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新たな歯磨き剤を求めて [歯ブラシメモ]

追記と情報訂正
この記事に書いている「古い方の」歯磨き剤は、引き続き売られていた。新しいほうの歯磨き剤とは売り場が少し離れていて、私が見落とした。だから「古い方の」歯磨き剤も引き続き買える。この記事は私の人生の記録でもあるので、削除まではせず残しておくことにした。



カメラの撮影テストを兼ねて、歯磨き剤の写真を撮った。なぜ歯磨き剤か、それには理由がある。

私は長年、この歯磨き剤を愛用していた。
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愛用の理由は、少量でも泡立ちがよく、その泡が歯と歯の間の奥にも入って汚れを落としてくれるのではないかと予想したからだ。ほら、お風呂で体を洗う前に石鹸をよく泡立てろとテレビ番組で言うではないか。あれと同じように、歯磨きも泡立ちが大事ではないかと。私がそれを初めて考えたのははるか昔。一体いつだったろうと自分のブログ記事をたどって調べてみると、なんと2007年。

その後、商品名はほぼ同じでも外見の印刷が少し変化し、気のせいか昔ほどの泡立ちでなくなった気がしていた。それでも私はこの商品を愛用し続け、2019年に至った。

先日、歯磨きチューブの中身が残り少なくなったので、また同じ商品を買おうと出かけた。同じ商品はもうなくて、新製品が売られていた。
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売り込み文句もすごい。オールインワン。歯周病予防特化型とホワイトニング特化型の2種類から選べる。私はこれを買い、さっそくその日の晩に試した。歯ブラシにチューブから中身を出す。なんだか中身がゆるい。そのこと自体は悪いことでなく商品の仕様なのだが、今までに使ってきた歯磨き剤との違いがつい気になる。とにかくその歯ブラシを口へ運び磨き始めた。歯磨き剤がゆるいぶんだけ唾液と混ざって液化するのも早く、何となくこころもとない。これも私の個人的感想にすぎないのだが。

畢竟、人間個人は自分が感じ思う所に従って、自分の進む道を選択してゆく。私個人は自分のきわめて個人的な感想に従い、自分が好む新たな歯磨き剤を探してふたたび買い物に出かけることになった。

新旧両商品の成分についても気になったので、商品の裏を見た。成分にほとんど違いはない。各成分の割合は、もちろんわからない。
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後日談
記事の冒頭に追記したように、「古い方の」歯磨き剤もまだ売られていた。私の見落としだった。私は古い方の歯磨き剤を引き続き買って使うことになった。

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GUMは私の歯を見捨てた(9) [歯ブラシメモ]

スマホ肘が治るまで出てこないつもりだったが、どうしても日付と共に記録しておかなければならないことがある。そうしないと、フロスが何日で完全に使えなくなったかが後でわからなくなるから。

このブログで何回か話題にし、シンゴジラの形態に例えて変化を記録していたフロスが、今朝とうとう完全に使えなくなった。

前回の記事(8)の後、私は2つに切れたうちの長いほうのフロスを使い続けた。このフロスは「歯間に入らなくなった」とブログに書いたから、使い続けたというのは矛盾するように聞こえるかもしれないが、実際は次の通りだ。歯間にほとんど隙間のない私でも、場所によってはフロスの入りやすい歯間もある。その一方で、フロスが入るのが不思議なほどくっついている歯間もある。私はフロスのケースから新しく30センチほど引き出し、狭い歯間にはその新しいフロスを、入りやすい歯間には古いフロスを使った。

そうして数日が過ぎた。古いフロスがまた半分に切れた。つまり最初の長さの3分の1になった。もはや指に巻き付けて使うことは不可能な短さだが、買いたくない、もう出費はできない、長持ちさせたいという執念で、私はフロスの両端を指でつまんで使い続けた。それが今朝、使っていると、真ん中辺りがなんか嫌な感じに縦裂きになり細く伸びた。これはすぐに切れるぞと思っていたら切れた。12月11日の記事で「使い始めてたったの8日」だから、今日で13日目だ。苦労して長持ちさせたのに、2週間もたなかった。GUMの古い商品とは大違いだ。ついでにもうひとつ記録させてもらうと、このフロス、リーチ ウルトラクリーンやわらかスライドは、きしめんのように幅広タイプだから、歯間に入れた後のフロスを引き出す時に歯茎にこすれて困る。この点もGUMの古い商品のほうが良かった。GUMが昔通りに製造販売さえしてくれたら何の問題もなかったんだがなあ。

今回の記事の最後に、とうとう使えなくなったフロスの残骸を写真に撮ってUPしたい。なぜなら、たまたま前回の記事(8)でフロスの形状をシンゴジラの形態に例えたが、使えなくなったフロスの成れの果て(第5形態)がまるでシンゴジの第5形態の尻尾みたいに不思議な形になったから。偶然に形が似たのを面白く感じてUPしたくなった。
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GUMは私の歯を見捨てた(8) [歯ブラシメモ]

ついに切れた。リーチ ウルトラクリーンやわらかスライド。使い始めてたったの8日。GUMの古い商品との違いは、おそらく、GUMの古い商品は細い繊維の集合体だったから少し端が切れた時点で細い繊維が1本分離し、他の繊維には影響しなかった。ところがリーチ ウルトラクリーンやわらかスライドは全体が一体化したゴムだから、端に切れ目が入ると少しずつその亀裂が大きくなってゆく。だから最終的にフロス全体が切れるのが早いのではないか。

今歯磨きしながら、私はこのフロスが使ううちに変化してゆく様をシンゴジラの形態に例えることを考えていた。シンゴジの尻尾しか見えなかった第一形態は、フロスでは使用前のぐるぐる巻き状態。陸に上がってきた第二形態は、フロスでは初めて使った時の「きしめん」状態。前足が生えた第三形態は、フロスではしわが寄って歯間に入りにくくなった状態。ビーム出しまくりの第四形態は、私の予想では歯間に無理矢理通すうちに細くなって入りやすくなるのではと思っていたが、予想は外れて一気に切れたのが第四形態となってしまった。もっとも、この先に第五形態がある。それは、切れたと言ってもちょうど真ん中から切れた訳ではなく、私は2本に切れたうちの長いほうをさらに使い続けるという、しょうもない状態だ。


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GUMは私の歯を見捨てた(7) [歯ブラシメモ]

前の記事を訂正しなければならなくなった。

なんということだ、リーチ ウルトラクリーンやわらかスライドは、使ううちに歯間に入りにくくなるようだ。GUMの古い商品は使ううちに細くなって入りやすくなったが、その逆だ。

今まで5日ほど使ったフロスが狭い歯間にどうにも入らず、新しくケースから30cmほど引き出してそれを使ってみた。すると入るではないか。それで気づいた。

ではなぜ入らなくなるのか。まずは、今日使い始めたフロスと5日ほど使ったフロスを比較しよう。

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これが新しいフロス。きしめんのように幅があり、表面は滑らかだ。

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これが5日使ったフロス。幅が少し狭くなり、表面にしわが寄る。

幅が狭くなったのは、すり減ったからなのか。でもそれなら細くなり入りやすくなったはずだ。気になるのはしわが寄ったことだ。私は苦労して使い古しフロスの一部のしわを伸ばしてみた。

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左が使い古し、右が新しいフロス。幅は同じだ。使い古しはしわが寄ったから狭く見えただけだ。ということは、しわが寄って厚みが増した分だけ狭い歯間に入らなくなったのか。

私のとても狭い歯間には、5日の使用で入らなくなった。次のフロスを引き出して使わなければならない。GUMの古い商品の時は、私はこまめに水洗いして2週間以上当たり前に使っていた。今までよりもずっと早く次の商品を買わなければならないのか。使えなくなったといってもすり減ったのでも切れたのでもなく、しわが寄っただけなのだ。しわを簡単に伸ばす良い方法はないだろうか。

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GUMは私の歯を見捨てた(6) [歯ブラシメモ]

リーチ ウルトラクリーンやわらかスライドは、ワックスレスらしい。つまり、使い続けても(ワックスが取れて)歯間の通りが悪くなることはなく、ずっと同じ感じで使える。ただし、その「同じ感じ」というのがそもそもGUMの古い商品に比べて使いにくい。狭い歯間に通すのにコツがいる。あるいは、一回で通らずに頑張っているうちに通るという感じ。でもこれ以外に私の歯間に通るフロスがないなら仕方ない。とにかく歯間に通るのだから、それでよしとしなければ。GUMの古い商品は、使い続けるうちにフロスから細い繊維が分離し、だんだん細くなっていった。細くなると歯間に入りやすかった。いっぽう今回のフロスは繊維の集合体ではなく全体が一体に形成されているようだ。使い続けたから細くなるという兆候はなく、その代わりに1ヶ所切れる兆候が出た。このままの太さ、このままの使いにくさで続き、ある日プツリと切れるのかなと推測している。
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GUMは私の歯を見捨てた(5) [歯ブラシメモ]

フロスが来た。 来た、というのはネット通販を利用したからだが、注文の後で近所のドラッグストアに置いてあるのを知った。送料数百円損した。どうしてネット通販しか頭になかったのだろう。頭が回らない自分の脳細胞が不憫だ。

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フロスの名前はリーチ ウルトラクリーンやわらかスライド。一般的なフロスはケースから引き出すと糸のような形状になるが、このフロスは平たい。一般的なフロスを「うどん」に例えるなら、このフロスは「きしめん」だ。もちろん大きさは「きしめん」よりもずっとミニサイズだが。歯間に入れる時は、「きしめん」がよじれないように気をつけて入れるのだろうか。材質は一種のゴムだな。引っ張ると少し伸びる。

今日は初回の使用だが、とにかく使えた。ワックス付きのフロスはワックスが取れると滑りが悪くなるが、もしもこのフロスがワックスレスで、今後も同じくらいスムーズに歯間に入るなら、今後も使えるだろう。私の歯が3つくっついて生えている所は、フロスを入れると稲妻形に曲がって入る(鋭角には曲がらないがジグザグになる)ことになり、そこが一番入れにくい。一回目に試した時は失敗して入らなかった。他の歯間を済ませてから再チャレンジしたら入った。コツがあるようだ。このフロスは強めに張ったほうが細くなって入りやすいのか、それとも緩く張って動かしたほうがゴムのしなやかさで入りやすいのか?そういうコツから私は学び始めなければならない。
今日の報告は、ここまで。

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GUMは私の歯を見捨てた(4) [歯ブラシメモ]

とんでもない事になった。縦に裂いたGCルシェロ フロス ミントワックスは、危なっかしいながらも使えていたが、本来裂くべきでないものを裂いて使っているから太さが均一でなく、裂いた時の裂けムラが極小サイズの毛玉のようになって糸の途中に存在する所もあった。そういうのはできるだけ指でこそぎ落して使ったが、こういう勝手な加工をして使うのは問題があるかもなあと思ったその時だった。歯に引っかかった。きっと毛玉が引っかかったのだ。前にも後ろにも動かない。それじゃ困るから無理やり引っぱったら切れた!ただ切れただけでなく毛玉が歯間に残った!さあ困った。別のフロスを通して毛玉を取ろうとした。そのフロスも切れた!今度のも歯間に残った!今度は歯間からヒゲが生えたかのように残った!ヒゲを引っ張って取ろうとしたら千切れた!歯間の毛玉を取ろうとして使うフロスが片っ端から切れてゆく!GUMが生産中止したせいで、私はとんでもない境遇になったぞ。結局苦労の末に歯間の毛玉は取れたが、今までに出して裂いて使っていたフロスはみんな切れた。また新しくフロスを出して、裂いて、使うことになる。でもこのままでは駄目だ。細く裂いたところで、ワックスの取れたフロスは歯間に通す時にギシギシと大変だし、何か改善しなければいけない。もっと通りのいいフロスは売っていないものだろうか。歯医者さんでは、どんなフロスを使っているのだろう。
困り果てつつ、今回はここまで。

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GUMは私の歯を見捨てた(3) [歯ブラシメモ]

フロスの報告は前回(続)で終わるはずだった。ところが、そうは行かなくなった。最初に使った時には歯間に通っていたGCルシェロ フロス ミントワックスが、歯間に通らなくなってきた。何かの間違いだろうと思ったが、今日も通らない。それでふと思った。ワックス付きのフロスは、滑りが良いようにワックスを塗っているが、1回使うとそのワックスは取れてしまうのではないか。そうすると、滑りが悪くなるのではないか。
また新しいフロスを探して試さなければならないかと思ったが、そのうちに、この新しいフロスが縦に裂けるかどうか試してみようと思いついた。GUMの今売られているフロスは縦に裂けないから細くできない。GCルシェロ フロス ミントワックスは、なんとか縦に裂けた。でも半分の太さではまだ歯間に通らなかった。もっと細くしなければ。ワックスが取れただけでこんなに通りが悪くなるのか。
とにかく私は縦に裂いたフロスがどこまで使えるかを試そうと思う。その結果が出るのは数日から1週間くらい後だが、ここまで来たからにはこの続きもブログで報告したい。
今回の報告はここまで。

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GUMは私の歯を見捨てた(続) [歯ブラシメモ]

以前の記事で新しいフロスを探すと書いてからその後の報告がなかったので、以前の記事を読んだ方はもうこの話題が終わったと思っていただろう。実はそうではない。買ったフロスが1週間も来なかったのだ。やっと、やっと郵送されて来たぞ!
そんなに広くない日本国の中で郵送に1週間かかる距離があるとは知らなかった。
で、私がネットで調べて買った商品はこれだ。ネット上のレビューで、狭い歯間にも入ると書いてあったから。
GCルシェロ フロス ミントワックス
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もちろんすぐに使ってみた。見た目の太さとは違い、意外にも狭い歯間に入る。つまり、前後に動かすうちに平たく変形して入る。普通の使い方ならば、一番狭い歯間にもギリギリ入る。
ミントの香料は余分だが、使ってみるとそんなに強い匂いではないので嫌ではない。
私個人にとっては、もうひとつ課題がある。人と違って歯が横でなく縦に並んでいる所もある私は、3つの歯が密着している部分があるので、フロスを直線的に張って使うのでなく、歯に沿って直角に引っ張って使わないと掃除できない所もある。今まで使っていた「昔のGUMのフロス」は、新しいうちはそういう入り組んだ曲がり方ができないが、少し使って磨耗して細くなったフロスは使えた。私はそれをうまく利用してきた。果たして、新しく買ったフロスは入り組んだ曲がり方をしてくれるだろうか。それは、これからしばらく使って、このフロスがどういう磨耗のしかたをするかにかかっている。
今回の報告はここまで。

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GUMは私の歯を見捨てた [歯ブラシメモ]

私はずっとGUMのデンタルフロスを使ってきた。私の顎の骨は小さいが、人間の顎に生える歯の本数は決まっているので、歯がひしめきあって生えている。歯並びの良い人には想像できないだろうが、歯の生えるスペースが足りないから、ひとつの歯が外側へ、その隣の歯が内側へと生える場所を求めて出た結果、ほんらい横に並ぶはずの歯並びが縦に並んでいる所もある。そういう所にフロスを通すには、U字型のプラスチックにフロスが張ってあるタイプでは無理だ。糸を自分の両手の指に巻きつけて使うタイプだけが使える。GUMの古いタイプのデンタルフロスは、隙間のない私の歯にも入り込むしなやかさをもっていた。繰り返し使うと少しずつ摩耗し、そのうちにフロスから細い糸が離れてゆき、だんだんフロスが細くなる。あまり細くなると効果がないので新しいフロスに換える。それをずっと続けてきた。

GUMのデンタルフロスはプラスチックの容器に巻かれて入っている。それを上記の使い方で少しずつ使ってゆくと長期間使える。先日、ついに容器ひとつを使い切り、次のフロスを買いに行った。すると、商品が変わっていた。昔は、糸状のデンタルフロスといえば1商品だったと思う。それが3種類になっていた。膨らまないワックス付き、膨らむワックス付き、膨らむワックスレス。私の歯は隙間がないので、膨らまないタイプを買った。早速使おうとした。ところが、歯と歯の間でギシギシとつっかえて入らない。私はびっくりした。何かの間違いじゃないかと思ったが、翌朝も入らない。GUMのホームページのどこかに使い方が書いてあるのではないか、引っぱるとフロスが薄くなったり細くなったりするのではないかと調べたが、そんな記述はない。引っぱっても細くならない。それなら、縦に2つに裂いて使おうと思った。ところが新しいタイプは昔のタイプと違い、縦に裂けない。お手上げだ。昔のタイプとはフロスの材質が明らかに違う。それで、しなやかに入り込まずにギシギシとつっかえる。

GUMは、商品を3タイプにしたことで改良したつもりなのだと思う。しかし私のような顎の小さい歯並びの悪い人間の歯を見捨てたということに気づいていないのだろうか。今度は残念ながら私がGUMを見捨てなければならない。だって使えないから。他社の商品で、なんとか私の歯並びに使えるフロスを見つけなければ。それも早く。すでに数日、私は歯間にフロスを通せないでいる。虫歯になる前に、早く見つけなければ。

合体 ドルツ×プリニア [歯ブラシメモ]

このブログの「なぜだ!?マルチキャッチブラシ生産終了」は読んでいただけただろうか。今回の記事は、その解決編だ。

テキストよりも画像で見て確認していただくつもりだ。写真はクリックすると拡大版が出るはずだ。高解像度なので、製品名はもちろん、ブラシの毛先も確認できる。

それでは順番に行こう。

まず、これがドルツの「ポイント磨きブラシ」だ。2本入りだが、1本出して使い始めた時点でパッケージの不要部分を切り取ってしまったから半分になっている。
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中身をドルツ本体にくっつけて撮影してみた。
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次に、これからが本題だが、ドルツの「カーブフロートブラシ」。
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写真をクリックして拡大版を出し、毛先を見てほしい。側面の毛が短くて、先細り加工もない。
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私が欲しいのは「マルチキャッチブラシ」というもので、カーブフロートブラシとほとんど同じだが側面の毛が長くて先細り加工がある。でも生産中止。

そこで、次の写真を見てほしい。これはドルツではなくプリニアの、「テーパーカーブフロートブラシ」。
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中身をドルツにくっつけてみた。みごとにくっついた。
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上の写真をクリックして拡大しても十分わかるが、さらに拡大して撮った写真も載せておこう。側面の毛が長くて先細り加工がある。
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問題解決。

なぜだ!?マルチキャッチブラシ生産終了 [歯ブラシメモ]

ドルツ用替えブラシを買う時が来た。毛先がずいぶん開いてしまったから。それで、愛用の替えブラシの名前を確認しようとインターネットで調べた。2つあるうちのひとつはすぐ見つかった。ポイント磨きブラシ。プラウトみたいな毛先だ。でももうひとつは見つからなかった。カーブフロートブラシか?いや違うはずだ。カーブフロートブラシは側面の毛先が短くて使えなかった。これに似ているけれども側面の毛が長く、しかも細く加工されているのがあった。絶対あった。それがネット上に見つからない。ひょっとすると私が間違えているのか?他にないということは、カーブフロートブラシだったのか?それでカーブフロートブラシを買ってみた。ネット通販で買い、今日商品が届いた。届いた商品を見ると、やはりカーブフロートブラシは側面の毛が使えないほうだった。私はどうにも合点が行かず、再度インターネットで調べた。そうしたら、マルチキャッチブラシというのが見つかった。名前だけ見つかった。どこの店でも売り切れだ。さらに検索した。そして見た。

生産終了。

生産終了。

生産終了!


信じられぬ。マルチキャッチブラシがなければ私が使えるドルツのブラシはポイント磨きブラシだけになってしまう。

この記事には続きがある予定だ。でもいいかげんなことは書けないから、私自身が事実を確かめるまで1週間くらい待ってほしい。

親知らずと歯磨き奮戦記(14) [歯ブラシメモ]

前回の歯磨き関連の記事で、「ドルツ」のブラシの柄にGUMの歯間ブラシL字型Lサイズをガムテープでぐるぐる巻きにして固定した話をした。あの発明品は、その後何の問題もなく実に便利に使えている。そして今日はまた類似発明品の報告だ。

なにしろ私の横を向いた親知らずは、あらゆる手段を使ってきれいにしてやらなければならない。歯並びのいい方のように普通にブラッシングするだけでは毛先が届かない。そこで今回は、以前の発明品に前回の発明をプラスして新しいものを作った。

もうずいぶん前の記事になるが、毛足が長くて歯並びの悪い歯の隙間にも毛先が届く歯ブラシとしてリーチ 歯周病対策アルファを挙げたことがある。そしてこの歯ブラシが私の親知らずに使えない理由はただひとつ、植毛部分が広いから、ある部分の植毛が届こうとしても、その隣の植毛が歯に当たってつっかえる。だから私は植毛部を歯の隙間に入る分だけ残して他を全部カミソリで切った。これが以前の発明品だ。今回はこの「植毛部をモヒカン状にしたリーチ」を、さらに「ドルツ」に合体させた。

作り方は歯間ブラシを使った時とだいたい同じだ。でも普通の歯ブラシは柄が長いから、まずこれを適当な長さに切らなければならない。リーチの柄はとても頑丈で、ペンチの根元の刃で挟んでもすぐには切れなかった。それでも少しずつ周囲に切れ込みを付けてから両手で持ってゆっくり曲げ、さらに反対側へ曲げると折れた。これを使い古しの「ドルツ」替えブラシ(ポイント磨きブラシ)にガムテープでぐるぐる巻きにした。

これの利点は、最奥にある親知らずを手動で磨くと手が疲れて長時間丁寧に磨けないが、電動ブラシならば長時間のブラッシングが苦にならないという点だ。しかも毛先は自分の歯の形状に合わせて切ってある。「ドルツ」付属のブラシは毛足がリーチよりも少し短く、私の親知らずには不向きなのだ。この変形合体メカ(?)は今日から使い始めたので、実用性を確認するにはあと1週間は使い続けなければならない。でも今のところは問題なさそうだ。

親知らずと歯磨き奮戦記(13) [歯ブラシメモ]

歯医者の定期検診に行ってきた。以前のブログ記事からずいぶん経ったから、「前回までのあらすじ」を書こう。私の親知らずは4本とも残っていて、そのうち3本が斜めを向いて生えており、そのうち1本は見た目ほとんど横を向いて生えている。それで、歯医者さんから抜きましょうと言われた。私は、たぶん恐怖にひきつった形相で「無言の抵抗」をしたのだろう。歯医者さんはそれを見て、私に猶予をくれた。レントゲン撮影の結果、幸運にもまだ隣の歯に影響が出ていなかったので、とにかく次回の定期検診まで様子を見ることになった。私の歯磨き大作戦はその前から始まっていたが、この一件以来前にも増して必死で磨くことになった。それから半年が経ち、また定期検診が来た。

この半年の間に私は何の改善もせずに歯磨きをしていたわけではない。私の横を向いた親知らずは、隣の歯との間に難しい隙間がある。つまり、普通の歯間のようにフロスを通すには広すぎ、かといってプラウトの毛先を奥まで突っ込むには狭すぎる。そこで私は歯間ブラシのLサイズを横から突っ込んで磨いていた。歯医者さんの歯根治療のように、毎回手作業で突っ込んだり抜いたり。これが意外と骨が折れる。骨が折れるからあまり長い時間突っ込んだり抜いたりしていられない。そこで、音波歯ブラシ「ドルツ」のポイント磨きブラシ(替えブラシ)の、使いすぎて毛先がパイナップルの頭みたいになったやつを、捨てずに再利用した。この替えブラシにGUMの歯間ブラシL字型Lサイズをガムテープでぐるぐる巻きにして固定した。この時、口に入れても邪魔にならないようにポイント磨きブラシの本来の毛先の向きをちょっと考慮する。そんなことをして大丈夫なのかと、あなたは思うだろう。私も最初はそう思い、なかなか試せなかった。だが意外にも使えてしまった。もう1週間以上試しているが、特に問題はない。あの高振動で歯間ブラシの先が動いてくれるので、私は苦労せずにほんのちょっとブラシを動かす程度でいい。疲れないから比較的長い時間磨いていられる。私はこの新兵器で、本来ならとても磨きづらいはずの「横を向いて生えた親知らずの隣の歯の側面」を毎日楽しく磨けることになった。

私はこの記事が、私と同じように歯並びの悪い方の参考になればと思い書いている。私は自分の歯を守るために必死になっているからこういう事をしているのであって、歯並びが良くて歯を普通にしっかり磨ける方にはお薦めしない。それと、歯並びの悪い方は私の真似そのものをするのでなく、必ずご自身の歯並びに合った道具を選んで研究してほしい。

さて、そうやって歯を磨くうちに定期検診となった。検診の結果、とくに悪い所は見つからなかった。それで私はまた半年間の猶予をもらった。先生は、悪くなったらすぐ抜かなければならないと言った。それはおっしゃる通りだ。もともと悪くなくても横を向いた親知らずは抜くはずの所を、私のわがままで猶予をもらっているのだ。私は先生に、「先生がご覧になって特に磨き残しが気になった所はどこですか?」と聞いた。先生の答えは、3本の親知らずだった。残る1本の親知らずはまともな生え方をしているので、まだましらしい。私個人は、残る1本は3本ほどしっかり磨いていないので逆に気になっていたのだが。例の3本のほうは特に時間をかけているので、前に比べて綺麗に磨けているんじゃないかと思っていたが、そうではないらしい。歯並びが悪いだけでブラッシングはとんでもなく困難になり、歯並びが良いだけで簡単なブラッシングで綺麗になるということか。

その後歯科衛生士さんからブラッシングの指導を受けた。定期検診を含めて歯医者通いももう長いからブラッシングに限れば新しい知識を得ることは少なくなったが、それでも毎回得るものがある。私のモットーは「歯科衛生士さんの話に耳を傾けよう」だ。歯科衛生士さんは私の歯石を取る時に、右上の犬歯の所だけ出血が多いのに気づいたそうだ。これは重要な情報だ。出血があるのは腫れている証拠。腫れているのは歯と歯茎の境目に問題があると見ていい。食べ物のかすが残るのか黴菌が多いのか、とにかく改善が必要だ。思えば、今の歯科医院に通い始める前には上ではなく下の犬歯の辺りの歯茎をちょっと突ついただけでも血が出たものだ。それがふと気が付くと血が出なくなっている。今度の右上の犬歯の歯茎も、血が出ないように健康にしなければいけない。

それから、私は今まで親知らずの頭をこれでもかと磨いてきたが、歯茎との境目はあまり磨きたがらなかった。それは、ひとつには親知らずの頭を磨くのと同じ力で歯茎との境目をゴシゴシやれば必ず歯茎が傷つくからだ。歯科衛生士さんは、力を入れずに軽くでいいと言って、私の親知らずの歯茎との境目をプラウトでぐるりとなぞってみせた。ふと気づけば、今まで歯を抜かれたくないがゆえに力任せに必死でゴシゴシ磨いていた私の磨き方が正しくなかったのだ。

あと、これは自分のためのメモだが、今の歯医者さんに歯根治療をしてもらった所の歯槽骨が、ましになってきたらしい。歯根治療中のレントゲン写真では歯根の股の部分が黒くなっていた。患部が原因でカルシウムを取られたらしい。前回親知らずを抜くかどうかでレントゲンを撮った時に同時に歯根治療跡も撮ったのだが、今度は同じ場所が白くなってきた。自分の骨が再生するのを目で見たのは、私にとっては初めてのことだ。無くなった骨は戻らないと思っていた私には良い意味で意外だった。人間の体って、すげえなと思った。

先生は前回の定期検診までは親知らずの隣の歯が悪くなることだけを心配されたが、今回口にされたのは親知らず自体のことだった。以前には親知らずをやがて抜くものとしてあまり考慮していなかったが、今は親知らずを私が守っているのを察して親知らずのことも考えてくださっているのだろう。さらに大事なのは、親知らずの隣の歯に今のところ悪影響がないということだ。もしそれがあれば、先生は真っ先におっしゃるに違いないから。

歯科衛生士さんに歯石を取ってもらった後口をすすいだ時、口から出した水に歯石が混じっていないのに気づいた。以前には、よく磨いたつもりでも歯石を取ってもらうといっぱい出てきたものだった。さっき書いたが私は毎回の定期検診で歯科衛生士さんから何かを学ぶことにしている。前回も前々回も、ブラッシングする時に磨けていない場所の情報を得た。その情報はそれ以後改善するようにした。こうして改善していけば、いつかはピカピカの完璧なブラッシングに到達するはずだ。その思いは私の励みになる。

親知らずと歯磨き奮戦記(12) [歯ブラシメモ]

最後の記事からずいぶん経ったが、その間私は何もしなかったわけではない。定期検診の後すぐに考えたのは、親知らずとそのひとつ手前の歯の間にある深い谷間を磨くのに、電動歯ブラシを使うことだ。

電動歯ブラシの良い点は、ただ持っているだけでも磨けることだ。手動の歯ブラシだと5分も手を動かしていると疲れておしまいにしたくなるが、ただ持っているだけなら20分でもできる。だから歯の表面の黒ずみ落としにはそのほうがいい。それに、こうやって歯磨きに自分なりの「こだわり」をもつことで、知らず知らずのうちに無理なく長時間磨き、汚れをしっかり落とせる効果も見込める。

でも問題はある。市販の歯ブラシは、手動・電動の別なく私の歯の深い谷間に入る形をしていない。だから以前に私は「リーチ」歯ブラシの植毛部をカミソリで切ってモヒカン状態にし、ちょうど自分の歯の谷間に入る形にした。さて、電動歯ブラシも同じようにうまく行くだろうか。

電動歯ブラシ「ドルツ」の替えブラシ「ポイント磨きブラシ」は、「プラウト」という商品に比べて毛が柔らかく、早めに曲がってしまう。とくに私の場合、親知らず付近にグリグリ押しつけたから、早々に毛先が「パイナップルの頭のトゲトゲ」みたいになった。それでも使い続けたら、ついに「ターミネーター2の新型ターミネーターが溶鉱炉に落ちて溶ける直前に撃たれて破裂してむちゃくちゃな格好になった」のとまさに同じような、ものすごい形の毛先になった。これはもう使用不可能だというわけで、試しにカミソリで「モヒカン」にしてみた。

使ってみたところ、ちゃんと毛先が歯の深い谷間に入る。ただし、「ポイント磨きブラシ」の毛は「リーチ」ほど長くない。問題はこれだ。奥まで届かせようとして押しつけると毛の根元のプラスチック部分が振動しながら歯に当たって不快な音を立てる。奥まで確実に届かせるためには、もっと長い毛のブラシを使わなければならない。

そこで私は考えた。このポイント磨きブラシの頭をペンチで切り、それとは別に「リーチ」の植毛部をモヒカン状態にしたものをネックの部分で切り、この2つを何とかして接続できないか。

問題はもちろん接続方法だ。使用中常に振動するのだから、しっかりくっつけなければいけない。それに、口に入れる物だから、不衛生にならないようにしたい。まだある。ペンチで切った切り口が振動しながら口に当たると口を傷つけるので、そうならないように処理しなければいけない。さて、どうしたものか。これは焦らずに正しい答えを導きたいものだ。それまでは、「リーチ」歯ブラシをモヒカンにしたもので手動ブラッシングをすることになる。

親知らずと歯磨き奮戦記(11) [歯ブラシメモ]

今日は定期検診の日だ。親知らずを抜くかどうかが決まる日だ。私は本番に弱いタイプなので、あらかじめ全ての事を頭の中でまとめておいた。

インターネットで調べた所では、横を向いて生えた親知らずを抜くのは現在の歯科医療の当然の見解らしい。という事は、ひょっとすると歯医者さんは患者が何を言ったとしてもそれとは関係なく「いや抜きましょう。これは抜いておいたほうが絶対いいから」と言って抜く事しか考えないかもしれない。そうだとしても、それは当然の結果という事だ。

いっぽう私は個人的なこだわりから、親知らずを抜かないで済むものなら抜かずにおきたいと思っている。私自身の体にとってリスクが高いにもかかわらずだ。これは客観的に見て明らかに不利な主張だ。それでも私がこだわるなら、とにかく私に出来る限りの努力をしてそれを先生に見てもらう。それしか方法がない。見てもらった後は先生の診断に任せる。そういうわけでこの半年間、自作改造歯ブラシと歯間ブラシを使い、後には電動歯ブラシも使ってこれでもかと磨いてきた。

私は思った。客観的に考えて、抜く事になる可能性は高い。だったらせめて、その診断が下る前に、自分が言うべき事だけは先生に伝えよう。言うべき事は2つある。もしも先生が初めから抜く事だけを考えていたら、たとえ奥歯を見てきれいになっていると思っても、それはどうでもいいと思うかもしれない。人間同士は言葉にしないと伝えられない事もある。だからこの半年間自分が自分なりに精一杯の努力をしてきた事を、見せるだけでなく言葉でも伝えよう。もうひとつの言うべき事は、抜く場合の相談だ。これから年の暮れにかけて仕事が忙しい。私の仕事は喋る仕事だから、うまく喋れないと仕事に差し支える。ところがインターネットで調べると、親知らずを抜いた後で一時的に痛くなって大変だったという報告もある。そこで、仕事が無い2-3月に抜くように出来ないか、ぜひとも相談しておきたい。

以上の事を頭の中でまとめてから、先生の診察を待った。

先生は私の口の中を少し見ただけで、今日はまずレントゲンを撮りたいとおっしゃった。レントゲンを撮れば外見だけでなく、外から見えない部分の状態が確認できる。その後で先生の診断を待つのは、私としても望むところだ。奥歯だけの部分的な撮影と、頭の周りをぐるりと機械が回る撮影をしてから、現像を待った。

やがて現像された写真が出来てきた。先生が到着するまでのわずかな間、私は自分の歯の写真を見る事ができた。へんてこりんに斜めに曲がって生えている犬歯とか、真横に向かって生えている親知らずとか、自分で見てもすごい歯並びだと思った。ただ、ホッとした事もあった。親知らずの頭が黒くなっていて、そこが窪んでいる事もあり、これでもかと磨いても黒ずみが取れないので気にしていた。これは奥のほうが虫歯になっているのではないかと心配した。でも写真を見ると溶けて穴が開いているようには見えなかった。

先生が到着して写真を見て、暫くの間考え込んでおられた。私には察しがついた。歯科医療として横向き親知らずはすぐに抜いておいたほうが絶対にいい。隣の歯に悪い影響が出る前に。でもこの患者(私)は抜きたくない意志が見え見えだ。でもこの歯は抜いておいたほうがいいのだが。恐らく先生は心の中でそのような葛藤をなさっていたに違いない。

誰でも人間は、自分が所属する世界の常識に従って生きるものだ。「この歯は抜いたほうがいい」という常識の中で生きる医師の方々は、もしも患者がわがままを言っても、「患者さんには何が大事かが見えていらっしゃらないから」とお考えになるだろう。だから、もしも初めから頭ごなしに説得する方向で話を進められたとしても仕方がないのだ。それなのにこの先生は、医学的には意味をもたない患者の望みを、有難い事に医学的見解と同じ土俵の上に上げて考慮し、こんなにも葛藤してくださっている。患者一人一人にここまで親身に向き合ってくださる。こんな素晴らしい先生が他にいるだろうか。私はこの時点でもう、十二分に満足していた。先生の診断がどう下っても構わないと思った。

暫く考え込み、葛藤しておられた先生が、口を開いた。今のところ私の歯に問題は生じていないそうだ。ただ、親知らずと隣の歯の間の歯茎が下がってきている、と言われた。これを聞いて私は、心の中で唸った。先生には何でもわかってしまう、と。というのは、いつも家で親知らずと隣の歯の間にフロスを通す時、「ここの歯茎にはフロスで掻き出しにくい隙間がある。こんな所に食物が入って腐ったら厄介だ」と、ずっと思っていたからだ。正直、これだけが怖かった。そうしたら見事に言われてしまった。

結局、今回は様子を見る事になった。隣の歯に何か悪影響があれば、親知らずは抜いたほうがいいと先生はおっしゃった。それはもちろんだし、歯科医療の観点からは本来悪影響がまったく出ないうちに抜いておくべきだという事もわかっている。先生としてはすぐにでも抜く診断を下したかっただろうに。患者の心情を大事にして葛藤してくださった先生に大きな感謝をしなければ。そして、私は次の定期検診の時まで歯を健康に保ち、先生が今回の診断を後悔なさらないようにしなければならない。

親知らずと歯磨き奮戦記(10) ドルツ(続き) [歯ブラシメモ]

さて1週間以上ドルツを試した。やはりオーラルBデンタプライドよりも使いやすい。前に書いた通り、奥歯などに毛先を当てるために「ブラシを口に無理して突っ込んでる」と感じる事がない。これについては補足もしたい。私の口は小さい。顎もどうやら小さい。だから歯がきれいに並んで生える事ができずに歯並びが悪くなったわけだ。でも多くの人は私よりも口が大きいだろう。ということは、必ずしも全部の人がデンタプライドを使って「ブラシを口に無理して突っ込んでる」と感じるわけではない。事実、そのデンタプライドを今は母が使っているが、今のところ苦情を聞かない。結構気に入っているらしい。私が言えるのは、私のように口が小さくて歯並びの悪い人間にはデンタプライドよりもドルツが向いているという事だけだ。

そのドルツの使い心地だが、奥歯も含めてどの場所を磨く時も、無理なく容易に毛先が目的の場所に当たる。そして毛先がうまく当たった所は結構ツルツルになる。今のところ不満はない。そうそう、私は試用のさいにドルツ以外の歯ブラシは使わなかったが、フロスだけは併用した。それから、この特集でたびたび書いている親知らず付近の深い歯間は例外だ。この部分だけは前に書いた「特製ブラシ」で根気よくやっている。

私が買った製品には「カーブフロートブラシ」が付いていた。これで大抵の場所はきれいになるが、歯と歯茎の境目近くなどはうまく磨いたつもりだったのに結果がいまひとつの時もある。その時は「ポイント磨きブラシ」で部分的に磨き直すとパーフェクトだ。このポイント磨きブラシは、形状はプラウトという商品に似ているが、私にとってはプラウトとは別物だった。あなたはプラウトをどのように使っているだろうか。私は結構力を入れてゴシゴシこする使い方をしている。普通の歯ブラシと違ってピンポイント攻撃できるから、歯肉をこすらないように気をつければ力まかせにこすっても大丈夫だ。でもポイント磨きブラシでそれは出来ない。だって、ドルツは力を入れすぎるとそれを感知して振幅が弱くなってしまう。常に力を入れずに磨くことになる。それでは私は不満かというとそうではない。これはプラウトとは別の意味で有用だ。上に書いたが、カーブフロートブラシでは磨いた結果がいまひとつという場所にこれを使うと実にうまく行く。

ひとつ疑問が残った。カーブフロートブラシの植毛についてだ。このブラシには3種類の毛が植えてある。まず先端部分に集中して植えてある毛。これは細かい所を磨くのに役立つ。次に縦中央に並ぶ植毛。フロート構造になっているのがこれで、普通に磨く時に主に使う毛だ。そしてその両脇に並ぶ短めの植毛。私が疑問に思うのは、この短めの植毛の用途だ。毛足が短いので磨く時にあまり役に立ちそうにない。私は鏡を見ながら毛先を歯と歯茎の境目などにうまく当てようとする磨き方をしているのだが、この短めの植毛が邪魔して、その奥にあるフロート構造の毛の毛先がうまく目的の場所に当たっているかどうかが見えにくい。一度この邪魔な植毛を根元から切ってみたいものだ。その結果何か不具合が出るか、それとも不具合が出ずに磨きやすくなるか。とはいえ、買ったばかりのブラシをすぐに改造する気になれない。暫くはこのまま使ってみる。

親知らずと歯磨き奮戦記 (9) ドルツ [歯ブラシメモ]

デンタプライドを買ってからそんなに経っていないが、また電動歯ブラシを買うことになった。デンタプライドの植毛部は特殊な形状で、しかもネックがまっすぐなので、奥歯の引っ込んだ所に毛先を当てるのが非常に難しいからだ。歯並びが悪くて小さい私の口には合わなかった。

普通なら、せっかく買った電動歯ブラシだし安くはないのだから、デンタプライドを使い続けて壊れた時点で次を買おうと考えるだろう。でも私の場合、特殊事情がある。もうじき歯科検診だ。その結果次第で親知らずを抜かれるか抜かれないかが決まる。歯医者さんは抜く気だから、その気持ちをひっくり返すくらいにピカピカの奥歯にしておかなきゃならない。奥歯に向かないデンタプライドを使い続けている暇はない。

ネット通販は便利だ。店に足を運ぶ時間がなくても数日で商品が手に入る。ソニッケアー(ただし旧型)、オーラルBデンタプライドと買ったら、次に買う(試す)のはもちろんドルツだ。ドルツにはイオン、リニア、スリムという3タイプがあるが、私が買ったのはリニアだ。イオンの効果というのは個人的に半信半疑なので、イオンを買うのはやめておいた。スリムはブラシの振動数が他と微妙に違うので、これはスリム化に伴い性能が犠牲になっているのかもしれないと想像して買わなかった。要するに私個人にとってリニアが必要にして十分だと考えた。

このリニアに付いているカーブフロートブラシというのは珍しい。カーブというのはネックの形状らしいが、フロートというのが珍しい。植毛部を上から指の腹で押すと少し沈む。指を離すと元に戻る。バネが入っているみたいだ。

まだ1回使っただけだから、本格的な報告は次回になる。今のところの感想は、ブラシの振動はデンタプライドよりも小さい。私のソニッケアーはだいぶ前に壊れたので記憶が曖昧だが、たぶんソニッケアーよりも小さいのではないか。でも意外と汚れは取れそうだ。今まで使っていたデンタプライドは奥歯を磨く時に「ブラシを口に無理して突っ込んでる」という感触があったが、ドルツにはそれがない。奥歯も普通に磨けるのがいい。今後私が気にしたいのは、付属のカーブフロートブラシが有効かどうか。それから、替えブラシの「ポイント磨きブラシ」も購入予定だ。これはプラウトという商品の毛先がそのままドルツにくっつくようなものだ。これが有効かどうか。私は新しいブラシの評価には1週間以上使い続けることにしているので、結果の報告はその後になる。

親知らずと歯磨き奮戦記 (8) [歯ブラシメモ]

「親知らずと歯磨き奮戦記」の最初のうちに書くはずだったのに、後回しにしたまま今に至ってしまった話題がある。今回はそれを書こう。

私は歯科医院で親知らずを抜くと言われて硬直し、おそらくは私の形相が恐ろしいほど引きつっていたためか、歯医者さんは私に「様子を見ましょう」と言って半年の猶予を与えた。その日から私の歯磨き奮戦記が始まった。

私の親知らずは横を向いて生えており、歯医者さんは親知らずそのものでなく隣の歯が虫歯になることを心配しているのだった。歯医者さんは私にプラウトの使い方を教えたが、私はそのずっと前からプラウトを使っていた。そして親知らずと隣の歯の間にある深い隙間にはプラウトの先が届かないことを知っていた。プラウトでは駄目だ。

私は自分の親知らずを守るために、何をしてでも隣の歯との間にある隙間、とくに隣の歯の側面をきれいにしなければならない。

歯科医院からの帰り道、私は最初の案を思いついた。子供の頃、私は工作が好きな少年だった。木工の場合、紙やすりというものをよく使った。紙やすりにはとても粗いものからとても細かいものまで多くの種類があり、とても細かいものは水に塗らして使う。これは削るというより磨くためのものだ。私の第1案は、この紙やすりを小さな帯状に切り、それを例の歯の隙間にひっかけてゴシゴシするというものだ。いわばフロスが糸でなく帯になり、それに微細な凹凸が付いている感じだ。この案は物理的には可能で、効果も望める。唯一の問題は、そもそも紙やすりは口に入れるものでなく、黴菌がたくさん付いているに違いないということだ。下手をすると歯茎を化膿させ、とんでもないことになりそうな予感もした。でも他に案がなければ私は愛する親知らずを守るために敢行するつもりだった。

運の悪いことに、昔はそのへんで売っていた紙やすりが、今では近所で売っていない。とても目の細かいものが必要なので、品揃えの良い店でなければならない。私の町から少し離れた所にその手の工具を売る店が1軒残っている。そこへ行くには、仕事が休みの日まで待たなければならない。

こうして待つ間も私の頭の中には親知らずのことがあった。それを考えながら毎日を過ごすうちに、日常使っているものが親知らずと結びついた。以前に私は9本の歯ブラシを使いながら比較した。その時に「奥まで届く」というポイントで最後まで勝ち残ったのがデンターシステマとリーチ 歯周病対策アルファ。毛のコシと側面加工で最終的に私にとってのキング・オブ・ハブラシーズになったのはリーチだった。このリーチが親知らずと隣の歯の隙間に届かないのは、ひとえに植毛部分が広いからだ。ある部分の植毛が届こうとしても、その隣の植毛が歯に当たってつっかえる。それならば、植毛部を歯の隙間に入る分だけ残して他を全部切ってしまえばいいではないか。こうして私の第2案が出来上がった。

植毛部を切る時、最初はハサミで切った。でもこれでは根元からうまく切れない。その次はカミソリで切ったが、これは毛の根元からうまく切れた。カミソリは、女がたまに使うような細長い柄の付いたのが良い。柄のない裸のカミソリは危ないし、男が使う髭剃りではそもそも形からしてこの用途には使えない。

歯磨きペーストは研磨剤のたっぷり入ったザクトライオンだ。ザクトライオンの研磨剤は、以前に歯医者さんから薦められた美白歯磨き剤ブリリアントと同じ酸化アルミニウムだ。

ブラシも自作ブラシだけでなく、磨く場所に合わせて全部で3種類を使い分けている。まず左下の親知らずは隣の歯との隙間が狭くてプラウトではまともに入らず、ここは歯間ブラシのLLサイズを使う。これはおもに、横を向いている親知らずの頭と、それと向き合う隣の歯の側面を磨く。でも隙間の奥までは届かないので、改めて自作ブラシを隙間に合わせて動かして磨く。自作ブラシは一番奥まで届く。どうかすると毛先がどこかの歯肉をこするのでわかる。残念ながら自作ブラシだけで全部済ませることはできない。親知らずの頭の中央、窪んでいる部分には不向きだから。

右下の親知らずは隣の歯との間が広い。親知らずの頭にプラウトが届く。でも隙間の奥までプラウトは届かない。植毛が短いから。そこでこっちも自作ブラシを入れて磨く。

これで親知らず近辺の落とせる汚れは全部落とせると考えている。落とせない汚れはある。長年の間にすっかり黒くなってしまった親知らずの頭。この着色は1カ月毎日ザクトライオンで磨いても落ちない。親知らずと歯茎との境目に小さな黒い部分がある。半分歯茎がかぶさっているのでガリガリはできない。鏡を見ながら待ち針の先で慎重にこするが、落ちる気配はない。これらは何十年も放っておいたツケだ。仕方がない。

親知らずと歯磨き奮戦記 (7) デンタプライド デラックス (その5) [歯ブラシメモ]

私は今では「フロスアクション」ブラシではなく「ステインケア」ブラシを愛用している。それでは美白効果が気に入ったのかというと、全然違う。「ステインケア」ブラシのほうは植毛部の真ん中に美白ラバーカップがあるので、植毛がそれを取り囲むようにぐるりと並び、真ん中には植毛がない。この狭い列の植毛を歯並びの悪い歯の隙間にうまい具合に挿入して磨くためだ。「フロスアクション」ブラシのほうだと真ん中の植毛部がつっかえて隙間に入りにくいし、黄色い「プラークワイパー」が付いている部分は植毛がないのでそこを歯に当てても意味がない。ようするに私はブラウンが意図するような磨き方をしていないし、ブラウンが意図する磨き方では私が求める効果は得られない。私は歯並びの悪い歯と歯の隙間や、歯と歯茎の境目をきれいにして虫歯と歯周病を予防したい。とくに奥歯が心配だ。そういう目的にはブラウンは適さない。

ネット上の書き込みは、ことごとく的を射ている。デンタプライド デラックスを使わなくても、そのひとつ下のランクの製品で十分。歯の表面がツルツルになる効果はダントツ。これらはネット上で見たレビューのとおり。

奥歯の、とくに横を向いて生えた親知らずの辺りをきれいにしたかったら、電動歯ブラシに頼らないことだ。ふと思い出したが歯科医だって電動機械で削れない歯根の治療は手作業で何週間もかけて行う。我々一般人が電動機械に頼ってどうする。

私はもちろん、親知らずの辺りはブラウン オーラルBに頼っていない。頼りたくても毛先がうまく当たらない。そこで自作特製ブラシの登場となる。自作といっても植毛から全部自分でやるのではなく、市販の歯ブラシを目的に合わせて加工したものだ。
(ブラウン オーラルBの話はおわり。自作歯ブラシの話はつづく。)

親知らずと歯磨き奮戦記 (6) デンタプライド デラックス (その4) [歯ブラシメモ]

今回の記事は前々回の続きに相当する。この歯ブラシの大きめで丸いブラシ形状と、まっすぐの柄では、奥歯に正しく毛先を当てるのが難しい。特に歯の側面がぐるりと曲面を描いて向こう側の死角となる所はどうしても毛先が届かない。ブラッシングの後で鉤形ピックを使うと、ピックの先に食べ物のかすが付く。つまりきれいにできていない。そこで私は次の選択肢を試すことにした。歯間用の替えブラシだ。

早速私はインターネットで検索した。すると、恐ろしい記事が見つかった。ブラウンオーラルBの替えブラシは中国製のコピー製品が出回っているという。そしてそのコピー製品は毛先などの加工が粗悪だという。電動で高速運動する毛先が粗悪というのは恐い。歯茎を傷つけるかもしれない。情報をくれた方には心からの感謝を。(情報は「オーラルB 替えブラシ 中国」で検索すると複数のレビューが見つかる。)

こうなったら通販でなく、店頭でモノを見て買うのが良いだろう。私は出勤時のわずかな時間的余裕を使ってヨドバシカメラへと急いだ。ヨドバシの店頭ではオーラルBの替えブラシそのものを並べずに、ボール紙がぶら下がっていた。その紙をレジまで持って行って商品を受け取る仕組みか。すぐ横にサンプルのブラシがあった。サンプルの歯間用ブラシを見た瞬間、私はびっくりした。こんな大きさのブラシが歯間にうまく当たるというのか? 私が考えていた奥歯の死角にはとても使えない。

同じ場所にオーラルBの替えブラシのサンプルが多種類あったが、私はそれを見ながら思った。結局この電動ブラシはどれも植毛部が大きすぎるのだ。歯の側面をツルツルにしたいという人には向いている。でも奥歯などの磨きにくい所を気にする人の使うものではなかった。

さて、せっかく来たのだから他の電動歯ブラシも見よう。とりわけドルツを。ドルツには色々な替えブラシがあるようだ。その中に、プラウトと同じ形状の毛先をもつ替えブラシがあった。ずらりと並ぶ替えブラシの中ではこれが一番磨きにくい所に届きそうだ。

私はオーラルBを買ったばかりだから、今ドルツを買うわけに行かない。とにかく、奥歯の死角まできれいにしたければオーラルBの他に手動歯ブラシも併用する必要がある。手動歯ブラシなら私のお勧めは「リーチ 歯周病対策アルファ」だ。毛足の長さ、毛先の細さ、毛の1本1本に施された側面加工で隅っこや奥まった場所にかなりの汚れ取り効果がある。

親知らずと歯磨き奮戦記 (5) デンタプライド デラックス (その3) [歯ブラシメモ]

前回書き忘れたことがある。ソニッケアーは強力な永久磁石を使っていた。私が持っていたのは古いシリーズなので、今でも同じかどうかはわからないが。その強力な磁石は、周囲のスチール製電気製品(たとえば冷蔵庫の扉)に強力にカチンとくっついた。私はこれが心配だった。うっかり腕時計を近づけてしまったら狂わないだろうか。あるいは旅行に持って行った時、ビデオカメラのDVテープと一緒のバッグに入れたら大事な録画が駄目になってしまわないか。

いっぽうブラウンのオーラルBは永久磁石を使っていないようだ。ブラシや本体をスチールにくっつけたり離したりしても、磁力で引っ張られる感じがまったくない。これで私は安心して電動歯ブラシを持ち歩ける。デンタプライド デラックスにはキャリングケースも付いている。最初見た時には「持ち歩くことはないだろう」と思ったが、もしもこの歯ブラシが有用なら旅先でも使いたいものだ。

親知らずと歯磨き奮戦記 (4) デンタプライド デラックス (その2) [歯ブラシメモ]

あれから1週間が経った。初めのうちは「丸いブラシで歯と歯の間のへこんだ所などをどうやって磨いたらいいのか」と思っていたが、そのうちに少しコツがわかってきた。たとえば、解説書にあるように常に丸いブラシを歯にかぶせるようにしなきゃと思うと難しいので、場所によっては他の角度からでもブラシ先端が歯の奥や歯茎との境目に接触する形を探す。

他にも色々試している。いちばん奥の歯の後面に届かせようと歯ブラシを口の横から入れて押し付けると、なんかモーター音が苦しそうな音だ。「過圧ストッパー」のあの音ではなく、ブラシの柄が押されて無理がある音らしい。そこで、いちばん奥の歯に届かせる時には歯ブラシ本体ではなく柄の部分に手を添えることにした。こうすると柄自体が押されても本体との接続部には無理な力がかからないので、正常なモーター音だ。

気になることは早くも出てきた。やはり奥歯だ。前歯ならば、歯並びが悪くてもブラシの当て方を工夫すればたいてい毛先が歯に当たる。この歯ブラシの強力な汚れ落とし能力ならば、毛先が当たれば汚れは落ちる。でも奥歯の、それも歯と歯の間の部分は困る。とりわけ歯の側面がくるりとカーブして見えなくなるその裏側。鏡を見ても見えない死角の部分。ここはどうも毛先が当たらない。電動ブラッシングの後で鈎型のピックを使って死角の部分をこすってみると、食べかすが出てくる。この電動歯ブラシの大きさと形状では無理なのかもしれない。でももう少し試してみる。それから、歯と歯茎の境目の汚れが本当に取れたかどうかは、もっと継続して使わないと結果は出ない。継続して使い、他の歯ブラシを使わなければ、そのうちに汚れが残る部分は目立ってくるはずだ。そうしたらまた報告する。

私のテスト方法は、普通の歯ブラシは併用しないが、電動歯ブラシの他にフロスと歯間ブラシは使う。これはつまり、「フロスアクション」ブラシの解説書に「フロスの機能を完全に代用することはできない」とあるからだ。フロスや歯間ブラシとの併用は想定内らしいと判断した。でもフロスや歯間ブラシでは歯と歯茎の境目は掃除できない。つまりここが、私のテストの大きな着目点だ。私のように歯並びがとても悪い人間が、朝晩(仕事のない日は昼も)必ず各2分以上電動歯ブラシで磨き(実際には6分以上磨くこともある)、その結果どこまで汚れが落ちるかを見る。

ところで、あのドドドドドドという独特の振動は、個人的には好きだ。面白いから。歯磨きも楽しみながらやりたい。不思議な植毛のブラシが不思議な振動をする様子を見るのも興味深い。そういうわけで、ひとまず今は楽しみながら磨いている。「フロスアクション」ブラシと「ステインケア」ブラシの使用感の違いはいまだに感じられない。黄色い美白ラバーカップは円形ブラシの中央の少し窪んだ所に埋もれているが、果たしてどれほど歯に接触しているのか。

親知らずと歯磨き奮戦記 (3) ブラウン オーラルB デンタプライド デラックス [歯ブラシメモ]

かなり前の記事に書いたことがあるが、私は以前にソニッケアーを使っていた。そのソニッケアーが寿命で壊れてしまった。それ以来、私は電動歯ブラシなしで歯磨きをしてきた。でもやはり電動歯ブラシが欲しい。歯磨きの後で汚れが残っているのを見つけると、電動歯ブラシならもっとよく磨けるかもしれないと思ってしまう。

そこで新たに電動歯ブラシを買うことにした。ソニッケアーの効果は把握済みなので、またソニッケアーにしたいという気持ちもあった。でもせっかくだから別のものを試すのも良い。それで選んだのがブラウン オーラルB デンタプライド デラックス だ。

ネット上の書き込みでは、もうひとつ下位ランクのモデルで充分という人もいたが、私としてはせっかくだから着色汚れを落とすという「ステインケア」ブラシでの「ポリッシュ」モードも試したかった。どうしても落ちない歯の黒い部分に効果があるかどうか知るために。

稼動音は普通だ。私にとってどうでもいい程度の音だ。人が寝静まっている真夜中に磨けば事情は違うかもしれないが、普通真夜中には磨くまい。

初めて使ってみた時の第一印象。まずは私の先入観とその払拭から。形状からしてどんなに強く回転・振動するのかと心配していたが、なあんだ、心配するようなことはない。

でも、この丸い形状のブラシを歯にどうやって当てたら的確に磨けるのか、まだピンとこない。初めての使用だから無理もない。ソニッケアーだって、初めて使った時は使いにくかった。使用を重ねてコツがわかったら、またここに書くことにする。

初めての使用だから、細かい効果はまだわからない。黄色い小さなプラークワイパーが付いた「フロスアクション」ブラシも、着色汚れを落とす「ステインケア」ブラシも、とりあえず同じように感じた。指で触って、歯の表面が妙にツルツルしていると感じた。これはデンタプライドのおかげかもしれない。繰り返し試してから再度報告する。

歯の表面がツルツルになるのに憧れる人は多いだろうが、私は歯と歯茎の健康面からむしろ、歯と歯茎の境目の汚れがどれだけ取れるかが気になる。これについても後日報告したい。

舌の表面を掃除する「舌フレッシュナー」も試してみた。くすぐったい。くすぐったい、くすぐったい、くすぐったいぃ!

親知らずと歯磨き奮戦記 (2) プレスタライト [歯ブラシメモ]

予定では第2回は特製改造歯ブラシの話のはずだった。でもプレスタライトが届いたから、新しい話題から書くことにしよう。

前回までのあらすじだが、ようするに私は奥歯をしっかりきれいにしなければならない。これが話の中心だ。個人的な理由は「親知らずを抜かれたくないから」だが、読者の方にとって有用なのは奥歯のケアの記事だろう。

私はいくつものことを考えたが、その中のひとつに「奥歯は暗くてよく見えない」というのがある。見えなければ、きちんとケアできない。汚れが見えて初めてしっかりきれいにできる。

どうやったら奥歯がよく見えるか。もちろん光で照らすんだ。たとえば太陽がまぶしい日は洗面所の鏡で奥歯を見てもかなりよく見えるが、曇りの日や夜は暗くて奥歯が見えない。光が足りないんだ。夜でも明るく歯を照らす道具が要る。

最初私は、そんな都合のいい道具があるはずないと思った。だから小型ペンライトを使おうと考えてインターネットで検索した。でも小型とはいえペンライトだから、デンタルミラーと一緒に口の中に突っ込むには大きすぎる。ところがそのうちに、まさに目的にぴったりの道具に出会った。プレスタライトだ。

これは指にはめて使う小さな光源で、奥歯などを明るく照らして見るためのものだ。あまり広く通販されていないようだが、それでも入手は可能だ。日々の仕事や雑事に追われて購入が遅れたが、このたびやっと手に入れた。

まずは初期不良がないかどうかチェックだ。スイッチをスライドさせるとLEDが点く。なるほどかなり明るい。次は電池の入れ替え方法確認だ。左右に引っぱるとケースが分かれるらしいのだが、これがなかなか分かれない。強く引っぱって壊れないかと心配しつつ力をこめると、案の定というか、2つに分かれた拍子に飛んで行ってしまった。部品を拾い上げると壊れていない様子。でも電池入れ替え以外の目的では開けずにそっと使ったほうがいいな。

中身は単純だが微妙な構造。ボタン電池2個が直列に(つまり重なって)プラスチックのホルダーに収まっており、このホルダーに直接LEDがくっつく。LEDの2本の端子(つまりLEDから出ている針金)が微妙な角度で折れ曲がっていて、これがホルダーの微妙な溝にうまくはまる。点灯用のスイッチは電池ホルダーの一部で、これをスライドさせるということは電池ホルダー自体を回転させることで、それによってLEDの端子が電池と接触したりしなかったりする仕組みらしい。詳しく見て調べたわけではないが、おおよそそんな感じだった。

単純な構造物というのは、複雑な構造物よりも壊れにくい。その点は良いことだ。ただ、LEDの端子の微妙な折れ曲がり方が電池との接触を左右するので、電池交換のさいにLEDの端子を誤って曲げないように気をつけようと思った。その他に壊れやすそうな部分は見られない。力を入れないとケースが2つに分かれなかったのが少し気になる。力を入れるとまた分かれた拍子に吹っ飛んで行きそうだし。

実際に自分の奥歯を照らしてみた。つまり、スイッチをスライドさせて点灯し、人差し指にはめ、口の中に指先ごと突っ込んでデンタルミラーも突っ込んだ。第一印象は「自分の親知らずはこんなに黒くなっていたのか」ということだ。それだけよく見える。これで、曇りの日でも夜中でも奥歯をよく見ることができる。デンタルミラーでも見えにくい完全な死角を見るにはこれから試行錯誤が必要だが、それ以外はプレスタライトとデンタルミラーの組み合わせで大丈夫だ。

プレスタライトについては、何か気づいたことが出来たらまた書くことにする。

親知らずと歯磨き奮戦記 (1) [歯ブラシメモ]

しばらくブログに書かなかった間も、実は色々なことがあった。歯医者の定期健診が半年に1回ある。ここ数回は特に何もなく、ただ歯石を取るだけだった。私が頑張ってフロスなどを使っているので、歯石も昔ほど溜まっていないようだ。でも私は2つのことを歯医者さんに言い出したく、言い出せなくて困っていた。

ひとつは、犬歯を抜いて欲しいということだった。私の小さな顎の中には、とても歯が整列して生えるだけのスペースがない。つまり歯は前後に飛び出してやっと生えている。そして下の歯が、左右どちらも犬歯のあたりの1本が手前や奥に押しやられてしまい、その両側の歯がまるで並んで生えているような状態だ。何と表現したらいいか、押しやられた歯を抜いてもその左右の歯が整列して隙間がなく見えるほどだ。

そして押しやられた歯とその左右の歯で囲まれた部分に三角形の空間ができる。これが困る。食事のたびに間違いなくここに物が詰まる。以前に歯を1本抜き、さらに別の歯を歯根治療したさいに、私はこの三角形の空間を何とかしてもらいたくなった。左右の押しやられた歯を1本ずつ抜けば、毎食後に物が詰まらなくなる。ところが、左右の押しやられた歯のうち左側のほうは、なんと隣の歯根治療の歯にかぶせたクラウンの支えのような形で使われてしまった。つまり三角形の空間まで含む形にクラウンが形成され、これが押しやられた歯にぴったりくっつけられた。私は残念だった。確かに大きな食物のかすは詰まらなくなったが、これでは逆にクラウンと隣の歯との間にフロスを入れることもできず、歯間の掃除のしようがないからだ。

そうこうするうちに今度は右側の押しやられた歯の内側に小さな虫歯が出来たそうだ。つまり例の三角形の空間に食物が詰まり、しかも私の愛用のウルトラフロスではきれいに掻き出せないために放っておくしかなかった。その結果だ。この虫歯を削って詰め物をした。おそらくどこの歯科医院でも同じだと思うが、先生は忙しい。診察して、「虫歯が出来ていますね、処置しましょう。」という話になり、私が「えっ?えっ?」とか思っている間に処置が始まり、終わる。先生と話し合う時間などない。私は「しまった!」と思った。抜いて欲しいと思っていたのに、抜くどころか治療されてしまった。これで左右両方の歯を抜いてもらうチャンスがなくなってしまった。右側の三角形の空間には今でも毎食後に物が詰まる。

さて、私は2つのことを歯医者さんに言い出せなかったと書いた。もうひとつのほうは、親知らずのことだ。私は親知らずを4本とも持っている。そしてこの4本がとても好きだ。まだずっと若かった頃は、親と死に別れる前に生えてきたこれらの歯に愛着をもって、親知らずなのに親知ってるなどと冗談を言って喜んだものだ。そしてこの4本は、なんとこの年になるまで1度も悪さをしたことがない。親知らずは生えてくると痛いと聞いたが、そんなことは1度もなかった。黒くなっている部分があるので私は気にしたが、歯医者さんは着色しているだけだと言った。でもその着色を取ってはくれなかった。

そこで私の歯磨きは、何とかして年月をかけてこの愛する歯の着色を自分で取ることが大きな目標になった。4本のうち3本は横を向いて生えていて、そのうち下の2本は普通のブラッシングでは隣の歯との隙間に届かない。プラウトを使ってみた。右側はプラウトが届く。正確には隣の歯との隙間のいちばん奥までは届かないが、着色した部分には届く。左は隣との隙間が狭くてプラウトが入らない。そこでLサイズの歯間ブラシを買ってきて、これを突っ込んで磨いた。もちろん毎回毎回欠かさず磨いた。話が長くなった。歯医者さんに言い出せなかったことを書くんだった。歯間ブラシでないと届かない左の歯だが、手前にちょっと出っ張りが出ている。これが邪魔して歯間ブラシが入りにくい。いや、この出っ張り部分さえなければ、普通のブラシやプラウトでも届くかもしれない。私はこの出っ張りをちょこっと削ってほしかった。それを定期健診のたびに言い出そうとして、ためらってしまった。

さて今回の定期健診で、歯医者さんが何を言い出したか。たぶん事情を知っている人や歯科関係の人ならとっくに察しがついているんだろうが、私にとっては晴天の霹靂だった。手術で親知らずを抜こうと言い出した。私がここ1年以上毎日丹精こめて手入れしている愛する歯をだ。その理由が、「隣の歯が虫歯になるかもしれないから」だった。私はさらに唖然とした。私は今まで親知らずそのものをどうやってきれいにしようかと、そればかり考えていた。しかし歯医者さんが気にしていたのは親知らずでなく、その隣の歯だったのか。考えたこともなかった。

ただ犬歯を抜いてもらえないというだけなら、仕方ないと思っただろう。ただ親知らずを抜きますと言われただけなら、とても嫌だが、それを言い出す勇気のない私は断れなかっただろう。ところが実際には、悪さをしていて抜いて欲しい犬歯は取っておき、1度も悪さをしていない愛する「親知ってる」は抜くという。皮肉にも私の要求と真逆のことを歯医者さんは考えていた。「心をもつ動物」の一人である私は、さすがに自分の心と真逆のものを突然突きつけられては、拒絶反応を示すしかなかった。実際には私は言葉を発することができずに硬直していたが、その形相はきっと私の考えていることを他人に知らせるに充分だったに違いない。

きっと私があまりにもものすごい顔をしていたんだろう。歯医者さんは「とりあえず様子を見ましょう。」と言った。そして歯科衛生士さんに言って、プラウトの使い方を私に教えさせた。その時私は何も言わなかったが、プラウトでは結果が同じことはわかっていた。なにしろ私は毎日愛する歯をプラウトで磨いているのだから。とにかく私には半年間の猶予が与えられたわけだ。その結果いかんで、愛する歯の運命が決まる。

歯科医院からの帰り道、私はすごいことを考えていた。紙やすりを買ってきて小さな短冊状に切り、それで毎日歯を削ろう。歯茎にばい菌が入って化膿しても、そんなことはどうでもいい。愛する歯を守るために、出来ることをすべてやろう。とにかく親知らずの隣の歯をきれいにする。絶対にきれいにする。プラウトでは隣の歯の側面に毛先がうまく届かない。他の方法を試すんだ。

この報告には、もちろん続きがある。今も色々なことが進行中だ。でも今日はたくさん書きすぎた。また日を改めて書こう。

歯ブラシは鼻ブラシとして使えるか? (3) [歯ブラシメモ]

前回の記事では、歯ブラシで鼻ブラシの代用をテストしている最中にじんましんが出来て、それのせいでまだブラシのテストの結果が出ていないと書いた。その後どうなったかというと、実はじんましんが完治していなかった。

初めは肘の内側に出来て、それがほぼ治った頃には肘と肘よりも先に出来て、それが治ると二の腕に出来て、それも治したと思ったら今度は膝の裏側に出来た。つまり、治ってはまた別の場所に出来る。

妙なことに、一度患った所は少しだけ免疫があるらしく、それ以外の場所に出来る。一度患った所はどうやら完治しておらず、皮膚の内側でくすぶっているようだが、はっきり再発はしない。それに、少しずつだが「くすぶり」も治まってきた。ほんとに、妙なことになったものだ。

じんましんのせいで鼻ブラシのほうのテストと報告がおろそかになってしまうのは残念だし申し訳ない。いま書けることを書いておこう。

鼻の毛穴---蛇足だとは思うが、鼻の毛穴であって、鼻毛でも鼻の穴でもない---鼻の毛穴を歯ブラシで掃除するのは気に入った。とくに、気になる部分だけを自分の好きなように掃除できるのが鼻パックとの違いだ。歯ブラシは適した形状(毛先が細く加工されたもの)と硬さ(やわらかめ)のものを選んだほうがいい。掃除の前に鼻を水で湿らせる。潤滑剤として泡立てた石鹸を使ったほうが良いと思うが、石鹸をつけると毛穴がよく見えないという欠点もある。あまり凝り性になってこすりすぎてはいけない。毛穴の掃除が目的だから、歯を磨くみたいにシャカシャカこすらないし、強く当てない。軽く当てて、ゆっくり小さな円を描くようにというのが私の流儀だ。ニキビの類はすぐに取れないと、ついこだわっていつまでもこすってしまう。でもこれはいけない。「取れなかった所はまた今度」くらいの気持ちでしないと。毛穴に詰まった物は少しずつでもちゃんと取れている。別に毎日しなくたっていい。最初のうちは力加減がわからなかったのか鼻が微妙にヒリヒリしたが、最近は違和感がない。どうやらコツを心得たらしい。

歯ブラシは鼻ブラシとして使えるか? (2)途中経過 [歯ブラシメモ]

前に掲載した(1)実験開始編から1週間が経った。本当なら結果をご報告する頃だが、実はここ数日じんましんが出てビックリして鼻の手入れどころではなくなってしまった。今日はそのじんましんが完治したことを確認したので、また鼻ブラシの実験を再開する。

今までにわかったことは、次の通り。

デンターシステマを鼻ブラシとして使うのは悪くない。リーチも同様の特性をもっているが、毛先が固めなので毛穴掃除にはいまひとつだ。一度試したが、つい同じ所を繰返しこすってしまった時に毛先にちょっと血がついて慌てた。どのブラシを使うにしても、こすりすぎには注意だ。

潤滑剤として歯磨き剤を使うのはやめた。今は石鹸を泡立てて使っている。

最初は鼻だけだったが、調子に乗ってほっぺたの一部も掃除し始めた。

毛穴は綺麗になる。でも次の点を確認しなければならない。

要確認その1。歯ブラシを鼻ブラシとして使う時、石鹸も使っているから、毛穴が綺麗になったのがブラシのせいなのか、石鹸での洗顔回数が多くなったせいなのかがはっきりしない。(どうやって確認すりゃいいんだ?)

要確認その2。もっと長く続けて、副作用はないかを確認しなければならない。たとえば鼻はヒリヒリしないか。充血しないか。毛穴は広がらないか。など。今までのところ、初回でヒリヒリしても回を重ねると逆に何でもなくなるという経過報告ができる。皮膚が刺激に慣れるからなのか、あるいはブラッシングの強さのコントロールが上手くなるからなのか。

歯ブラシは鼻ブラシとして使えるか? (1)実験開始編 [歯ブラシメモ]

世の中には鼻ブラシというものが売られているらしい。鼻の毛穴に詰まる汚れはどうも気持ちの良くないもので、何とかしたいと思うわけだ。

私の場合、毛穴の掃除は鼻パックから始まった。メンズだろうがレディースだろうが何種類か試した。あれは確かに、何か妙なものが取れる。ちょうど、芥川龍之介の鼻という作品で、毛抜きで鼻の脂を取る場面があるが、あれを連想させる妙な気分になる。「ああ、なんかわからんけど、これが取れた分だけ良くなったのかなあ」みたいな気分になる。

でも、あれにもイマイチの点がある。あれは乾かしすぎないうちにはがすことになっているが、鼻の頭は乾きやすく、へこんだ所は乾きにくい。鼻の頭の皮がはげるのは嫌だから鼻の頭の乾き具合に合わせてはがしてしまうが、そうするとへこんだ辺りははがすのが早すぎる。だから毎回良く取れない。それに、ニキビのように大きな汚れがたまっている毛穴などは、残念ながらパックでは無理で、指で押してやらないと出ないこともある。もちろん指の爪で押し出すのは勧められない方法なのだが。

私が次に試したのは、石鹸を細かく泡立てて毎日ていねいに洗うというものだ。泡立てるための道具も買った。長く試せば毛穴の奥の汚れも取れるかなと思った。ある程度の効果はある。でも最近は面倒になって、洗い方が雑になってしまった。自分にとって長く続かない方法は良くない。

昨日、歯を磨きながら鏡を見て思った。自分はなんて回りくどい方法を試していたんだろう。パックとか洗顔とか、物理的に「穴の中に入ったものを取る」という動作に結びつきにくい作業ばかりではないか。単純に動作で考えれば、爪を立ててニキビを押し出すというのは理にかなった動作だった。あれで皮膚を傷めたり、ばい菌を入れる恐れさえなければ、最高の方法なのだが。

私は、「穴の中に入ったものを取る」のにふさわしい動作を見つけていた。歯ブラシの毛先で掻き出すのだ。ちょうどその時私が使っていた歯ブラシが、デンターシステマだった。この歯ブラシは毛先が細くて歯と歯茎の境目の汚れがよく取れるという特長がある。好都合だ。歯ブラシの中には毛が密生しているものや、毛先が細く加工されていないタイプもあるが、これらは毛穴の掃除には適さない。歯の汚れと違って毛穴と毛穴の間隔はかなりあるので、毛が密生している必要はない。で、汚れを掻き出すために毛先は細く加工されているほうがいい。

私は他にも考えた。潤滑剤は必要だ。歯磨き剤を付けずに歯ブラシで歯茎の辺りをこすると血が出やすい。鼻だって同様だろう。鼻の毛穴は血が出ることはあるまいが、肌が傷むだろう。一度に全部の汚れを取ろうとしないほうがいい。歯でも、同じ所を集中的にこすると歯茎から出血しやすい。今回取れなかった汚れは次回取ろうという気持ちでやろう。

今日、まず第1回の実験をした。潤滑剤はとりあえず歯磨き剤だ。なにしろブラシが歯ブラシだから。結果は、思ったとおりに毛穴の汚れは良く取れる。鼻パックは特定の部分だけ毎回汚れが取れないが、ブラシならば自分で気になる部分をブラッシングすればいいという利点もある。ただし気になることが2つある。まず、終わった後で鼻が何となく(かすかに)ひりひりする。歯ブラシではきつすぎるのか、潤滑剤として歯磨き剤を使ったのが悪かったのか。これは試行錯誤しながら何度か試してから考えよう。もうひとつは、毛穴が広がらないだろうか?という根拠のない心配だ。これも観察しよう。

しばらく実験を繰り返してから、その結果をご報告する。

記事の冒頭に書いた市販品の鼻ブラシについては、今日インターネット検索で初めて知ったのでまだ何も考えていない。高いものではなさそうだから、参考までに一度試してみるのも良いなと思っている。

電動歯ブラシ、ついに壊れる [歯ブラシメモ]

以前に何回か音波歯ブラシソニッケアのことを書いた。その中に、昔に比べて完全充電状態での使用可能時間が短くなったという記事があったと思う。あれがその後ますます短くなり、使いにくいなと思っていた。そうしたら先日、充電用の器具に差し込んでも充電中を知らせる明かりが点かず、ボタンを押しても動かない、つまり全然充電できなくなってしまった。寿命だ。

ご存じのとおり充電池には寿命がある。一般的には中の電圧を使い切る前に再充電すると寿命が短くなるのだが、ソニッケアの説明書には特別な充電池を使用していると書かれていて、いつでも充電器具に差し込んでおくことを勧めてあった。でもとうとう寿命が来たのだ。
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