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電気いじり好きのためのMS-20計画 はじめに(1) [電気いじり好きのためのMS-20計画]

電気いじり好きのためのMS-20計画

目次

はじめに(1)
はじめに(2)
キーボードのキーボード化計画(1)
エンベロープ視覚化計画(1)
オシロスコープ計画(1)
スペクトラムアナライザ計画(1)

現在ここまで執筆完了です。ひとつずつ公開します。

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はじめに(1)

今回から、「電気いじり好きのためのMS-20計画」を始めます。第1回の今日は、「電気いじり」とは何か、「MS-20」とは何か、そして「なぜMS-20が電気いじりなのか」の3本立てです。

電気いじりとは何か。この言葉は古い言葉ですし、辞書に載らない巷のいいかげんな言葉だと思います。ラジオやシンセサイザーなどを自分で作る趣味のことです。その人はラジオを聞くかもしれないし、シンセサイザーを演奏するかもしれないけど、その人の趣味はむしろ機械を組み立てるほうです。そして、理路整然とした回路図、抵抗やコンデンサなどの小さくて精巧な部品、テスターなどの機器の雰囲気が好きです。とはいえ、ここでの「電気いじり」は結果的に意味が少しずれます。詳しくは後で。

MS-20とは何か。昔、アナログシンセサイザーが流行った時にコルグが発表したシンセです。後にミニチュア版でパソコンに接続して使うものが発売されたらしいです。そして今は、ハードを伴わない完全なソフトウェアとして発売されています。自分の手で実際につまみを回すことはできませんが、マウス操作でヴァーチャルに体験できます。

なぜMS-20が電気いじりなのか。MS-20は既製品のシンセなので、それを私たちが作ることはできません。そうではなく、昔アナログシンセを自分で作ろうとした私が、実際に作ったけれども既製品の性能には遠く及ばず諦め、そのかわりにソフトウェアMS-20をいじることで昔の気分を少しでも味わいたいということです。演奏者として楽器を扱うのではなく、エンジニアとして機器を操作し、拡張を試みたいという意味です。それを一言でタイトルにして表すのに「電気いじり」という昔の言葉がわかりやすいかと思いました。

この続きはまた次回に。


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