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仄暗い記憶の底からホラー映画が浮かぶ [手記さまざま2]

私はわけあって、若い頃の記憶をたどるのを生きがいとするようになりました。ここ数年はその傾向も薄れてきましたが、それでもごくたまに、ふと昔テレビか、あるいはレンタルビデオで見た映画を思い出します。

大学生の頃までの私はホラーを見ていました。血しぶきは苦手でしたが、ホラー独特の雰囲気は好きでした。今までに、若い頃に見た映画のほとんどは思い出してメモしました。でも先日また唐突に、映画のシーンが記憶の底から浮かび上がってきました。今回の映画はネット検索しても見つからずに今も捜索中です。

この記事は、捜索願というわけではありません。人様にお手伝いいただくには、今回の記憶は断片的すぎるので、自分で頑張って探してゆこうと思っています。それでも、このブログは私の人生の記録でもあるので、今回思い出したホラーについて記録しておかないわけに行きません。

もし将来、ここに記すホラーのタイトルがわかったら、その時はブログ記事上に追記します。

今回のホラーは2つあります。大昔の記憶だから記憶違いもきっとあります。

ひとつは、人間と同じ外見をしながらも人間を捕食する一族がいる話です。そういう設定だから、ホラーでなくSFだった可能性もあります。私はストーリーには興味が湧かなかったらしくて、完全に忘れました。ただラストシーンだけを覚えています。捕食一族の中で次のリーダー候補の男が、リーダーになるための試験として主人公の男と対決します。このリーダー候補が人間を捕食するさいには、口づけをします。すると相手の口と捕食者の口が融合して、それで吸収される仕組みらしいのですがそこは忘れました。とにかく主人公の男とリーダー候補の男の口が融合して餅みたいに伸びます。それを見ていた私は「これはもう主人公だめじゃないか」と思ったのですが、その後捕食者のほうの様子がおかしくなり、伸びた餅みたいにつながっていた口が離れて、捕食者のゴムみたいに伸びた口がブルブルブルブルと震え、やがて捕食男の眼球がポロリと取れてそこから主人公の指が出てきて、主人公は捕食男の顔を内側から握ると一気に内側へと引っぱります。捕食男は裏返された靴下みたいに完全に体表が体内に入り内面が表に出て、表面は胃カメラで覗いた胃壁みたいになって倒れています。主人公は逃げてゆきます。対決を見守っていた捕食一族の人々は裏返されたリーダー候補の周りに集まりますが、誰かが言います。「触るんじゃない。こりゃ完全に裏返されたな。元に戻るまでには時間がかかるぞ。」こうしてリーダー候補は対決に負けて、リーダーになりそこねたらしいです。そういうエグいシーンの記憶です。主人公はどこから捕食男に手を突っ込んだのか。やっぱり尻しかないでしょうか。手を突っ込んで裏返せるということは、捕食一族には骨格はなかったようですね。ゴムみたいな体なんでしょうか。主人公は最後に逃げずに、裏返った捕食男を踏んづけたら、さらにダメージを与えられたでしょうに。なんで逃げちゃったのでしょう。私はそんなアホなことを考えたから、このシーンだけ記憶に残ってしまったらしいです。

もうひとつの映画は、男が古い館を訪ねます。男は館の主に用があるのですが、その主はとうに死んでいるらしく、台の上に頭蓋骨が置いてあり、ラベルが付いていて死後1年とか何とか書いてあります。ところがその隣には腐乱した頭部が置いてあり死後1か月とか何とか書いてあり、その隣には死後1日とかの死んだ生首があり、その隣には死の1時間前とかの頭があり、突然その頭が歌い出します。まあ結局館の主は生きていたんですが、これは一体なんの映画なんでしょうねえ。フランケンシュタイン映画シリーズをはじめとして色々ネット検索しましたが、話のプロットに関係ない断片的シーンだと話題にならないことも多いとみえて、まだ見つかっていません。




追記
2021年、上記2つの映画のうち2つめは「ヤング・フランケンシュタイン」と判明しました。私が想像で書いた上記の内容は、実際の映画とは少し違いました。


追記2
2021年、上記2つの映画のうち1つめは「ソサエティー」と判明しました。私が想像で書いた上記の内容は、実際の映画とは少し違いました。


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