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第四の生き甲斐を探します244 生き甲斐論(4) [手記さまざま6]



みっつめの分類。金を消費する生き甲斐か、金があまり関係ないか、金を稼ぐ生き甲斐か。

私が今までの分類で挙げた生き甲斐は、趣味の類だった。しかし趣味でない生き甲斐があることにも私は気づいていた。金儲けが生き甲斐というケースだ。

株取引の税金が安かった昔は、一攫千金の金儲けが狙えた。当時ならば、金儲けは私の生き甲斐になりえた。しかし税金が高くなってから思うように譲渡益を得られなくなり、その後さらに私自身の金運というか、儲け運を感じなくなった。

金儲けといえば宝くじがあるが、私は自分が宝くじが当たると思えない。今まで当たったことがない。これはきっと、私が宝くじを楽しんでいないからだと思う。リストラ経験があり低収入の私は、宝くじというと一攫千金を望んでしまう。それがあればリストラの辛苦が吹き飛んでしまうような。ところがある時、若い夫婦が宝くじ売場で千円当たったと喜んでいた。私は千円じゃリストラの辛苦を前に焼け石に水だと思ったが、でもこういう人たちにこそ宝くじは当たるのかもしれない。

では逆に、金を消費する生き甲斐はどうか。週末ごとにレストランへ行くとか、焼肉屋でビールを飲むとか、映画館に行くとか。もちろんデートをするという選択肢もある。金を積めば良い思いができる。出費を拒めばなかなか良い思いができない。だから本当は、たくさん稼いでたくさん出費するのが楽しい生き方なのだろう。それは認めるが、退職して無収入になる私にそれができるわけなかろう。収入がないのに出費すれば、良い思いどころか将来の不安が増す。

結局、私は金があまり関係ない生き甲斐を探すことになる。前回までの記述で散歩が候補に挙がっていたのはそういうことだ。