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歯ブラシは鼻ブラシとして使えるか? (1)実験開始編 [歯ブラシメモ]

世の中には鼻ブラシというものが売られているらしい。鼻の毛穴に詰まる汚れはどうも気持ちの良くないもので、何とかしたいと思うわけだ。

私の場合、毛穴の掃除は鼻パックから始まった。メンズだろうがレディースだろうが何種類か試した。あれは確かに、何か妙なものが取れる。ちょうど、芥川龍之介の鼻という作品で、毛抜きで鼻の脂を取る場面があるが、あれを連想させる妙な気分になる。「ああ、なんかわからんけど、これが取れた分だけ良くなったのかなあ」みたいな気分になる。

でも、あれにもイマイチの点がある。あれは乾かしすぎないうちにはがすことになっているが、鼻の頭は乾きやすく、へこんだ所は乾きにくい。鼻の頭の皮がはげるのは嫌だから鼻の頭の乾き具合に合わせてはがしてしまうが、そうするとへこんだ辺りははがすのが早すぎる。だから毎回良く取れない。それに、ニキビのように大きな汚れがたまっている毛穴などは、残念ながらパックでは無理で、指で押してやらないと出ないこともある。もちろん指の爪で押し出すのは勧められない方法なのだが。

私が次に試したのは、石鹸を細かく泡立てて毎日ていねいに洗うというものだ。泡立てるための道具も買った。長く試せば毛穴の奥の汚れも取れるかなと思った。ある程度の効果はある。でも最近は面倒になって、洗い方が雑になってしまった。自分にとって長く続かない方法は良くない。

昨日、歯を磨きながら鏡を見て思った。自分はなんて回りくどい方法を試していたんだろう。パックとか洗顔とか、物理的に「穴の中に入ったものを取る」という動作に結びつきにくい作業ばかりではないか。単純に動作で考えれば、爪を立ててニキビを押し出すというのは理にかなった動作だった。あれで皮膚を傷めたり、ばい菌を入れる恐れさえなければ、最高の方法なのだが。

私は、「穴の中に入ったものを取る」のにふさわしい動作を見つけていた。歯ブラシの毛先で掻き出すのだ。ちょうどその時私が使っていた歯ブラシが、デンターシステマだった。この歯ブラシは毛先が細くて歯と歯茎の境目の汚れがよく取れるという特長がある。好都合だ。歯ブラシの中には毛が密生しているものや、毛先が細く加工されていないタイプもあるが、これらは毛穴の掃除には適さない。歯の汚れと違って毛穴と毛穴の間隔はかなりあるので、毛が密生している必要はない。で、汚れを掻き出すために毛先は細く加工されているほうがいい。

私は他にも考えた。潤滑剤は必要だ。歯磨き剤を付けずに歯ブラシで歯茎の辺りをこすると血が出やすい。鼻だって同様だろう。鼻の毛穴は血が出ることはあるまいが、肌が傷むだろう。一度に全部の汚れを取ろうとしないほうがいい。歯でも、同じ所を集中的にこすると歯茎から出血しやすい。今回取れなかった汚れは次回取ろうという気持ちでやろう。

今日、まず第1回の実験をした。潤滑剤はとりあえず歯磨き剤だ。なにしろブラシが歯ブラシだから。結果は、思ったとおりに毛穴の汚れは良く取れる。鼻パックは特定の部分だけ毎回汚れが取れないが、ブラシならば自分で気になる部分をブラッシングすればいいという利点もある。ただし気になることが2つある。まず、終わった後で鼻が何となく(かすかに)ひりひりする。歯ブラシではきつすぎるのか、潤滑剤として歯磨き剤を使ったのが悪かったのか。これは試行錯誤しながら何度か試してから考えよう。もうひとつは、毛穴が広がらないだろうか?という根拠のない心配だ。これも観察しよう。

しばらく実験を繰り返してから、その結果をご報告する。

記事の冒頭に書いた市販品の鼻ブラシについては、今日インターネット検索で初めて知ったのでまだ何も考えていない。高いものではなさそうだから、参考までに一度試してみるのも良いなと思っている。
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