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これから忙しくなる予感 [手記さまざま4]

昨日は電気工具の話を書いたが、その後で悲しいことに気づいた。たとえ工具があっても私はもう電気いじりができないという現実に気づいた。トランジスタやコンデンサに書いてある小さな文字が、老眼で見えない。あれを見るのにいちいち虫眼鏡を取るようでは、電気いじりをしていられない。

私は若い頃、自分は近視だが年を取ったら老眼になってピントが遠くに結ばれ、ちょうど良くなると思っていた。しかし違う。近くの物は確実に見えない。小さな字を見るためには、まず目から遠ざけなければならない。しかし字がそもそも小さいから、遠ざけるとよけいに小さくなり、見えない。結局小さな字は見えない。

次の話題。このブログに何度か書いたが、私の親は医者から脊柱管狭窄症と言われている。医者は私の親が年をとりすぎているので自分は手術ができないと言った。他の医者に行くと、前の医者に紹介状を書いてやるから前の医者に診てもらうのが筋だと言って自分では診ない。そもそも前の医者がやってくれないのだと言っても頑なに拒む。こうして比較的近くにある全部で3つの整形外科で拒まれ、遠くへは行けず、行く所がなくなって何か月も過ぎた。親はその後も人から話を聞き、情報収集はしていた。きょう、ある病院に電話をして整形外科をお願いしたら、予約が取れるのは1か月も先だという。ただ、飛び入りで来る外来患者のための枠が少しだけあるらしく、目当ての先生がいる直近の日に朝一番で電話をして予約が取れるかどうか試すという方法を電話口で担当のオペレーターが教えてくれた。親切な人だ。いずれにせよ、親の診察がまた始まる。手術があるかどうかは診察の後でないとわからないが、もしあれば多くの時間を取られる。これから転居だという時にどうなるのかは、もうまったく謎だ。ついでに書くと、私の仕事は教師なので、授業前には教科書と学生を橋渡しするための教材を作らねばならない。そんな暇があるだろうか。ないのではないか。だから私は今、大学が夏休みの間に、先行して教材を作らねばならない。でも親の付き添いで病院へ行ったり、もしも手術ならばそれどころかたびたび病院へ行かねばならない。それだけで済めばよいが、すぐに退院してくれと言われて次に入院する所を探してくれと言われたら、果たして出来るんだかどうだか、授業はどうなるのか、転居はどうなるのか、何もかもが謎だ。

これが運命なんだろうが、これから忙しくなる予感がする。