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随想 [手記さまざま]

本日は個人的に休日で、飲酒をさせてもらっています。私の脳にアルコールが入った時の文章はクセが強いので、ありがたくも読みに来てくださったあなたが「あ、こいつ今回は特にダメだ」とお感じになりましたら、申しわけありません、そこまでという事になさってください。また次回以降、別の記事でお会いしましょう。

さて、休みの日にはゆっくりして、さらに何か楽しい事でもあればと都合のいい事を考えてしまう私ですが・・・人生がそんなにうまく行くものでないのはあなたもご存じですね。昨晩熟睡できずに「さえない朝」を迎え、さらに楽しい事がない、というのが現実であります。でも「人生は自分で作るもの」という一面もきっとあると思います。私自身がヘタレているから楽しい事が起きない、いや、楽しい事が「作れない」のです。ヘタレていない人間なら、事情は違うかも。そこで思い出すのが、冨田勲氏です。

彼はもう結構な年だったのに、なんと初音ミクとの共演を考え、実現しました。世の中には様々な老人がいますが、その中で彼は私が心からすばらしいと思う老人です。

多くの場合人間は、青年期やせいぜい壮年期のまま頭が固まって、老年期になると外界の時代の流れに頭がついて行きません。その結果、老人たちは新しい時代に自分がついて行けないと自覚し、それでも新しい時代との折り合いをつけて生きてゆきます。中には最悪の老人というのがいて、「近頃の若い者は・・・」と、本当はすでに時代遅れである自分を価値判断の中心に置き、外界にたいして愚痴ばかり言う人もいます。ここまで来ると本人以外の人間にとっては迷惑なだけです。

でも冨田氏は違いました。上記の最悪老人は論外として、冨田氏は新しい時代について行けないどころか、自分の世界と若者たちのトレンドをコラボレーションしたのです。私はあの時思いました。「この人にはかなわない」と。彼は私が理想とする老人像です。

彼が亡くなったのを知った時、私はこのブログで何か特集をしたかったのですが、それができませんでした。確かにブログにUPできる情報(現在売られている物の権利者に不利益を与えずにUPできる物)を私はほんの少ししか持っていません。でも一番大きな要因は、私がヘタレになっていたから。それで特集が作れなかったのでしょう。

冨田氏の訃報から今日まで、その件に何も触れられずにいたので、今日はとにかくその件について書けて良かったです。

今日は冨田氏の話もできたし、お酒も飲めたので、ちょっと元気が出ました。それで今、自分も何かしなければと思いました。でも冨田氏と比べられるような事を私ができないのは言うまでもありません。

はるか昔に「夢戦士ウイングマン ハイライト集VOL.1」というVHSビデオがありまして、これの最後がアニメの挿入歌「いけないトライアングル」で締めくくられていました。私は過去にこれをUPしようとしました。どうしてこれなのか?アニメ本編は後にDVD化されたなら権利者さんの利益をあからさまに損なうので出せない。でもこの歌の部分は、映像は各話からの抜粋を使い、それにスタッフロールが重ねられています。つまりこのVHS独自のもので、後年のDVDにはないでしょう。そんな映像でも、昔このVHSビデオを持っていて懐かしい人にとっては意味があるかもしれない。・・・この考え方そのものが詭弁なんですが、そうでも考えないとそもそも何も出せないので。

でも結果的に、当時はUPできませんでした。どうしてか?自分のVHSビデオテープからPCへ映像を移すさいに、あまりにも気を遣って頑張って作業したので、それをネット動画サイズに収まるようなチンケな形にするのが我慢できなかったのです。私はある意味バカなんでしょうか、そういう風に出せない動画はいくつもあります。「ハロー!レディリン」の総集編などはその典型です。多くの人に知ってほしいし、DVD等で売られていないし、再放送もまったくないのに、出せない・・・。

で、今回、自分のこだわりを抑えてネット動画サイズの動画を出しました。「夢戦士ウイングマン ハイライト集VOL.1」の最後の数分です。どうしてもブログのファイルサイズ制限には収まらなくて、歌なのに真ん中から2つに分けなければなりませんでした。でも私は頑張りました。何度もやり直して、その2つの動画のどちらもがブログのファイルサイズ制限にギリギリ収まる解像度になるまで試行しました。こう書くと、知識のある方からはこういう返答があるでしょう。「解像度を低くするよりも、フレームレートを低くするほうが、見た人にとってより良い結果になるよ」と。でもそれは出来ません!私は過去にVHSビデオテープからPCへ映像を移すさいに、この動画の最初の所がいわゆるテレシネで作られていて、スタッフロールが始まるとテレシネではないという事を知って、そのどちらもがPCでうまく表示できるようにと頑張ったのです。その時の思い入れがあるから、私が自分の意思でフレームレートを改悪してカクカクにするなんて事は、出来ません。

・・・それは、私個人にとっては動画への大事なこだわりです。でも冨田勲氏に比べると、私のこだわりはあまりにもレベルが低い。それは、冨田氏が自分自身の生み出す世界を扱っているのにたいして、私は他人の動画をどうこうするという領域で暴れているにすぎないから。

でも私には冨田氏の行動が見えているのだから、いつの日か、私も冨田氏のように「自分自身の生み出す世界を」扱わなければいけない。そう思います。

VHS「夢戦士ウイングマン ハイライト集VOL.1」のラスト部分の1of2

VHS「夢戦士ウイングマン ハイライト集VOL.1」のラスト部分の2of2

大事なことを書きます。このブログは、画像・動画・音声を置くスペースをほとんど使い切っています。だから、このブログを今後も存続させるために、動画や音声のようなサイズの大きいファイルは永続的に置くことができません。いちどUPした動画や音声は暫くしてから削除しなければなりません。少なくともUPしてから2週間は消さずにいます。その後は、事情によりいずれ消します。
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