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レコードプレーヤー用の箱を作る [手記さまざま4]

ここ数日、自室の物の処分が進んでいなかった。以前は可燃ごみの日、不燃ごみの日、資源ごみの日に、私は必ず袋を持ってごみ置き場へ行ったものだ。それが今は、台所の生ごみを捨てるだけだ。これは、自室の物の処分が進んで捨てるものが少なくなったことだけが原因ではない。そしてまた、大学が学期末試験の代わりに小テストをしろと言い、沢山の小テストの採点に時間を取られることだけが原因ではない。先日、気が進まぬのを押してオーディオ買取業者に電話をかけ、案の定断られ、次の段階としてレコードプレーヤーをメルカリに出品するのだが、以前に書いたように売れない可能性があり、さらに、買取業者に断られ続けて心が弱気になり、なかなか先へ進めないのが、自室の物の処分が進まない原因だ。レコードプレーヤーが自室から無くなれば、あとは本棚等に残った物を片っ端から処分するだけだ。しかしそれをする前に、最後の大事な案件であるレコードプレーヤーを何とかしなければならない。それが遅々として進まないから、自室の整理が進まない。私は早くメルカリに出品しなければならない。

プチプチはアマゾンで注文した。次は箱作りだ。レコードプレーヤーに合う形の段ボール箱はアマゾンでなかなか見つからない。幅が合えば奥行きが足りない。そして高さはやたらと余る。たったひとつ、幅と奥行きがプレーヤーの入る段ボール箱を見つけた。しかし幅と奥行きに見合う高さもあり、つまりは巨大で、無駄に高価だ。私は、段ボールを買うのでなく、家中を探して、使える段ボール箱を見つけることにした。「備長炭カーペ」の外箱が使えそうだった。外寸が幅50cm、奥行き25cm、高さ50cm。これを横に倒せば、幅50cm、奥行き50cm、高さ25cmになる。レコードプレーヤーは幅46cm、奥行き40cm、高さ13cmだ。箱の高さが無駄に高いが、このままでもプレーヤーを入れられる。らくらくメルカリ便を使わないならば、やることが沢山ある私はそうしただろう。しかし、マイナンバーカードを作っていない私は本人確認ができず、らくらくメルカリ便以外が使えない。そしてらくらくメルカリ便は送料込みで品物の値段を設定する必要がある。このままでは箱のサイズが無駄に大きく、送料が無駄に高くなる。高い品物は売れない。だから私はこの段ボール箱を改造して、レコードプレーヤーがぴったり収まるサイズにしなければならない。

私は巻き尺、鉛筆、カッターナイフ、定規がわりの棒、鋏、包丁を持ってきて、箱をどのように切り開くか、どこを切り、どこを切らず、どこを折るかを考えた。そして正確に測ればそれに見合う結果が出ると信じて、測り、線を引き、切った。大学で各クラスに何回も小テストを課さねばならぬ今、こんな工作をしている暇はない。しかしそれでも、やらねばならない。自分の愛するレコードプレーヤーのために。それを買ってくれる取引相手のために。
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今日は、箱の工作を大体終え、蓋を閉じた時に左右ぴったり合うように切る作業を残して終わった。
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段ボールを裏返しにせずそのまま使うのは、ある谷折り部分に段ボールの糊付け部を発見し、裏返すとこれが山折りになり、引っ張られる力で万一糊付けがはがれたり、はがれなくても集荷時のサイズ計測で出っ張った糊付け部が災いして120サイズに収まらなくなることを恐れたから。