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第四の生き甲斐を探します93 [手記さまざま5]

ドラマのあらすじサイトに見た、人それぞれのこだわり


それは、私が病気になってベッドに寝たまま天井を眺めて一日を過ごさなければならなかった時のことです。唯一の退屈しのぎは手に持ったスマホで、私はあてもなくネットサーフィンをしていました。

その時、なぜか私は無性に、昔のドラマ「トリック」の絶対に人が死なない老人ホームをもう一度見たくなりました。兎美味しいかの山です。でも視聴にはお金がかかります。私はドラマのあらすじサイトで済ませることにしました。

あらすじサイトはいくつもありますが、大別してネタバレありとネタバレなしに分けられます。私はもう結末を知っているので、ネタバレありで全部読めるサイトを探しました。

サイトAは、ストーリーの細かい所まで描写していますが、ネタバレなしの前半パートとネタバレありの後半パートに分けて後半でトリックを詳述するという手法をとっているので、ストーリーを通して楽しみたい私にはストーリーを追いにくい形でした。

サイトBは、一本筋でストーリーを書いているので読みやすいですが、一度ドラマを見た私には、たくさんの細部を省略しているのがわかってしまいます。

サイトCは、一本筋でストーリーを追い、しかも細かい所を描写しています。私は気に入りました。でも、ある部分が私は気になりました。このサイトでは、兎美味しいではなく兎食いしと書かれています。私は何年もトリックを見ていないので、自分が思い違いをしたかなと考えました。でも、そのまま他の話も読んでいったら、例の誰も読めない文字を門構えに炎と書いてありました。それで私は、このサイトの流儀がわかりました。

私は映画のあらすじネタバレサイトにふたつ、同じ流儀のサイトを知っています。最初から最後まで丁寧に細かくストーリーを追いますが、文章の中にひとつだけ事実からずれた表現を使います。複数のあらすじネタバレサイトで使われている手法なので、これはひとつの流儀です。

私は、こうやって自分のこだわりと流儀に従って数多くの作品のあらすじを紹介するサイトを、すごいと思います。ひとつひとつの記事を完成させるのに多くの時間がかかるはずです。そしてまた、各サイトに個性があることが素晴らしい。

私もそういう素晴らしい生き甲斐を見つけて邁進したいけれども、今はまだ無理です。いつの日か、人々に「頑張ってるなあ」と言われるような生き甲斐を持ちたい。