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仕事用にと転居先へ持ってきたCzur Aura Pro、使えません [手記さまざま5]

(今回の記事は、4月には原案が出来ていましたが、掲載が7月1日まで遅れたものです。)

私は大学講師なので、授業で教科書を使います。ところが毎年、正規の申込期間に学生が教科書を申し込んだのに授業日に間に合わないという理不尽が起きます。そこで教科書が届くまでの間、すでに教科書を申し込んだ学生を対象に、その日に使う分のページだけをコピーして渡します。ところが、ここに小さな問題があります。教師は授業前に、授業の計画を立ててそれを教科書に書き込みます。なぜ別紙に書かないかというと、授業中に教科書と別紙を見比べつつ学生に向かって喋るというのは効率が悪すぎ、授業進行の遅滞やミスを起こしやすいからです。だから教科書に直接書き込みます。さて、初回の授業では前述のように教科書が届いていない学生にコピーを配ります。でもそのコピーに教師の授業計画が写っていては駄目です。コピー(少なくともそのマザー)は、授業計画を書き込む前に作らねばなりません。ところが学校のコピー機は、初回の授業で学校へ行って初めて使えます。その時は初回授業の計画を書き込んでいるので手遅れです。

私が若くて希望に燃えていた時は、自腹を切って近所のコンビニでコピーしました。しかし十年以上前に私は一度リストラされ、自分が職場に尽くしても無駄だと知りました。それ以来「職場のために自腹を切る」という選択肢はありません。

だから私は去年の転居に際してCzur Aura Proを捨てずに持ってきました。教科書に書き込みをする前にページをスキャンし、初回授業の前にそれを学校でプリントアウトします。これでうまく行くはずでした。

でも実際には、Czur Aura Proの機能が及第点でないので問題が生じています。サイドライトでスキャンすると陰影が映り込み、プリントアウトするとページの両端で予想以上の白黒差が出ます。画像編集アプリで修正しようにも、暗いところを明るくすると元から明るいところが白飛びします。

トップライトだと必ずある程度白飛びします。また、本のページが光沢のあるタイプだと光が映り込んで完全にアウトです。

その他にも、フラットベッドスキャナと違いページが歪みます。運が悪いと、綴じ部分が極端にビニョーンと伸びることすらあります。これは、湾曲した本を自動補正する機能の誤動作です。