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スカパーから難しい葉書が届いた [手記さまざま]

仕事から帰ったら、スカパーから難しい葉書が届いていた。重要なお知らせだという。この度の契約内容の変更は、放送法に定める「書面による解除制度」の対象だという。

その解除制度のご案内を読むと、私がこの葉書を受け取った日から8日間だけ、書面により、中面記載の契約商品の契約解除ができる。(本当はこういう約款のような文書は一字一句違えずに記さなきゃいけないのだが、今はご勘弁いただきたい。)

私は葉書の「中面」(よく葉書に「ここからゆっくりとはがしてください。濡れた時にはよく乾かしてから」とか書いてある、あの中面だ)を見た。制度に基づき解除を希望する場合は裏面に記載の文面(つまり上記の文とそれに続く一連の記載のこと)を読んで行動を起こさなければならないらしい。その後にアンダーラインつきでこう書いてあった。「ご契約を継続される場合はお手続きは不要です。」その瞬間私は思った。契約を継続する場合は手続き不要ということは、契約を継続しない場合は手続きしなきゃだめだと言われているんだな、と。

私が契約していたのはスターチャンネルだった。変更内容は月額視聴料の変更。変更日は10月1日、つまり2日前。この変更について私は前から知っていた。知っていたけれども、私は葉書を読んでうろたえた。なぜかというと、私はスターチャンネルをすでに9月1日に解約手続きしたつもりだからだ。

9月1日だぞ。1か月前に手続き済みだ。私は心配性だから、9月末の時点で解約手続きをしたことの確認もした(スカパーチューナーに届いたメールで)。それなのに今になって、「ご契約を継続される場合はお手続きは不要です。」つまり手続きしないと契約は継続ですと言ってきたではないか。これは、うろたえるだろう。

私はもう一度、手紙をようく読んだ。まず、「下記の通り契約内容が変更されました」と書いてある。そこで下のほうを見ると、その(「下記」の)変更とは、月額視聴料の変更だと書いてある。これを確認の後、もう一度上のほうに戻って先ほどの続きを読むと、この度の契約内容の変更は、放送法に定める「書面による解除」の対象です。この制度に基づき解除を希望される場合は・・・と続く。

私の足りないオツムで考えるに、この葉書はスターチャンネル側の料金変更が契機となって私に契約解除の権利が生じ、もしも私の側が「値上げするならもう見ないよ」という気なら、今なら解約できますよと、スカパーが親切に教えてくれているのだろうか。

でも、ややこしいことに、葉書を受け取った私はスターチャンネルをとっくに解約手続きしているんだ。少なくとも私は解約したつもりなんだ。だからむしろ、書面で何やら申告しないと契約続行だと言われているのが怖い。

葉書の中面の一番下に、「2016年9月20日時点の情報を元にお送りしています。」と書いてある。私が解約手続きをしたのは9月1日なんだが。その手続き情報は9月20日の時点では担当者に伝わっていなかったのだろうか。そして、とにかく9月20日時点でスターチャンネルが視聴可能な人に宛ててこの葉書を出したのだろうか。すべてが私の推測だ。もしも私の推測が外れていて、10月分の視聴料2,484円を支払うことになったら(しかも見たい番組はもう終了したのに)、そんなことになったら怖い。

いまスカパーのサイトにログインして、すでにスターチャンネルが解約になっていることを確認した。きっと私の推測で合っているのだと思う。書面で解約を希望しなくても問題ないんだよね。82円切手を貼ってスカパーに手紙出さなくてもいいんだよね。8割がたはそう思っている。残りの2割は不安だ。もしも今回の事情が、私の足りないオツムの理解度を超えたものだったらと思うと。

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