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(個人的記録)阿呆鳥の夢めぐりからの収穫 [  カセットテープ(補完計画)]

レコードを前回かけたのは、たしか「初恋少女」のデジタル化だったが、あの時は高音が出なくて不安になった。高音の出ない原因が、レコードのせいなのか、プレーヤーのせいなのか、フォノアンプのせいか、パソコンでの音声キャプチャで何かを間違ったのか、判断できなかったから。今回のレコードは高音が出たので、これで「初恋少女」はレコード自体が高音が出ないと判明し、安心できた。

そして何よりも収穫があったのは、曲の末尾だ。前々回の記事に書いたが、私がレコードを入手した目的のひとつは、曲の終わり方を知ることだった。私のカセットテープにはほぼ全曲入っているが、最後の最後がブツッと切れている。ブツッと切れている所からそのままジャーンと鳴って終わるのか、あと数フレーズ演奏して終わるのか、フェードアウトするのか。それが気になった。

前々回の記事で私はフェードアウトの可能性にも言及したが、実は私自身はそれが一番可能性が低いと思っていた。その理由は、カセット録音でブツッと切れている末尾が、いかにもこのあとジャーンと鳴って終わるという感じだったからだ。ところが実際は、意外にもフェードアウトで終わっていた。

この曲が意外にもフェードアウトで終わると知った時、私にはもうひとつのこともわかった。若い頃の私のカセット録音がブツッと終わっている時、それには2つの可能性がある。テープの終わりが来てしまい、残念ながら末尾が切れた場合と、曲の末尾が気に入らなかったので意図的に切った場合。この曲は、カセットテープの終わりで切れておらず、しかも、いかにもこのあとジャーンと鳴って終わるという感じでブツッと終わっている。私がそう聞こえるように仕組んで編集したのだろう。
まるで探偵小説で推理をするように、大昔の自分が何をしたかを推理するのは、私個人限定だけれどもゾクゾクするほど楽しい。他人と共有できるゾクゾク感でないのは残念だが、あなたにも何かあなた固有の良いことがあるようにと願っている。


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