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無題 [震災後の放射能漏れ問題]


朝、出勤前のラジオを聞いていて、あるいは休日の昼に食事をしながらテレビを見ていて、たまに放射能のニュースが流れることがある。食品から暫定基準値を超える放射線が検出されたという、あれだ。しかし殆どは市場に流通する前に止められている。そういう「大丈夫だった」ニュースは報道も長続きせず、お昼のニュースでは言われても、その日の晩のニュースでは他のもっと重要な事、たとえば「大阪都」構想を掲げる橋下氏が圧勝で当選したなどのニュースにかき消されて何も言われない。私自身も毎日の出勤の中で、ニュースを耳にしても記事にする暇のない事がある。それだけ、以前に比べて放射線への危機感が低下したという事だろう。「放射能が市場に流通して食卓に上った」という大事件は、最近は聞かない。とはいえ毎日大量に流通する食品ゆえ、どこかで少しずつ検査をすり抜けていると予測されるが、それは考えてもどうしようもない。

あと、先日のテレビ番組で、福島の魚から高い放射線が検出されて漁が出来ないと言っていた。その放射線が検出された魚のひとつにヒラメがあった。私はずっと前にこのブログで、福島沖のカレイが危ないと予見していた。なぜなら、水素爆発と汚染水垂れ流しで、あの辺りの海には相当な量の放射能が入った。全国の汚水処理場で汚泥にセシウムが濃縮し検出された事を考えれば、当然あの辺りの海底の泥にもセシウムが濃縮しているはずだからだ。だから海底の泥に半分埋もれるようにして棲んでいる類の魚は危ないと私は書いた。今回も私の予見は当たった。テレビ番組によると、現在、海底の汚染を除去する方法を検討中だそうだ。海底の泥に混入した放射能という「毒」は、その有効期間が少なくともセシウム137の半減期である30年はある。そんなに長い間福島で漁が出来なかったら、福島の漁業は完全に廃れてしまう。たとえ大変でも、海底の泥の表層部分を除去するしかないだろう。
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