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第四の生き甲斐を探します94 [手記さまざま5]

大事な追記があります


私が長年やってきた、子供の頃からの懐かしいものの補完計画は、そろそろ終幕だと感じます。転居に際して全て捨てたのが決定的でした。そこで、幕を引く前に後悔のないように、今までしないでいたことを最後にしておこうという気になりました。

昔の私は、「時の流れに埋もれて忘れられたものをサルベージする」という方針を持っていました。自分が昔失った物をネットで探しつつ、自分が今でも持っている物を人々に公開するという計画でした。自分のカセットテープ音声などを人々に広めようとブログ記事に出したこともありました。でも、理由があってどうしても今まで出せなかったものがあります。世の中の事情とか、大人の事情と呼ばれるものがあるからです。でもこれで私の人生補完計画が終わりなら、後悔のないように一度それらを公開してから終わりたい。

はっきりは書きませんが事情があるので、YouTubeもブログも使えません。本当に求めている人しかたどり着けない手順、まるで最近の「多要素認証」みたいに面倒な手順で公開しなければなりません。私が考えたのは、こうです。まずブログ記事で公開対象を説明し、zipのパスワードを記述する。その記事のタイムスタンプのちょうど3ヶ月後の同じ日に記事を出し、そこにzipのアドレスを書くが、何のzipかは書かないし、パスワードも書かない(パスワードは3ヶ月前の記事に書いてある)。公開期間は短い(数日かもしれない)。これで、求めている人以外を追い払うことができます。それなりの気持ちがないと、3ヶ月も覚えておいて行動しようとは思いませんから。

公開対象は、大したものではありません。それが3ヶ月も待たないと手に入らないので、誰もダウンロードしないかもしれません。それで良いのです。私は、後悔を残したまま人生補完計画を終わりにしたくないだけです。公開したという事実、アップロードしたという事実があれば、私は納得して終わりにできます。

何十年もそれを所持して愛着の湧いた私は別として、他の方にとっては「大したものでない」公開対象が、今のところ4つあります。明日は、ひとつめの公開対象を説明します。

上に書いたことは、明日以降の記事では繰り返しません。ただひたすら公開対象の説明をして、最後に「Xデー」と「パスワード」を書いて終わり、という記事になります。

追記1
ファイルのアドレスとパスワードが同時に公開されていると危険なので、アドレス公開の直前にパスワードを削除することにしました。あなたが明日以降の記事をお読みになって、ご自分にとって懐かしい思い出が含まれる等の事情で、上記の面倒なことをしてでも見てみたいと思えた時は、パスワードをメモしておいてください。

追記2
私が知っているファイルの保管サービスサイトは限られていて、そこの制限によりzipをいくつかに分割しなければならないことがわかりました。必要な分割ファイルのアドレスは全部同じ記事ページに載せるので、それを全部ダウンロードし、パソコンのハードディスク内の同じ場所に置いて、分割zipを扱えるソフトで解凍+結合してください。zipの解凍には7-Zipをお勧めします。ユーザーインターフェイスはいまひとつですが機能は優れています。


大事な追記(5つの記事に共通)
きょうYouTubeに音声をUPした時に、「年齢制限」という設定項目があることに気づきました。成人用の動画も、ソフトな内容ならばUPできるのでしょうか。だとしたら、私は公開にYouTubeを使うべきだと思うのです。年齢制限のないサイトに人知れずこっそり出すよりも、年齢制限のあるサイトに堂々と出すほうが正しいに決まっています。それができれば、私自身が安心です。

これで、UP先が11月の記事に載せるアドレスでなく、YouTubeになる可能性が出てきました。これからYouTubeの年齢制限について調べますが、その間にもこの記事を見に来られる方がいるかもしれないので、一度パスワードを非表示にします。

私がやることは、年齢制限つきのYouTube動画にどの程度のものまで出せるかをはっきり調べることです。それから判断します。

私の無知のせいで皆様を振り回してしまい、ごめんなさい。




上の追記の後日談(5つの記事に共通)
私はYouTubeの年齢制限について知る必要がありました。まずは普通にネット検索しました。でもネット上にあるのは「年齢制限のある動画をどうやって見るか」の情報であり、「YouTubeの年齢制限動画で可能な表現は具体的にどのレベルまでか」ではありませんでした。次に私はYouTubeの利用規約を読みました。そこに年齢制限とは何かが定義されておらず、むしろ別のこと、著作権を侵害したら警告・処罰されるということが明記されていました。私は怖くなって、この件で何もできなくなりました。



BRXL-PT6U3-BKE [手記さまざま5]

パソコンのBDドライブというのは、DVDも再生できるんですよね? 私はそう思っているんですが、最近買った外付けBDドライブBRXL-PT6U3-BKEは様子が変です。発端は、外国から取り寄せたBD+DVD二枚組の商品でした。二枚のうちDVDのほうを再生していたら、ディスクが読み込めなくなりました。この時は、なにしろ外国のDVDだから無茶だったか、と思ったんです。それでも、外国のDVDが再生できないのはリージョンまたは映像信号規格(NTSC/PAL)の問題で、パソコン用の外付けドライブがデータを読み込めないのとは違うはずだが、と不思議に思いました。そして今日、今度は日本で売られているBD+DVD「アマデウス」を再生しました。(どちらの商品もBD+DVD二枚組というのは、偶然です。)外国製ではないし、怪しい会社が作った商品でもないので、今度は絶対に大丈夫だと思ってDVDのほうを再生したら、また途中で読み込み不良が起きました。二回の読み込み不良のどちらも、私は同じ方法で解決しました。同じメーカーが作った、まったく同じ外見のDVDドライブ(つまりBDは読み込めない)DVSM-PTV8U3-BK/Nを私は去年買っていて、そちらで再生したら何の問題もありませんでした。これはDVDディスクでなくBDドライブのほうに問題がありますよね。

今年BDを初めて買い、去年安さにつられてBDが再生できない外付けドライブを買ったことを後悔していたのですが、結局去年買ったドライブがないとDVDを安心して再生できないという結果になりました。

同製品のBD再生についてはレビューできません。DVDだけです。私のパソコンはBD対応のソフトウェアプレーヤーをインストールしようとして失敗したので。(現在、原因究明中です。)


オンライン化で休講届も変わった [手記さまざま5]

体を壊して職場の大学を休まなければならなくなった。今日の未明まで、早く治るようにと安静にし薬をちゃんと服用したが回復は間に合わなかった。残念だ。

出勤を断念してから、私は休講届の出し方を調べた。コロナ禍の前は、ひとまず電話で告げて、次の出勤時に非常勤講師室に行くと講師室事務の人が休講届の用紙を持って来てくれた。しかしコロナ禍からは一変した。なにしろ全てがオンライン化されたせいで、非常勤講師室事務の人がお役御免になってしまった。休講届もオンラインだ。

調べたところ、まず電話する所までは以前と同じ。その後、学生にLMSで休講を通知し、そのさい休講の代替作業も通知する。例えば補講とかレポートとか。それから休講届だ。これが案の定、わかりにくかった。以前のブログ記事に、非常勤に関係ない通知もお構いなしに来ると書いたが、事情はあれと同様だ。「休講届の書式はこちら」という所をクリックしたら、非常勤講師関係のあらゆる届出書式がズラリと出て、一番上から見て行ったがどこに休講届があるかわからない。左に表示されているカテゴリーから「教務」を選択してやっと見つかった。

それから必要事項を記入して送信するが、下の方にある項目はわからないからそのまま送信した。そうしたらエラーになって、所属部署と学部長が未記入と出た。さて困った。特定の学部に所属する非常勤ならば記入は簡単だ。ところが私は昔で言うところの般教に所属していて、学部をまたいで授業を担当する。そのうちに、上のこれこれの所に表示されている部署を選択してくださいと書いてあるのに気づいた。表示されているということは、私の部署がわかっているということだ。部署がわかってるなら、自動記入してくれないかな。ユーザーインターフェイスがフレンドリーでない。さあ次は学部長だ。また困った。特定の学部に所属する非常勤ならば記入は簡単だ。でも般教の学部長って、誰? さんざん探してわからず、試しにそのまま送信したら、受け付けられちゃった。学部長が未記入でエラーじゃなかったの? このごたごたを、私は病気で辛い体でやらねばならなかった。

上記の休講届を出す苦労は、体を壊すなどして初めて体験する。退職が念頭にある私は、退職前に一度体験しておいて良い経験だったと思っている。退職届の書式も見つけたし。


第四の生き甲斐を探します93 [手記さまざま5]

ドラマのあらすじサイトに見た、人それぞれのこだわり


それは、私が病気になってベッドに寝たまま天井を眺めて一日を過ごさなければならなかった時のことです。唯一の退屈しのぎは手に持ったスマホで、私はあてもなくネットサーフィンをしていました。

その時、なぜか私は無性に、昔のドラマ「トリック」の絶対に人が死なない老人ホームをもう一度見たくなりました。兎美味しいかの山です。でも視聴にはお金がかかります。私はドラマのあらすじサイトで済ませることにしました。

あらすじサイトはいくつもありますが、大別してネタバレありとネタバレなしに分けられます。私はもう結末を知っているので、ネタバレありで全部読めるサイトを探しました。

サイトAは、ストーリーの細かい所まで描写していますが、ネタバレなしの前半パートとネタバレありの後半パートに分けて後半でトリックを詳述するという手法をとっているので、ストーリーを通して楽しみたい私にはストーリーを追いにくい形でした。

サイトBは、一本筋でストーリーを書いているので読みやすいですが、一度ドラマを見た私には、たくさんの細部を省略しているのがわかってしまいます。

サイトCは、一本筋でストーリーを追い、しかも細かい所を描写しています。私は気に入りました。でも、ある部分が私は気になりました。このサイトでは、兎美味しいではなく兎食いしと書かれています。私は何年もトリックを見ていないので、自分が思い違いをしたかなと考えました。でも、そのまま他の話も読んでいったら、例の誰も読めない文字を門構えに炎と書いてありました。それで私は、このサイトの流儀がわかりました。

私は映画のあらすじネタバレサイトにふたつ、同じ流儀のサイトを知っています。最初から最後まで丁寧に細かくストーリーを追いますが、文章の中にひとつだけ事実からずれた表現を使います。複数のあらすじネタバレサイトで使われている手法なので、これはひとつの流儀です。

私は、こうやって自分のこだわりと流儀に従って数多くの作品のあらすじを紹介するサイトを、すごいと思います。ひとつひとつの記事を完成させるのに多くの時間がかかるはずです。そしてまた、各サイトに個性があることが素晴らしい。

私もそういう素晴らしい生き甲斐を見つけて邁進したいけれども、今はまだ無理です。いつの日か、人々に「頑張ってるなあ」と言われるような生き甲斐を持ちたい。


第四の生き甲斐を探します92 [手記さまざま5]

今日は病気療養で寝たきりの一日となる。今どきスマホがあるので、寝たきりでも手が動かせれば文章が書けるのは有難い。

何時間も天井を見ながら考えた。こんなに体が弱り病気をするなら、第四の生き甲斐はパソコンの前に座ってやることは無理だ。私の病気は大抵下半身だから、座り続けるのが良くない。

でも第一の生き甲斐の頃から、つまり高校時代から、パソコンが私の元気の源だ。パソコンの前に座ってディスプレイを見れば元気が出る。キーボードを打てば嫌なことも忘れる。それが私だ。その私からパソコンを奪ったらどうなる。

とはいえ、体が悪くなった時、パソコンの前に座ると悪化させるのも事実だ。

こんなに頻繁に病気をすると、先日考えた退職が現実味を帯びてくる。この健康状態ではもう仕事ができない。もし本年度一杯で退職すると、来年4月から私の生活は一変する。それは奇しくも、「転居で潰れた心が治るのに短くて来年春までかかる」とブログ記事に書いたのと同時期となる。なにか運命を感じる。

そうなると、第四の生き甲斐を今焦って考えるのでなく、それは来年4月に生活が一変した後で、その生活に合った生き甲斐を見つけるべきだろう。

では生き甲斐関係で今することは何か。今まで持っていて続けられなくなった「第三の」生き甲斐を、有終の美をもって締め括ること。


消火器 続 [手記さまざま5]

私はマンションを買った時の不動産屋を介するべきだと気づきました。不動産屋にメールで事情を説明したら、不動産屋は、買主である私が住居を現状で納得して購入したのだから、売主は消火器を返さないと言います。しかし私は、それは違うと思います。売主は自分の物でない消火器を持って行ってしまったのです。当然それを、持ち主であるマンション管理組合に返すか償うかしなければなりません。これは私がマンションを現状で納得して購入したのとは別問題です。

それとも、遺産相続で借金も相続するように、マンションを買ったら買主は売主の罪まで買って、私が弁償し消火器を買うのですか?

さて、どうなるでしょう。


思った結果にならないのは当たり前だが、やはり残念だ [手記さまざま5]

世の中が自分の思ったように進まないのは当たり前のことだが、時々意外すぎて残念なことはある。

以前にYouTubeにUPした不明曲が判明したので、私は「自分ルール」に従って何かひとつ動画をUPすることにした。不明曲判明に協力してくれた方に直接お礼できなくても、世の人々が欲している動画を何か出せば巡り巡って世のため人のためになると考えてのことだ。

私は虎の子の動画を出すことにした。これは十年以上前から私自身が欲しくてたまらなかったもので、映像自体はとっくに動画共有サイトにUPされていたが、ドイツ語で喋っているから何を言っているのかわからない。私は何年もの間「わからないものは仕方がない」と思い諦めていたが、どうしても何とかしたいという思いを抑えられなかった。それで、友人のご迷惑になるとわかってはいたが、動画を送ってディクテーションをお願いした。彼は有難いことに快諾してくれた。

やがて、「難しかった」と言いつつも彼は結果を送ってくれた。私は念願の日本語字幕つき動画を完成させることができた! 私が持っている動画の中で、これほど価値のあるものは他にない。AIによる「合っているかいないかわからない」自動翻訳ではなく、友人と私、二人の人間が考え抜いて作った字幕だ。

私は満を持してそれをUPした。

友人はコロナ禍の最中に帰らぬ人となり、もはや私はこの字幕に手を加えることができない。だから、どなたかからコメントで何かを質問されても要望されても何もできないので、初めからコメントはオフにしておいた。

私は人様の役に立てたと信じていた。一週間後、アクセス数を見るために動画のページを見てみた。それからも何度か見に行った。見に来てくれた方は、お一人か、お二人か、多くて三人だ。あとは私がアクセス数を調べるために訪れた回数だ。

私が持っている中で一番貴重な動画なのだが。私以外の方には貴重でなかったらしい。それが不思議でならない。字幕なしの動画を動画共有サイトで見て、ドイツ語を聞いて、「一体何を言っているんだ」と知りたがった日本人は何十人も、いやそれ以上にいるばすなのに。AIが作った合っているかわからない翻訳でなく、人間が考え抜いて作った訳なのに。もはや、そういう時代ではないのかもしれない。


消火器 [手記さまざま5]

防災訓練が近づいて、掲示が出ました。何月何日の何時にアナウンスがあったら玄関に「無事ですカード」を出してください、と。私が以前に住んでいた所の自治会では「無事ですタオル」でしたが、どこも事情は同じと納得しました。でも、その「無事ですカード」はどこにある? 管理人さんが言うには、各戸に備え付けてあるのだそうです。でもリフォーム済みの住居を最初に見た時から、そんなものはありませんでした。管理人さんが推測するに、売主が持っていってしまったのか、と。その売主は個人でなく、マンションを買ってはリフォームして売る業者だから、持っていったのでなくリフォーム時に処分しちゃったのでしょう。「無事ですカード」は管理人さんが新しいのを調達してくれました。

さて大変だったのは、その後です。また管理人さんが言うには、各戸に消火器を渡してあるんですが、それはありますか?と。そんなものは、ここに来てから見たことがありません。すると管理人さん、今度は調達というわけに行かないらしく、売主に話して返してもらってくださいと言われました。ここを売り出したのは二年前なので、99.9パーセントの確率で消火器は処分済みです。さて、どうなるんでしょう。人生はどうしてこうも次々に何か起きるのでしょう。


2020年、職場は変わってしまった [手記さまざま5]

前回の記事で私は、人間、引き際を正しく見極めるのはとても大事だと思うと書いた。職場からの引き際には、職場の労働内容の変化も影響する。2020年のコロナによる変化は、とても大きかった。

コロナ禍で2020年から事務関係のオンライン化が一気に進んだ。それ自体は社会の流れであり、文句はない。しかしそれにより労働内容が必然的に変更された分にについて、まるで当たり前のように要求されるのには困惑している。私の場合は以下の通りだ。

非常勤は持ちコマ制限があり、週に1回か2回の通勤分しか授業を担当できない。2019年までは、その1回か2回の通勤時に掲示板をチェックすれば必要な情報が得られた。ところが2020年に事務連絡がオンライン化されてからは、いつ新しい連絡が来るかわからず結局毎日のようにネットをチェックすることになる。雇用契約は週に1日ないし2日なのに、なぜ毎日のように縛られることを当たり前のように要求されるのか困惑している。

そのネット経由の連絡内容が2019年までの連絡内容と違う。2019年までは、非常勤に必要な連絡だけが非常勤講師室に貼り出され、基本的にそれをチェックしていれば良かった。ところがネット経由になってからは、専任向けの情報、職員向けの情報、非常勤向けの情報が全部まとめて来る。それらを取捨選択するのは情報を受け取った側の非常勤だ。その煩わしさは私には、小さいながらも労働内容の一部変更と思われるが、それについて誰も何も言わず当たり前のようにこうなっている。煩わしさの具体例を以下に挙げる。

どう見ても専任にしか関係しない通知を非常勤にも送りつける。

共済関係の通知を共済に入れない非常勤にも送りつける。


捻挫とラボと退職 [手記さまざま5]

靴下をはこうとしたら捻挫した。これを読んだ方は「そんな馬鹿な」と思われるだろうが、そんな馬鹿なことが世の中ではたまに起きる。それで、昨日の夕方から今朝まで、何もせずに足を休めていた。なにしろ今日は出勤だ。一晩で歩けるようにならなければいけない。「そんな無茶な」と思われるだろうが、そんな無茶なことが世の中ではよく起きる。

いつもならば夜は色々なことを忙しくこなしている。それが昨晩は、ひたすら天井を眺めて横になっていた。気持ちは、何かしたくてうずうずしている。少し記事を書こう。

英会話のラボにメールで打診して、昔の教材をなんとか売ってくれないかと書いた。そうしたら、OB・OG友の会に入れば買えるという返事が返ってきた。そのメールには、入会時に購入希望と書いて送れば担当から連絡が来ると書いてあった。私は入会のフォームに書いて送った。OB・OG友の会の入会手続き完了のメールが届いたが、昔の教材については何も言ってこない。あと数日待ってみよう。

同じ時に学会の退会願いも出した。こちらは退会が完了した。数年前には、私は退会の時期を決めかねていた。それがこんなに迷いなく退会している。それだけ私と、私を巡る環境が変わった。いくつも変わった。

まず転居で私は精神的に憔悴した。これは仕事の話だが、憔悴した状態で人と話すと、判断を誤ることがある。それで質問しないでおけばよかったことを質問し、相手から質問に質問で返され。憔悴しているから対処を誤り、相手から傷つけられた。

肉体的にもコロナの在宅ワークで弱った。もとから悪かった足腰が改善するどころか悪くなり、その状態で在宅ワークが終わり通勤を始めた。あなたは通勤ラッシュの新宿駅をご存じだろうか。まるで血管の中を通る赤血球のように、無数の人が移動する。弱っている私は人をよけきれない。ぶつかったり、どつかれたりする回数が増えた。

そしてきわめつけは、職場の変化だ。私の職場は大学だ。本年度から、全教員で教科書を統一することになった。私は、各教員が自分の個性を出して他の教員よりも良い授業をしようと切磋琢磨することが授業を改善すると思っている。たとえばスーパーマーケットが近隣にあるライバル店と競うことで、客が良い思いをするように。そういう私にとって今回の決定は授業改善に逆行する愚行に思えるが、大学は我々を「個性ある教え方をする個人」とは思っておらず、「カリキュラムを構成するひとつの歯車」だと思っている。でもそれはまだいい。じきに教科書だけでなく、試験問題も統一するというが、それもまだいい。職場が教員を歯車と見るならば、教員は歯車に徹して給料をもらうだけのことだ。

問題はそこからだ。私はふと気づいた。その統一する試験問題は、一体誰が作るのか。専任がまとめて作ってくれるのなら、非常勤は歯車に徹して給料をもらうだけのこと。でも、専任は全部の試験問題を作ってくれるか? 「授業を担当する教員の間で、持ち回りで作成してください」と言われそうではないか。持ち回りの何が悪いかというと、私は上に書いたように、自分の個性を出して他の教員と競うタイプの教員だ。私が試験問題を作るならば、プライドをもって作成する。それを他の教員がけなしたら、当然怒る。つまり私が言いたいのは、プライドをもつ者同士の間で試験作成を持ち回りにすると、今までには全くなかった教員同士のいがみ合いの火種になるということだ。あなたは私に「あなたの作ったものをけなす人なんていませんよ」とおっしゃるだろうか。いや、いる。私はすでに書いた。傷つけられた、と。相性の悪い人がいる。

職場でもっとも怖いのは人間関係だ。どうせ私は憔悴し、新宿駅でどつかれる老人だ。職業人生命は、もう長くない。人間、引き際を正しく見極めるのはとても大事だと思う。

話が煩雑になるから今まで書かなかったが、退職するしないを左右する要因は他にもある。親の脊柱管狭窄症が少しずつ進行している。私が付きっきりで介護するのはいつからか。未来のことだからわからないが、それを見据えて進退を決めねばならない。そしてもちろん退職したら収入がなくなる。非常勤講師には退職金も厚生年金もない。ところが今後の支出は増える。越してきたばかりのマンションは、大規模修繕費と保険料が増えると言って毎月審議中だ。私はそういう多数の要素を見極めて、進退を決めねばならない。



第四の生き甲斐を探します91 [手記さまざま5]

「怪奇な恋の物語」をようやく見た。ブルーレイが届いてから何日経っただろう。私の幼少期の強烈な記憶を含む映画のはずだが、でも今は時期が悪い。生き甲斐を失って心が弱り切っている時に見るタイプの映画じゃない。それで視聴が遅くなった。

今日は申しわけないが、この映画を見た感想を記録させてほしい。私の個人的感想など他の誰も読みたくないのはわかっているが、私の幼少期の何かを決定づけた映画なので、人生の記録を残さねばならない。

以下、感想。

冒頭から狂ってる。BGMも映像も。こんなの見て子供(私)が育つと、それはとんでもない情操教育になる。これは私が今までに見た中で一番狂った映画だ。

すぐに、異常なシーンは主人公の妄想または幻覚なんだなとわかる。

主人公がスライドを見る。写真の中におっぱい多いなあ。3つあったり、片方伸びてたり。

主人公が作品を作り始めると、チーン、チーンと音がした。こんな音がドラマ「トリック」の中で鳴らなかったかなと思った。

だが、ある意味芸術的なシーンもある。当時の流行りかもしれない。綾波が自分の生まれた殺風景な場所を愛するように、私は幼少期に見たこういうシーンから、そういうものに芸術性を感じるようになったのかもしれない。

映画の最初のほうには引かれるものが沢山あった。映像も音も。ところが、中盤には何も感じなかった。記憶にないということだ。私がこれを見たのは子供の頃だから、集中が続かずにテレビを点けっぱなしにして他のことをしていたのかもしれない。それとも、そもそも当時の私にとっては意味のないシーンだったのだろうか。

やがて、私の記憶にあるシーンが来た。男と女が行為に及んでいるのを他の男が隠れて見ているシーンと、女が機銃掃射で死ぬシーン。ところが昔見た時のインパクトがない。私の記憶違いか? それとも、リマスターだから映像が綺麗すぎるからか? 昔見たテレビ画面はもっと煤けていたと思う。

ラストで精神病院の一室にハガキ大の絵が無数に下がっているのは、ほぼ記憶通りだ。絵の真ん中に何か付いている作品が私の記憶では一枚だけだったことだけが、記憶と違う。

結局、この映画にかんしては私の記憶は断片にすぎなかった。男どもと主人公を虜にしたヴァンダが記憶の中で全然意識されていないのだから。ただ、映像と音楽は私の感性に確実に影響を及ぼした。


第四の生き甲斐を探します90 [手記さまざま5]

退会、入会。それは生活の節目だ。私は年をとり、長距離通勤が辛くなった。新宿駅で人とぶつかったり、どつかれたりする回数が、年々増える。仕事を辞めれば収入がなくなるので頑張ってきたが、潮時かもしれない。それで長年会員だった学会に退会の申請メールを出した。それと同時に、ラボのOB・OG友の会への入会申請フォームに書き込んで送信した。学会を退会し仕事を辞めれば、生活が空虚になりかねない。そういう時に仕事人間の男はよく無気力になり病む。だから何かを退会したら、何かに入会するのは正しい判断だろう。新しい人生を始めねばならない。それが、第四の生き甲斐につながるかもしれない。

その後私の体調が悪くなり、まる一日メールのチェックをせずに終わった。チェックして返事が来ていてもそれに対処できる体調ではなかったからだ。返事が来ているだろうなあと思いつつ、どうしようもないので考えないようにしていた。

まる一日経ってメールをチェックした。学会の退会も、OB・OG友の会の入会も、どちらも返事が来ていなかった。職場からの、仕事を追加するメールだけが来ていた。こうして突然臨時で仕事が追加され自由時間を奪われることも、退職すればなくなる。


第四の生き甲斐を探します89 [手記さまざま5]

生き甲斐探しには投資も必要だと思い、結局ブルーレイを三つも買った。そろそろ投資を中断しなければならない。なぜなら新居での修繕積立金や固定資産税は私にとって出費増大で、先行きの不安があるからだ。

投資を中断する前に、最後にひとつ試してみようと思うものがある。それは大昔の幼児向け英会話教室、ラボだ。私は幼稚園児の頃、いわゆるラボ機を使っていた。そのラボ機のカセットに不具合が出て、一部の音声が聞こえなくなった。それから長年、一部音声が聞こえないままテープを聞いて懐かしんでいた。

それが心残りではあったが、今までの私はリストラ以来の恐怖心で出費を極度に恐れ、5桁以上の臨時出費はもってのほかとなっていた。今でも基本的にそれは変わらないが、ブログ記事に書いたように生き甲斐を失って緊急事態となり、今だけは生き甲斐探しのために投資も必要という判断に至った。

投資中断の前に、最後にこのラボに打診してみようと思う。


第四の生き甲斐を探します88 [手記さまざま5]

ブルーレイは、最初はひとつしか欲しくないと思っていたが、何日も考えるうちに三つになった。今度こそ、おしまいだろう。次にブルーレイを買うのは、新しい吹替映画が売り出された時だ。

三つめは「アマデウス」だ。「血とバラ」と同じく、これも私は吹替のテレビ録画(VHSビデオ3倍モード)を持っている。だから、高い金を払ってブルーレイを買うのを最後まで渋った。でも第四の生き甲斐を探しまくるほど意気消沈した今、ブルーレイを手に入れておいたほうが良いと思うようになった。後で後悔しないように。

「アマデウス」は、ドラマとしては最高の出来だ。ただしドラマ以外では引っ掛かる所がある。登場人物がみんな英語を喋るのは、映画としては当たり前だが、違和感がある。敬虔なキリスト教徒だったサリエリがモーツァルトに出会って次第に神に反感を抱くようになるのは、ドラマとしては盛り上がるが、キリスト教徒であろう批評家達がこれを絶賛するのは悲しい限りだ。私は若い頃とても好んでこの映画(自分のVHSビデオ録画)を見たが、ある時この映画のテーマが反キリスト教だと認識して以来、ぴたりと見るのをやめた。私はキリスト教徒ではないが、人々の信仰対象に敬意を払おうとしている。この事情もまた、私がなかなかブルーレイ購入に踏み切らなかった理由のひとつだ。


安全ですは聞き飽きた [手記さまざま5]

これを書いている現在までのところ、マイナンバーカード関係の問題が後を絶たない。そんな中で今日、健康保険証が郵送されてきた。封筒にこんな紙が同封されていた。
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私はこれを見た時、その昔「原子力は安全です」というテレビCMがあったことを思い出した。仮にシステムが完璧だとしても、人為的ミスの可能性は必ず残る。もう、安全ですは聞き飽きた。

私はお上に提案したい。もしも国民と真摯に向き合う気があるなら、宣伝文句から「安全です」を削除して、そして一緒にやってゆこう。

第四の生き甲斐を探します87 [手記さまざま5]

今の私には元気がないから意欲が出ず何もできない。思い返すと、元気がなくなったのは痛風発作からだ。それまでは、何ケ月にもわたる自宅の物処分と転居先探しで心身ともに疲れてはいたが、元気だけはあった。「頑張って転居をうまくやってやる」と自分に言い聞かせ、気が張っていた。痛風発作になったあの日も同じだった。そして膝が痛くなり近くの整形外科へ行って痛風発作だと言われた時、「そんなばかな」とショックを受けた。なぜなら転居が忙しすぎて酒を飲む暇もなかったからだ。私は自分の痛風がアル中と仕事のストレスによる頻繁な飲酒のせいだと信じていた。酒さえ飲まなければ発作は起きない、と。それが痛風発作だと言われ、ショックを受けた時に、それまで張りつめていた気持ちが折れた。それからだ、私に元気がなくなったのは。そして何とか元気を取り戻そうとし、第四の生き甲斐を探してブログ記事を書きまくった。毎日記事を書くことで人生の何かを見つけようと、ブログにしがみついた。

それでも以前に比べると、今は少しはましになった。元気を出すために投資が必要だと思い、ブルーレイも買った。私の人生経験では、潰れた心が治るには少なくとも潰されたのと同じ長さの時間が必要だ。普通はそれ以上。だから私が普通の人ほど元気になるのは、早くても来年の春だろう。焦らず少しずつ回復するしかないだろう。


相続のために戸籍を取得する(7)終 [手記さまざま5]

戸籍の取得が完了しました。

私は前の記事(6)の後、さらに別の役場に戸籍の請求をしなければいけなかったのですが、なかなか進まない戸籍取得に気疲れしてしまって、暫く事が起こせないでいました。ずいぶん経ってからやっと手紙を出しました。だから、記事(6)からやたらと日にちが経っているのは役所のせいではありません。

最初の郵送では、一通で足りるだろうと750円分の定額小為替しか送らなかったら、3通も必要でした。だから今回は最初から3通分の3×750円分を送ったら、今度は1通で足りて2×750円分の定額小為替が返送されてきました。この2×750円は郵便局でお金に換えられますが、定額小為替を買った時の手数料2×200円は戻ってきません。まあ世の中は大体こんなものですね。

今回、とくに問題はありませんでした。役所に手紙を送る時に「これで取得が完了か、まだ他の役場で手続きが必要か教えてください」と書いておけば、返送時に書いて教えてくれます。なにしろ我々は戸籍謄本を見るのに慣れていないから、「見たらわかる」と言われても全然自信ないです。無知に徹して役所の人に一筆書いてもらったほうが安心です。


第四の生き甲斐を探します86 [手記さまざま5]

自分が探している日本語吹替が商品化されているかどうかは以前に調べたのですが、日本語吹替のない映画のブルーレイを買ったのをきっかけに、念のために再度調べました。結果は以前の調査と変わらずですが、それでも有意義なひとときを過ごせました。

恐るべき衝動と言う名のB級ホラーを、私は今まで無名のB級だと思っていました。ところが調べると、このアホなホラーが各国で上映されたことがわかりました。上映時も、後のビデオ販売時も、各国さまざまなタイトルが付けられたそうです。ネット検索して情報収集したら、各動画の冒頭の映像やカットのしかたに全部違いがあるので不思議に思っていましたが、そういう事情だったのです。タイトルが違えば、冒頭のタイトル表示部分はどうしても編集しなければなりません。長いタイトルは表示時時間が長く、短いタイトルは短くしないと人が読む時に不都合があり、そのさいBGMのカットが生じます。テレビ放送用なのか、そもそもオープニングを省略しているものもありました。だからといってUP主が勝手にカットしたのでなく、本編が始まってからタイトルのテロップが出るのです。

こうやって自分で調査をすると、どんなアホな調査対象でも愛着が湧くものです。私は自分が持っている日本語吹替版をUPしたくなりました。(吹替を探しているからと言って、私が吹替の録画を持っていないとは限りません。むしろ、もっと良質の音声、もっと完全な音声を探しているという事情があります。)でも二つの壁に阻まれました。まず、権利者から怒られるのが恐い。何度も書きますが、自分で字幕を作っただけで捕まった人がいるそうです。私はあれが本当に意外で、驚きで、何をしても捕まるんじゃないかと思い始めたんです。もうひとつは、私がこの映画をVHSビデオに録画したのは、ビデオテープの最後の余白がもったいなくて埋めようとしただけなんです。つまり余白は映画がそのまま入るほど長くなく、私はストーリーがかろうじてわかる程度に短く編集してダビングしました。そんなものを人様に見せたら、期待して見に来た人を怒らせてしまうかもしれない。

こうして自分の録画の公開に踏み切れなかった私は、次の調査対象へと移りました。血とバラという、これはある程度ご年配の方で耽美系の怪奇ものを好んだ方ならばご存じの映画です。今どきの流行りとはずいぶん違う雰囲気なので、若い方には勧めても意味がないでしょう。なんでも、長い間ビデオテープでしか売られていなかったのが、やっと外国で円盤に入れて売り出されたとか。DVDかブルーレイかは存じません。で、調べるとこの映画も複雑な事情があるようでした。英語版とフランス語版があり、普通はこういう時、どれかひとつの言葉で俳優に喋らせて映画を作ってから別の言語でアフレコするんですが、この映画は英語版とフランス語版を別々に撮影したという情報がありました。そのさい細かい所に違いが出たらしいです。ネット上の情報を信じるならば、ラストで女の持つバラが色褪せるシーンのある英語版と違い、フランス語版では色褪せるシーンがないとか。その部分のモノローグも女のモノローグではなく、一連の事件が吸血鬼のしわざだったのか女の精神状態の結果だったのかの解釈が英語版とは違ってくる可能性があるらしいです。

この映画も私は自分が持っている日本語吹替版をUPしたくなりました。ところが頑張ってmp4にするうちに、気づいてしまったことが二つあります。まず、色がとことん薄い。ネット上にある動画のどれよりも、私の録画は色が薄い。これは、古くなったVHSビデオテープからデジタル化したので色情報が失われて色褪せたのと、そもそも放送された映画が色褪せたフィルムだったのと両方の原因があるのではないでしょうか。もうひとつは、私の録画年です。調査の結果、この映画が初めて日本語吹替でテレビ放送されたのは、私がビデオデッキを手に入れるよりもはるか昔、それどころかまだラジカセさえ手に入れていない時でした。私はずっと後年の再放送を録画していたのです。水野晴郎が解説しているから私はてっきり、みんな見ていたナントカ洋画劇場の録画だと思い込んでいました。でもその水野氏が喋っている内容が、ずっと後年の映画の名前を含んでいます。私の録画はどうやら、何度も再放送され、しまいにはローカル局で深夜に放送されるようになった、ローカルな人しか見ていないテレビ番組の録画だったようです。私はがっかりし、人様に胸を張って見せることができなくなりました。

人生は難しいものです。こういう時、無理押しして行動に出てしまうほうが良いのか、それをすると後悔するのか。私は今、第四の生き甲斐を探すほどに元気を失っているので、無理はできません。行動に出るとしても、それはもっと私が元気になってからです。今日は、たくさん頑張って調査した記録を残しておきます。


第四の生き甲斐を探します85 [手記さまざま5]

さあ今日は、いよいよOCRと自動翻訳による迷訳を鑑賞しますよ。さっそく少しだけ引用しましょう。

片足の森田歌手は、弁護士のロジェ・モン・エリーゼとブラバントの若い男爵夫人リリアンに、リリアンが亡くなった母親の遺産を引き継ぎ、ロジャーが彼の神秘的な起源を明らかにする手がかりを受け取ることになっている中央高原の評判の悪いサンダーバレーに向かうようにというレギュラ伯爵の不思議な要求をもたらします。奇妙なファビアン神父の中で、ロジャーは伝説の「ブルトブルク」への道を彼に示す仲間を見つけます。途中、2人は同じ目標を持つリリアンと彼女のメイドバベットへの仮面ライダーによる攻撃を阻止することができます。

引用は、ここまでです。冒頭から「森田歌手って誰だよ!」とツッコミを入れつつ読んで行くわけですが、きわめつけは最後の部分です。これ見た時、私は思わず笑いだしそうになりましたよ。仮面ライダーは悪人になっちゃった。しかも女性を襲うチンケな盗賊と化しました。創造主ショッカーには逆らえなかったのか?!


第四の生き甲斐を探します84 [手記さまざま5]

ブックレットの外国語をどうやって読むか。そりゃもう、OCRと自動翻訳しかないでしょ。さて、どんな迷訳が出来上がるか。なにしろOCRが必ずどこかで間違える。それを自動翻訳が間違えながら訳すんだから、相当な珍訳になると私は思っていました。ところが驚くことに、「なんとなく何が言いたいかわかるような訳」が出来上がったんです。ほんの一部だけ引用しましょう。

「精巧なデジタル化」は、映画部門で「文化遺産の消滅」を打ち消すための魔法の言葉でした。『 』(1967年)では、デジタル化の基礎は35mm判のフィルム素材であった。フィルム修復の専門家であり、彼自身がそれぞれの処理段階のためのいくつかのツールを開発したクリストス・パテルディスと彼の会社と協力して、4Kスキャン、光の決定、色補正などが行われました。これらのステップは通常、撮影監督と監督の前で実行されますが、この場合はもちろん不可能でした。したがって、この場合、クリストス・パテルディスと私は、いわゆる「映画ルック」を担当しました。ソース素材は、35mmのインターネットネガと、劇場公開時にテレビ局向けに特別に作成された放送コピーでした。フィルムスキャナーは、フィルム素材をビデオ信号またはデータパケットに変換するために使用できるデバイスです。これを実現するにはさまざまな方法があります。リアルタイムスキャンでは、フィルムは通常の投影速度でスキャナーを通過します。高解像度のために低速で動作するデバイスは、スキャナーとも呼ばれます。この場合、4Kスキャンが行われました。

ね? なんとなく、何が言いたいかわかるでしょ。AIでもこれ位の訳ができるんですね。AI絵が巷に大量に出回るのも、上の訳を見るとわからなくはない。人間の絵描きさん危うし、人間の翻訳者さん危うし、ということですか。

しかし、しかしですね、これで終わりはしなかったのです。やっぱりAI任せの作業だと、時として何かをやらかしてくれるみたいです。次回の記事では、そっちを話題にします。


第四の生き甲斐を探します83 [手記さまざま5]

前の記事に付け足すことがある。ブックレットについて。

このブルーレイはパッケージがハードカバーの本を模している。本のようにパッケージを開くと表紙の裏と裏表紙の裏にそれぞれDVDとブルーレイが収まっている。その間にブックレットがあるが、綴じ部分が器用にパッケージにくっつき、取れそうにない。まさにハードカバー本のページとしてめくりながら読むことが意図されている。ただ、表紙と裏表紙の裏側にディスクを収めるプラスチックが付いて出っ張っているので、ブックレットの綴じ部分がまっ平らに開かずに湾曲する。コンビニでブックレットをコピーして、わざわざブルーレイを出してこなくてもブックレットが読めるようにしたいのだが、この湾曲が気になる。

ブックレットの内容は:
このエディションについて
スタッフ、役者、上映の情報
あらすじ
映画の成立史
アーベントツァイトゥング紙1967年7月14日の記事
個々のスタッフと役者の解説
コンスタンティン・フィルムによる宣伝の指針
撮影現場のスチル写真(森のシーン)
ミュンヘン映画博物館誌37号の記事
各国ポスター
映画画報204号の記事
奥付

ブックレットよ、たくさんの、ほとんどどうでもいい情報をありがとう。必要なのは、せいぜい撮影現場のスチル写真くらいだ。でも、やっと第四の生き甲斐と言えるものに出会った。ブルーレイがたった1枚だから、長くても数ヵ月で終わってしまう生き甲斐だが。


第四の生き甲斐を探します82 [手記さまざま5]

前の記事から続く

ここまで調べる間に、ネット上から他の情報も得られた。それは、私が馬鹿にしていた映画公開当時のテレビ報道のほうが、どうやら興味深いということだ。映画ではよく映っていないセットがテレビ報道には映っているなど、とても興味深い情報がある。

ギャラリーのスライドショーについては未調だ。今まで「スーパーエイト」に集中的に関わってきたから。

豪華版は4枚組だが、私はまだ3枚目にしか言及していない。残る1枚はCDで、サウンドトラックだ。これは、類似した音声がYouTubeに見つかった。ただし音声の長さが2分も短い。今回の4ディスクの一部でなく、過去に売られて廃盤になった古いCDの可能性がある。

お気づきのように、私の調査と探求はまだ終わっていない。だんだん楽しくなってきたから、ブログ記事にする価値があると思い、ひとまずここまでを記録する。私にはまだまだ、この先の探求がある。記事にできるほどの情報が溜まったら、また記事にしたい。


第四の生き甲斐を探します81 [手記さまざま5]

前の記事から続く

私はさらにネット検索した。検索のキーワードを変えて試したら、別のサイトが見つかった。そこには、私が違和感をもつ内容が書かれていた。それは、まるで完成版の映画をいくつかに切り分けて、それを再構成して2つのスーパーエイト映像を作ったかのような内容だった。そんな馬鹿な。スーパーエイト映像が元になって完成版の映画が出来たはずなのに、これでは逆じゃないか。

私はこのサイトがどんなサイトで、どういう事情でこの映画のことを書いたのかを調べた。このサイトはスーパーエイトの愛好サイトで、記事の中に頻繁にピッコロフィルムというものが出て来る。ピッコロフィルムとは何だ。スーパーエイトとは何だ。

私はさらに調べた。どうやらピッコロフィルムというのは会社名で、色々な映画をスーパーエイトにして売っていたらしい。スーパーエイトとはどうやら8ミリフィルムを発展させた規格らしい。

このピッコロフィルムは、私には怪しく思えた。なぜなら、映画の権利というものを無視するかのようにあらゆる映画を売っていたからだ。ディズニー、宇宙水爆戦、オーメン、超人ハルク、ブルース・リー、ヒトラー、エマニュエル夫人、アステリクス、それどころか鋼鉄ジーグとサンダ対ガイラまであった! ピッコロフィルムとは、何者なんだ。

その膨大な量の映画に埋もれて、沢山のカタログのうちただひとつにだけ、私が探している2つのスーパーエイト映像が載っていた。なぜそれがわかるかって、私はその膨大な量の映画カタログを片っ端から調べたからだ!

とにかくこれで、ようやくはっきりしたことがある。スーパーエイト映像を元に映画が作られたのではない。映画の権利を買ったピッコロフィルムが、映画を元に2つのスーパーエイト映像を作って売ったのだ。

次の記事へ続く


第四の生き甲斐を探します80 [手記さまざま5]

前の記事から続く

豪華4枚組商品にしか映像特典は入っていない。私が買ったのは2枚組だ。にわかに私は映像特典の中身が知りたくてしょうがなくなった。

豪華4枚組の情報はネット上に多くないが、それでもアマゾンに1件あり、そこに4枚のディスクの内容が記されていた。あった、ボーナスDVDという名前だ。そのDVDには、スーパーエイトの映像ふたつ、映画公開当時のテレビ報道、俳優へのインタビュー音声、そしてギャラリーのスライドショーが入っているという。

俳優へのインタビュー音声は、どうせ外国語で喋っているからわからん。テレビ報道はどうせ映画を報道しているだけだろう。しかし、スーパーエイトというのは気になる。私がスーパーエイトを気にするのには、わけがあった。

私は少し前にドラキュラ対フランケンのUSA版DVDを味わい尽した。そのDVDには、誰も見たいと思わないような映像特典が山ほど入っていたが、その中にスーパーエイト映像があった。それは、映画作者がロケ地候補の教会廃墟を撮影したものだった。つまり、私にはスーパーエイトが何を意味するかはわからないが、それは映画作者が映画制作にさいして撮影した映像に違いない。見たい! すごく見たい!

誰かYouTubeにUPしていないかと探したが無駄だった。トレーラーならある。しかしトレーラーは私のDVDにも入っている。私が欲しいのはスーパーエイト映像だ。それはどこにもなかった。それならせめて、どんな内容かを記したテキストがネット上のどこかにないか。あった! 豪華4枚組のレビューを記したサイトがあった。それによると、2つのスーパーエイト映像は完成した映画のそれぞれ別の所をクローズアップした内容になっていて、片方は主人公が城へ行くまでをクローズアップし、もう片方は城に着いてからの出来事をクローズアップしているらしい。これら2つは完成した作品の元になった試案なのだろうか。見たい! もっと知りたい!

次の記事へ続く


第四の生き甲斐を探します79 [手記さまざま5]

ふつうブルーレイは見るものだが、何の因果か私は今、見ない楽しみ方に夢中になっている。初めは記事にならないと思っていたが、何日も頑張るうちにどんどん楽しくなってきた。

ブルーレイのタイトルは、まだ内緒だ。これから先、私がブログ記事に何か載せる可能性があるならば、何もかも話題にするのは控えたほうが良いらしい。ほら、以前の記事に書いたが、自分で努力して字幕を作っただけで捕まった人がいるそうだ。世の中は厳しすぎる。だから、少しずつそっと話す。

このブルーレイには3つのバージョンがあり、ブルーレイ1枚だけの商品、DVDと2枚組になってブックレットが付いている商品、豪華4枚組でブックレットが付いている商品がある。もちろん色々付いているほうが値段が高い。私は最初、ブルーレイ1枚だけの商品を買おうとした。しかし付属で付いてくるDVDに何が入っているのか、ブックレットとは何か、気になりだした。それでついに、DVDと2枚組になっている商品を買うことにした。人には予算との兼ね合いというものがあるから、4枚組は手が出なかった。

注文して長々と待った末に、商品が届いた。このブルーレイは日本製ではない。残念ながら日本で売られていない映画のブルーレイだから、日本製を買いたくても買えない。それで、ブルーレイの再生に問題が生じた。私のパソコンはブルーレイが再生できない。ブルーレイ対応のソフトウェアプレーヤーをインストールしようとしたら失敗した。ブルーレイが外国製だから、日本の普通の機器ではリージョン違いで再生できない。それで、せっかく届いたブルーレイを再生するのは後回しとなった。そのかわりに、他のことが色々と判明した。

まず、付属のブックレットを見て、なんでブックレットにしたんだろうと思った。普通は映像特典としてディスクの中に入れると思う。DVDならば解像度の問題がある。でもブルーレイなんだ。職場では何年も前からペーパーレス化が叫ばれて紙が思うように使えない現代だというのに、時代に逆行してブックレットか。

次に、付属のDVDがびっくりの代物だった。私はてっきり、このDVDの中に映像特典が入っていると思っていた。ところが再生してみると(DVDのほうのリージョンは大丈夫だ)、これの中に映画本編が入っていた。さっき書いたようにブルーレイのほうは再生がまだだが、当然中には映画本編が入っているはずだ。ということは、ブルーレイとDVDの中に同じ映画が入っている商品ということか。どうしてそうなった? というより、映像特典はどうした!

ここに至って、私は重要なことを知った。今まで私がネット上の情報を見て、付属DVDの中に入っていると思い込んでいた映像特典は、どこにも入っていないということを! 映像特典は豪華4枚組にしか入っていなかったのだぁぁぁ!

にわかに私は、4枚組を買わなかったことを後悔しはじめた。そして、どんな映像特典なのかを詳しく知りたい衝動に駆られた。

次の記事へ続く


第四の生き甲斐を探します78 [手記さまざま5]

待ちに待ったブルーレイが来た。ちょうど仕事が忙しくなる時だから、仕事中心・趣味は二の次という形でゆっくり進めば、比較的長く楽しめるかもしれない。

本当は沢山の文章を書いたのだが、スマホのメモアプリがバグっていて一瞬で全部消えてしまった。仕方がない、今日は簡単な報告だけで終わろう。


季節が変わり、結露がなくなった [手記さまざま5]

昨晩はいつもより早くベッドに横になったが、眠るつもりでなく、ただ休むつもりだった。だから部屋のドアを閉めてスマホをいじっていた。ところがいつのまにか眠っていた。目が覚めると翌日の午前4時前だった。部屋の外に出ようとして、寝る時にいつも開けているドアが閉まっていることに気づいた。部屋の外に出る前にサッシの結露を確認した。結露は、していなかった。季節が変わり、内と外の温度差がなくなったのだろう。しかしまた寒い日が来れば結露するに違いない。


ダイソン掃除機はフィルターにごみが付かない [手記さまざま5]

去年の転居時に、ダイソン掃除機を買った。なぜなら転居疲れでフラフラだった私は親が床に放っておいた古い掃除機(日立の)を知らずに踏みつけ転倒し、そのさい古い掃除機は割れたからだ。ダイソンの評判は前から聞いていたので、高いけど一度買いたいとずっと思っていた。

ところが巷の評判とは違い、ダイソン掃除機は我が家に合わなかった。古い掃除機と比べて明らかに重い。若くて健康な人ならば何でもない重さだろう。ところが我が家は、私ですらジジイ、親はその比でない。そして二人とも腰痛持ちだ。機能がどうの以前に重くて使いにくい。買って後悔した。

そのダイソンに、買って5カ月目にして良い点を発見した。それはフィルターが汚れないから、フィルター掃除はほんとにたまにで良いということだ。

実はダイソンよりも遅れて、シャーク(シャープではない)のハンディークリーナーを買った。なぜならダイソン掃除機があまりに重くて動かしづらく、パソコン周りの埃や棚の上の埃を掃除する繊細な動作には向かなかったからだ。

その頃は新居の色々な取扱説明書を読まねばならず、私は一時的に「取説読み人間」と化していた。普段ならば面倒がって読まない掃除機の取説も読んだ。そうしたら1か月に一度フィルターを水洗いして一昼夜干せと書いてあった。私はそうしないと埃が詰まると思い込んで馬鹿正直に1か月後にフィルターを取り外したが、全然汚れていなかった。そのまま元に戻し、月日が過ぎた。

そのうちに「取説読み人間」は終わりになり、いつものズボラな私に戻った。ズボラに戻ると掃除機のフィルターなんて面倒で掃除する気がなくなった。そして転居から5か月が過ぎた。今年の5月のことだ。私は久しぶりにシャークのハンディークリーナーの塵を捨てた。なにしろダイソン掃除機と違い、たまにパソコンの埃を吸うくらいしか使わないから、塵はちょびっと入るだけだ。すごくたまに掃除すれば済む。

今までは、ちょびっと溜まった塵をつまんで捨てるだけだったが、なぜかその時はフィルターも見てみようという気になった。そうしたら、フィルターのヒダに大量の塵が詰まっていた!(2つの掃除機の話をしているのでまぎらわしいが、これはシャークのほうだ。)

それから大変だった。髭剃りに付属の小さな刷毛を持ってきて、フィルターのヒダをひたすら掃除だ。これがもう、目詰まりして、取っても取ってもまだ詰まっていた。

その時に気づいた。シャークよりも前に買い、シャークよりも頻繁に使ってきたダイソンは、さぞかしフィルターがすごいことになっているに違いない!

私はダイソン掃除機に付いている2つのフィルターを取り外した。ところが、ごみが付着しているように見えなかった。取説の通りに水洗いしたが、溜めた水が濁る程度の汚れだった。

この時私はようやくダイソンの、他メーカーと違う所に気づいた。ダイソンの遠心分離は、吸った塵の大部分をフィルターよりも前の部分で溜め込み、ほとんどフィルターまで持って行かない。

いっぽうシャークは、外から見える所にはたいした塵が溜まらなかったが、実は塵の多くを外から見えないフィルターまで通してそこに溜め込んでいた。

鉢土えぐれる他にも問題あり [手記さまざま5]

早朝、ベランダに出て鉢土を観察した。やはり強風が当たる側がえぐれている。ベランダに散った砂を集めて鉢に戻し、大量の水を遣ってその水流でえぐれた側とえぐれていない側の土を均一にするのだが、それをするとベランダに大量の水が流れる。この記録には書いていなかったが、鉢土のえぐれ以外にも問題はあった。ベランダに水を流すと、それがすぐにベランダ端の溝へと行かず、まず隣の家との境目まで流れて行ってから初めて溝に落ちる。この時、隣の家の領域に水が浸入する。とくに植え替え直後の水遣りは土の微粒子が流れ出るので水が茶色く濁る。その時はまだここに越してきてから経験がなく(冬の間は鉢を室内に入れるのでそもそもベランダで水遣りをしない)水が隣家の領域へ行くと知らなかったので、茶色く濁った水が隣のベランダへ行くのを見て驚いたが、どうすることもできなかった。今回はその経験をふまえて、子サボを隣家から遠い場所へ移動してから水遣りした。ところがそれでも水は隣家との境目まで流れてゆく。どうしてもそこまで行かなければ溝に落ちない仕組みらしい。この件も、強風による鉢土のえぐれと共に解決策を見つけなければならない。


上の階は吹き曝し、鉢土えぐれる [手記さまざま5]

強風が吹いてサボテンの鉢土がえぐれてから、私は毎日観察していた。植え替えの直後だから土が固まっていなくてえぐれたのか、そうでなくてもえぐれるのか。昨日から今日にかけて雨と共に強風が吹き、昨日は何事もなかったが、今日の午前中にベランダに砂が散らばっていた。困った。マンションの五階は吹き曝しで、定期的に今までの人生で体験しなかった強風が吹くようだ。その度に鉢土を持って行かれるのは困る。鉢土は減り、ベランダは汚れる。何とかしなければならないが、何しろ強風が吹く時の問題だから、下手な覆いを被せたら強風で覆いが飛ぶ。近日中に何か解決策を見つけなければならない。今までの人生で体験しなかった問題が起きた。