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第四の生き甲斐を探します101 [手記さまざま5]

世界は刻々と変化する。自分のカセットテープ音声に入っているものを収集してきた私は、今日それを痛感した。

長年の捜索の甲斐あって、100巻以上のカセットテープに入っているもののうち、テレビやラジオの音声は、非常に多くがビデオやCDとして収集できた。でもどうしても手に入らなかったものもある。その中のひとつが若尾文子の「悶え」だった。

この映画は、はるか昔にスカパーで複数回放送されたと記憶している。たしかNECOだった。ところが私がカセットテープ音声に入っているものを収集し始めた頃には、もう放送されなくなっていた。

私はNECOを中心に長年チェックし続けた。「妻二人」のDVDを買った時も、「悶え」が売られていないかと探した。でも見つからなかった。私は、NECOで放送されていた時に録画しなかったのが運の尽きだと思った。

今日私は、「二度と売られることのないこの映画を後世に遺すために、誰かが部分的にでもネットに上げているかもしれない」と思った。そして「悶え 若尾文子」で検索した。誰かがネットに上げてはいなかったが、なんとDVDが売られていた! 私が諦めた後、2020年に発売されたらしい。

みんなのうたも、あの60周年記念の巨大な特番で放送されなかったので二度と放送しないと思っていた「地球の上で」が、6月に放送された。残念ながら、せっかく発掘された映像はなしでラジオ放送だが。

最近知ったのだが、ウィキペディアによれば「シックス・センス」の地上波吹替音声が行方不明という情報がある。DVDをネット検索したが、吹替音声は地上波とは違う。しかし、「悶え」のDVDが出て「地球の上で」が再放送される世の中だ。「シックス・センス」くらいに新しいものはきっとどこかから発見されると思える。それまでは、かなり昔の色のくすんだ録画を見て過ごすさ。