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変な夢を見た [手記さまざま]

このところ、覚えているような夢や、書き留めておきたい夢を見なかった。つまり、ろくな夢を見なかった。昨夜は睡眠薬を飲まずに寝た。睡眠薬に依存したくなかったからだ。そうしたら眠りが浅く、午前3時に目が覚めた。そのままでは昼間の仕事が満足にできないと思い、遅くなったがその時点で睡眠薬を飲んだ。しかし今使っている睡眠薬は即効性がなく長続きするタイプで、いつも飲んでから1時間では眠くならない。私は努力して布団の中で眠りに向かうようにしたが、駄目だった。4時になったので私は覚悟を決めて、家人に9時半まで寝ているから起こすなと書き置きをした。9時半に起きたら朝飯を食わずに急いで外出する。こうして、はっきり予定が決まり安心したからか、やっと眠った。夢を見た。最近の私の行動を反映した夢だった。夢の中で、私は何かアニメ関係の通信講座に申し込んでいた。そんなものが現実にあるかどうかなど知らない。これは夢だ。どうやら素人のための入門テストが送られてきたらしい。そんなものが現実にあるかどうかも知らないし、ないと思う。繰り返すがこれは夢だ。最近現実世界で柿原氏の出てくるアニメを追っかけたのと、その柿原氏が一般の大学に通いながら声優の勉強も両立していたという記憶が、こんな形で夢になった。でも夢の中にいるのは柿原氏でなく私だから、やっている事は柿原氏とは違ってへなちょこなのだ。夢の中の私は、自分がアニメ関係の資格を取れると思っていない。どうせ駄目だから軽い気持ちでやってみようと思っている。夢の中でも私は向上心がない。送られてきた入門テストは声優向けではない。シナリオか、あるいは所詮夢だから、いいかげんなものだ。入門テストの紙束にはびっしりと問題が書かれていた。私は上から順にとりかかって、どうせ駄目だと思っているから気楽に、落ち込まずに問題を解き進めていった。そのうちに、私の気を引く問題があった。それは1枚の紙に書かれた問題ではなかった。繰り返すが、夢だから内容は奇抜である。それはボール紙を折り曲げて組み立てるとランチボックスになる物で、その表に色々な絵が印刷されていた。問題文によると、大事なのはその中の4つの絵だった。その4つの絵は順不同で、私はそれの順番を考えて物語を付けなければいけない。何人ものキャラクターが描かれていたが、その詳細は忘れた。印象的だったのは、シマウマと火の鳥みたいな鳥が戦っている絵だった。問題文によると、私はそれら描かれているものをそのものの名前で呼んではならない。つまり「シマウマが」と書いてはいけない。ああ、ロールシャッハテストだな、と私は思った。言うまでもなく全然違う。夢だから何でもアリだ。なんでここでロールシャッハテストという言葉が出てきたのかというと、少し前に見た古畑任三郎の冒頭で、古畑がロールシャッハテストの紙を手にして、「ちなみに私の答えは交尾している牛です」と言った。あまりにありえへん答えなのがあまりに印象的で、それが夢の中にロールシャッハテストという言葉だけ登場したのだ。私は思った。シマウマと表現してはいけない。ええとこれは馬だ。馬だが、毛が縞になっている。しかし毛を剃ってみると皮膚に縞はなく灰色の馬だ。自分で考えても馬鹿すぎる答えだ。それで次に私は思った。これはバンビだ。どうして夢の中で唐突にシマウマをバンビと呼んだのかには、理由がある。先日、夢ではなく現実でのこと、電車の中でスマホをいじっていたら、ゴジラ映画の新作が出来ると出ていた。こともあろうに庵野が手掛けるという。ゴジラがエヴァになってしまうぞ。その時、ウィキペディアを見ていた私の目に妙なものが映った。「バンビ、ゴジラに会う」。世の中は私の手の届かない所へ行ってしまったんだなあと思った。それが、夢に出てきた。ランチボックスには、問題文に関係しない他の絵も描かれていた。ただし、なぜか大昔のアニメ「天地無用」のキャラクターだ。表側には大きくプリティサミー(魔法のバトンを持ったツインテール)が描かれ、裏側の上のほうには小さく柾木天地の立ち姿があった。そして天地の絵の下に先ほどの4つの絵が並んでいた。夢の中に出てくるほど私が天地無用を好きだったのかというと、これがまったく逆だ。私はあまり好きではなくて、VHSビデオテープを整理するさいに早々と録画を消してテープを再利用したくらいだ。なぜ天地無用が夢に出てきたのかは謎だ。そのうちにふと場面が変わり、私は学校にいる。私は学校の生徒か学生なのか。それはわからない。例のランチボックスはよほど気に入ったのか、手に持っている。問題の答えをまだ考えている。そこに数人の女子が現れた。そのうちの一人が落ち込んでいる。私は元気づけなければと思い、例のランチボックスの話をしたら元気づけられるかと思った。それで、その女子のそばへ行き、いっしょうけんめい話をした。これは、柿原氏を好きだと言った2人のうちのどちらか1人がイメージとして夢に現れたのだろう。そこで目が覚めた。改めて思い返すと、今回の夢の中の私はやることなすこと最低だった。ただ、例のランチボックスの問題は、もしも人が本気で考えたら面白い答えが出そうな気がした。
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