時として一枚のLP内の歌が連番の離れた複数のカセットに入っていることがあり、作業の都合で例外的にそれらをまとめて済ませる場合もある。ザ・リリーズが、現在その対象になっている。リリーズを私はごく一部の歌しか知らない。この機会に他の歌も知りたい気持ちは強いが、ただでさえ何ヵ月かかるかわからないカセット補完作業をしているので、残念だが横道にそれる暇はない。

沢田聖子も少し前のカセットから出はじめている。私のカセットにはアルバム「卒業」を中心に、デビュー曲からドール・ハウスまでが入っている。ひとつ、どうにも気になることがある。「走ってください」を私は知っているのに、どのカセットにも見つからない。どこへ行ってしまったのか。カセットテープ補完作業をしていると、ごくまれに、あるはずの曲が見つからない。

私は自分のカセットテープに関連した作業が好きだから、カセット内の曲をブログ記事にしたい。でも普段は目の前にある大量の作業を優先してブログ記事作成を後回しにしてしまう。飲酒日ならば、どうせ酒のせいで大事なことは何もできないので、逆に記事作成に没頭できる。次の飲酒解禁日は3月27日だ。それまでに記事のネタを選んでおきたいものだが、さてどうなるだろう。

ところで、我が家に毎年恒例の「最安値ADSLだからネット通じません」の季節が来た。ブログ記事を出したくてもサーバーにつながらない時もある。それでも毎年頑張っているので、今年もこのまま切り抜けるつもりだ。スマホの通信機能は大事なカセット補完作業のために温存しなければならないので他の用途には使わない。もしもブログ記事が何日も出ない時があったら、カセット作業を頑張っているか、あるいはネットに繋がらなくて記事が出せないのだと思ってほしい。


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