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日本信販ピエロCM捜索に進展あり [  カセットテープ(補完計画)]

日本信販のピエロのCMは、今まで探した時には思い出と別のBGMのものしか見つからなかった。それが今回、カセット録音にある思い出のCMにとても近いものを見つけた。私のカセットテープには子供のセリフがないが、見つけたCMにはセリフが入っている。BGMは同じ。カセットテープは1981年録音で、見つけたCMは1984年なので、カセット録音のほうが古いCMだ。カセット録音からおよそ3年後のCMということは、子供のセリフは後年に別の子役が吹き込んだ可能性もある。

他に今まで知らなかった観覧車のCMも見つけたので、見つけた日本信販のピエロCMは全部で4つとなり、ファイル名を付け直して整理することになった。連番を付けるにあたり、CMの放送順を推測する必要があった。カセット録音と同じBGMのCMはYouTubeのタイトルが「日本信販 CM(1984年)」だから1984年。取得済みだったmkvはタイトルから1986年。観覧車のCMはネット検索したところ、横浜情報文化センター内放送ライブラリーに存在し、制作年1989と記してあった(他のCMはライブラリーにない)。これら3つの順番は確実だ。残るひとつ、ピエロが4体出てくるCMは放送年不明。後述のように日本信販のピエロCMはむらいこうじ氏作のPiroで8本も作られたそうなので、その最中に別の人形でCM撮影をするのは氏に失礼であり考えにくい。残るひとつはPiroが起用される以前の2番目だろう。

私はCMに出てくる子役を観察した。1984年CMの子供は他のCMとは別の子供だ。顎の輪郭が違う。観覧車CMが1989年と知るまでは、私は1984年以外の3つのCMは同じ子供かもしれないと考えていた。鼻の形、顎の輪郭、それに耳たぶの角張った所が似ている。でも、3つのCMの中で観覧車CMの子供が顔だちも話し方も一番幼いので、それが1989年ということは別人だ。5年も経てば、子供は相当成長するから。そこで改めて声を聴き直してみたら、1989年の声はまるで別の声だ。

私はキャッチコピーにも注目した。1981年のカセット録音にはそもそもキャッチコピーがない。同じBGMを使った1984年CMは、「こんにちは 君はだあれ? ぼくはすずきたかしです」。ピエロが4体出てくるCMは、「きみの お父さんと お母さんと お姉さんでしょ どうぞよろしく」。1986年CMは、「こんばんは きょう ぼくは 5才になっちゃったんだよ」。そして1989年CMは、「会いたいと思ったら きっと会えるんだ」。CMのシリーズがこれで全部だと思っていた時は、関連性を考えて連続したストーリーを模索した。しかし後述のように日本信販のピエロCMは少なくとも10本あることがわかり、私の主観にすぎないストーリー模索は中止した。

ネット検索するうちに、第5のCMの情報を見つけた。そのサイトの文章から「ですます調」だけを改め、筆者が間違えたと書いているキャッチコピー部分を別サイトの情報で補うと:場所は空港。男の子が両親と一緒に旅行に出掛けようとしている。ふと振り向くと、ピエロの人形がすわっており、手を振ってあいさつをしている。何も言わずにピエロを見つめる男の子にズームしていくと、「ここから どこにでも行けるんだよね きみは どこへ行くの?」というナレーションが入る。私も、そう言われればそんなCMがあったような気もする。このCMではすでにPiroが使われているらしいことが、先の別サイトから窺える。

さらに検索し、私はむらいこうじ氏のホームページを訪れた。そこに書かれているが、Piroは日本信販のキャラクターとして、CM8本に登場したそうだ。1984年CMとピエロが4体出てくるCMはまだPiroを使っていない。私が存在を知った残りのCMは3本(空港、レストラン、観覧車)。存在を知らないCMはまだ5本もある。私が探しているのは1981年のCMなのだから、そこから敷衍しての作業はもうこの位でいいだろう。


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