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混沌音楽研究(ペーター・エトヴェス その2回目) [混沌音楽研究]

ネット検索をはじめてすぐに驚いた。この名前、間違ってるよ。mp3を聞いていただければわかるとおり、当時のFM番組ではペーター・エトヴェスと紹介されている。ところがウィキペディアで調べると、

エトヴェシュ・ペーテル(Eötvös Péter, or Peter Eötvös, ペーテル・エトヴェシュ、ペーター・エトヴェシュ、1944年1月2日 - )は、ハンガリーの作曲者、指揮者。

FM番組では、ドイツのケルンからテープが送られてきたと、まるでドイツにいるドイツ人みたいに言われているが、実際にはハンガリーの人なんだ。ハンガリー語では日本語みたいに姓名の順で書くそうだ。もう少しウィキペディアを読もう。

エトヴェシュの音楽は、さまざまな作曲家の影響を示している。特殊奏法(en:Extended technique)、例えば過度の圧力をかけたボウイングが叙情的な民謡と一緒にサウンドを合成する。またエトヴェシュは技術的な力量もあり、エレクトロニック・マニピュレーションまたはアンプリフィケーションのためにマイク機器をどう使うかの細かい指示を与えている。

彼の作品としてオペラ、管弦楽曲等々が挙げられているが、いまは「テープ」という所だけを見よう。

テープ
Mese (Märchen /Tale/Conte)(1968年)
Cricketmusic(1970年)
Elektrochronik(1974年)
Der Blick(1997年)

あったぞ、エレクトロコロニーク角笛。もっとも、発音はたぶん間違っているだろうね。FM番組では作曲家名の発音が違うくらいだから。さらに、角笛なんて原題のどこにも書かれてない。いい加減な番組だったんだな。この曲以外の曲を探そう。

Peter Eötvös "Mese: Rövidített Változat" (1968)
https://www.youtube.com/watch?v=a0HidaU3HZg
人声を使った作品。音のコラージュと言ってもいいのかな。断片的で、テープ処理されているようで、単純なコラージュではないけど。

Peter Eötvös "Der Blick" (1997)
https://zkm.de/media/video/peter-eoetvoes-der-blick-1997
なんだこれ。短くて、人声が詩みたいに喋ってるじゃないか。

あと、これはテープじゃないけど

Peter Eötvös: "Windsequenzen" (1975/2002)
https://www.youtube.com/watch?v=2Z48W6CW6wY
標題音楽?



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