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第四の生き甲斐を探します112 [手記さまざま5]

安いほうのネガスキャンサービスにするか、それともネガスキャン機器を買うか。この選択には、いくら時間があっても決まらないほど迷った。

機器のほうは、画質にがっかりというレビューがある一方で、高画質というレビューもある。これにはきっと、扱うネガの状態と、ユーザーの期待の度合いが関係してくるのだろう。ごみ取り機能はその部分がぼやけるだけだというレビューがある。その方のレビューには画像添付がないが、画質に満足という方のレビューに画像添付があり、たしかに一部ぼやけた所がある。でもその方は満足なのだ。何を求めるか、どこまでで満足するかは人それぞれだ。画質がいいとか悪いとかのレビューは、その方の判断基準が明記されていない限りは、残念だが参考にできない。

音が大きいというレビューがある。マンションに住む私は、これが気になった。ただし、音が大きいとレビューに書いたのはその人だけだ。他には、最初に買った製品が稼働時に変な音がして、商品の交換をしたら音が良くなったというレビューがある。だから、音が大きいと書いた方の商品がたまたま音が大きかった可能性すらある。低評価のレビューを読むと、この商品は当たり外れが激しいようで、外れた人は怒っている。外れた時のことを思うと、購入が恐い。

写真の自動トリム機能が、35ミリ通常サイズ以外では使い物にならないというレビューもある。ハーフサイズは頻繁に写真が抜けるそうだ。これは、自動トリムでなく手動で大きく領域設定し、後から画像編集アプリに読み込んで細かくトリムする方法が使えないだろうか。

むしろ、同じ写真抜けがネガスキャンサービスで起きた時のほうが面倒だ。どうせ流れ作業でスキャンするのだろうから、写真ひとつひとつを作業員が確認しないだろう。50本以上あるネガの写真がどこかで抜けていても私はチェックしきれない。

そしてこのネガスキャンサービスの安いほうのプランには色補正がない。補正つきのプランだと、ネガの本数が多いのですごく高くなる。機器を買えば色補正と赤外線による汚れの選り分けは(効果の程度は知らないが)付いてくる。

結局、どちらの選択肢にも不安材料がある。メリットはどうか。機器を買うメリットは、細かい所を自分で調整できることだ。写真抜けが生じたらスキャン領域を手動で決めたらいい。色補正やゴミ取りで失敗したら機能をオフにしてやり直せばいい。

ネガスキャンサービスのメリットは、何といっても金を払うだけで全部やってくれることだ。機器を操作して50本以上のネガをデジタル化するならば、一体どれほどの時間と労力と電気代が必要だろう。それが一切いらない。