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親知らずと歯磨き奮戦記(12) [歯ブラシメモ]

最後の記事からずいぶん経ったが、その間私は何もしなかったわけではない。定期検診の後すぐに考えたのは、親知らずとそのひとつ手前の歯の間にある深い谷間を磨くのに、電動歯ブラシを使うことだ。

電動歯ブラシの良い点は、ただ持っているだけでも磨けることだ。手動の歯ブラシだと5分も手を動かしていると疲れておしまいにしたくなるが、ただ持っているだけなら20分でもできる。だから歯の表面の黒ずみ落としにはそのほうがいい。それに、こうやって歯磨きに自分なりの「こだわり」をもつことで、知らず知らずのうちに無理なく長時間磨き、汚れをしっかり落とせる効果も見込める。

でも問題はある。市販の歯ブラシは、手動・電動の別なく私の歯の深い谷間に入る形をしていない。だから以前に私は「リーチ」歯ブラシの植毛部をカミソリで切ってモヒカン状態にし、ちょうど自分の歯の谷間に入る形にした。さて、電動歯ブラシも同じようにうまく行くだろうか。

電動歯ブラシ「ドルツ」の替えブラシ「ポイント磨きブラシ」は、「プラウト」という商品に比べて毛が柔らかく、早めに曲がってしまう。とくに私の場合、親知らず付近にグリグリ押しつけたから、早々に毛先が「パイナップルの頭のトゲトゲ」みたいになった。それでも使い続けたら、ついに「ターミネーター2の新型ターミネーターが溶鉱炉に落ちて溶ける直前に撃たれて破裂してむちゃくちゃな格好になった」のとまさに同じような、ものすごい形の毛先になった。これはもう使用不可能だというわけで、試しにカミソリで「モヒカン」にしてみた。

使ってみたところ、ちゃんと毛先が歯の深い谷間に入る。ただし、「ポイント磨きブラシ」の毛は「リーチ」ほど長くない。問題はこれだ。奥まで届かせようとして押しつけると毛の根元のプラスチック部分が振動しながら歯に当たって不快な音を立てる。奥まで確実に届かせるためには、もっと長い毛のブラシを使わなければならない。

そこで私は考えた。このポイント磨きブラシの頭をペンチで切り、それとは別に「リーチ」の植毛部をモヒカン状態にしたものをネックの部分で切り、この2つを何とかして接続できないか。

問題はもちろん接続方法だ。使用中常に振動するのだから、しっかりくっつけなければいけない。それに、口に入れる物だから、不衛生にならないようにしたい。まだある。ペンチで切った切り口が振動しながら口に当たると口を傷つけるので、そうならないように処理しなければいけない。さて、どうしたものか。これは焦らずに正しい答えを導きたいものだ。それまでは、「リーチ」歯ブラシをモヒカンにしたもので手動ブラッシングをすることになる。
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