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(日記)無収入になったので、あと何年生きられるかの計算を始めた [手記さまざま6]

今日の話は事務連絡のようにてきぱきとではなく、エッセイのようにゆっくりと進めたい。

私は退職前には通勤途中の駅で通帳記入をして口座の残高を確認したが、退職してそれができなくなった。転居先のマンションは陸の孤島で、通帳記入のできる場所がない。2ヶ月に1回バスで町へ行き、散髪と買物のついでに通帳記入する。先日やっと通帳記入し、最後の家計簿を完成させた。なぜ最後か。家計簿とは、収入と支出のバランスを見るためのものだ。退職したら収入がなく、支出ばかりだ。これでは家計簿にならない。

そういうわけで最後の家計簿なのだが、転居して1年半くらい経ったので、年間いくら支出があるかをようやく調べることができる。家計簿にある過去1年間の支出から、(退職して不要になった)出勤に必要な出費と職場での出費を削除し、土地売買のための臨時出費を削除し、生活に必要な支出だけにする。それで今後1年間に必要な支出の見通しが立つはずだったが、実際には昨年の始めにはまだ新居の固定資産税がなかった。新居の税はすごく高いので、その分を修正しなければならない。言うまでもなく今後の物価高騰も視野に入れる。

こうして年間の支出を概算する目的は、もちろん今後何年生きられるかを概算することだ。今までは収入があったので、そんな概算は必要なかった。でも金が出て行く一方になった今では必要だ。

正直、不安だらけでまったく楽しくない作業だ。これを考えると夜眠れなくなりそうだ。どうしたものか。親は、今が生活の転換期だから当分の間の不安は仕方がないと言う。確かに、そうに違いない。

蛇足ながら、最初に書いた通帳記入の件でも悩みがある。転居先のマンションが陸の孤島なので、通帳記入だけでなく新通帳への繰越もできない。しかも新通帳繰越は、2ヶ月に1回バスで行く町ですらできない。それができる支店へ行くにはバスと電車を乗り継いで交通費を出さねばならない。それをするくらいなら、通帳を銀行に返却してネットで収支残高を調べるべきか。でも、紙の通帳はとても見やすくて重宝してきた。

本当に、私の生活は転居を境に何もかも変わってしまった。