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飲酒時記事 初めて気づいた心の収支 [手記さまざま4]

私はずっと家計簿を付けていた。支出と収入。なぜなら以前にリストラされ、金がなくなるという事の恐怖を知ったから。それももう終わる。なぜなら家を追われ、毎月相当額の家賃を払わなければ生きてゆけない現実が来るから。家計簿を付けるのは、収入と支出のバランスを見るためだ。これからの私は、持ち金を減らしつつ、いつまで生きられるかという人生になる。家計簿を付けたら、「お前の命の残りはこれだけだ」という現実を突きつけられるだけだ。

そして今日、アル中の私が明日の仕事の準備を大体終わらせたので、つい飲んでしまったその時に、今まで数十年考えなかったことが頭をよぎった。

金銭の家計簿は当たり前にあるけど、心の家計簿って、考えたこともなかった。

今日、私が人に尽くした事がどれくらいあったか(支出)。自分に尽くした事がどれくらいあったか(収入)。他人が私に尽くしたかどうかは私の頭にない。大事なのは自分が何をしたかだ。

どうしてこんな事を考えたか。私は先日、自分にとって大切なPC-9821を破砕処理に出した。その時の回収業者が立派な働きぶりで、私は感心した。私は自分に尽くすことは当たり前にあるが、人のためになることをどれだけしているだろう。そう思った。