SSブログ

第四の生き甲斐を探します107 英語ラボ [手記さまざま5]

「OB・OG友の会」会員に登録する時にラボ・ライブラリー購入希望の意図を伝え、子供の頃に使った教材を購入できた。商品はすぐに届いた。商品と請求書は別送で、請求書は10日くらい後に来た。封筒の中にはメッセージまで添えてあった。

自分の幼稚園時代の思い出から、私はラボに好意だけを抱いている。ラボは、いわゆる英会話教室とは別のものだ。英会話教室は、英会話を身につけるためだけに行く所で、その時が過ぎて大人になれば思い出に残ることはない。いっぽうラボは、私にとって英語との出会いだったが、それよりも私の幼少期の思い出を形成してくれた。つまりラボは、その時が過ぎても永遠に心に残る。

具体的に書いた方が良いだろう。私がいいかげんな嘘をついていないという証拠に、私の記憶を書こう。

親が言うには私は当時幼稚園児だったそうだ。幼稚園児というのはもう、あんなに歩けるものかと思うような距離だが、私はその道を毎回「渡辺先生」の家へと通った。行きの道で知らないおばさんに呼び止められ、髪の毛に何かついてるわよと取ってもらった記憶が、ジジイになった今でも残っている。帰りはもう暗かった。外に出て皆と別れた時の映像も少しだけ記憶にある。

鮮烈に記憶にあるのは、どういう事情かは忘れたがイランから一時期先生の所へ来たケーテン君という男の子がいて、その子が帰国する前にみんなにプレゼントをくれた。くじ引きだったと思うが、なんと私がいちばん良い品をもらった。イランの記念切手だと言われた記憶がある。数十年前の記憶だからそれは曖昧だが、それでも曖昧でないものが現存する。私はそのプレゼントをジジイになった今も持ち続けている。それが、これだ。
labo_iran.jpg
ケーテン君はとっくに私を忘れているはずだ。だが私はケーテン君を永遠に忘れない。

以上が、私がいいかげんな嘘をつかず、真実を言っている証拠の思い出話だ。

最後に、私が今でも持っている幼稚園時代の教材と、今回購入した教材について。ひとつのラボ・ライブラリーに含まれる4冊の冊子は、昔と今とでまったくと言っていいほど違いはない。違うのは、昔の冊子は数十年の年月を経て紙が黄ばんでしまったこと。幼稚園時代の冊子をまだ持っている私にとっては、まるで冊子が新品になって蘇ってきたようだった。
Labo_old.jpg
Labo_new.jpg
それと、奥付だけは印刷するたびに当然記載事項が変わる。冊子が昔と違う所は、それが全てだ。

音声のほうは、もちろんラボ機が使えない今、CDで販売される。音質は、私の主観だが、ラボのサイトにある試聴よりも良く感じた。つまり不満がまったくなかった。