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第四の生き甲斐を探します81 [手記さまざま5]

前の記事から続く

私はさらにネット検索した。検索のキーワードを変えて試したら、別のサイトが見つかった。そこには、私が違和感をもつ内容が書かれていた。それは、まるで完成版の映画をいくつかに切り分けて、それを再構成して2つのスーパーエイト映像を作ったかのような内容だった。そんな馬鹿な。スーパーエイト映像が元になって完成版の映画が出来たはずなのに、これでは逆じゃないか。

私はこのサイトがどんなサイトで、どういう事情でこの映画のことを書いたのかを調べた。このサイトはスーパーエイトの愛好サイトで、記事の中に頻繁にピッコロフィルムというものが出て来る。ピッコロフィルムとは何だ。スーパーエイトとは何だ。

私はさらに調べた。どうやらピッコロフィルムというのは会社名で、色々な映画をスーパーエイトにして売っていたらしい。スーパーエイトとはどうやら8ミリフィルムを発展させた規格らしい。

このピッコロフィルムは、私には怪しく思えた。なぜなら、映画の権利というものを無視するかのようにあらゆる映画を売っていたからだ。ディズニー、宇宙水爆戦、オーメン、超人ハルク、ブルース・リー、ヒトラー、エマニュエル夫人、アステリクス、それどころか鋼鉄ジーグとサンダ対ガイラまであった! ピッコロフィルムとは、何者なんだ。

その膨大な量の映画に埋もれて、沢山のカタログのうちただひとつにだけ、私が探している2つのスーパーエイト映像が載っていた。なぜそれがわかるかって、私はその膨大な量の映画カタログを片っ端から調べたからだ!

とにかくこれで、ようやくはっきりしたことがある。スーパーエイト映像を元に映画が作られたのではない。映画の権利を買ったピッコロフィルムが、映画を元に2つのスーパーエイト映像を作って売ったのだ。

次の記事へ続く