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第四の生き甲斐を探します109 ラジオレコーダー持ってどこまでも [手記さまざま5]

私はネットラジオの録音と、ラジオレコーダー(ケーブルテレビ経由)の録音を聞き比べた。なぜか、違いがわからなかった。その時、どうしても気になることが出来た。ケーブルテレビのケーブルに来ているラジオ音声は、いったいどこの音声なんだろう。今どき何でもネットという時代だから、まさか元は電波塔からの電波ではなくネットラジオのデータではあるまいな。

疑惑が生じると、何とかしたくなる。私はケーブルを接続しての録音だけでなく、電波塔からの電波もラジオレコーダーで受信し録音しなければ気が済まなくなった。

私なりに綿密に予定を立てた。私は東京に住んでいないので、スカイツリーが直近の電波塔ではない。障害物の影響を考えると、地元の電波塔のほうが良い。私は地元の電波塔がどこにあるか調べた。その結果、マンションの中で西端がいちばん近く、さらに厳密にはベランダ側でなく共用通路側に電波塔があると知った。そこで私はラジオレコーダーを持ってマンション最上階へ行き、共用通路を西の端まで行き、そこで録音することにした。

録音時間が近づき、私は録音予約をしようとした。そうしたら、目的の周波数がプリセットされていない! 以前にケーブルテレビのケーブルをクレードルに接続してオートプリセットした時、あまりにも沢山の局が検出されたので、私はてっきり空中を伝搬する電波も検出されたかと勘違いした。周波数がプリセットされていないと予約できない。私は改めてオートプリセットを実行し、地元の電波塔から来る電波を受信しなければならない。でも録音時間は近づいている! 私は焦った!

急いでオートプリセットを実行し、それから録音予約をし、そして急いで家を出てマンション最上階へと急いだ。間に合った。マニュアルには電源がオフでも録音されると書いてあったので、そのテストもしようと思い電源を切った。録音が始まったら赤いランプが点くだろうし、録音が終わればランプが消灯するからわかると考えた。ところが、時間になっても赤いランプなんか点かない。これでは、いつ録音が終わるかがわからない。時刻を見ようにも、ラジオレコーダーの液晶は電源オフで何も表示されないし、ポケットのスマホを見たくても私の両手はFMアンテナがわりのイヤホンを電波塔に向けてピンと張ったまま動かせない。今は何時だ? 録音終了はまだか?

結局、録音は、ちゃんとできていた。しかしまあ、新しい機械というのは使い慣れるまでに色々と問題が生じるものだ。