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生協と中国産 [手記さまざま]

1. 前書きと、この記事の性質について

最近うちでは生協を利用しています。カタログから商品を選んで注文し届けてもらいます。カタログには商品名、会社名、写真、簡単な解説がありますが、細かい事はもちろんわかりません。何も問題がない事がほとんどですが、ごくまれに何かあります。たとえば商品の袋に3人前と印刷されていて、だから当然カタログにも3人前と書かれていたのですが、届いた商品が見るからに2人分で、でもひょっとして調理したら3人分になるのかなと思い作ってみたらやっぱり2人分だったという事がありました。ネットショッピングにも共通する問題点、買う時に実物を確認できないという問題点です。あなたがもうお気付きの通り、生協が悪いのではなく、商品も量が少ないというだけで深刻な問題はありません。今回の記事は批判的な内容に取れますが、その程度の「誰が悪いというのでない、ただ私が個人的に感じた事を書きたい」という物とご理解ください。


2. 本題

生協で買う食品は少し高いが質の良い国産が買えるというイメージが、何となく私の頭の中にありました。でもそれは私個人が勝手に思い込んでいた事に過ぎません。生協がそう言っているわけではないと、やっと私は気づきました。

事の起こりは今朝の朝食でした。私は早朝に目が覚め、親はまだ眠っていました。私は昨晩寝る前から腹が減っていて、それを無理矢理寝たので、朝起きたら真っ先に何か食べようと思っていました。しかし我が家の冷蔵庫はほとんどスッカラカンで、生協から買っておいた冷凍食品があるだけでした。私が冷凍庫から手に取った商品は商品名に山芋とありヘルシーそうで、袋には1人前と書いてあったので、今の私にちょうど良いと感じました。外袋の解説を読むと、電子レンジでチンの簡単調理でした。私は商品を皿に載せてレンジで加熱しつつ、外袋を捨てようとしました。その時、偶然に私の視界に入った文字がありました。「中国」。

えっ?生協で中国産?よく考えてみれば生協は様々な生産者と契約して商品を私たちに届けるのだから、その中に中国産があっても不思議でないのです。それなのに私は勝手な思い込みで、生協と言えば高品質、高品質と言えば国産と、何となく思い込んでいたのでした。

私は中国産の食品については、もっと多くの確かな情報が欲しいです。過去にひどい内容のニュースがあったのは事実です。それから後に改善されたという話も聞きました。実際に改善した生産者は、中国産食品の忌避を風評被害だと言うでしょう。それはわかります。でも、どの生産者が大丈夫でどの生産者が危ないかは全くわかりません。私なり他の誰かなりが10年間かけて体内に農薬を蓄積した結果病気になっても、誰も責任を取ってくれません。私は、今の日本にいれば中国産食品が必ず口に入るということはわかっています。ただ実際問題として、目の前にある中国産の食品を食べるのにどうしてもストレスを感じてしまうと白状しなければなりません。

でも今回の山芋云々という名前の冷凍食品を、私は頑張って食べようと思いました。もう電子レンジで加熱中ですし。捨てるわけにはゆかないし。チンに7分かかるので、私は一度自室に戻りました。レンジの音で親が起きてしまった気配がありました。そのうちに「チン」という音。私は自室から一歩出るなり、きつい臭いに驚きました。まさか「山芋」が加熱されてこのような臭いを出すとは。親が言うには、どこか近くの家で早朝からシュウマイを蒸していると思った、と。ああ、たしかに豚脂の臭いかもしれない、と私は思いました。

ヘルシーだと思い込んでいた「山芋」食品から出て家中に充満する豚脂の臭いに、私も親もどうしてもその「山芋」が食べられず、結局この記事を書いている今も「山芋」は冷蔵庫にあります。

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