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キーボードのキーボード化計画(1) [電気いじり好きのためのMS-20計画]

電気いじり好きのためのMS-20計画

キーボードのキーボード化計画(1)

私のようにエンジニア的な興味からシンセに入り、今ソフトウェアMS-20に出会った人間にとって、まず何よりも足りないものは鍵盤です。演奏者的な興味から入った人ならDTMもなさっているでしょう。パソコンにつなぐ鍵盤も持っている人は多いでしょう。でも私は違います。わざわわざ高い金を出して鍵盤を買っても、私の興味は演奏ではなく、私は鍵盤を上手に弾けず、狭い部屋に大きな鍵盤を置いておくスペースはなく、つまりはよろしくありません。

エンジニア的な私にとって、「パソコンのキーボード」を叩いてMS-20から音が出ればそれで充分です。マウスのホイールを動かしてMS-20のホイールが動けばなお結構。だから「電気いじり好きのためのMS-20計画」の第1計画は「キーボード(パソコン)のキーボード(鍵盤)化計画」です。

ところが色々試してみると、これが難しいのです。パソコン内のデバイス(音源ボードなど)にメッセージを送って音を出す方法ならわかるのですが、MS-20はデバイスではなくアプリケーションソフトです。MS-20は仕様として、パソコンにMIDI接続された鍵盤が打鍵されれば発音するようになっています。でも鍵盤を接続せず、パソコンのキーが押された時にまるで鍵盤が接続されていて打鍵されたかのように見せかける方法がまだわかりません。

パソコンのMIDIハードウェアポート・デバイスの辺りをプログラミングでいじってみましたが、結局この方法は諦めました。今考えているのはMS-20のウィンドウに直接メッセージを送る方法ですが、そのためにはWindowsフックの方法を思い出したり、MIDI INプログラミングを学んだりしなければならないでしょう。だからこの第1計画の報告は、ひとまずここで休憩です。進展があれば、また続きを書きます。


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