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古紙幣銀行口座入金奮闘記。1回10枚?そりゃないよ [手記さまざま4]

今日は、ATMで使えない古銭、記念コイン、古い紙幣を銀行へ持って行き、自分の口座へ入金することで普通に使えるようにするつもりだった。同じことを私は3ヶ月くらい前にした。その時には前もって合計金額を数えておかなかったので、銀行の待合室で時間をかけて数える羽目になった。私はATMにお金を入れたら金額が出るように、窓口でお金を渡したら数えてくれると勘違いしていたのだ。そういえば窓口での入金時は紙に書いて窓口に出すんだったな。そういう体験があったので、今回はちゃんと合計金額を数えておいた。これで問題は起きないはずだった。

ところが意外なことが起きた。古紙幣の入金を、1回に10枚に制限しているという。私はびっくりした。百円札が100枚あったら、私は10回電車に乗って来なければならない。いや問題はそこではない。百円札なのだ。10枚で1000円。電車賃が往復で500円かかったら、手取りが半額になってしまう。それは無茶苦茶だ。

私は、お金を預かってもらって1週間後か10日後にまた来ると提案した。ところが、お金を預かることはできないのだそうだ。

古紙幣の入金が1回10枚というのは、コロナの特別事情だそうだ。コロナのせいで同時に働ける銀行員が少なく人手が足りず、しかも紙幣のチェックは2人1組で行うのだそうだ。そんな事情を知っていたら、私はわざわざ電車に乗って来なかったのだが。

窓口の人は、コロナが過ぎたらまたいらして欲しいと言った。それはもっともな言葉だ。ところが私は転居と引っ越しを目前にして、引っ越し前に古銭を片付けるのが目的で来た。

私は、今日入金できる分だけお願いしたいと言った。窓口の人は奥へ引っ込んで、偉い人(おそらく)と話をしてから戻ってきた。私が出した古いお金のうち、貨幣全部と、ご厚意で百円札50枚を入金してもらえることになった。私があらかじめ計算しておいた合計金額は無意味となり、私は今日入金してもらえる分の金額を待合室の隅で計算する羽目になった。

私の予想では3時間くらいかかるかと思っていたが、1時間くらいで呼ばれた。私はあらかじめ、銀行の閉店時間まででも待つと告げていたので、これなら全額のチェックだって余裕で終わったのにと思った。私一人にそんなに時間を使う気はないということか。

残りの百円札、拾円札、壱円札は、コロナが過ぎ去るまで手元に置いておくことになる(入金1回10枚交通費500円で手取り半額になるのは御免だ)。ところで(窓口の人が、コロナが過ぎたらまたいらして欲しいと言った時から思っているが)コロナはいつ去るんだ? 間違いなく、残りの百円札、拾円札、壱円札は引っ越しの時に持って行くことになるな。