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親知らず (14) [その他の病気]

今日は朝起きた時から2つの事が昨日と違った。

まず第1に、私は元気だった。やる気が出た。昨日は、やたらと寒いせいもあったが、早く布団にもぐって横にならなければという気しか起きなかった。今日は朝起きたら布団を上げて掃除機をかけ、掃除機ノズルの先に衣類用ブラシを付けて衣類にも掃除機。それから部屋にこもって、今まで何日もまともに出来なかった私の人生補完計画、つまり自室じゅうを整理整頓し、色々な所から出てきた若い頃の資料をPCでデータベース化するためにデジカメ撮影。これは単なる懐古趣味ではない。温故知新だ。今日は、高校時代に母方の叔父が連れて行ってくれた色々な場所のチケットとパンフレットが出て来た。叔父は私が住む関東から遠く離れた九州に住んでいる。普段はまったく交流がないので、関東で日々の生活に四苦八苦している私としては九州の地に思いを馳せる余裕もなく、叔父関係で何か面倒が起きねば良いがとネガティブな事ばかりを考える始末。ところが今回、私の高校生時代に叔父が車で九州の広範囲にわたって連れて行ってくれたことがわかった。自営業で毎日自分の足で稼がなければならない人間が、有給休暇なんか全然ない人間が、こうして甥のためにまる一日を割いてくれたんだ。いや、九州での滞在はその日一日ではないだろう。少なくとも前後の2日、それに九州の広範囲を移動している事を考えると、2日に分けて回った可能性もある。叔父は人間として、心根が、すばらしい人だ。人間としてひどいのはひとえに私。私は叔父の爪の垢を煎じて飲むべきだ。こうして私は「人生補完計画」をすると自分自身を今までと違う目で見ることができるから、単なる懐古趣味だとは思っていない。話が逸れたが、こんな事を思えるほどに、昨日の自分とは別人なほどに、私は元気がみなぎっていた。今日は抜いた当日を含めて3日目だが、感染症のかけらも感じられない。腫れは、今まで経験した抜歯の中で一番軽いと思う。

第2には、抜いたほうの右の歯を噛み合わせると、奥に何か当たる。でも最初のうちは、第1に書いたとおりに体調があまりに良かったので、そればかりが嬉しくて、浮かれて、何か当たる物はどうせどうでもいい物だと思っていた。昼前になってようやく「今日もデジカメで口の中の写真を撮っておくか」という気になり、その時に初めて「何か当たる」ものの正体に気づいた。歯茎を縫い合わせた付近から、歯茎の中身が出て来た。もちろん口内の粘膜があるから、血が吹き出ているわけではない。念のために、今までに撮った写真も見比べた。抜歯当日は帰宅時間が遅かったので撮影は無理だったが、その時から何かちょびっと出ているなとは思っていた。それが翌日の写真にも写っている。なんか米粒みたいな脂肪粒みたいな感じのもの。でもこれは噛み合わせた時に何か感じるほどのものではない。それが今日になったら、その周りの粘膜ごと小さな風船のように膨れている。充血もしている。体液が入り込んだのか?

そういえば、大学病院の歯医者さんが言っていたのを思い出す。私が、先に抜いた左側の歯茎の内側が出っ張ってきたと言った時、最初先生は抜いた所がでこぼこになるという話ばかりをしていた。私は内心、「でこぼこは触らないとわからない程度で、むしろ骨が内側へ出たのが気になるんだけど」と思っていた。その後先生は、右を抜いた後で左右とも触ってみて、「左右とも抜いた後から内側へ出てきやすいようですね」とか何とか。それが今回のと関係があるかどうかはまだわからない。今回は私が触ったところ、今のところ骨ではないようだから。ただ、記録は残しておこう。

追記。これから抜く人は以下の文を 『絶対に』 読んではいけない。読むなら抜いた後で。













記事「親知らず(4)」で、「下の親知らずの根の近くには神経が通っていて、抜いた時にこれを刺激して、時として一時的なしびれが残る事があるそうだ」と書いた。今回抜いた親知らずは、最初の説明ではこれに該当する。で、抜いた後、まだしびれがあるかどうかもわからず目を白黒させている状態の時、先生がレントゲン写真(パノラマなんとかというやつ)を見せて言った。
「ここの神経に親知らずが近いという事でしたが」
「はあ・・・」
「どうやら近くなかったようで」
「・・・・?」
「痛くなかったようです」
「はあっ?」
いいいいい痛かったんですかっ!もしも神経に近かったら痛かったんですかッ!
歯医者さん、隠してた?こういうのは「隠しておいてくれてありがとう」と言うべきか。

記事「親知らず(9)」で「歯を抜いた跡の傷口から白いものが見える」と書いたのは、結局歯茎の一部だった。通常ならピンク色、炎症を起こしていれば赤色の歯茎がなぜ白いのか。それは知らないが、今は別の事が気になっているからこの歯茎を気にしている余裕はない。

記事「親知らず(9)」で「左頬の下、いわゆるエラの部分だけが黄色くなっていた」と書いたのは、当時確かに黄色くなっていた。それは家の者も確認している。その状態が数日続いたが、その後普通の色に戻った。

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