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カセットテープ作業、たがが外れる [  カセットテープ(補完計画)]

カセットテープ補完作業は、河合奈保子「エスカレーション」のネット上ステージ動画数が松田聖子並みに多くて苦戦し、先日やっと終わった。その苦戦の間に小さな問題が生じた。私は腰痛でパソコンの前に長く座れないので、スマホで出来ること(ネット検索)をスマホで済ませ、パソコンでないと出来ない作業(情報の整理と保存)をパソコンでやる。たとえば、すでにスマホで検索し終えた50番カセットのA面曲をパソコンで扱いつつ、次に来るB面曲をスマホで検索するという同時進行だ。今までは、あまりに多くの曲を同時に扱いすぎないように注意してきた。例えばパソコンで50番カセットA面を扱う間はスマホで同カセットのB面までしか検索しないというように。ところが先日までやっていた「エスカレーション」は75番カセット、スマホで現在検索中はなんと78番カセットだ。ただでさえ何年もかかる作業(最初の記事は2016年10月30日)で疲れているのに、いくつものカセットのことを同時に考えたら精神的にギブアップしてしまう。

なんでその程度のことでギブアップするのか。それはこういうことだ。'83年アイドルソングの「メモワール」というのが出てきた。この曲は私のカセットテープに入っているけれども、FMラジオからの録音で冒頭にパーソナリティの声がかぶっている。それだけでなく末尾は次の曲の頭がかぶっている。当時のラジオ番組で流れる曲はそういう扱いのことがしばしばあった。そういう時私は補完作業として、余計な声や曲がかぶっていない音声を探すのだが、ネット上にはなかった。試しにGEOのレンタルCDを探してみたら、あった。しかもちょうど旧作80円期間だった。私は増税前にレンタルすることにした。ここまでならば問題はなかった。問題はここからだ。CDレンタルには送料がかかる。CD自体は1枚80円でも、送料が300円位かかる。7枚までは送料が同じだ。だからできるだけまとめて借りた方がよい。私は、まだ補完作業をしていないカセットの曲を一通り見て、CDがあればレンタルした方がよい曲を探した。いつもならば多くのカセットを同時に扱わないように注意しているが、今はいくつものカセットを同時に扱って、精神的にたがが外れた状態だ。こうして私は際限なく手を広げ、自滅しそうになる。

結局、今後作業するすべてのテープの中から原由子と大滝詠一を探し出し、メモワールと一緒にレンタルすることにした。


今回のUPはメモワール。街のカモメから始まったUPも、これで3曲目になる。上に書いたように残念ながら冒頭にはパーソナリティの声がかぶり、末尾は次の曲の頭がかぶるので少し切れている。これは仕方がない。

この歌は、私としてはまず歌詞に注目したい。歌い出しも印象的だが、歌の途中で「突き当たり」「行き止まり」という言葉を効果的に使っている・・・と、客観的に他人を納得させるにはそういう醒めた表現をするしかないんだが、私個人としてはなんかとても印象的なんだ。道も、時間も、恋もdead end。怖くて悲しい。次に編曲。イントロのメロディーが途中で何度も繰り返されるのが印象的。そして歌い出しのリズム、これのノリの良さに救われる。そうでないと失恋の曲はどっぷりと悲しみに沈んでしまって暗すぎるから。そういうわけで、いろんな意味で私はこの曲がとても好きだ。たかがアイドルソング、されどアイドルソング。


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