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親の脊柱管狭窄症 [手記さまざま4]

今日は親の脊柱管狭窄症の話だ。順を追って書こう。以前の先生から高齢を理由に手術を拒まれた後、1年くらい、つてを得られずに過ぎただろうか。今回、別の脊髄専門医に診てもらえることになり、一週間くらい前に私は付き添いで病院へ行った。その行く直前に、私は親にひどく驚かされた。それが今日記録したいことの1つめだ。

親は、脊柱管狭窄症の症状が出て以来、ずっと手術をしてくれる医者を探していた。上に書いたように、最初の医者には手術を拒まれた。次の医者も拒んだ。それから、新たなつてが見いだせなくなっていた。だから私は、当然今回脊髄専門医に診てもらうのは手術が目的だと思っていた。そうしたら、親はもう手術を考えていないと言う。私は驚いた。それなら、なんでわざわざ脊髄専門医に会いに行くんだ。親が言うには、自分の主治医は専門が内科だから、痛み止めをもらうにしても本当にそれでいいのかが気になるそうだ。私は、「たったそれだけのために行くのか!?」と呆れた。毎日とても痛いんじゃないのか? 痛くて我慢できないから脊髄専門医を頼るんじゃないのか? 私は、そうだと思って電話口で脊髄専門医の診療当日枠を一生懸命予約したのだが、親の言葉を聞いて呆気に取られた。

今日記録したいことの2つめ。上記来院の1週間後、親はMRI検査のためにまた病院へ来た。私も付き添いで来た。検査の後、先生と話をした。親は、やはり薬をもらうのが目的だと言った。でも私は、先生に手術のことを聞きたいと思っていた。なぜなら、うちの親は一度考えたことを後からコロコロ変えるからだ。今手術はしないと言っても、明日は「手術が出来ないから」云々と愚痴をこぼして不思議でない。私はそういう親の言葉に振り回されてきたので、親任せをやめた。私自身が納得せねばならない。何を納得するか。今度の先生は親の手術についてどう思っているのか。親の意向を抜きにして、親の手術のリスクをどの程度と見ているのか。先生は、手術をするならば、以前に他の病院でした椎間板ヘルニア手術の情報が必要なので、以前の病院からそれを取り寄せなければならないと言った。私は違和感を覚えた。今までの手術歴がわかったほうが良いのは当然だが、それがわからずに手術をしなければならないことも世の中には普通にあるはずだ。それなのに、親の手術にさいして、なぜ手術歴にこだわる? 私は、たとえ私が手術を強く望んだとしても、先生は乗り気でないことを察した。私の目的は、これで達成された。私は、手術を強要したかったのではない。先生にも言ったが、私は知識がゼロだから、親の手術について先生の考えを知りたい。それが目的だった。

ここから先は本題でなく余談だ。今後新しい先生に診てもらうことはないだろうが、もしも親がまた新しい先生云々と言っても、私はそれに反対する。最初に手術を拒んだ先生以外の先生は、親の手術について話をすると最後には、最初に手術を拒んだ先生の話が出た。そして、乗り気でないことが察せられた。(椎間板ヘルニアの手術をした先生と、脊柱管狭窄症の手術を拒んだ先生は、同じ先生だ。)私は、なるほどなあ、と思った。今後他の先生の所へ行っても、同じ結論が待っているように思える。

私はこの記事の最初の方で、「たったそれだけのために行くのか!?」と書いた。その気持ちは病院で会計を済ませた今も同じだ。結局この病院まで来てわざわざ脊髄専門医に診てもらった結果は、主治医に出してもらっているのと同じ薬を出してもらうだけだった。

親のMRI検査結果は私も見た。脊髄が2箇所も潰れて見えなくなっている。よくこの状態で下半身が動かなくならずにいるものだと私は思った。先生は、この状態では痛み止めを増やしても効果はあまりないだろうと言った。私もそう思う。