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RZ-TS103M奮戦記(1) [手記さまざま3]

親がテレビの通販番組に乗せられて炊飯器を買った。なぜ乗せられたと表現するかというと、ひとつには、我が家の炊飯器はまだ普通に使えているのに買ったからだ。もうひとつは、一緒にフライパンが付いてくるのだが、我が家にはすでにフライパンが2つあるからだ。とはいえ、親には親の考えがある。親はここ数年、ご飯が美味しくないと漏らしていた。どうやらご飯にこだわりがあるらしい。とにかく、買ったものは活用するしかない。そこで私は、新しく買った炊飯器で親が満足するご飯が炊けるかどうか試すことにした。

まず基本情報から確認しよう。炊飯器のメーカーはHITACHI、型番はRZ-TS103M。
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1回目の炊飯テスト。初期状態では「エコ炊飯」になっているが、親が満足するご飯を炊けるかどうか知るために「極上ふつう」を試すことにした。我が家では一度に4合を炊く。米を研いで内釜に入れ、水位目盛りまで水を入れる。説明書によると、お湯を使ってはいけない。水位目盛りには「かため」から「やわらかめ」までの範囲があるが、今回は標準ということで中間にする。
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説明書によると、米を水に浸す工程は不要。内釜を本体にセットし蓋を閉め電源プラグを差し込む。炊き方を「極上ふつう」にする。米の種類は「白米」のまま変更なし。炊飯ボタンを押す。時間表示が出るが、上記の設定では約50分だった。炊き上がったらすぐにご飯をほぐす。説明書によると、蒸らす工程は不要。以上。

考察。炊飯時間は、「極上ふつう」では古い炊飯器と同じくらいだった。古い炊飯器は毎回48分かけて炊飯していた。古い炊飯器との一番の違いは、炊飯中に蒸気が出ないことだった。古い炊飯器は残り時間24分から蒸気が出はじめ、やがて火山の噴火のように蒸気が噴き上がった。だから私は新しい炊飯器では何分から蒸気が出始めるかと観察し続けたが、とうとう炊き上がるまで蒸気が出なかった。なお説明書によると、蒸気は絶対に出ないのではなく、状況によっては蒸気が出るそうだ。味について。炊き上がったご飯は私の予想よりも固めだった。悪くはないのだが、もっと柔らかいご飯が食べたい。これは親も同意見だった。

そこで2回目のテスト。今度は「極上もちもち」を試す。前回のテストとの違いは、まず計量カップで米を計る時、意識して擦りきりにした。これは、正しい炊き方をして結果を知るため。水の量は4合の目盛りの中でも「やわらかめ」まで入れた。炊き方は「極上もちもち」にした。

2回目テストの考察。炊飯時間が驚くほど長かった。94分もかかった。説明書によると米を水に浸す工程が炊飯工程に含まれているそうで、だからこんなに長いのかもしれないが、その間ずっと炊飯器から音がする。つまり電気を消費しているということだ。それの代わりに自分で米を2時間くらい水に浸しておいては駄目なのか?それなら電気代かからないが。味について。「極上ふつう」と比べて、食感に違いがあるのは確かだ。親は、この炊き方だとご飯に甘みが出て良いと言った(個人の感想です)。でも同時に、まだご飯が固めだとも言った。私もそう思った。この炊飯器の定められた炊き方のうちで、お粥以外でご飯が一番柔らかくなる方法を今回試してしまったから、それ以上を望むならば水の量を指定以上に増やすなど、個人の責任で冒険するしかない。

こうして3回目テストへと向かう私だが、まずは沢山炊いたご飯を消費してからでないと次のテストができない。今回の報告は、ここまで。

最後に、現時点までに判明したことを一言で書くと、
この炊飯器で炊いたご飯は、固め。


追伸
夜になってしまったが、追伸しておきたい。この炊飯器で炊いたご飯は私と親にとって確かに固めに感じたが、それを柔らかめにする方法が見つかったかもしれない。私には意外に思える方法なので、安易に書き込まずに再確認したい。しばらく待ってほしい。


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