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沖縄離島ツアー。個人の感想。(10) [旅行 国内]

最終日。竹富島は沖縄離島のハイライトかもしれないが、私は左足に激痛が走って観光という感じではなくなったので、私の沖縄離島報告はあとひとつだけ、竹富島の水牛車の報告だけして終わりにしたい。

水牛車は、少し動いては止まる。水牛車のお姉さんの言うところでは(この文章を書いている時点ですでに一週間近く経っているので正確には思い出せないが)、ここには日本生まれの水牛と外国から来た水牛がいるそうだ。日本生まれの水牛は言われたとおりに動くが、外国生まれの水牛はサボろうサボろうとするそうだ。私たちを引っ張った水牛は外国から来たアパーくんで、アパーくんはここにいる水牛の中でいちばん気分にムラがあり、気分が乗らない時には動かないそうだ。今日はとても気分が乗っているらしく、動いているという。それでもサボろうサボろうという気持ちはあり、進みながらお姉さんのほうをチラッ、チラッと見るそうだ。休んでも何も言われないか見て確認するらしい。お姉さんが三線を弾いている間は休んでも何も言われないと知っていて、よく休むそうだ。今日は三線の間も進んでいたから、今日のアパーくんはとても気分が乗っているということだ。お姉さんはしばしばアパーくんの名前を呼んで(たぶんサボらせないように)「アパー」「アパー」と言っていたから、私は「史上最強の弟子ケンイチ」のアパチャイ・ホパチャイとお姉さんがオーバーラップして困った。

私が動画を横道が見える所まで撮影しようとしていたところ、なぜか水牛車が止まってしまい、お姉さんが慌てだした。それで私は撮影を中止した。その後どうなったかというと、お姉さんが慌てた理由がアパーくんがウンチをしはじめたことだと判明。するとお姉さんは塵取りを取り出してウンチの掃除をし、それからアパーくんを先へ行かせた。ちなみに由布島では水牛は海を進むので、水牛はウンチをしながら進む。

水牛車で観光するうちに、家々の塀から延びているあの植物の中に、赤い花が沢山付いているものを見つけた。私は近くにその花を見つけて撮った。たしか水牛車のお姉さんが言ったのだと思うが、私はこの植物の正体を知った。塀から無数に伸びているこの植物は、錦蝶(キンチョウ)という名の雑草だそうだ。几帳面な人は自分の家の塀に生えたこれを引っこ抜いたりするそうだ。興味をもっていた植物がただの雑草で引っこ抜かれると聞いて、私はちょっとがっかりした。

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