無題

久しぶりに寝坊してごそごそと起き上がってきた所だというのに、原発ニュースは容赦なく私を追いたてる。急いでメモしなければ。途中から見たし頭がまだ寝ているが、大体以下の内容だ。

東京電力の調査では、福島第一原発のうちもっとも事態が深刻な１号炉では、最悪の場合、核燃料はすべて溶け落ちて、原子炉圧力容器の底を破り、格納容器の底にすべて溜まったと考えられる。この鋼鉄製の格納容器の底部分は内側も外側も分厚いコンクリートの層があり、高温の核燃料は内側のコンクリートの大半を侵食して鋼鉄の格納容器まであと少しという所まで来ていると思われる。現在では核燃料の温度が下がったので浸食は止まっている。

さて、言うまでもなくきわめて重大な調査だというのに、日本は第３者機関ではなく事故当事者の東電にすべて任せて報告させ続けている。誰もおかしいと思わないのか。原発事故うんぬんでなく一般的に考えて、信頼できる第３者が公平に判断するだろう。たとえばある人が車を運転していて人をはねたとする。彼の処分をどうするかという時に、彼自身の証言をすべて信じて彼の処遇を決めるか？私はお酒を飲んでいません、歩行者にはまったく気がつきませんでしたと言われれば、それ以上調査もせずにはいそうですかと信じるか？今の原発調査はそういう事をしているようだが。