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スペクトラムアナライザ計画(1) [電気いじり好きのためのMS-20計画]


電気いじり好きのためのMS-20計画

スペクトラムアナライザ計画(1)

アナログシンセ全盛時代に私は何かの雑誌でちょっと不思議な記事を読んだ記憶があります。確か、いくつもの層になったカクテルというのが存在するそうで、それと同様に高調波成分の音域にいくつものピークをもった音を合成するという試みでした。

音の合成がテーマとはいえ最終的にはその音を耳で聞くわけだから、快い音かどうかをまるで度外視して音作りをするのは私の趣味とは合いませんでしたが、それはともかく、シンセサイザーにはそういう使い方もあるという好例だとは思うのです。そのさい、発振器などをいじりながら音域ごとの高調波成分をスペクトラムアナライザで見るのは興味深いものです。

パソコン内の「音」をスペクトラムアナライザで見せるのが可能なことは、Windowsメディアプレーヤーの視覚エフェクトを色々試した人ならもう知っているはずです。これと同様のものを単独のソフトとして用意すれば良いのです。

自分でソフトを作るのには数ヶ月から数年が必要ですが、これを読んでいる方はすぐにも結果を要求なさるでしょう。それに、私が実際にソフトを完成させるという保証はありませんね。そこで今は、すぐに手に入るフリーソフトを紹介しておきます。ここではWindows用ソフトの話をすることになりますが、Mac用もひとつありました。林檎使いの方は探してみてください。

まず、「オシロスコープ計画(1)」で発見したフリーソフト「ハンディ・オシロスコープ」もスペクトラムアナライザとして動作します。右端のスライダの下にあるFFTにチェックを付けてください。

それから、もうひとつフリーソフトが見つかりました。使い方はソフトのアーカイブ内のテキストを読んでください。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se085448.html

この2つのソフトは恐らく内部処理のしかたの違いからか、特性が違うようです。私(たち)は、真面目な計測ではなく単に見た目を楽しみたいだけなので、好みで選べば良いと思います。もしも将来私が作るなら、精度は気にせず、派手に変化するとか、遅いマシンでも瞬時に変化するとかいう点を気にするでしょう。メディアプレーヤーの視覚エフェクトのように。これは識者や専門家からはあきらかに嫌われる考え方ですが、ひとつの物を作るにも世の中には様々な目的とそれに適した形があるということで、ご容赦ください。


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