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Flexible Renamerの、ちょっとだけ高度なリネームに挑戦した [手記さまざま4]

Flexible Renamerは、その気になればとても複雑な作業ができるようだ。でも私にはまだそれは荷が重い。今日は、初めて「高度なリネーム」にチェックを付けて、ちょっとだけ今までよりも高度なことをした記録を残したい。


Czur Aura Proでスキャンした本の中に、目次から読みたい項目のページを知るタイプの本があった。たとえば文法書だ。実際の本ならばパラパラとページをめくってゆけば目的のページが見つかるが、ファイル名が単純な連番になっているスキャン画像はそううまく行かない。見当をつけてファイルを開いてみても数十ページ先や後のことが多い。画像表示アプリでキーボード操作を使い次々に先の画像を見てゆくとしても、本を指でパラパラとめくって行く動作に比べるとあまりに遅く、いらいらする。画像になった本ならば、ファイル名にページを含めるのが一番良い。ただし、数百ページある本のスキャン画像を1枚ずつ手作業で名前変更してゆく気にはならない。作業を自動でこなすアプリが必要だ。

Flexible Renamerを使う。私は単純な連番の付け直し(Czur Aura Proで連番にした後で、重複画像に気づいて1枚削除した場合など)にはこのアプリをよく使ってきた。しかし今回は、それに比べると作業が複雑だ。なぜならページを表す文字列を "pp.123f." のように表現し、単純に「文字列+連番」にしないからだ。そこで高度なリネームを試そうとしたが、使い方がわかるまでにかなり時間を費やした。そこで備忘録としてその方法を記録しておくことにする。

高度なリネームにチェックを付け
ワイルドカードを選択し
検索窓に*.*
置換窓に\1 pp.???f.\2
(注:\は、日本語環境だと¥だ。)
を指定すると

検索窓の最初のワイルドカード*は置換窓の\1にそのまま付く。つまり元ファイル名がそのまま残る。
" pp."と"f."はそのまま文字列としてファイル名に付く。
"???"は連番3桁を意味する。
検索窓の2つめのワイルドカード*は置換窓の\2にそのまま付く。つまり拡張子がそのまま残る。(拡張子前の"."は、"f."の"."とファイル名/拡張子を分ける"."を兼ねることになる。)

開始に最初のページを入れ
ステップを2とする(見開き2ページが画像になっているから)


注意
高度なリネームのチェックを外すとステップの設定は見えなくなるが、設定済みのステップ2は有効なまま。そのままだと高度な設定でないリネームでも連番は1つおきとなる。


追記
私はFlexible Renamerのバージョンアップをしていない。もしも最新バージョンで動作が違ったら、ご勘弁いただきたい。