SSブログ
その他の病気 ブログトップ
前の30件 | -

頭皮におでき [その他の病気]

事の起こりは夏だった。今年の夏は妙に頭が痒かった。汗をかく季節なので洗髪は毎日していた。それでも痒かった。頭の地肌を指で触ってみると、小さな出っ張りがいくつもあった。親にも見てもらったが、おできだと言われた。自分でも鏡で見てみた。その時は赤くなかった。たいして大きくないおできだったので、自然治癒もありうると判断し医者には行かなかった。不潔にならないように、洗髪は欠かさなかった。痒みはけっこうひどかったが、夏場だからかもしれず、おできとの関連がないかもしれない。
それから月日が過ぎ、10月になった。頭の痒みはかなり少なくなり、滅多に掻かなくて良い程度になった。私の親が円形脱毛症になっていたので、自分も毛髪をチェックしようとスマホで頭を自撮りした。すると、ハゲはなかったが、地肌が所々赤くなっているではないか。赤いというのは炎症を起こしているということだ。炎症がひどくなると、毛が抜ける。毛が抜けるのは嫌だ。その前に皮膚科へ行って薬を塗ってもらい、一日も早く炎症を抑えなければいけない。
私は翌日皮膚科へ行った。
先生は専用のルーペで私の頭皮を診た。それから先生がおっしゃるには、可能性は複数あり、まず脂漏性ナントカという、加齢によりできるイボの一種。その場合は、様子を見るか、あるいは今より大きくなる可能性があるので取りたかったら液体窒素でポンポンやる。それは少し痛く、毛が抜ける可能性がある。若い頃から出来ていた場合は別の可能性。
私は親にも頭皮を見てもらっていたが、親は若い頃の私の頭皮も知っているので、若い頃からの症状でないのは間違いない。脂漏性ナントカというイボの可能性は高い。先生に、赤くなっているのは炎症ではないのかと確認したが、そうではないという。塗り薬は出ないのか確認したが、出ないそうだ。
毛が抜けるのは最も嫌だ。そもそも「毛が抜ける前に治療しなくては」と皮膚科に来たんだ。だからポンポンは敬遠し、様子を見ることにした。


コメント(0) 

耳の詰まりは放置のまま治療終了 [その他の病気]

私が通院する耳鼻科では、最初に受付で現在のおおまかな症状を伝えておいて、先生に会った時に詳しく話すという方法をとっている。私は受付で、耳の詰まりはまだあると伝えておいた。さて診察室に呼ばれて、先生の第一声が「耳の詰まりというのは?」だった。私はこの第一声を不審に思った。なぜなら最初に来院して問診票に私が書いた症状が耳の詰まりだったから。それで「今までお話ししていた、あれのことです」と言った。すると先生はそれには答えずに「今日はまだ聴力検査をしていないんですか。先に検査をしましょう」と言った。会話が噛み合わない。先生が右耳の詰まりよりも、私の右耳が左に比べて聞こえにくいことを気にしているのは私も察していたので、まあそういうことだろうと思った。聴力検査の後、先生は「右耳の聞こえかたはこれで固定しているようなので、治療はここまでにします」と言った。耳の詰まりの治療については一言もなく終わった。受付で支払いをする時、処方箋を渡されなかった。もう薬も出ないということだ。ということはつまり、今まで処方されていた薬は耳の詰まりを改善する目的ではなく、右耳の聞こえかたを改善するためのものだったということだ。医師の思うことと患者の思うことの間に食い違いがあるのは珍しいことでないが、今回は「何を治療するか」という根本目的に相違があったので珍しいといえるだろう。私はそれを少し前から察していたので、「先生、耳の詰まりのほうは?」と蒸し返すことはしなかった。とにかく自分の耳の聴力検査のデータが手に入った。これは大きな収穫だ。今はそれで満足し、かなり軽度になった耳の詰まりは自然治癒を待つとしよう。

さて、聴力検査の結果はというと、私としてはショックだ。前の記事に書いたが、聴力検査最終日になるであろう今日、自己最高記録を出すために、私は前日作戦を練った。私の右耳が左耳ほど聞こえないのはどうしようもないと私も思っている。その現状の中で自己最高記録を出すためにはどうしたら良いか。聴覚器官は変えようがない。あとは、神経を研ぎ澄ますことと、あらかじめどんな音が出るのかを学習しておくこと。さらに作戦を練るに、私の右耳の苦手分野は8000Hzだ。4000Hzは右耳と同じほど聞こえるというのに、8000Hzは右耳でたいていの周波数が聞こえる値よりもさらに低い。つまり8000Hzがダメダメな部分だ。ここだけを他の周波数と同じくらい聞こえるようにできれば、それだけで私としては成果を得た気になれる。なぜならカセット録音を聴く私にとって、8000Hzという高音はぜひとも聴きたい音だ。ここだけでいい。ここだけ改善してくれれば。うちにはオーディオテストレコードをデジタル化したwavがある。その中に8000Hzのサイン波も記録されている。私はこれをあらかじめ聞き、どんな音が聞こえるのかを学習しておく。2000Hzと4000Hzも聞いたが、8000Hzだけはそれと同じボリュームでは聞こえなかった。ボリュームをさらに上げてようやく聞こえた。なるほど、これが私の右耳の「聞こえ方」なんだ。

私にはさらに望むことがあった。カセット録音を聴く私は、前々からセンターの音がセンターで聞こえる環境が欲しいと思っていた。私の右耳は左ほど聞こえないから、センターの音が左寄りで鳴る。これをWindowsの機能で補正できないか。使い勝手が悪いのだが、タスクバー右下のスピーカーの絵を右クリックして「再生デバイス」を選び、スピーカーのプロパティのレベルという所にある「バランス」を調整するといちおう左右のバランスを変更できる。私はこれをいじって、センターの音がおおよそセンターから聞こえるようにした。その状態で松田聖子の赤いスイートピーなどを聴いてみた。これは私にとって新境地だった。音像の定位が今までとは違い、今まで数十年間よく聞こえなかった右の楽器の音がよく聞こえる「新しい赤いスイートピー」だった。でも、感動したかと問われれば逆に不満だった。なぜか。今までは8000Hzはもちろん10000Hzもよく聞こえる左耳がリスニングの大きな部分を占めていた。でも今は左耳は50パーセントを占めるだけで、残りは右耳。その右耳は8000Hzが聞こえていない。だから、今まで聞こえなかった右の楽器音は聞こえても、今までよりも全体的にこもった音に聞こえる。私は高音が好きなんだ。

オーディオテストレコードの8000Hzを聞いた時から思っていたことがある。私はなんとかこの8000Hzを右耳でも聞けるようにならないかと繰り返し聞いた。この周波数を右耳で聞くためにはボリュームを上げなければならない。ボリュームを上げれば聞こえるが、左耳で聞く時のようにきれいに「チー」という音に聞こえず、何か不快に聞こえる。私は何か間違っているかもしれない。耳で聞こえる音は普通の音量だが、ボリュームは上げているんだ。実際には左耳で聞く時よりも大きな音が鳴っている。これは耳に負担をかけるだけで、良い結果を生まないのではないか。

こうして迎えた聴力検査当日。ここで少しのあいだ回想モードに入る。前々回の検査では「フライング押し」をするかという勢いで押し、前回の検査ではそれを悔いて「確実に聞こえたら押す」を実践した。ところがその2つの結果が皮肉なことに同じだった! でも待てよ、「確実に聞こえたら押す」で「フライング押し」と同じ結果が出たということは、聴力が微妙に向上したということではないか。それをふまえ、今回は自己最高記録を出すべく「フライングはしたくないが引っ込み思案にもならないぞ、音が小さく聞こえ始めたという感覚が自分にはもう習得できている、この一戦で自己ベストを必ず出してやるぜ」押しだ。心臓の鼓動音が邪魔をすることも、呼吸音を制御することも、全部学習済みだ。この一戦に賭ける!

そして診察室で結果発表。先生が結果のグラフを見せた時、私は真っ先に右耳の8000Hzを見た。ガーン! なんてことだ。この8000Hzを聞けるように耳に聞かせたはずなのに、逆に10dBも下がってしまった。よく見ると4000Hzも前々回(前回の結果だけコピーをもらっていないので前々回の結果と比べる)の結果よりも5dB下がっている。前日の作戦で大音量で比較的長い間聞かせた結果、聴覚神経を疲れさせてしまったのかもしれない。

結局、耳鼻科の先生は私の耳の詰まりを放置、私は自分の右耳の8000Hzを放置したほうが良いらしい。


コメント(0) 

アレルギー反応抑制剤で眠い [その他の病気]

先週の土曜日から薬の処方が一部変わり、強いステロイドのプレドニンの代わりにアレルギー症状を抑えるエンペラシンが処方された。このエンペラシンにも副腎皮質ホルモンつまりステロイドは入っているらしい。薬が変わってから、私の右耳の症状が変わった。以前は耳の詰まり感が少なくはなっても、皿がぶつかった時の不快な耳の響きはいつもあった。今はその不快な耳の響きがほとんどない。私の病気にはこのアレルギー症状抑制の薬が合っていたということか。

困った事態も起きている。エンペラシンという薬は服用すると眠くなる。だから1日1回服用の私は夕食後に飲むのだが、どうやら眠くなるのは服用直後だけではない。朝も、午後も、眠い。

とはいえ、これは良いほうに考えるべきなのだろう。新年度仕事の不安のストレスから耳詰まりになったのだから、眠くてボーッとしているほうがストレスは溜まらない。晩の服用直後はとくに眠いから、睡眠薬は不要だ。

コメント(0) 

あと1週間で治療打ち切り? [その他の病気]

私の右耳の詰まりは、ひどかった時(2週間前から1週間半前)に比べればずいぶん軽くなった。それでもまだ詰まる時がある。寝ている時は詰まらない。起き上がると詰まってくる。緊張する時や立ち仕事をする時に詰まりやすいようだ。でも詰まり方は軽い。嫌なのは、耳に響く現象のほうだ。右耳の詰まりを自覚していない時でも、近くで高い音が鳴ると不快に響く。普通の音は左耳に比べて聞こえにくいというのに、不快に響く時だけは大きく聞こえる。なんでだ。

実は病院通いがちょっと億劫になってきた。新年度始めは仕事が多くて忙しいのに、水曜、土曜、次の土曜と耳鼻科に来ては半日潰れた。今度の水曜は痛風関係の血液検査で、帰宅すると2時半くらい。仕事も家事も趣味も何もせずに一日の大半が終わった気分になる。そして土曜はきっとまた耳鼻科。

ぶつくさ言いながらも通院はもちろんする。ヘッドホンのピッピッピ音検査を水曜土曜と続けてやったから、今回はもうやらないかと思っていたが、今日も検査した。前回はフライング押しをした感じがあったので、今日は確実に聞こえてから押した。その結果成績が下がるかもしれないが、別にこれで就職が決まるわけでも大金が当選するわけでもない。今回の結果は、たとえ成績が落ちても、私の右耳が確実に聞こえた音だ。それを知ろうと思った。右耳は聞こえるか聞こえないかの音を聞き取るので大変だが、左耳は楽だ。聞こえたら押す。ただ、左耳には心臓の鼓動音が響いて邪魔で困る。こういう体内の音は、よく聞こえる左耳だけ聞こえる(もちろん検査時ヘッドホンしてる時の話)。呼吸音も響くが、ピッピッピ音が鳴り止んだ直後に素早く息を吸ってゆっくり吐くことで呼吸音を抑える。

さて時は過ぎ、呼ばれて診察室に入った。前回のグラフと今回のグラフを比べてびっくり、右耳のグラフの上がり下がりが今回前回まったく同じ。前回4000Hzだけ成績が左耳に追いついたのはフライング押しのせいだと思っていたら、確実に聞こえてから押した今回も同じ。どういうこっちゃ。前回8000Hzだけ成績が悪かったのは焦ったからだと思っていたら、今回も同じ。ガーン! 焦って成績落ちたのでなくて、これが私の真実なのか。

平均聴力レベルという欄があって、先生はその中の4分法という欄をいつも指摘するが、ド素人の私にはわからない。とにかく右耳のこの欄が今回と前回で同じ。先生は、「これで固定しているのかと思います」と言った。そうか、先生はやはり、耳の詰まりではなく、右が聞こえにくいというほうを気にしているんだ。

私が耳鼻科に来たのは、耳の詰まりが今まで体験したことがない強さと持続で、これは絶対に普通じゃないと思ったから。それが第一の関心事。そのついでに、前から気になっていた左右の聞こえかたの違いについてもはっきりさせたかった。ところが先生にそれを話したら、先生にとっては聞こえかたの違いのほうが第一の関心事になって、(詰まりでなく聞こえかた改善のために)だめもとでステロイドを処方してみるという話になった。それがそのまま今まで続いているということだ。

耳が詰まった感じがない時も近くで高い音が鳴ると右耳に響くから、私はまだまだ完治に程遠い証拠だと思っていた。だからそれを先生に話してみたが、先生の関心事ではないらしくスルー状態。今までのステロイドをアレルギーを抑える軽いものに替えて、もう一週間続け、それで治療は終わりの予定だと言う。ええーっ、それで良いの? 耳がまだ詰まるのに、それが治るのを見届けずに終了予告しちゃって良いの?

察するに、私の耳詰まりは先生にとってはたいしたものじゃないんだろうな。ストレスがなくなったら日にち薬で治るよ的に考えているようだ。患者の私は心配しているよ。完全に治らないうちに治療が終わって、後から悪化したら恐いとか心配している。

いっぽう左右の聞こえかたの違いは、なにしろ私は数十年これで生きてるから、今さら治そうという気持ちとは少し違うんだ。巨大な耳垢が詰まってるとか、そういう場合だけ治るかなと思っていた。

でもこれでようやく、私の耳を巡る周囲の状況を正確に把握できた。1週間後に最後の通院、その時に最後のピッピッピ音検査があるだろう。ならば最後の音ゲームで、今度は自己最高得点を打ち出してやろうじゃないか!

こうして私は処方箋を持って薬局へ向かった。この記事の2番目の段落に書いたが、私は病院通いが続いたのと仕事が多いのとで精神的にくたびれた。最近カリカリして周囲に迷惑をかけるのもストレスが吹き出た結果だろう。一度息抜きをしたい。3週間の禁酒期間が来週半ばに終わる。一度酒を飲もう。ステロイドを服用しているから酒は駄目かなと思ってきたが、薬局でそういうことを言われず、ステロイドの量も一日3回から2回、そしてこれからの1週間は弱い薬に変更だ。もうそろそろ飲んでもいいだろう。そして薬局で薬を受け取る時が来た。今までと同じ3種類の薬については何ら新しい説明はなかった。最後に、今回変更された弱い薬の説明があった。「このお薬はお酒を飲むと副作用があるので、お薬を飲んでいる間はお酒を控えてください。」この期に及んでそれを言うか!

コメント(0) 

ストレスなんとか病だった [その他の病気]

先生から来てくださいと言われていた土曜日にまた耳鼻科に行った。9時から診療なので15分前に着くようにと家を出たら、ひとつ前のバスに間に合って30分前に着いた。早すぎたかなと思ったらとんでもない、順番待ちの番号札15番だ。

ぼーっと待っていたら予想外に早く名前を呼ばれてびっくりした。診察の前に検査を先にやるという。例のヘッドホンのだったが、今回は普通のヘッドホンだけ。耳の後ろに付けるほうはやらなかった。前回は初めてなのにゲーム感覚で集中できたというのに、今回は緊張してしまった! 好結果を出そうと焦りが出た。こういう時は、集中が乱れて成績が落ちる。そうでなければ、前回の経験から無意識にボタンをフライング押しして実際以上の成績になる。

一度待合室に戻った後、またもや予想外に早く名前を呼ばれた。ピッピッピ音検査の結果は、フライング押しのほうだった。グラフの右耳の一ヶ所だけ高い所について、先生は、これは誤差範囲ですと言った。この前の検査で慣れてきたからかもしれないと。はいッ、私もそう思いますッ!

病院へ行く前、私は症状を紙に一覧にして書いた。先生に会った時に言えないかもしれないから。
耳鳴り なし。
めまい なし。
耳のつまり あり。程度は時によって変化する。仕事でストレスを溜めて喋る時がひどく、人の声が聞き取りにくい。家でリラックスする時は軽い閉塞感のみ。
その他。皿がカチャンとぶつかり合うような高い音がすると、耳に響いて不快なことがある。

私は、耳に響く症状が何か特別な病気を意味すると思っていた。それが診断の参考になるのではないかと。そうしたら、この症状は耳骨ナントカといって、耳が聞こえにくくなると生じるのだそうだ。病気の特定に関係なかった。そして先生は、はいっと簡単に紙を私に返してよこした。一生懸命書いて診断の参考になるに違いないと思っていた紙を私は、就職面接で不採用になって履歴書を返されるような気分で受け取った。

私の病気は通称ストレスなんとか病らしい。あまりストレスを溜めないようにと言われた。ストレスのピークが過ぎても、すぐには耳が治りそうにない。病気の種類と治療法が判明したから、あとは日にち薬で地道に治してゆくしかないだろう。

ステロイドの量を減らして薬を続けることになった。こういう時のステロイドは最初強くて徐々に減らしてゆくとネットにも書いてあったが、私は、今でさえ5mgの小さな錠剤なのにどうやって減らすんだろうと思った。薬をもらってわかったが、毎食後に飲んでいたのが朝晩の2回に変更されていた。その手があったか。他の薬は朝昼晩、ステロイドだけ朝晩。間違えないようにしなければ。

先生からは、一週間後の土曜日にまた来てくださいと言われた。そして会計では、一週間後の土曜日もまた予約が一杯だと言われた。診療開始の30分前に着いて番号札15番だったから、次回は診療開始の一時間前にでも行ってみるかな。

コメント(0) 

耳鼻科に行ってきた [その他の病気]

4月3日、耳鼻科に行ってきた。鼓膜を吸う検査(ティンパノメトリー)と、ヘッドホンを着けてピッピッピ音が聞こえる間ボタンを押し続ける検査。ヘッドホンの検査は普通のヘッドホンで左右。それから、片耳の後ろにピッピッピ音のヘッドホン、反対の耳にノイズ音のヘッドホン。ノイズに邪魔されずに音が聞けるかというもの。

私は「カセットテープ補完計画」をしているから、ヘッドホンを装着すると人が変わる。あたかもゲーマーがゲームをプレイする時は人が変わるように。ピッピッピ音の検査は私にとって真剣勝負でプレイするゲームだった。これを言ったら「そんなはずはない」「それは気のせいだ」と言われることはわかっているが、耳に圧迫感があって辛いここ数日でも、ヘッドホンを装着すると耳の調子が良くなるのだ。私にとって、世間のストレスを忘れて大好きなものに集中できる状態だからかもしれない。そんなわけで、ピッピッピ音検査は自分にとっての好成績が出せたと思う。

先生は私に検査結果の紙を見せて、赤いところが正常値なので(グラフの一部に赤で斜線が引いてあった)、そんなに悪くない。ただ、左が100パーセントとすると右が90パーセントの聞こえかた。

先生は壁の図をペンライトで指して、鼓膜までは正常に音が伝わっている。その先の蝸牛のところのセンサーの問題。

発症後一週間以内の難聴は治るが、昔のは治らない。だめもとで改善するか見るためにステロイドを処方。土曜にまた通院。
会計時に次回土曜の話が出なかったのでこちらから言ったら、土曜は予約が一杯だから予約なしで来てくれという。早く行って長く待てばいいということか。
その後、薬局へ。薬剤師さんの言葉を正確には覚えていないが、処方された薬はおおよそ
血行をよくするアデホスコーワ
ビタミンのメチコバール
突発性難聴に効くステロイドのプレドニン
胃薬のテプレノン
各食後1錠/1包ずつ


私が個人的に思っていることは2つ。

1.若い頃から病院を嫌っていた私が気になっていたことを調べられたのは良かった。人間生きているうちに色んなことがある。私の場合は、中学の時だったか、クラスメートが私の右耳に口をつけて大声で「わー」と叫んだ。わたしの鼓膜がビリビリ震えるのがわかった。当時私は音楽が好きだった。自分の才能は音楽だと思い込んでいた。だから私の才能である耳を壊すようなことをしたクラスメートが許せない。数十年経った今でも許せない。私の右耳にその時の障害があるから左よりも音が小さく聞こえるのかどうかを知りたかった。あるいは、子供の頃にプールで耳(右か左かは忘れた)に水が入り中耳炎になったことがある。耳鼻科に通って治した。その後遺症かもしれない。そして数年前に知ったところでは、巨大な耳垢が詰まって聞こえなくなる人もいるという。もし私の場合も巨大な耳垢なら、それを取って聞こえるようになりたい。結局、私の耳に巨大な耳垢はなかった。鼓膜までの場所に異常はないと言われた。これで、私は自分の右耳について、調べられることは調べ、尽くせる手は尽くしたことになる。

2.耳鼻科で私が告げた症状は2つあった。3日前から耳が詰まるということと、若い頃から右耳の方が小さく聞こえるということ。先生は、若い頃からのほうを聞いた時点で、そっちを優先したように思える。それは私にとって有り難いことだが、先生は、だめもとで土曜まで薬を出して様子を見るという意味のことを言った。たぶん土曜の時点で薬を終えるつもりだろう。若い頃からの症状についてはそれでいい。でも3日前からの症状のほうは、それでは困る。昨日耳鼻科へ行った後、私は仕事の会合に出た。心配性で対人恐怖症気味の私は、対人的には頑張って成功したつもりだが、ものすごいストレスで右耳は今までで最悪レベルに詰まった。私が言いたいのは、私の右耳はいま明らかに変で、治療を止めてはいけないということだ。先生に会うときに調子が良くても仕事の時にはひどくなるということを先生に伝えなければいけない。

コメント(0) 

今度は耳鼻科 [その他の病気]

ここ数日記事が出なかったのは、残念ながら体調が悪かったからだ。

年をとって、病院嫌いの私が次々と病院通いを余儀なくされた。病院嫌いは、診療を拒む。診療されたら最後、ものすごい病気が見つかって人生終わりだ。それなら知らないまま安らかに死にたいとでも思うのだろう。

若い頃から拒んでいた歯科治療は歯茎から膿が出て止まらなくなり治療を終えた。

若い頃から拒んでいた眼鏡の作り替えは、目に存在しない蝿や光が見えるようになって眼科に行ったのがきっかけで作った。

若い頃から拒んでいた腰骨治療は、慢性腰痛になり家人と大喧嘩をした末に手術を覚悟して整形外科に行った。(MRI検査の後手術にはならなかったが。)

そして今は耳鼻科だ。若い頃から気になっていたが医者に行かなかった、右耳の方が左よりも聞こえにくいという症状が何なのか、今日わかるだろう。実は数日前から右耳に圧迫感があり、大きな音が耳に響く。それで急遽耳鼻科へ行く次第だ。

結局私がこの記事で何を言いたいかというと、病院嫌いで若い頃に病院に行かなかった私もこの歳になると体の故障でやむをえず病院に通ってばかり。その結果、長年診療を拒んできた箇所が次々と診療されてゆく。

今日は私は朝食のあとすぐに病院へ行くので、ぶっきらぼうな文面のまま記事を終わることになる。医者のあとは仕事の顔合わせで東京へ行くという忙しさだ。他に書きたいこともあるけれど、それは明日以降に。

コメント(0) 

個人的メモ [その他の病気]

病院へ行きながら私はこう考えた。世の中には矛盾がある。腰痛で動けなくなったとする。病院へ行かなきゃ。動けない体でどうやって病院へ行く。あるいは、痔になって座れないとする。病院へ行って待合室で長時間待つ。座れない椅子にどうやって座って待つ。誰でも病気にはなりたくない。でも突然自覚症状が現れる事もある。それでも人は生きて行く、と言葉にするのは簡単だが、実際にはそれが大変だ。

体調不調の個人的記録 [その他の病気]

前回の記事にジョジョ(漫画本のデジカメ撮影)のことを書いたので、 今日はジョジョの写真撮影をしようと思いました。しばらくページをめくっては撮影していましたが、そのうちにスマホに電話の着信がありました。撮影作業の都合でスマホは少し離れたところに置いてあったので、私はスマホを取ろうと立ち上がりました。その時私は体の異変に気づきました。今から私は変なことを書きますが、決して冗談でも下ネタでもありませんからね。この記事は真面目な、体調不調の記事ですからね。で、体の異変とは何かというと、おちんちんがですね、シビレていたのです。私はこれまでン十年生きてきましたが、おちんちんがシビレたのは生まれて初めてです。あんな所がシビレるものなんですね。その時は、いまだかつてない体調にビックリしまくって、でも電話には出なきゃならなくて、まさに「屁っぴり腰」でスマホまで歩いて行きました。あのー、変なことを考えないでくださいね。ボッキなんかしていませんでしたよ。「海綿体が充血した結果シビレたんだろう」と言われそうだから、それを否定するために書いているのですが。なにしろその時私が撮影していたのが「ジョジョの奇妙な冒険」の第二部、ジョジョとワムウの決闘の場面なんです。それを見て性的に興奮する人は、さすがにいないでしょ。さて、電話が終わった私は、もうひとつの異変に気づきました。口の中が血の味です。鏡を見ると、歯茎から血が出ています。私は撮影をしていたのだから、何も食べていません。それなのに歯茎から勝手に血が。たいした量の血じゃないんですが、何も噛んでいないのに血が出たのと、同時におちんちんがシビレたのとで、何か良くない状態じゃないかと不安になりました。それから何時間も経ち、その後は何事もなく一日が終わり、私は寝る前にスマホをいじろうとしました。すると今度は、手がむくんでいるのに気づきました。体の異変が3つも重なったので、どうしても記録しておく必要があると感じて、それでこんな記事を書いているのです。できれば医者に行きたくないです。だって、受付で問診票を渡された時、何て書くんですか。おちんちんがシビレて歯茎から血が出て手がむくみましたって書くのは、あまりに恥ずかしいです。ふざけてるのかと誤解されそうだし。
コメント(0) 

備忘録 [その他の病気]

歯医者さんについて、私が体験した事を忘れないようにメモしておきたい。

うちのババアが昔懐かしいボンタンアメを手に入れた。噛んでいたら歯の詰め物が取れた。歯医者さんに電話したら、取れた詰め物も持ってきてくださいと言われた。持って行ったら、その詰め物をまたくっつけて終わった。以前に私がスニッカーズを噛んでいて詰め物が取れた時には、別の歯医者さんに行ったら、古い詰め物は使わずに、詰める所をちょっと削って新しい詰め物を作ってくっつけた。歯医者さんによって対処法が違うのだとわかった。

そういえば、こんな事もあった。うちのババアが奥歯の歯根治療をした時は、歯をグリグリしに行く回数が私の時より明らかに少なく終わった。治療の後で物を食べた時に、うちのババアは、神経が残っているようだと言った。

コメント(0) 

親知らずがあった頃の9つ道具 [その他の病気]

7つ道具と言いたかったが、数えてみたら9つあったから仕方がない。大抵の道具が使い古しで汚らしく見えるが、もういいかげんに新しくしようと思った矢先に歯医者から親知らずを抜きましょうと言われてしまったので新しくできなかった。お見苦しくて申し訳ない。

brushes.jpg

左上の黄色いのとその右の青緑は見ての通り歯間ブラシだが、なぜ2本あるかといえば、磨く場所が違ったからだ。口の左下と右下の親知らずが横を向いて生えていたので、それの側面(歯茎にほぼ接している)と歯茎と隣の歯の側面で形成されるわずかな三角形の隙間があって、これがとても小さかった。そこを磨くのに一番細い歯間ブラシを使っていた。ところが左下の親知らずは斜め横ではなくまさに真横を向いて生えていたので、この歯の頭と隣の歯の側面の間も隙間という感じだった。こっちの隙間は普通の歯間ブラシでは引っ掛かりがないほど広く、でもペンタイプのブラシや歯ブラシでは届かなかった。だから一番太い歯間ブラシを使っていた。それが青緑のほうだ。

それら歯間ブラシの右にあるのは普通の歯ブラシで、私は電動歯ブラシのドルツを愛用している。脇の植毛が細くなっているブラシでなければ駄目だ。それと、歯と歯茎の境目のためにペンタイプのブラシ。電動歯ブラシは駄目だという人もいるが、電動には2つの長所がある。いちばんの長所は、長く磨いても手が疲れないから、じっくりと磨き続けられることだ。私の場合は電動で10分、歯間ブラシと糸楊子で10分、合計20分だった。2つめの長所は、電動でないブラシだとつい力を入れすぎて歯茎を傷つけてしまう性格の私でも、電動だと軽く当てることに慣れやすい。

それら電動ブラシの右にあるのは、世界中どこにも売っていない私の自作品、「モヒカンブラシ」だ。電動でない普通の歯ブラシの中でもとくに毛先が長くて細くなっている製品を選び、それの植毛を剃刀で自分の「親知らずと隣の歯の間の隙間」に合うように切り落とす。その結果、残った植毛部はモヒカン形状となる。念のために確認するが、ここで言うモヒカンとは床屋で見かけるソフトモヒカンではない。本来の意味でのモヒカンだ。この歯ブラシをペンチなどを使ってネックの所で切断する。そして、使い古して毛先が駄目になった電動歯ブラシのブラシになんとかしてドッキングさせる。このドッキングが少し難しく、使っているうちに角度が変わってしまうようでは駄目だ。こうして出来た自作ブラシはスイッチを入れると通常よりも大きな音がするが、しかしまともに使える。そして、横を向いた親知らずと隣の歯との間を虫歯から守るには、必需品だ。モヒカン形状の植毛部を親知らずと隣の歯の間に入れて使う。汚れをきれいに落とすのが難しい隙間なので、ザクトライオンのような研磨効果の高い歯磨き剤を併用する。

一番右はもちろん電動歯ブラシの本体。

下に3本の糸楊子がある。本来の糸楊子、つまり糸だけのものは、歯医者では勧められるが使用が難しい。一時期頑張って使っていたが、ただ難しいだけでなく、私のような歯がひしめきあって生えている口の場合、歯と歯の頭の部分がぶつかって隙間と呼べるものがないことがある。そこに糸楊子を入れようと力を入れた瞬間に一気に入って勢い余って歯茎を傷つけ血が出るということを何度も経験した。それで糸だけの糸楊子はやめた。下の2本はウルトラフロスという商品だが、これは力の入れ具合が調節でき、勢い余って歯茎から血を出すことがない。でも今は3本を上から順番に話そう。

フロスでないほうの端が掻き出せる形状になっている糸楊子は、糸楊子部分がかなり太い。私のような歯がひしめきあって生えている口ではこんなフロスは歯間に通らない。でもたった一箇所だけ、歯と歯の間が逆に空いている所がある。私のようなガチャ歯の人間というのは、そういうものなのだ。ひしめきあっているだけでなく、所によっては歯間が空いている。その部分だけは、Sサイズのフロスでは逆に引っ掛かりがなくて掃除しにくい。だからこれを使う。掻き出せる形状のほうも便利で、歯の裏側に食べ物のかすが付いた時に重宝している。

2本目のフロスは上に書いたウルトラフロスのSサイズだ。あらゆる場所の歯間をこれで掃除する。

一番下のフロスは、見た目には2本目のウルトラフロスと変わらない。しかし実際には違う。これは、ウルトラフロスを使い続けて少しずつ糸が切れ、とても細い状態になったものだ。どうしてそんなものが必要かというと、以前に歯根治療をした時に金属のクラウンをかぶせたが、このクラウンと隣の歯の間に隙間と呼べるものがない。私はこれで困っている。隙間がなければ食べ物のかすも入らないかというと、これが違う。何十回も噛むうちには、ほうれんそうの細い繊維などが「ないはずの隙間」に入る。でもフロスは入らない。とても困る。そこで私が考えたのがこの最後のフロスだ。使い古して切れる直前のとても細いフロス。これだけが、「ないはずの隙間」に入る。

最後に、写真撮影時にうっかり忘れたがもうひとつある。あなたは裁縫道具の待ち針をご存じだろう。あれを思い出してほしい。9番目の道具は待ち針そのものだ。上に書いたとおり私はガチャ歯だ。親知らず以外にも、3本の歯が普通でない位置に隣り合った結果、楊子の太さではどうにもならない窪みができている。そういう場所から食べ物のかすを取り出すには、ひとつの有効な方法は口に適量の水を含んで勢いよくすすぐ。水流というのはたいしたもので、これで取れることは多い。もうひとつの方法として、もしも道具を使うならば、楊子よりもずっと細い針しかない。この待ち針は長年使ううちに先端が少し鋭利さを失った優れものだ。針だから、最初に使い始めた頃はうっかりチクッと歯茎に刺したこともあるが、今では気をつけているからそんなきわどい場所には使わないし、針先のほうも少し丸くなっているからなお安心だ。

私はこの9つ道具で一生歯磨きをするつもりだった。一生続けると思うと大変そうに思えたが、それでも自分の親知らずを守るために「よしやってやるぞ」と思っていた。

コメント(0) 

親知らず (22) [その他の病気]

歯を抜いた後の歯槽骨のギザギザは、時が経つと感覚が変わるらしい。前の記事(16日)にチクチク痛くて困った右は、その後数日のうちに何ともなくなった。

いっぽう左は抜いた時からかなり飛び出している。物を食べる時だけ舌が動き回るので、痛くはないがいちいち舌の脇に触って嫌だと思っていた。それがここ数日、相変わらず痛くはないものの、舌で触るとトゲトゲな感じがある。今後感じ方はどう変わるんだろう。

親知らずとは関係ないおできは、相変わらずある。13日からだから、半月を過ぎたか。以前のように膿でパンパンに張ってはおらず柔らかいが、中の膿が減ったから柔らかいのか、それとも歯茎の表面近くに膿が広がった分だけ内部の圧力が減ったので柔らかいのかはわからない。なかなか治らないので歯医者の予約をした。歯医者さん次第だが、膿を取ってもらって再発しなければヨカッタネ、また膿が溜まれば厄介な状態という事になるだろうか。また歯根治療というのはあって欲しくないが、万一そうならばこの続きは内容的に「歯茎におでき」のカテゴリーへ移動しよう。「歯茎におでき」は、以前の歯根治療の話だから。

コメント(0) 

親知らず(21) [その他の病気]

前回の記事には書かなかったが、3月12日の時点で右側の親知らず抜歯跡も、左と同様に骨の角張りがわかるようになった。左のように無茶に骨が出っ張ったわけではないが、角張っている。でもその時は、別に痛いわけではなかった。それが昨日15日の昼食で、食べていて変な口の動かし方をするとチクッと痛くてビクッとすることがあった。そのうち何とかなるだろうと思い夕食ではかまわずガツガツ食べたら、口を動かすたびにチクチク痛くて困るようになった。それで気をつけて口を小さく動かすしかなかった。今朝写真を撮るために鏡の前で口を開けたら、歯茎が内出血しているようだ。

これは、リハビリ中と呼べるものなのか、そうでないのか?一般に手術の場合、患者にとっては手術そのものよりも術後のリハビリが大変だと言われる。もしも親知らずを抜いた穴が腫れるとか化膿するとかならば、なるほどそれを治すのはリハビリだと思う。しかし今回は穴ではなく、骨が出っ張ったり角張ったりしたので、これがリハビリ中なのか手術の後遺症なのか、私には判断しかねる。とにかく様子を見るしかない。

歯茎奥の膨れ(下顎骨が上がっているあたりで、抜歯直後から膨れ始めた)のほうは、さらに小さくなった。

いっぽう、前回の記事に書いたほうの歯茎の膨れ(6番目と7番目の歯の間で、前回記事の時に急に膨れた)は、中身はやはり膿のようだ。前回記事13日(膨れたばかり)の時は張っていたが、今は張りがなく柔らかい。少し腫れが引いたか、膿が吸収されたか。これがもしも昔のような歯根からの膿ならば、薬でも塗らない限りは小さくならず、薬を塗って小さくなってもまたすぐに膿が補充されて大きく膨れる。今回は歯根は関係ない可能性が高い。これも様子を見よう。

コメント(0) 

親知らず (20) [その他の病気]

その後、骨の出っ張りは相変わらず飛び出ているものの、とくに痛いわけでも引っかかるわけでもなく、昨日は気にせずに食べ物をガシガシ噛むまでになっていた。

ところが今日は、なぜか左の骨の出っ張りが舌に触る。何か変化があったのか、それとも親知らずを抜いた穴に食物が詰まるのでそれを取ろうと頻繁に舌がそっちへ行き、それで触るようになったのか。様子を見ようと思う。

もうひとつある。夕飯の後で突然、右下の歯茎、6番目と7番目の間あたりがプクーッと膨れているのに気づいた。こんなのは昼にはまだなかったと思う。膨れの中は膿かもしれない。しかし昔のように歯根の問題とは限らない。あの時は虫歯を何十年も放っていたから歯根の先まで届いたのであって、今回は虫歯治療をした後の歯の所だ。それが一気に歯根の先まで虫歯になって膿が上がってくるとは考えにくい。じつは歯茎のこの部分は、親知らずを抜く前に上下の歯が痛かった、あれの下のほうだ。当時からここは弱っていたと思われる。それが今日は昼も夕食も堅い昆布をガシガシ噛んだから、腫れて膿が出た可能性がある。様子を見よう。

コメント(0) 

親知らず (19) [その他の病気]

今日は、痛いとかいうのとはまったく別の意味で参った。歯医者さんによって見解が異なることもあるのだ。その間に挟まれた素人の私は、一体どうすればいいのだ。

まず今日は大学病院へ行った。歯を抜いた後の骨の出っ張りを取ってもらうためだ。先生がまず口にしたのは「左右とも何か気になりますか」だった。私の考えは、経緯を説明した後先生の判断に任せるというものだった。そこで、地元の歯医者さんから帰った後で骨の出っ張りが歯茎の中に引っ込んだ。今は舌で触るぶんには違和感はない。指で触れば骨に角があるなとわかる。と正直に言った。先生は左右とも歯茎を触ってみて、「この程度なら切らなくてもいいと思います」と言った。「気にならないなら切らないほうがいいです」とも言った。私は前回気が動転して先生の言葉を聞き漏らしたらしいが、先生は、骨がある程度吸収されるので、それでも気になるなら取ってあげると言ったそうだ。歯茎を触ってみて「(骨が)もうちょっと吸収されると思います」とも言った。私が、「年をとって歯茎が痩せてきてから骨が出っ張るんじゃないかと心配で」と言ったら、それは否定された。で、先生から「(切るか切らないか)どうしますか」と聞かれた時はびっくりした。そんなこと、ド素人の私が判断できるはずがない。それを判断するのは先生だと思っていた。ただ、それより前に上記のとおりに先生が色々言ったことから考えて、先生は切らなくていいと判断しているらしい。それを私が「切っちゃってください」と言うのは、まるでゴリ押しのようではないか。それを私は言えなかった。結局、切らないで様子を見ることになった。

大学病院を出た足で私は地元の歯医者に向かった。報告をするためだ。事情を説明すると、地元の歯医者さんは困った顔をした。話を聞いてみると、大学病院の先生とは考えが違うことがわかった。みごとなほどに見解が異なる。順番に書こう。まず、大学病院の先生が言うところの「気にならないなら切らないほうがいい」かどうかだが、地元の歯医者さんは私の歯茎を触って「いちばん大きな出っ張りはなくなりましたが、まだ結構出ています」と言い、これを根拠に、気になるかどうかにかかわらず出っ張りを今取ったほうがいいと考えている。次に、「(骨が)もうちょっと吸収される」かどうかは、「吸収といってもそんなに吸収されるわけではないので」という見解だ。そして、私が大学病院の先生に「年をとって歯茎が痩せてきてから骨が出っ張るんじゃないか」と言って否定された件に関係しそうな話として、地元の歯医者さんは「出っ張りは、今は何でもなくてもある日急に気になりだしたりするんです。だから今のうちに取ってしまうのが良いと思ったんですが」と言う。そして、大学病院に紹介状を書いて再度私を行かせようという勢いだ。でも私は仕事の都合で、4月あたりに口内を切ったり縫ったりするわけに行かない。そこで歯医者さんには思いとどまっていただき、数ヵ月後に再度診ていただくことになった。

後から考えるに、私にも悪い所、至らない所があるが、それだけでなくどうしようもないことがある。大学病院の先生のように言われたら、素人の私は切らずに様子を見ましょうと言うしかなく、地元の歯医者さんのように言われたら、素人の私は切って治しましょうと言うしかない。つまり今回は見解の相異なる2人の歯医者さんの間で私はどうしようもなく行ったり来たりせざるをえなかった。

コメント(0) 

親知らず (18) [その他の病気]

前回の記事に、数日前から左歯茎に出っ張った骨が舌に引っかかるようになったと書いた。何の因果かまさにそれを書いた少し後に、なんと引っかからなくなった!鏡で見てみると、今まで小さくプツッと出ていた骨を、いつのまにか歯茎の粘膜がなだらかに覆っている。それまでも骨が直接に出ていたわけではなく、その骨の突起を口の粘膜が覆っていたのだが、以前はなだらかに覆ってはいなかった。物を食べて口を動かしている間に偶然にもこうなったのだろうか。そのおかげで今はとにかく舌に引っかからない。いずれにせよ大学病院の予約はもうしたのだから、この骨の突起を研磨して取ることに変わりはない。それは3月4日だが、口の中をどの程度切るのかも処置後の体調も不明だから、その日のうちに記事を書くかどうかはわからない。近日中には記事にするだろう。

コメント(0) 

親知らず (17) [その他の病気]

前回記事の日(2月26日)に右の糸を抜いたが、何の因果かその翌日から左(最初に抜糸したほう)に変化があった。この左側は骨が口の内側へ出っ張ってきたのだが、とくにその中でも一か所、骨の縁がちょびっとイボのように出ている所がある。そこが舌の脇に引っかかるようになった。ものを食べる時、喋る時、いつもではないが、ある条件を満たすと引っかかって少し痛い。条件とは、私の出っ張りの場合、どうやら小さなイボの中でも下側が尖っているらしい。それで、舌が上から下へと動く時には引っかからないが、下から上へと動くと引っかかる。喋るならば「い」音で舌が上へ動く時などが引っかかりやすい。左側にかんして今の問題点はそのひとつだ。

右側は、今のところ口の中へ出っ張ってくる様子はない。そのかわりに、抜いた穴よりも奥の歯茎、つまり親知らずが生えていた場所より奥の、歯茎が(下顎骨に沿って?)上がっている部分が妙に膨れた。この膨れは何だろう。腫れだろうか。なにしろ抜いた翌日には少しずつ膨れが始まった。最初のうちは糸で縫合していたから、それに邪魔されて歯茎の一部分だけが小さな風船の膨らむ形で始まった。糸を取ってからは全体的に膨らんだ。この膨れの問題点は、通常の状態よりもかなり大きくなっているせいで、咀嚼時にこすれるらしく、表面の粘膜がむけやすいという事だ。私としては、早く小さくなって欲しい、いや、まさかずっとこのままという事はないよな?と考えている。

コメント(0) 

親知らず (16) [その他の病気]

地元の歯医者で右奥の糸を抜いてきた。歯を抜いた後膨れている歯茎は、ここ数日少しは小さくなり、歯を噛み合せても変に当たらなくなっていた。先生によると、糸を取ったら少し良くなるでしょうとの事だった。

いっぽう左奥の骨が出っ張った件は、これから大学病院に電話して削るための予約をする事になった。どうも先生の話し方では、大きく出っ張った全体を削るのではなくて、その中でも特に縁がちょびっとイボのように出ている所を削るみたいだ。そのためには麻酔をかけて歯茎を切って骨を削って歯茎を縫合するわけだが、「抜くほど大変じゃないです」とおっしゃった。(12)の記事に書いたが、大学病院の先生も「抜くより楽です」と、同じ事をおっしゃった。楽って何が?大変じゃないって何が?と聞きたい気持ちはあったが、些事なので私は何も言わなかった。

コメント(0) 

親知らず (15) [その他の病気]

小さな風船のように膨れていた右奥歯茎は、周囲に中身が流れ出たのか、少し潰れた。その上のほうの歯茎を含めて、全体が大きくなってぶよぶよだ。腫れているのか膿がたまっているのか知らないが。

そして今夜鏡を見たら、右奥歯茎の表面を白いドロドロした感じのものが覆っていた。はがれた粘膜だろうか。食事のたびに、そっちの歯で噛まなくても何十回何百回と顎が動くから、擦れたのかもしれない。最初に左の親知らずを抜いた時にたまたま右の6番目あたりの歯がとても痛かったから、右でも左でも噛めずに流動食ばかり飲み込んでもうじき1か月。もう左で噛む事は出来るが、噛む前にまず抜いた穴に食物が入り込む始末。刺身を食べれば刺身が抜歯後の穴の中を「撫で回す」!それが嫌で流動食がメインに。でも私は赤ん坊ではないから、嚙み味のある固い食物を噛みたいというストレスが溜まって、時にはついガシガシと噛んだりする。でも右の歯茎は抜歯直後で腫れたり膿が出たりしているから、咀嚼時の摩擦で粘膜がはがれたのかもしれない。

コメント(0) 

親知らず (14) [その他の病気]

今日は朝起きた時から2つの事が昨日と違った。

まず第1に、私は元気だった。やる気が出た。昨日は、やたらと寒いせいもあったが、早く布団にもぐって横にならなければという気しか起きなかった。今日は朝起きたら布団を上げて掃除機をかけ、掃除機ノズルの先に衣類用ブラシを付けて衣類にも掃除機。それから部屋にこもって、今まで何日もまともに出来なかった私の人生補完計画、つまり自室じゅうを整理整頓し、色々な所から出てきた若い頃の資料をPCでデータベース化するためにデジカメ撮影。これは単なる懐古趣味ではない。温故知新だ。今日は、高校時代に母方の叔父が連れて行ってくれた色々な場所のチケットとパンフレットが出て来た。叔父は私が住む関東から遠く離れた九州に住んでいる。普段はまったく交流がないので、関東で日々の生活に四苦八苦している私としては九州の地に思いを馳せる余裕もなく、叔父関係で何か面倒が起きねば良いがとネガティブな事ばかりを考える始末。ところが今回、私の高校生時代に叔父が車で九州の広範囲にわたって連れて行ってくれたことがわかった。自営業で毎日自分の足で稼がなければならない人間が、有給休暇なんか全然ない人間が、こうして甥のためにまる一日を割いてくれたんだ。いや、九州での滞在はその日一日ではないだろう。少なくとも前後の2日、それに九州の広範囲を移動している事を考えると、2日に分けて回った可能性もある。叔父は人間として、心根が、すばらしい人だ。人間としてひどいのはひとえに私。私は叔父の爪の垢を煎じて飲むべきだ。こうして私は「人生補完計画」をすると自分自身を今までと違う目で見ることができるから、単なる懐古趣味だとは思っていない。話が逸れたが、こんな事を思えるほどに、昨日の自分とは別人なほどに、私は元気がみなぎっていた。今日は抜いた当日を含めて3日目だが、感染症のかけらも感じられない。腫れは、今まで経験した抜歯の中で一番軽いと思う。

第2には、抜いたほうの右の歯を噛み合わせると、奥に何か当たる。でも最初のうちは、第1に書いたとおりに体調があまりに良かったので、そればかりが嬉しくて、浮かれて、何か当たる物はどうせどうでもいい物だと思っていた。昼前になってようやく「今日もデジカメで口の中の写真を撮っておくか」という気になり、その時に初めて「何か当たる」ものの正体に気づいた。歯茎を縫い合わせた付近から、歯茎の中身が出て来た。もちろん口内の粘膜があるから、血が吹き出ているわけではない。念のために、今までに撮った写真も見比べた。抜歯当日は帰宅時間が遅かったので撮影は無理だったが、その時から何かちょびっと出ているなとは思っていた。それが翌日の写真にも写っている。なんか米粒みたいな脂肪粒みたいな感じのもの。でもこれは噛み合わせた時に何か感じるほどのものではない。それが今日になったら、その周りの粘膜ごと小さな風船のように膨れている。充血もしている。体液が入り込んだのか?

そういえば、大学病院の歯医者さんが言っていたのを思い出す。私が、先に抜いた左側の歯茎の内側が出っ張ってきたと言った時、最初先生は抜いた所がでこぼこになるという話ばかりをしていた。私は内心、「でこぼこは触らないとわからない程度で、むしろ骨が内側へ出たのが気になるんだけど」と思っていた。その後先生は、右を抜いた後で左右とも触ってみて、「左右とも抜いた後から内側へ出てきやすいようですね」とか何とか。それが今回のと関係があるかどうかはまだわからない。今回は私が触ったところ、今のところ骨ではないようだから。ただ、記録は残しておこう。

追記。これから抜く人は以下の文を 『絶対に』 読んではいけない。読むなら抜いた後で。













記事「親知らず(4)」で、「下の親知らずの根の近くには神経が通っていて、抜いた時にこれを刺激して、時として一時的なしびれが残る事があるそうだ」と書いた。今回抜いた親知らずは、最初の説明ではこれに該当する。で、抜いた後、まだしびれがあるかどうかもわからず目を白黒させている状態の時、先生がレントゲン写真(パノラマなんとかというやつ)を見せて言った。
「ここの神経に親知らずが近いという事でしたが」
「はあ・・・」
「どうやら近くなかったようで」
「・・・・?」
「痛くなかったようです」
「はあっ?」
いいいいい痛かったんですかっ!もしも神経に近かったら痛かったんですかッ!
歯医者さん、隠してた?こういうのは「隠しておいてくれてありがとう」と言うべきか。

記事「親知らず(9)」で「歯を抜いた跡の傷口から白いものが見える」と書いたのは、結局歯茎の一部だった。通常ならピンク色、炎症を起こしていれば赤色の歯茎がなぜ白いのか。それは知らないが、今は別の事が気になっているからこの歯茎を気にしている余裕はない。

記事「親知らず(9)」で「左頬の下、いわゆるエラの部分だけが黄色くなっていた」と書いたのは、当時確かに黄色くなっていた。それは家の者も確認している。その状態が数日続いたが、その後普通の色に戻った。

コメント(0) 

親知らず (13) [その他の病気]

新たに親知らずを抜いた跡は、不思議なほど何の痛みもない。今日は地元の歯医者に行き、大学病院の先生からあずかった信書を渡し、消毒をしてもらった。私は思う。全然悪さをしていない、少なくとも自覚症状のまったくない親知らずを歯医者で抜きましょうと言われて嫌々抜くのは、歯医者との間に心の亀裂を生むことがある。私の気持ちを全然知らず、親知らずを抜いた跡を見てひたすら嬉しそうな顔をする歯医者を見ては、私は感謝するのでなく、「この人と心が離れてしまったなあ」と感じるしかない。以前は自作特製歯ブラシを使って20分かけて親知らずを守るために毎日精力的に歯磨きをしていた私も、今では精神的に疲れ果ててかろうじて歯磨きする。今日は糸ようじを使うのを忘れたが、もうどうでもいい。人間は、自分が思い、自分の目標に向かって頑張るから、元気になれるんじゃないだろうか。職場からリストラの話が出た時、私は教師として頑張り、教え子から人気があった。でも職場はそんな事は見ておらず、職場の都合で私を切り捨てた。歯医者から親知らずを抜く話が出た時、それまでの私の歯磨きの頑張りは、全部無視された。全部が他人の思うままに決定される人生で、どうやって元気を出せと?

コメント(0) 

親知らず (12) [その他の病気]

大学病院から帰宅し、流動食をとって薬(抗生物質と胃薬)を飲んだ。今までの経験から、麻酔が切れるまでにあと1時間から2時間。万一のために、今のうちにメモしておく。

今回の処置は妙に早かった。正味30分。麻酔をして効くまで待つのが10分、抜くのに5分、血が止まるまで待つのに15分という所か。今回抜くのは1本だが、おおよそ5分くらいかかったと思う。なにしろまず、横を向いた親知らずの頭をウィーンと音をさせて切り落とす。どんな機械でやってるかは見てないからわからない。この時、歯の粉末の臭いがすごくする。アーモンド、いや違う、カシューナッツみたいな。口の中が歯の粉だらけみたいな感じがする。今回は麻酔の効きの都合か、上記の「ウィーン」をやっている最中に歯神経に感覚があった。痛いというほどでなく、例えば虫歯でも本格的に痛くなるより前段階の、なんか嫌な感覚があるが、そういう感じ。この調子でどんどん痛くなったら困ると思ったが、感覚があるのはそこまでだった。親知らずの頭を切り落とした後は例によって何の痛覚もない。何をされているのか知らないが、まず歯を上から力いっぱいギューッと押されているような感覚。抜歯のための器具を押し込んでいるんだろうか?それからぐいぐいとやられて正直な所よくわからん感覚があり、それで歯は抜かれている。そして傷口縫合。全部痛みはない。ただ、何かやられている感覚がある。今回参ったのは、助手の歯科衛生士さんが見習いっぽかった事だ。私にとっての初回は場数を踏んだらしい歯科衛生士さんが付き、それで患者の私が慣れてきた所で2回目は場数を踏んでいない衛生士さんの練習に私が一役買うという感じか。あっ、今回は同意書書かなかった。前回の同意書が有効なのか。そんなこんなで30分。

「親知らず」関係とは別件の記事に少し書いたが、先に抜いた左下の親知らず跡の歯茎が内側へ出っ張ってきた。今日先生に話してみたが、やはりあれは顎の骨らしい。先生は、出っ張ってきた事でなくてその縁がでこぼこになっている事のほうを気にしている。私は口の中に骨が出っ張ってくるのが嫌で、それを気にしているんだけど。専門家と素人は気にする物が違う。で、先生が言うには、これ(出っ張った事でなくでこぼこの事だと思う)を治すにはまた外科手術をするという。正直私は、これ以上いじりたくないよ。抜くべき親知らずをやっと全部抜いたと思った所なのに、また何かするの。それも私が気にしている「骨の出っ張り」を治すのでなくて、ただの「でこぼこ」を治すんでしょ。それはもう逃げたいなあ。先生いわく、「(でこぼこの治療は、親知らずを)抜くより楽です」。はぁっ、そうなんですか?人生って、難事件がひとつ解決したと思ったらまた次の難事件って感じ?ホッとする暇なし?安住の地はどこ?

先生によると、私の親知らずは以前に何度か炎症を起こしたと思われるそうで、私にはその自覚症状が一度もなかったんだけど。とにかく、それが元で親知らずの一部と顎の骨が癒着していた。今回抜いた歯を見せてくれたが、確かに歯の側面にちびっと別の骨がくっついている。つまり、親知らず付近の顎の骨がちびっとだけ一緒に取れている。で、上に書いた「でこぼこ」の原因が、ひとつにはこれらしい。

コメント(0) 

親知らず (11) [その他の病気]

家の者から聞いたのだが、私が歯医者に行っている間に偶然にもラジオの電話相談で親知らずの話が出たのだそうだ。自分の親知らずはまだ綺麗なのに、将来虫歯になった時に処置が大変だから今のうちに抜きましょうと言われて抜かれたとか。人間の考える事は、似ているのだな。親知らずを抜くための予約を病院にするのも、もしもこれが痛い歯ならば「治療のために」「良くなるために」と完全に前向きに思えるのだが、痛くも何ともない、今まで数十年何の悪さもしてこなかった歯を抜くための予約となると、電話する時にどうしたって頭の中に「疑問符」が浮かぶ。抜いた後に歯茎が腫れて噛み合わせが悪くなるのは体験済みだし、感染症の恐れもとなると、どうしたって2つめの「疑問符」も浮かぶ。

さて、今日はその予約をするために大学病院に電話した。前回は初回と言う事でまず総合受付に電話したが、今回は口腔外科受付に直接電話だ。そうそう、「こうこう」と言うか「こうくう」と言うか知りたかったが、電話口の人は「こうくう」と言った。担当医の名前を聞かれたので、前回紹介状で紹介していただいた先生の名を言った。すると、普通は先生が2人つくはずなんですが、との事だった。それで、紹介状の事を電話口で説明した。で、一番早い日の予約で20日。15日も後だ。今まで妙にトントン拍子に来てしまったので、この15日間がやたらと長く感じる。なにしろ、私としては親知らずでない別の歯の痛みを相談したかったのが、何の因果かすぐ親知らず抜きましょうという話に。紹介状もらってその日のうちに大学病院に電話したら、この時は1週間後に予約が取れた。その日は抜かないはずだったのに実際には2本抜いた。その1週間後に抜糸、というのが今までの経緯だ。ものすごいスピードでここまで来た。そうだな、15日ほど休ませてもらおう。精神的にはチョット疲れたよ。

コメント(0) 

親知らず (10) [その他の病気]

抜糸に行った。抜歯と抜糸はまぎらわしいが、今回は抜糸だ。抜糸は、痛くはないが、嫌な感じがした。私は自分の抜糸を見られないから想像するしかないが、ひょっとして、糸をハサミで切る時にハサミの先を歯茎と糸の間に入り込ませるために、結んだ糸の先を引っぱり上げて歯茎との間に隙間を開けるんじゃないだろうか。その時糸を通した歯茎の穴が引っぱられるから嫌な感覚がするんじゃないだろうか。全部私の推測だが。

で、抜糸が終わって帰れるかと思ったらクリーニングだった。例のごとくキーキー鳴る機械を歯と歯茎の間に入れられて私が目を白黒させている間に、先ほどの嫌な感じは去っていた。それからフロス、研磨と続いた。実は今日歯医者に来る前、舌で歯の裏側を触ってみて、どうもザラザラすると思った。それでペンタイプのブラシ(といっても電動だが)で磨いてみたが、どうしてもツルツルにならなかった。それが、クリーニングの後で舌で触ってみたらツルツルになっていた。すごいものだな。

会計を済ませ、引き続き右の親知らずを抜いたらまた来てくださいと言われた。あっとびっくりだ。(4)の記事に書いたが、大学病院で言われた時には、右の親知らずはまた紹介状をもって行くことになっていた。今日紹介状をもらわなかったら私は大学病院に行けない。それを告げると、しばらく待たされて、以前の紹介状に右の歯のことも書いてあるのでもう紹介状は不要だと言われた。

あと細かい事。歯を抜いた跡に見える白いものは結局何だかわからない。先生はそれについては何もしないし何も言わない。私の予想に反して、傷口がきれいになってきたとおっしゃった。

ずっと痛かった、親知らずではない歯について。この歯を何日もまったく使わないでいる間に神経が落ち着いたらしく、とても柔らかいものならば噛めるようになった。堅いものはまだ駄目。

コメント(0) 

親知らず (9) [その他の病気]

昨日気づいたが、歯を抜いた跡の傷口から白いものが見える。可能性は複数。食べた物が入り込んだか、膿か、大学病院の歯医者さんが抜歯のさいに実は詰め物をしていて、それが見えてきたか。明日の夕方に地元の歯医者で抜糸なので、その時にわかるだろう。今朝起きて見ても白いものは変化なかった。ただ、今日はちょっと不思議な事が。朝は何も気づかなかったが、午前10時近くになって洗面所の鏡で自分の顔を見たら、左頬の下、いわゆるエラの部分だけが黄色くなっていた。みかんを食べたわけでなく、どうしてここだけが黄色いのか不明。ちょうど抜歯した下の歯に近い場所ではあるが、抜歯と関係があるかどうかは不明。
コメント(0) 

親知らず (8) [その他の病気]

何の因果か腰痛。一日寝てだいぶ良くなったがPCの前に長く座るのは自殺行為なので手短に済ませる。抜いた親知らずの跡に変化なし。頬と歯茎はまだ腫れている。親知らずでない痛い歯のほうは、あれから物を噛んでいないから痛くないが、試しにガチガチと噛み合わせただけで奥に響く。新しい発見。物が噛めないから、赤ちゃん用の市販離乳食を試す。これはうまく作られている。電気釜を粥の設定にして炊いても、米粒は上顎と舌で潰すには少し固く、結局丸飲みだが、離乳食は上顎と舌で潰せる。
コメント(0) 

親知らず (7) [その他の病気]

朝起きたら、歯がうまくかみ合わない。つまり歯茎が腫れているということだ。普通なら私はこれで不安になっている所だが、今回はどうせ同じだ。というのは、例の親知らずでない痛い歯がどういう時に痛いかを実験した結果、熱いものや冷たいものを噛まなくても、何かを噛めばその刺激で痛くなる事がわかった。つまり今の私はどうせ物が噛めない。流動食しか食べられない。だから、今さら歯がかみ合わなくなっても同じ事だ。

相変わらず親知らずを抜いた跡は、上も下も(2本いっぺんに抜いたから上と下)痛くも何ともない。以前の記事に、水を飲んだら血の味がすると書いたが、それも2日目にはなくなった。親知らずだけに限定すれば、滅茶苦茶順調といえる。普通なら私はこれで喜んでいる所だが、別の歯の痛さのせいで不安だらけだ。たとえばテレビを見る。どこかのファミリーレストランのCMで肉を食べている。ああ、私も肉が食べたい!でも無理だ。今は粥みたいな物しか食べられない。なにしろ痛くて噛めないから。普通は歯が痛ければ歯医者に行ったら治ると思うじゃないか。ところがレントゲンまで撮ってもらって異常が見つからない。どうすりゃいいんだ。

とにかく、今日は歯科衛生士さんが「3日目までくらいが辛くて、その後7日目あたりまでかけて良くなって行く」と言った、その3日目だ。親知らずを抜いた所の腫れが反対側の歯の痛みを増しているという事は、あるのだろうか?

コメント(0) 

親知らず (6) [その他の病気]

前回の記事と同じ日だが、私は地元の歯医者で消毒をしてもらう予約があったのでその記録。

まず体温を測った。平熱。それから先生が来て、痛みと出血について聞かれた。処置した所はまったく痛みがない。本当はそれとまったく違う所の歯がものすごく痛いが、これは以前に(もっとましだった時に)レントゲンを撮ってもらって異常がなく、昨日大学病院でも(この時はさらに痛くなっていたのでそのように)言ったがレントゲンにはまったく異常がなく、これ以上何か言っても先生を困らせるだけだと思ったので言わなかった。出血は水を飲んだ時に口の中に血の味がするだけ。

先生が口の中を見る。腫れは、この程度なら少ないほうだという。親知らずを抜いたほうのほっぺたが何となくふっくらしている。腫れる時にはもっとずっと腫れるそうだ。傷口もきれいなので今日は消毒だけして終わりだという。一週間くらいしてから抜歯。それから反対側の親知らずを抜く。

私は気になっていた事を聞いた。抜いた歯の側の歯磨きが怖くて出来ないんですが、どうしましょう。先生いわく、今日(処置翌日)あたりから磨いても良いんですが、今日はかばい目に磨く。という事は、明日になったらもう普通に磨いちゃうのか。

実は、もはや私の問題は親知らずではない。歯医者に行く前に頑張って苺を食べてみたが、時間差攻撃で後から歯がものすごく痛くなり、片手で握りこぶしを作ってもう片手で痛い所を押さえ、しばらくじっと耐えるしかなかった。この痛みは弱くなったが歯医者で待っている間も続き、診察の直前にようやく治った。歯医者から帰って薬を飲まなければならなかったので何か食べねばならず、朝の粥の残りを少し食べた。これも時間差攻撃で後から痛くなった。毎回の食事がこんなに辛いのは無茶苦茶だ。この状態が次回診察の日まで続くなら先生に言わねばならない。

コメント(0) 

親知らず (5) [その他の病気]

一晩過ぎて翌朝になった。歯科衛生士さんが、痛いのは処置当日よりも2日目、3日目だと言うから、どうなるんだろうと思っていたが、朝まで痛くない。鎮痛剤は、先生から「もらったらまず飲んでください」と言われたので病院でミネラルウォーターを買ってバスを待ちながら飲んだ。この時点では麻酔が効いているから、痛くて飲んだわけではない。その後麻酔は相当長く効いていた。2時過ぎか2時半頃にした麻酔が、夜の7時にはまだ残っている感触があった。その後さすがに麻酔は切れたなと感じ、処置をした所に違和感を感じた。しかしこれは痛いと言えるものではない。痛いというのは、虫歯の時のような痛みを言うのだ。早く収まってくれと祈るようなのを痛みと言うのだ。私は何の因果か、親知らずを抜く前日の夜と前々日の夜に親知らずとは全然違う歯でそれを体験している。昨晩はそんな事がなかった。抜いた親知らずの所に切った直後の違和感を覚えていると、そのうちに反対側の例の歯が痛くなりそうな感触を示した。私の注意はむしろそっちへ行った。今夜も痛くなるのだろうかと。そのうちに両方とも収まった。

朝になった。何かを食べなければ。抗生物質ともうひとつ薬をもらっていて、これを飲むのは食後、つまり食事をしなければならない。私は臆病なので、粥などの噛まないでも飲み込める物を少し食べた。ところが、一口噛んだとたんに例の歯が痛んだ。親知らずではない。全然違う例の歯だ。その後は慎重に噛んだが、これのせいで食事がわずかしか摂れなかった。

親知らずは痛くなく、他の歯が痛い。それが私を苦しめているが、レントゲンには何も悪いものが映っていない。この歯(親知らずでない痛いほう)は一体どうなっているんだろう。

コメント(0) 

親知らず (4) [その他の病気]

大学病院に行って来た。その記録を残したい。

私はバスの都合で50分も早く着いてしまった。どこで時間を調整しようかと思っていたが、その必要はなかった。先生に会う前にやる事がいろいろあった。まず1Fの受付で事情を話し、紹介状を見せ、紙をもらって氏名・住所・生年月日などを書いて出す。それから自分のカルテが作成されるまでしばらく待って、名前が呼ばれたら自分のカルテを受け取り、口腔外科の階へ行く。口腔外科の受付にカルテと紹介状を出して、問診票をもらい記入、提出。待合室にある血圧計で自分で血圧を測定し、出てきた紙を持っておく。これは後で呼ばれた時に出す。そのうちに名前を呼ばれたのでいよいよかと思ったら、今度はカルテを持って1Fまで行ってレントゲンを撮って来てほしいと言われた。なるほど納得。それで1Fへ行き当該の受付にカルテを出す。名前を呼ばれたら例の機械(頭の周りをぐるりと回るらしいが、私はいつも目をつぶっているので実は回っているかどうか知らない)でレントゲン撮影。レントゲン写真は茶封筒に入ってカルテと共に渡され、私はふたたび口腔外科の階へ。そこの受付に茶封筒とカルテを渡す。ちょっと待って名前が呼ばれ、これで初めて先生に会う。だから早く病院に着いても悪くない。

ここから先は、地元の歯科医も大学病院も患者の目から見た限りでは似た感じだった。通されて例の椅子に座る。歯科衛生士さん(と思われる方)に問診票を元に少し詳しく聞かれる。このへんの詳しさ・細かさは大学病院だからだ。それから少し待って先生がいらっしゃる。先生にも色々話した。その結果、今日のうちに親知らずを2本抜く事になった。もちろん強制ではない。最終的には自分で決めた。詳しく書こう。電話で予約した時点では、最初に病院に来た時はまだ抜かないと言われた。私も普通そうだろうと思った。それが、いざ病院に行って歯科衛生士さんと話すうちに、今日のうちに1本抜いておきますかと聞かれた。私はこの時点で、そういう選択肢もありなのかと初めて知った。改めて予約して来ると何日後だかわからない事だし、その選択肢にはメリットがあると思ったが、以前の記事に書いたとおり私は元気をなくしていたので自分で決められず、「先生にお任せします、よろしいようにしてください」と言った。それから先生と話すうちに、先生も今日のうちに右か左かどちらかを抜いておいたらどうでしょうと言った。実は何の事はない、私の臆病が見抜かれていて、後日抜く事にすると逃げるかもしれないと思われたからだ。そう、私なら逃げかねない。私は今日のうちに抜いてもらう事にした。それから私は色々な事を言った。数日前から親知らずとは違う歯が痛いのを気にしているとか。そういう、地元のかかりつけの歯科医に言うべき(地元の歯科医にも言ったのだが)事を大学病院に来て言うのは本来良くなかったかもしれないが、そのおかげで心配症の私は自分の歯について改めて聞き、認識し、安心する事ができた。大学病院の先生には迷惑かけたかもしれないが、感謝している。こうして、私の「なぜかここ数日痛い歯」はレントゲンで見る限り特に何もなく、もしも今後も痛いならば金属を取ってみて虫歯になっているかどうか調べるしかないと知った。もちろん私は金属を取ろうとは思わない。リストラの精神的なものが神経に影響している可能性、その精神が夜中の歯ぎしりにつながり神経を痛めた可能性などがあり、まだ様子を見るべき時だ。この歯の痛さが虫歯によるものでないならば、ようし、仮にこの歯で噛んで痛くても頑張ってやろうと思った。それで、この痛い歯とは反対側にある親知らず2本を抜いてもらう事にした。

処置の前に同意書を見せられ、ひととおり説明を受けた上で署名する。私は勝手に、この同意書は自分が先生を信頼するという証明だと思っている。ここで喜んで同意するのが大事だと思っている。ところで、抜歯の方法についていくつも項目がある。これをいちいち読むと逆に気になってしまう。切開を加えるとか、歯の周りの骨を削るとか。でも実際には下記のとおり、患者の感覚としては「横を向いた親知らず」も普通の抜歯と同様なので心配は不要だった。いつ切開したのかわからなくて最後に縫合しているなと気付いた時に初めて切開したらしいと知ったとか、そもそも骨って削ったのか最後までわからないとか。

横を向いて生えている親知らずをどうやって抜くのか。私は何か特別な事をするのかと思っていたが、患者の感覚では普通の歯を抜くのと同様だった。つまり、最初に消毒してから麻酔する。麻酔の針は痛くない。歯茎に麻酔した人ならご存知の通り、チクッとする程度だ。そして、処置全体の中で痛いと言えば唯一痛いのがこれだ。なにしろ後は麻酔が効いているから、感覚がない。すべてが「他人事」だ。顎は「他人の顎」だ。それが、私の正直な感覚だった。実際にどんな処置がなされたのかは見ていないから知らないが、後で抜いた歯を見たら頭がスパッと切れていた事だし、きっと根を引き抜くのに頭が邪魔ならばまず切り取るのだろう。それから根を引っこ抜く。どんな器具でどうやって抜くのかは見ていないから知らないが、患者の感覚的には普通の歯を抜くのと同じだった。地元の歯科医でなく大学病院でも、実際に歯を引っこ抜く時は「力技」らしい。力いっぱいメリメリと抜いているのがわかる。メリメリと書くと知らない人はびっくりするかもしれないが、何でもない。私が前に地元の歯科医で抜いてもらった歯は隣の歯と根の一部が癒着していて、先生には苦労させてしまったが、それを抜く時にメリメリと音がした。耳で聞く音というより顎の骨から伝わってくる音だ。麻酔が効いているから痛みは全然ないぞ。「他人の顎」だ。私はその時にメリメリを知っているから、これはもう全然怖くない。

処置後の出血が止まるのを待って状態を確認してから終わりになる。この、ある程度の出血が大事らしい。この血糊が傷口を塞いで感染を防ぐし、この血糊の所から後に骨が出来てゆくらしい。だから舌で触るなどして血糊が取れてしまうのは良くない。上の親知らずの根は鼻の所の骨の空洞に近く、抜いた時に空洞まで穴があく事がある。私も抜いた直後に鼻のほうに血が流れたらしい感覚があったので後で歯科衛生士さんに言ってみたが、小さい穴の場合は自然に塞がるそうだ。ただ、強く鼻をかむと時として穴が復活してしまうそうだ。しばらくは強い鼻かみ禁止だ。いっぽう下の親知らずの根の近くには神経が通っていて、抜いた時にこれを刺激して、時として一時的なしびれが残る事があるそうだ。このしびれは一時的だそうだ。

歯科衛生士さんによると、痛いのは処置当日よりも2日目、3日目だそうだ。それが7-10日くらいかけて治ってゆくそうだ。明日になってもしも痛くてブログ記事UPの気になれなかったら困るので、この記事は今日のうちにUPしておこう。

処置の翌日は紹介状の送り元である地元の歯医者で消毒らしい。私は地元の歯医者宛てに書状を預かった事もあり、帰宅途中に歯医者に寄ってそれを渡し、その時消毒の予約をした。今後はまた地元の歯医者で術後経過をみる事になる。完全に治るまでには2-3か月かかるそうだ。いつになるかは知らないが、地元の歯医者で術後の経過が良いと判断された時点で、私はもう1本の親知らずを抜くためにまた紹介状を持って大学病院に行く事になるらしい。

コメント(0) 
前の30件 | - その他の病気 ブログトップ