SSブログ

親知らず (12) [その他の病気]

大学病院から帰宅し、流動食をとって薬(抗生物質と胃薬)を飲んだ。今までの経験から、麻酔が切れるまでにあと1時間から2時間。万一のために、今のうちにメモしておく。

今回の処置は妙に早かった。正味30分。麻酔をして効くまで待つのが10分、抜くのに5分、血が止まるまで待つのに15分という所か。今回抜くのは1本だが、おおよそ5分くらいかかったと思う。なにしろまず、横を向いた親知らずの頭をウィーンと音をさせて切り落とす。どんな機械でやってるかは見てないからわからない。この時、歯の粉末の臭いがすごくする。アーモンド、いや違う、カシューナッツみたいな。口の中が歯の粉だらけみたいな感じがする。今回は麻酔の効きの都合か、上記の「ウィーン」をやっている最中に歯神経に感覚があった。痛いというほどでなく、例えば虫歯でも本格的に痛くなるより前段階の、なんか嫌な感覚があるが、そういう感じ。この調子でどんどん痛くなったら困ると思ったが、感覚があるのはそこまでだった。親知らずの頭を切り落とした後は例によって何の痛覚もない。何をされているのか知らないが、まず歯を上から力いっぱいギューッと押されているような感覚。抜歯のための器具を押し込んでいるんだろうか?それからぐいぐいとやられて正直な所よくわからん感覚があり、それで歯は抜かれている。そして傷口縫合。全部痛みはない。ただ、何かやられている感覚がある。今回参ったのは、助手の歯科衛生士さんが見習いっぽかった事だ。私にとっての初回は場数を踏んだらしい歯科衛生士さんが付き、それで患者の私が慣れてきた所で2回目は場数を踏んでいない衛生士さんの練習に私が一役買うという感じか。あっ、今回は同意書書かなかった。前回の同意書が有効なのか。そんなこんなで30分。

「親知らず」関係とは別件の記事に少し書いたが、先に抜いた左下の親知らず跡の歯茎が内側へ出っ張ってきた。今日先生に話してみたが、やはりあれは顎の骨らしい。先生は、出っ張ってきた事でなくてその縁がでこぼこになっている事のほうを気にしている。私は口の中に骨が出っ張ってくるのが嫌で、それを気にしているんだけど。専門家と素人は気にする物が違う。で、先生が言うには、これ(出っ張った事でなくでこぼこの事だと思う)を治すにはまた外科手術をするという。正直私は、これ以上いじりたくないよ。抜くべき親知らずをやっと全部抜いたと思った所なのに、また何かするの。それも私が気にしている「骨の出っ張り」を治すのでなくて、ただの「でこぼこ」を治すんでしょ。それはもう逃げたいなあ。先生いわく、「(でこぼこの治療は、親知らずを)抜くより楽です」。はぁっ、そうなんですか?人生って、難事件がひとつ解決したと思ったらまた次の難事件って感じ?ホッとする暇なし?安住の地はどこ?

先生によると、私の親知らずは以前に何度か炎症を起こしたと思われるそうで、私にはその自覚症状が一度もなかったんだけど。とにかく、それが元で親知らずの一部と顎の骨が癒着していた。今回抜いた歯を見せてくれたが、確かに歯の側面にちびっと別の骨がくっついている。つまり、親知らず付近の顎の骨がちびっとだけ一緒に取れている。で、上に書いた「でこぼこ」の原因が、ひとつにはこれらしい。

コメント(0) 

コメント 0

コメントの受付は締め切りました