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オシロスコープ計画(1) [電気いじり好きのためのMS-20計画]

電気いじり好きのためのMS-20計画

オシロスコープ計画(1)

エンジニア的興味をもつ者にとって、シンセのVCOが発振する波形を視覚的に確認するのはひとつの楽しみです。そしてこれは、すぐにも実現できます。ただし、今回の話の細部はOSをWindowsに限ることになります。

パソコン内の「音」をソフトウェア・オシロスコープで波形として見るのが可能なことは、Windowsユーザーならたいてい知っています。だって、メディアプレーヤーにその視覚エフェクトがあるのですから。

ただ、さすがにメディアプレーヤーにMS-20の出力を入力するのは難しいでしょう。だからオシロスコープの機能をもつフリーソフトを探します。ひとつ見つけました。

http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se376225.html

ソフトの解説を読んだ感じでは、作者さんはどうやら地道な研究意欲としっかりした知識をもった研究者を思わせる方のようです。

MS-20の波形を見る方法を紹介します。「録音コントロール」ウィンドウを開きます。これはたとえば、コントロールパネル内の「サウンドとオーディオデバイス」を開き、その中の「オーディオ」タブをクリックして表示させ、「録音」項目の「音量」ボタンをクリックすると開きます。(Windows XPの場合。)

このウィンドウの中に、ステレオミキサーまたはモノラルミキサーがあるかどうか見てください。もしもなければメニューの「オプション」の「プロパティ」でチェックをつければ表示されます。

「録音コントロール」では、表示されている入力候補の中からひとつだけが選択可能です。ステレオミキサーかモノラルミキサーを選択して(クリックしてチェックを付けて)ください。

MS-20とオシロスコープを起動します。MS-20で音を出すと、オシロスコープに波形が出ます。右端のスライダーで波形の大きさを調節する必要があるかもしれません。MS-20の音色を変えれば、もちろん波形も変わります。

ひとつ問題があります。このフリーソフトは実用を第一に作られているので、外見を実物のオシロスコープに似せようとはしていません。でも私の計画では外見も大事です。

他人のプログラムに手を加えるのはご法度なので、もしもオシロスコープの外見を変えたければ私がオシロスコープそのものを自分で作らなければなりません。最終的にはスキンという形で外見の変更ができ、スキンのデータ形式を公開して誰でも自分流のスキンを作成可能にすれば一番いいですね。

ただしソフトウェア開発は1日2日でできるものではありません。1カ月、2カ月、あるいは1年2年をかけて完成させるものです。それにそもそも、オシロスコープを作るよりも先に私はMS-20にメッセージを送る方法を探さなければいけません(「キーボードのキーボード化計画」「エンベロープ視覚化計画」に必要)。だからここはひとつ、早急に何かするのでなく、気が向いた時に少しずつ進めることにしましょう。


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