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第四の生き甲斐を探します111 [手記さまざま5]

前回の記事から続く

今回の発端は、ネット上にネガのデジタル化サービスを見つけたことだ。これは何年も前に作戦を立てた時にも見つけたが、年月が経つうちに私は「どうしてこれを選ばなかったのか」をすっかり忘れた。そして「良いものがあるじゃないか」と思った。

よく調べると、私の目的に合わない点が2つあった。まず、ネガのホコリやゴミが写り込むことがあるという断り書きがあった。昔の現像のように細かい作業はしてくれそうにない。プロ仕様の機器を使ってくれるのは強みだが、流れ作業でどんどんデジタル化し、ネガにゴミが付いているかどうかのチェックはしないような断り書きだ。ゴミ消しや修復は行わないとも明記されている。

それだけならば、仕方ないと諦められる。なにしろ自分で長時間椅子に座り電気代をかけて作業することなく結果が得られるのだ。ところが、私の目的に合わないもうひとつの点は、決定的だった。

いちばん古いアルバムのネガは、35ミリでなく中判サイズのネガだ。上記のサービスでも受け付けてはくれるようだが、1枚につき715円かかる。さらに、ごく一部だが35ミリハーフサイズのネガもある。これは上記のサービスでは受け付けてくれない。

そこで私は、フィルムスキャナーを買うという選択肢のほうに目を向けた。この場合も、中判サイズのネガも扱える機種となるとかなり限定された。

機種を絞り、その日はそこまででやめた。翌日、スキャナーを注文する前に他の機種で良いのはないかと最終チェックをした。その時、昨日見つけたデジタル化サービスよりも安いサービスをネット上に見つけた。中判サイズのネガを1枚150円でデジタル化してくれる。安さの秘密は、作業を外国に発注していることのようだ。だから仕上がりまでに何ヵ月かかかる。私は時間がかかるのは構わない。でも、安いコースにはAI補正が付かないと書いてある。古いカラーネガは色褪せていることが多そうだが、それはそのままだ。あと、35ミリハーフサイズのことはどこにも書いてないので、おそらく受け付けてもらえないだろう。

さて、どうしようか。

何か決定したら、この続きを書くと思う。