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人生補完計画なおも続く [  その他(補完計画)]

Windows95用のソフトをWindows10で動かす実験はひとまず「第一部 完」とした。今は他のことを始めている。何を始めたのか、それが今回の話だ。

以前に天袋内の物の写真を撮ってPCに保存した。本当ならば、これで天袋から物をいちいち引っ張り出さなくても、本やアルバムの類ならばPCで用が足りるはずだった。でも実際には、天袋から沢山の物を下ろすと部屋中が物で一杯になり、それを撮影しながら天袋へ整理し上げてゆくのは大変な作業で、満足な量の写真を撮る暇がなかった。後からPC内の写真を見ようとして「あれも撮ってない、これも撮ってない」と不満が出る始末。そこで、次のような一大計画を立てた。

まずPC内の写真を全部スマホのメモリーカードに入れる。一度に入りきらない量だから数回に分けて作業する。それをいつでも暇があればスマホでチェックしてゆく。PCだと自室で机に座っていないと使えないが、スマホは外出先でもどこでも使える。これがミソだ。そして、あと何を撮影したいかをスマホにメモする。この作業が全部終わらないうちは天袋を触ってはいけない。物の出し入れが大変な場所だから、一度で済ませる必要がある。全部のチェックが済んだら物の出し入れの順序を考え、手早く片付ける。撮影時期は早いほうが良い。冬が近づくと太陽の通り道が低くなり、近所の家の影で暗くなるのが早い。暗いとデジカメが内部で明るさ調整をするのだろうが、その結果写真が粗くなる。でもさっき書いたように、まずはPC内の全部の写真のチェックをしなければならない。

チェックが済まないうちは何も出来ないのか?とんでもない。今年中にやりたいことがまだある。数枚のレコードを洗ってカビを落としてから再度wav化したい。レコード針は気温が低すぎると特性が劣化するそうだから、これも冬になる前にしなければ。カセットテープ音声のデジタル化時にDOLBY NRの設定を間違えたかもしれないカセットがひとつ、MTRで録音したのを普通のテープデッキで再生したのでB面が逆再生になってしまったのがひとつ。これらも再度wav化したい。まだある。レコード収納箱の中にステレオの取り扱い説明書があるのでそれをスキャンしてPCに入れたい。カセットテープの外観をスキャンし直したい。スキャナーのガラス裏側が曇った状態でスキャンしたから画像が白茶け、一部だけガラス面に曇りがなかったものだからそこだけ色が違うんだ。同じ理由でスクラップブックの中身もスキャンし直したい。大昔のスピーカーの中にコンデンサがあり、これを新しいものに交換したい。

これだけの量の作業を全部済ませたら来年になっている気がする。だからさっき、一大計画と書いた。

それが終わったら、昔の漫画本を捨てる前に、思い出のあるページだけ撮影しておきたい。それは早くても今年の冬になるだろう。人生補完計画は、まだまだ続くのだ。

無事完了した補完計画は、その記念にブログに何か出したいと思っている。著作権のことはいつも考えなければいけないので、何かの全体を出すことはできずほんの一部分を出すことになるが。
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ミイラのz級映画が急に脳裏に [  その他(補完計画)]

カーラの目よ開かん!
そう叫んで、ミイラ再生の儀式をするマッドアルケオロジストはミイラの両眼に指を当てた。
ボコッ、とミイラの干からびた眼球は壊れて落ち込んだ。
カーラの口よ開かん!
彼はミイラの口に手を入れて開かせようとした。
バキッ、とミイラは壊れて下顎が大きく下がった。
絶望と皮肉の混じった乾いた笑いを浮かべつつ、彼は壊れたミイラを見下ろし言った。
「ただの干からびたミイラだ…」
その時、彼の背後に彼の娘が。
彼は考え違いをしていた。カーラのミイラ再生の儀式とは、ミイラの肉体に血を通わせる儀式ではなく、カーラの魂を他の肉体に憑依させる儀式だったのだ。

上の駄文は、今日なんの因果かピカピカーッと記憶が甦った昔のZ級映画のラスト近くだ。どうせ大昔の記憶だから不正確きわまりないので、思い込みの類いかと思われるものも書いた。

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記録 [  その他(補完計画)]

ここ数ヶ月かけて中学高校大学時代の日記をスキャンしたが、その日記の1ページにひとつの曲名とその歌手名らしきものが書かれていた。全部ひらがなで書いてあり、私は「当時の自分は幼稚でしょうもないな」と苦笑した。ところがネット検索したところ、なんと曲名も歌手名も平仮名だとわかった。劇場版銀河鉄道999の劇中歌らしい。大昔の私はこれを聞いて好きになったのだろう。私の「人生補完計画」は、昔の思い出をサルベージする作業でもある。私は日記のこの部分に劇場版銀河鉄道999の動画をリンクさせたいと考えた。もしもその動画が市販のDVDや、DVD‐R録画でもコピー制限のある録画だと、PCに入れられず、つまりPC内の日記とリンクさせられず困る所だったが、今回その心配はなかった。私は自室の隅から劇場版999のDVD‐Rを探し出してきた。私が色々なテレビを録画したのははるか昔のこと、地デジよりも前だからCPRMはない。コピー制限の信号もない。それだけ昔の録画ということだ。もちろん動画をPCに入れるのは個人の鑑賞の都合であってネット上に出すことはないので、権利者に迷惑はかけない。さて、ここまでうまく進んでも、私はまだ心配だった。何が心配かというと、DVD‐Rが古すぎて読み取れないかもしれないのだ。
ご存じのように、DVD‐Rは古くなると劣化する。読み取れるかどうかは商品の品質や保存の状態に左右される。 
自室のメインで使っているPCの内蔵DVDドライブは時々読めないDVD‐Rがあるので、私は外付けDVDドライブを使った。今まで、まだ読めるDVD‐Rならばいつもこれで読めた。ところが今回は読めない。私はちょっと焦った。何度か試した。駄目だった。内蔵DVDドライブも試した。何度も試した。駄目だった。また外付けを試した。どうしても読めない。劣化して読めなくなってしまったのか。
次に私はDVDレコーダーで再生できるかどうか試した。これで駄目ならもう無理だろう。ところが再生が始まった。テレビ画面では再生できる。一縷の望みが残った。まだ試していないDVDドライブを片っ端から試すことにした。我が家のPCはあと2台。Lenovoのノートパソコンは現役バリバリで働いているが、なにしろ安い機種だからマシンのスペックはいまひとつだ。これは後回しにしよう。最後の1台はNECで、これは自室のメインで使っているPCよりも少し古い。今はデータ保管用に使っている。
私はNECのPCを起動し、劇場版999のDVD‐Rを入れた。また読めない可能性が高く、再試行のディスクアクセスが続くと思われたので私は席をはずし台所へ行った。帰ってきたら、なんと読めているではないか!偉いぞNEC!そういえば東日本大震災で我が家の戸棚等からあらゆるものが落ちて壊れた時、このPCは倒れなかった。NECは、時にしっかりした所を見せてくれる。
今回のことから私が学んだのは、DVD‐Rが読めなくなっていた時は、最後まで諦めずに全ての可能性を試すということだ。


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記録 [  その他(補完計画)]

机の引き出しの中身をスキャンする作業が終わった。これで、「自室地図」計画はあと天袋にある漫画雑誌のページを破り取ったもののスキャンを残すのみとなった。今日も4時半に起きて作業をしたが、今日の作業はスキャンでなく、漫画雑誌のページの仕分けから始めた。少年誌、青年誌、少女誌がひとつの束になっていたので、せめて大まかに仕分けしつつ、スキャン不要なページを処分する作業だ。ハヤテのごとくと他少々は今回処分となり、うしおととらは処分を迷っている。
今回仕分けして気づいたのは、昔の私が自分の気に入ったページを実によく残していることだ。だからこそページ数がとても多いのでスキャン作業が大変だ。大変なのはページ数のせいだけではない。ページを破り取ったものはスキャンに向かない。一枚の紙やちゃんと製本されたものならばスキャナーのガラス面に傾かずに載せるのはたやすいが、週間漫画誌の1回掲載分を綴じ代部分の糊ごと破り取ったものはそうは行ない。ページを開いてスキャンする途中で糊からページが半分だけ剥れて傾く。いっそのことページを切り離してしまえということになるが、 そのさいに糊や紙の屑が散らばってスキャナーのガラス面にもごみが付く。それをいちいち掃除しての作業だから進みが遅い。
この記録は私の人生の記録だから、本当はスキャンした画像の中から一部を出して昔の漫画を懐かしんだり自分の思いを書いたりしたい。ところが腰痛が3週目に突入していまだに治らない。だから腰痛が治るまでは我慢だ。PC前の椅子にはできるだけ座らないようにというわけで、この記事はスマホで書いている。

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記録 [  その他(補完計画)]

中学・高校時代の日記や作品のスキャンが終わりました。今は、大学時代の日記や作品のスキャンをものすごいスピードで進めています。

以前の記事に書いた、数百話あるドラマの中で唯一記憶に残っていた話は見つかりました。

相変わらず、毎日接しているうちに飽きてしまった思い出の品は、やっぱり飽きています。VHSビデオ録画などは、数ヶ月前までは繰り返し見ていたんですが。

それでは今度は本にしようと思いました。天袋に仕舞い込んだ本をデジカメで撮影したはずと思い、それを読もうと探したら、ほんの数ページしか撮影していませんでした。天袋整理は大変な作業だったので、その合間にしたデジカメ撮影はほんの少しだったようです。これでは読めません。

でも私の「人生つまらない病」は、ただ飽きたというだけじゃない気がします。これは脳の一部に問題があるのでは。

数日前、電車に乗っていると私の目の前で女子大生らしき2人が話していました。テレビでハリーポッターの第4作まで放送したから、残りの作を部屋でエアコンつけてぶっ通しで見ると言っていました。それを聞いて私は懐かしく感じました。私もそんなことを考えた時期があったから。とくに旅行の直後がそうでした。バックパッカーとして外国に1ヶ月くらい滞在してくたびれて帰る途中に思うことは、帰ったらまずクーラーのきいた部屋で酒を飲みながら好きなテレビ録画を見まくるぞ、と。あの頃の私はどこへ行ってしまったんだろう。

ただ何かに飽きただけならば、クーラーのきいた部屋で酒を飲みながら好きな番組を見まくるというのは今でも楽しめるはず。ところがダメなんです。なぜか楽しめない。だから私は思います、これは脳の問題ではないか。脳の中に、やる気が出る中枢とか、物事に興味をもつ中枢とかいうのがあって、そこが、リストラで精神をやられて以来萎縮してしまったのではないかと。

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翔べイカロスの翼と、愛のABCD [  その他(補完計画)]

私が自分の中学・高校時代の日記や作品をスキャナでスキャンしているという話は少し前にしました。そのスキャンした中に昔の新聞の切り抜きが混じっていました。洋画の解説記事が多かったのですが、日本映画が1つとテレビドラマが1つあったので出しておきます。翔べイカロスの翼のほうは、さだまさしの曲が今でも思い出されます。映画の中身より曲のほうが記憶に残ってます。愛のABCDは、私はじつは中身をまるで覚えていません。ただ、タイトルのABが小さくて、Cがちょっと大きくて、Dがすごく大きかったと思います。あのタイトル画面だけでもネット上のどこかにないかと検索したんですが、見つかりませんでした。

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ついでに洋画の中からも1つ出しておきます。上の日本映画/ドラマとはまったく関係ありません。

リップスティックという洋画の解説です。外道犯罪者の問題を扱った映画です。そういえば、はるか昔にテレビで放送したと思います。私には断片的でうっすらとした記憶しか残っていないんですが、それなのに不思議と日本語吹き替えの声優の声が1シーンだけ頭にこびりついています。当時の私にとってよほど印象的だったのか、あるいはショッキングだったのか。

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記録 [  その他(補完計画)]

いま睡眠薬を飲みました。眠くなるまでの間に記録を残しておこうと思います。

私の自室には何年も前から、予定を書いた紙が置いてあります。おもに、私流に言う所の「自室地図」計画の残りの作業が記してあります。以前は項目がいくつも書いてあったのですが、徐々に減り、ここ数ヶ月はたった3項目だけが書いてあります。それが終われば「自室地図」計画は終了です。

3項目のうちのひとつが、机の大引出しの中身をデジタル化するというものです。以前にブログ記事に書いたと思いますが中学・高校時代の日記や作品のデジタル化です。「獲らぬ狸の皮算用」になるのが怖いのであまり未来のことは言いたくないのですが、あと数日で終わると思います。

レコードの時もそうでしたが、作業を始める前はその膨大な量に尻込みします。でも何かのきっかけで作業を始めることになり、毎日こつこつと進めるうちに不思議とはかどります。ただしそのためには、体を酷使します。最初のうちは1日1回だけだったスキャン作業は1日2回になり、体の不調を気にしながらの作業だったりします。

私の左足が今年の2月に腫れて2倍の厚みになったという話をブログ記事に書いたことがあります。あれは、床が冷気を這う寒すぎる季節に毎日日の出前にスキャン作業をし、気づかないうちに足の血行が悪くなっていたところに、沖縄旅行のために飛行機のエコノミークラスで長時間座ったままになってさらに血行が悪化し、その翌日から悪化した足で無理に一日中歩き回ったせいだと判明しました。

暖かい季節になってからはスキャン作業をしてもそんなことにはなりませんが、それでもたまに足が不調を訴えることはあり、気にしました。

そして今日、なぜか足が痒くてポリポリと掻きながら、こういう痒みは早いうちに原因を突き止めておいたほうがいいと思い、足を観察して考えました。これは夏が来た合図です。自室の床が絨毯敷きなので、正座しても痛くはないのですが、夏は汗など痒みの元になるものが気になります。足以外にも耳たぶが痒くなりました。これは古いヘッドホンのイヤーパッドに汗などが付いて痒みの原因になっていると思われます。もちろん絨毯にしてもイヤーパッドにしても日常的な掃除はしていますが、暑い季節に私の体から汗が出るのはどうしようもありません。

寒すぎても暑すぎても、作業には何らかの支障が出るのです。

今はまだ梅雨ですが、本格的に蒸し暑い「日本の夏」になる前に、少しでも作業を進めておきたいと思っています。

スキャン作業以外でも進展があります。今日は、カセットテープに入っているクラシック曲が3つも判明しました。じつはこれは、スキャン作業中に高校時代のメモに書いてある作曲家名と曲名を見つけたのがヒントになったのです。これらクラシック曲は「歌う大捜索願」に含めなかったので、そちらの判明曲数には影響しません。

私は小さい頃に、ある有名ドラマを毎週見ていました。見ていたといっても印象は薄く、今でもドラマのシーンを覚えている話はたった1つしかありません。「人生補完計画」なるものを始めてから、私はこのたった1話を探してきました。しかしこの有名ドラマは長寿番組で数百話もあり、その中からたった1話を見つけるのは至難の業です。私としても「絶対見つける」とは言えず、運がよければ見つかる、気楽に長年チェックするという姿勢でやってきました。それが、(これも「獲らぬ狸の皮算用」になるのが心配ですが)近々見つかるかもしれません。

こうやって昔のドラマが見つかり、カセットテープの曲も見つかると、ひょっとして他のものも長年気楽に探すうちに見つかるんじゃないかと思えてきます。

日々の仕事をし、家事をこなし、時には辛い事にぶつかり、それでも毎日寝る前には感謝の心を忘れないように。そうしたらきっと明日が開ける、などと思っています。

良いことだけでなく悪いことも記録として残しましょう。私は数年前から天袋のカセットテープ、ビデオテープ、自室のレコード、書籍を次々にデジタル化してきました。それらはいずれも私の大事な思い出の品です。でも、どんなものでも毎日見ていれば飽きます。絶世の美女クレオパトラの顔でさえ毎日見ていると飽きると言われますが、それと同じです。私は自分の思い出の品に毎日接しているうちに、飽きてしまったのです。その結果、しばしば人生がつまらなく感じるようになってきました。

私が新しいドラマや新しいニュースに飛びつく人間ならば、人生をつまらないとは思わないはずですが。私は今日終わった(この記事を書いている間に日付が変わったので昨日終わった)テレビ東京の大風水も今までちらちら見てましたし、浅間山まで噴火したというニュースを見ては「信濃なる、浅間の嶽も燃ゆるといへば、富士の煙のかひや無からん」と富士太鼓を思い出したりしています。でも私にとってそういうのは一過性のもので、すぐにどうでも良くなります。

若い頃はよく外を散歩したものですが、その時は外が今よりも魅力的でした。崖に近い場所など民家がまだ建っていない空き地や工事中の場所があったり、家そのものが古くて趣があったり、私自身が子供で背が低かったから周りのものが大きなスケールで迫ってきたりと様々に新鮮でした。今私が散歩をしても、どこまで行ってもぎっしりと住宅が立ち並ぶのみ。新しい、小奇麗だけど趣はない家が結構多い。私が大きくなったせいか、どこへ行っても周囲の景色のスケールが小さく感じられる。外の景色に魅力がない。そんな風に感じます。

自分の人生をどうやって、どういう方向で面白くするか。これは私の課題です。これを読んでいる人が男ならば、よく昔から「男は仕事」と言われたり、男の中には「仕事人間」がいたりするので「仕事に生き甲斐を見つける」ことを私に勧めるかもしれません。でも私に落ち度があったのでなく一方的にリストラされた私は職場というものに不信感と嫌悪感をもっているので、私は別の方面で人生を面白くしなければなりません。
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無題 [  その他(補完計画)]

性懲りもなく酒を飲んでしまいました。そんなわけで「またくだらん話題が始まるか」とお思いください。しかも今回はよくわからんものばかりで、どうか怒らないで。「酒なんか飲んでいたら人は駄目になる」という証拠みたいな記事になりました。

私は少し前から自分の中学・高校時代の日記等をスキャンしてPCに入れる作業をしています。今日はノートのページに新聞の切り抜きを糊付けしたものが出てきました。

最初の画像はモアレのある白黒写真で、「なんの意味もないぞ」と言われそうなものです。
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モアレは、いま私の使っているPCに「補間処理つきで画像縮小してくれるソフト」が付いていないからです。(昔使っていたPCには付いていたのに。今のPCはプリインストールソフトがいまいちだったらしいです。)白黒なのは新聞の広告だから。

上の写真はたぶん大場久美子ですよね?「これならカラーの画像を持ってるぞ」という人がたくさんいそうな気がするので、急いで次へ行きます。

次はアイドルとは違います。女優です。若き日の壇ふみさんが、ふくれっ面をしている写真。珍しいといえば珍しい。レアといえばレア。でも見たい人はきっといない。今回は我ながらしょうもない記事になったなあとは思ってるんです。困った。
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この新聞は私の父が仕事帰りに買ってきたものでした。父は競馬情報などを見ていたようです。その夕刊紙を子供の私が後から見ました。当時壇ふみさんは26歳で慶応の6年生だったそうです。なんでふくれっ面をしているかというと、新聞社所属のインタビュアーが紳士にあるまじき質問をしたからです。当時の新聞のうち大衆紙の中には読者の男性が性的に興味をもつ記事を出してそれを売上げアップの一因に加えようとした所もあったのでしょう。そういう意図を察してインタビューに魅力的に答えてくれる女性もいるでしょうが、そこは人それぞれ十人十色。壇ふみさんにとっては所属の事務所から言われて出た仕事がとんでもないインタビューだったといった所でしょうか、お疲れ様でした。というか、私がはるか昔のどうでもいい事をほじくり返してすんません。私は最初インタビューの記事も一緒にUPするつもりでしたが、それでは私が「紳士にあるまじき質問をしたインタビュアー」と同じになってしまうので、恥ずかしくてやめました。ただ、この壇ふみさんの顔だけは昔からどうしても忘れられず、私の思い出として出させていただきます。

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過ぎ去った時代の捕まえ方がわからない [  その他(補完計画)]

今日は、最初にラジカセCF-1480のマニュアルの後半を出して、それから私がここ数日の間に思ったことを書きます。
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ラジカセCF-1480のマニュアルの前半は、少し前にこのブログの記事として出しました。その記事にコメントをくださった方がいて、その方がCF-1480をまだお持ちで分解掃除をしようとしている所とのことでした。

私は若い頃にラジカセとかステレオとかアナログシンセのようなアナログのメカが好きでした。CF-1480をお持ちだという方のコメントを読んで、私は久しぶりに、楽しかった昔のことを思い出しました。

最初私は「今でも昔のラジカセと共に過ごしているなんてすごいなあ」と思いましたが、そこから転じて第2段階として「ひょっとすると私も昔の趣味と共に過ごせるんじゃないか」と思うようになりました。

なぜ私は昔の趣味と共に過ごせないのか。私という人間は、時代の流れを勝手に読み解いて、勝手に諦めて、勝手に好きなものを捨てる癖があるかもしれません。たとえばアナログシンセ。アナログシンセ全盛期には私は秋葉原で部品を買って自作するほど好きでした。でも時代はデジタルシンセへ移行し、私は興味を失いました。それから長い年月が経ち、ある時私は、今でもアナログシンセと共に過ごしている人がいることを知りました。つまり私は勝手に時代の流れを読み、勝手にアナログシンセを諦めて捨てたにすぎない。ラジカセにしてもアナログシンセにしても、まだ捨てていない人がいるではないか。

ところがやがて、そこから転じて第3段階が来ました。もっとよく考えてみたんです。そうしたらアナログなメカと共に過ごすには(1)チャンスを捕まえる必要があり、(2)質を諦める必要もあり、(3)メカの劣化部分を改善する必要もあることがわかってきました。

私の好きなアナログなメカは、もう売っていません。昔のメカをたまたま捨てずに持っているか、他人から譲ってもらうかした人だけがチャンスを得ます。でも私は自分のラジカセを捨ててしまったので、私の思い出あるラジカセは戻ってきません。私にはチャンスがもうないのです。これが「(1)チャンスを捕まえる必要」です。

内部にデジタル回路を使っているこんにちのメカは、アナログ時代のメカに比べてものすごく高性能です。そして私は高性能なデジタル環境に慣れてしまいました。レコードと違って音溝のごみによるノイズを気にする必要のないCD。MTRと違って音質を落としながら苦労してピンポン録音する必要のないDAW。デジタル環境レベルの質を求めてしまうと、アナログなメカについては私は後ろ向き思考になります。レコードは演奏のたびに埃の掃除が大変だからデジタル化してPCに入れてしまえとか、アナログMTRは苦労が多く音質が落ちて実用的でないから曲作りはDAWだとか。だから実用性(デジタル環境レベルの質)を求めずに、アナログを楽しむことに専念する必要があります。これが「(2)質を諦める必要」です。

大昔の機械は、長年の間に内部部品に劣化が生じています。コンデンサの交換、可変抵抗器の交換またはクリーニング、硬化したり伸びたりしたゴム部品の交換。少なくともこの3つは私の頭に浮かびます。知識と経験のある人は自分でこれらの劣化部分を改善しますが、私のような人間はお金を出してプロに頼むことになります。これが「(3)メカの劣化部分を改善する必要」です。

こうして私は、ようやく「過ぎ去った時代の捕まえ方」がわかってきました。目の前に当たり前にアナログなメカがあった昔とは違い色々と大変そうです。でも事情を整理したことで、「できない」「わからない」と思い続けてきた以前よりは、今のほうが頭の中がすっきりした感じがします。

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無題 [  その他(補完計画)]

また酒を飲んでしまいました。私は飲むとろくな記事を書きません。そして飲まないと心配性の私は記事をなかなか書きません。だから出てくる記事は結局こんなです・・・。

今回は私の知らない昔の漫画家の1作品についてです。作品自体は18禁ではありませんが、私の話は「いかがわしい自動販売機」から始まります。

今の私は歩き回らない人間になってしまいましたが、若い頃はブラブラするのが好きでした。時々、「遠征」と称して知らない土地まで散歩に出かけるとドキドキしました。

ある時、「遠征」先で「いかがわしい自動販売機」を見つけました。もちろん、それまでの「遠征」よりも百万倍くらいドキドキしました。

で、雑誌を買って帰ったのですが、私はソフトなものにしか興味がなくて、表紙を見てなんかソフトそうなのを買ってきました。

買ったのが夕方か晩だったので(覚えているわけじゃないけど、日が暮れないと自動販売機の中身は確認できないからこれで正しい)、帰宅したのはとっくに日が暮れてからでした。

自室でドキドキしながら確認したところ、私が買ってきた雑誌は、別にその手の自動販売機で売らなくても良いんじゃないかという雑誌でした。

多くの人はこの時点でがっかりするんでしょうが、私は変な人間で、きっと他人とは求めているものが違ったんです。私はきっと夢を見たかったんです。以前に、芳賀書店で普通の少女漫画を見つけて今でも大事にしているという話をしたと思いますが、あれと同じです。

漫画の主人公が「お兄ちゃん」と言っていますが、これは妹萌え漫画とは全然違います。そのブームが発生するよりも前の漫画なので。それに実の兄なので。

え、実の兄とアブナい関係に?というのも違います。さっき書きましたが私は夢を見たかったので、ほのぼのとしている漫画を好んだんですよ。

漫画の作者は早坂未紀氏だそうですが、私はこの漫画しか知らないので、氏の標準的な作風がどうだったのかは私にはまったくわかりません。

私の父が存命中、それどころか私が若い頃に、運命の双曲線という言葉を私に言いました。無限の彼方から近づいてきて、たった一度最接近し、その後は無限の彼方へと離れてゆくという意味で使っていました。早坂未紀氏と私は、まさにその意味で運命の双曲線、たった一度の出会いでした。

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過去にこの話題と画像を出したかどうかを確認していません。もしも2回目だったら、どうかご容赦ください。

それでは、酔っ払いの私はこれで失礼します。

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毎日スキャン作業人生 [  その他(補完計画)]

ブログというのが個人の日記的要素も含むものならば、こんな話題があってもいいだろう。

私は毎日スキャン作業をしている。スキャンの対象は中学時代に書き溜めた日記、漫画、小説だ。

この作業にどれだけの意味・意義があるのかは、作業中の現時点ではわからない。そういうことは、全て終わって後から振り返って初めて話をしたほうがいいかもしれない。

私は毎朝4時半ごろに起きる。5月の今は4時半ごろでもすでに外が明るくなってくるし、家人がきまってトイレに行く音もするしで簡単に目は覚める。それから布団を上げ、紅茶を一杯淹れ、ノートパソコンを自室へ運ぶ。紅茶を淹れるというのはまるで私が良い雰囲気の中でゆったりしているかのように感じるかもしれないが、それは違う。私はかなり即物的な思考の人間だ。紅茶の目的は2つ、水分補給と口臭軽減。歯磨きはスキャン作業の後だから。さて自室にこもったらテーブルを出し、スキャナを出し、ノートパソコンと接続し、引き出しから昔のノートや紙片を出してスキャン開始。

スキャンするものにより苦労の種類は色々と違う。あるノートは綴じ部分のせいか、スキャナの蓋を閉める時にどうしても動いて画像が歪む。これを微妙に直したつもりが、また蓋を閉じる時に動く。また別のノートは細かいごみが出る。次のページも次のページもごみが出るので、いちいちガラス面を拭きながらのスキャンだ。

スキャンしながらノート等の中身もちらりと見るが、そこには色々なものがある。前からどこかにあったはずと思い続けてきたものが出てきたり、全然思ってもみなかったものが出てきたり。

私が子供の頃、小松左京原作のドラマが放送された。それを見た後で自分がノートに何か書いたのをこの年まで覚えていた。それが出てきた。以下の記述は子供の頃の私が書いたもので、その頃の私の認識力・判断力は良くなかったから、ドラマが伝えようとしていたことを曲解した部分があると思う。だから下に書かれたあらすじをそのまま信じてはいけない。日本語が一部変なのも子供の頃の私が書いたのをそのまま写している。

今日、小松左京原作 SF「終りなき負債」(TV)を見た。
子供の時、兄の計略で1度死んだ弟は、その父の莫大な借金によりアンドロイドとして生まれ変わる。だがロボットとしての3か条を背負ったまま、借金なども背負い、弟の負債な日々が続く。そのうちに自殺を決意するが、丈夫にできているアンドロイドはなかなか壊れない。だが1部が壊れ、ロボットとしての3か条が狂って、兄を道連れに電車に轢かれて死のうとする。だが電車が通過する直前に兄は逃げ、弟は電車に轢かれて手足がバラバラになる。線路上に立った兄は、自分がアンドロイドになったことを知る。すると、弟の首が笑い始める。笑いは次第に小さくなり、やがて首は冷たい表情になる。

さて、昔書いたあらすじがどこまで合っているのか。できればドラマそのものがネット上にあれば見たかったが。それはなかった。小松左京の原作を読めばある程度真実に近づけるが、ドラマは原作に忠実とは限らない。脚本家や演出家による変更があるはずだ。いま原作のあらすじをネットで調べたが、もしそのあらすじが正しければ、ドラマは原作から変えられている。やはりドラマそれ自体がなければ確認のしようがない。

・・・とまあ、こんな風に昔をほじくり返しつつひととき楽しめるのだから、少なくとも今の私にとってはこのスキャン作業は有意義ということか。

以上が、前からどこかにあったはずと思い続けてきたものが出てきた例。

全然思ってもみなかったものが出てきた例は、当時好きだった女の子にたいする自分の気持ちの強さを確かめるために毎日女の子の家の前を通って帰ったそうだ。そこまで好きだったかなあ、というのが現在の私の感想。中学時代に一緒に遊んだのも他人からひやかされたのも別の女の子だった。おかしいなあ。それと、その好きだったという女の子の家がどこにあるかはまったく記憶にない。本当に私はそんなことをしただろうか、と今でもちょっと疑っている。

私の机の右下には大きな引き出しがあって、その中がまるまる中学・高校時代の日記等保管場所になっている。いままで1ヶ月かけて、4分の1以上をスキャンした。引き続き残りを全部スキャンする予定だ。梅雨に入るとジメジメするし、それが過ぎると蒸し暑さが耐えられない季節になるだろう。その前に少しでも先まで終わらせたい。このスキャン作業を頑張っているから、他のこと、たとえばブログ記事の更新等はあまりできないでいる。

人それぞれに、その時頑張っている事柄は違うけれども、あなたにも、そして私にも、人の頑張りに好結果あれ!

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ぜんまい星人の思い出。そしてもっとありえない宇宙人 [  その他(補完計画)]

はるか昔、私が小さかった頃。その頃我が家には小さな白黒テレビしかなく、私自身が小さかったので記憶は断片的にしか残っていません。そんな時代に私はひとつのSFドラマを見た気がしていました。そのドラマには、普通ありえないような変な宇宙人が出てきました。

SF映画に出てくる宇宙人というと、タコみたいな火星人。そして人間型。他にも色々あるでしようが、わざわざ好き好んでぜんまい蕨みたいな形の宇宙人を創造する脚本家はいないと私は思うのです。山菜のぜんまいとか蕨、ご存じですよね。あのぜんまい。漢字で書くと草冠に、微生物の「微」に似た字を書くらしいです。

あんなのを宇宙人にする人がいるとは思えないから、ぜんまい星人は私の記憶違いかと、ずっと半信半疑でいました。それが先日、四時の悪魔という全然別の映画をネット検索している最中に、ぜんまい星人らしき画像が出てきたんです。飛びついて情報収集しましたよ。これが、私が小さい頃に見たSFドラマそのものでした。私の断片的な記憶では、ぜんまい星人が地球人に向かって喋るだけでなく、そのドラマのエンディングでは星雲が出てきました。このエンディングの星雲も今回見つけたドラマにありました。

人間、生きていると辛いことは確かに沢山ありまして、苦しみながら生きる時もありますが、それでも生きていると、こうやって何十年越しに昔の懐かしい記憶のシーンに出会えることもあります。それが理由で私は他人が自殺をしたいという話を聞くと反対します。人生は辛いことが多すぎるという意見を全部認めた上で、それは私も認めるが、それでも苦しみながら生きてゆこう。この先いつか懐かしい昔の思い出や、未来の良いことに出会えると信じて。ということです。

ところで、ありえない宇宙人という意味では、私はもっとありえない宇宙人を見た記憶があります。そっちも大昔のSFで、いかにもB級映画という感じで番組のラスト近くまで宇宙人の姿が現れず、やっとラストで現れたその宇宙人というかエイリアンは、なんと目玉焼きの姿をしていました。ぜんまい宇宙人もびっくりですが、目玉焼きエイリアンもびっくりです。主人公は崖っぷちかどこかに追い詰められ目玉焼きが迫ってきて絶体絶命(笑)なのですが、雨が降ってきたら目玉焼きの黄身がしぼんで、エイリアンは死んでしまいました。

どなたか、このB級映画(またはテレビドラマ)の目玉焼きエイリアンをご存じありませんか。人に勧められないようなB級作品ですが思い出となると話は別でして、おぼろげな記憶が実際にはどんな映画(ドラマ)だったのか見てみたいのです。

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昔のモンスターハンド [  その他(補完計画)]

大昔のおもちゃだ。当時モンスターハンドという名前のおもちゃだったかどうかはわからない。ネット検索したところ、同じようなおもちゃをモンスターハンドと呼んでいるサイトがあったので便宜上そう呼んでおく。

プラスチックで出来た手首で夜光塗料が塗ってあり緑色だったと思う。(当時夜光塗料も玩具的なものとして売っていたので、私が夜光塗料を買って自分で塗った可能性もあるが。)手のひら側に乾電池が入り、スイッチを入れるとモーター音と共に指が動き手が動くというもの。

私は子供の頃これを持っていた。長年てっきり「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965)が元ネタだと思っていたが、以前にネット検索していて「テラー博士の恐怖 Dr. Terror's House of Horro」(1965)を見つけた。私はこれこそ元ネタだと思ったが、今回The Crawling Hand(1963)を見つけた。今度こそ元ネタだろう。

ウィキペディアによるとThe Crawling Handでは
One by one, townsfolk are found mysteriously strangled to death.
一人また一人と手首に絞め殺されたらしい。そして
In the end, a heroic and hungry cat saves the rest of the town.
最後は猫に食われたんかよ!

と、ちょっと笑えた所で今日の本題に入ろう。手首の映画の情報はたくさん出てくるが、肝心の昔のおもちゃがネット検索しても出てこない。画像の1枚も見つからない。同様のおもちゃが現在売られているが、昔のとはデザインが違う。どなたか、この昔のおもちゃを知っている方はいらっしやらないだろうか。私のおぼろげな記憶を補うために、情報提供してはくださらないだろうか。

・・・と言いつつ、キーワードを変えて何度もネット検索していたら、やっとそれらしきものを発見した。
http://togetter.com/li/797384

私がもっていたのは、これだったのかもしれない。乾電池でなくぜんまい仕掛けだそうだ。

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シェリー(1957生のおばさん)の思い出 [  その他(補完計画)]

シェリーという有名人は何人かいます。私がこれから話すシェリーは、かなり昔の人です。「おじさん」である私よりも年上です。

先日の爆報THEフライデーでシェリーが出てきました。ウィキペディアで調べたら去年の5月に同様の放送があったことが書いてあり、今回の放送がSPなので、再放送的なものだったのかもしれません。

私個人にとってシェリーの思い出は、若い頃に買った分厚い「激写」に載っていたことです。こう書くと「たったそれだけなのか」と思われるかもしれません。でも、今回テレビ番組を調べて爆報THEフライデーの解説を読んだ時に「シェリー」と読んでピンと来たのだから、私にとってはひとつの大事な思い出なのです。

爆報THEフライデーは昔の映像をちょっとだけ見せてくれるので、私はそれを楽しみにチェックしています。これは女性タレントに限ったことでなく、たとえばゴレンジャーの中のキレンジャー2代目が出てきたこともありました。

おっと、話が逸れました。今回は昔を懐かしむ意味で画像をひとつ出します。

sherry1957.jpg

私は最近、若い子の写真に肌の露出が多いと、UPして大丈夫かどうか気にします。そしてまた、それに関係する問題や犯罪も多く報道されますから、規制が設けられ人々が気にするのは正しいとも思います。今回の写真(の中の16歳のほう)についても私は自分なりに考えました。当時シェリーは16歳。日本では女性は結婚ができる年齢。胸は見えずパンツは穿いていて、足を開くなどの変な格好もさせられていない。それで、これは大丈夫だろうと考えました。おヘソがちらりと見えてる?でもそれは、ちびまる子ちゃんの歌にもある位のものですから。

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大昔のスピーカーTechnics SB-5300 [  その他(補完計画)]

いま試しにネット画像検索してみましたが、こんな古くて巨大で重いスピーカーは今どきの流行りでもなければ関心事でもないとみえて、あまり情報がありませんでした。今回も記事のアクセス件数は伸び悩みそうですが、とにかく始めましょう。

私はヘッドホンを愛用する人間だったので、スピーカーはあまり使わずにたいてい仕舞いこんでいました。数年前から「自室地図」と称して室内のものを全部チェックしようとしているので、今回はスピーカーの写真を撮り、音を出してみようとしました。音のほうはアンプの接触不良等あってほんの少ししかできませんでしたが、写真は撮りました。

front1.jpgfront2.jpgrear.jpg
このスピーカーはカタログ等の記述によると1個20kgの重さです。1個20kgといえば、コンポーネントステレオの一部として売られていたスピーカー台SH-777の振動吸収効果の最大重量を超えていました。最大重量を超えるスピーカーボックスとのセットを平然と宣伝していたのだから困りものです。それだけならば、振動吸収効果は期待できないけれども台として使えたでしょう。ところが実際には振動吸収のための四隅のゴム製足のせいで、上のスピーカーを押すとぐらぐら動いて安定しなかったのです。結局このスピーカーに、セットのはずのスピーカー台は使えませんでした。
sh-777.jpg

このスピーカーはリニアフェイズを売りにしていました。ここでいうリニアフェイズとは、物理的にツイーターとウーファーのコーンの基部を揃えるというものです。ツイーターはウーファーよりも小さいから、基部を揃えるとツイーターのほうが後ろへ引っ込みます。その結果、このスピーカーボックスは前面の位置ががツイーターとウーファーとで異なる階段状の珍しい形状です。それが理由で、仕舞い込もうとした時に2つのスピーカーを縦に積み上げることはできません。

net.jpg
前面に張られている、スピーカーを保護し埃よけとなる布は、スピーカーによってはかなり丈夫な布のこともあったようですが、このスピーカーでは伸縮性のある華奢なネットです。たぶん、上記の階段のような形状にフィットさせるために伸縮性のあるネットになったのでしょうが、この華奢なネットは誤って何かをぶつけるとすぐに切れてしまいます。

mesu.jpgosu.jpg
前面のネットはプラスチックの骨組みに張られていて、ゴム製の吸盤みたいな形をした「メス」がスピーカー本体前面の四隅にあるプラスチック製の「オス」にくっつきます。ネットの上部は階段状の部分にかぶさる形状なので吸盤を取りにくく、ネットをスピーカー本体から取る時には下から先に外すと良いです。そのさい個人的には、ゴム製吸盤が「ペッ」という独特の音をたてるのが懐かしかったです。

もともと工場出荷時には、スピーカーボックスの背部以外の大部分を不織布の袋が包んでいたと記憶しています。不織布の袋の口にはゆるいゴムが付いていて、そのゆるいゴムがスピーカーボックス背部で不織布を少し絞るようにしてボックスを包んでいたと思います。でもこの不織布は日常の埃よけには使いにくくて、しばらくは保管していましたがそのうちに処分したようです。

tweeter.jpgtweeter2.jpglevel.jpg
このスピーカーのツイーターはたいした出力が出ず、ツイーターレベルのアッテネーターを減衰なしにしてようやくまともな出力だから、アッテネーターは不要なものでした。むしろ、もっと高音が出てほしいと感じました。

このスピーカーが出す音はおとなしく、クラシックのオーケストラ演奏には向いていてもポピュラー音楽の歌には不向きでした。説明書にある周波数特性を見ると低音から高音までが平坦だったと記憶しています。スピーカーによっては中高音にゆるやかな山があり、そういうほうがポピュラー音楽の歌には向いているのではないでしょうか。

ウーファーの直径は仕様では30cmでしたが、実際に測ってみたらコーンの直径はそれよりも小さくてがっかりしたのを覚えています。金属製のフレームまで含めたユニット全体の直径でようやく30cmくらいだったと思います。

私はこのスピーカーをあまり使いませんでしたが、たったひとつだけ、冨田勲の宇宙幻想をかけた時だけは面白かったです。冒頭でアンプのボリュームを上げるとウーファーのコーンが面白いように揺れたのが印象的で、この歳になるまで覚えています。そこで、今回はそれを再現しようと考えました。アンプの接触不良等で思うように音が出ず苦労しましたが、なんとか撮影できました。今回の再生はデジタル化したwavを使ったんですが、探したら以前に撮ったレコードのデジカメ写真があったので、まずは雰囲気作りに見てやってください。
cosmos.jpg

で、これが揺れるコーンです。ブチブチとひどいノイズが入るのでスピーカーには悪いことをしたと思っています。このノイズは動作不良のアンプから出ているものとレコードの溝に入ったごみによるものと両方あるようです。
woofer.mp4
動画ではわかりませんが、実際にはもっと面白かったです。この曲については冨田勲自身が「制作メモ」の中で「重低音による大地の揺らぎ」と書いています。で、再生してスピーカーから音を出すと、ちゃんと地響きがするんです。ウーファーが大きく振動し続けると、振動がスピーカーボックスから床へ伝わります。それが重低音とあいまって、まるで地響きです。こればかりは、いくら高性能でもヘッドホンでは再現できないと感じました。

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おじさんはVHS時代のOVAを思い出して懐かしい [  その他(補完計画)]

最近ふと、大昔の若い頃に見たOVAが懐かしくなった。VHSビデオテープ時代のOVAだ。

初めは、今でも自分が持っているVHSのOVAが何年にどういう経緯で作られたのか(たとえば原作は何か)、世間の評価はどうだったのかを知りたくなってウィキペディアで調べ始めたのがきっかけだった。昔の若い頃の私はそういう作品背景的なものに関心がなかったから、レコードでいう所のジャケ買いのようにしてOVAを選んでいた。だから今になって調べてみると、個人的にとても新鮮なんだ。

そうやって調べるうちに芋づる式にいろんなOVAの記憶が蘇ってきた。今はもうVHSビデオをもっていないが大昔に見たたくさんのOVAの記憶が。あるひとつのOVAのタイトルでネット検索するうちに、不意になぜか別のOVAが検索にひっかかって「これも昔見たぞ!」と思い出す。それを調べているうちに、そこからまた別のOVAが見つかる。自分は若い頃、無数のOVAを見ていたのかとさえ思えてきた。若かったんだなあ。

名前を忘れてしまったOVAを苦労して探し当てることもある。なんか異世界から魔道士らしき者が来て、それがこの世界の人間に取り憑く話があった。女の子とモンスターが融合してしまって、それを外道にも女の子ごと粉砕したかと思ったらそこから生命の再生を始めるというシーンがよほど印象的だったらしく、今でも覚えている。ぜひともそれが何というOVAだったかを知りたくなった。最初のうちは検索のしかたが悪くて見つからなかった。それは仕方ない。なにしろタイトルがわからずに魔道士だのOVAだの1980年代だのというキーワードで検索しても、1980に関係なく新しい魔道士や魔導士がヒットすることのほうがずっと多いのだから。でも私は、人生は諦めないのがコツだと知った。翌日も、その翌日も、他の作業をする合間に思い出しては検索してみた。するとある時、このOVAの感想を書いているサイトがヒットした。そこからタイトルがわかった。真魔神伝の、神の字の下に人が書いてあるのがタイトルだ。こうやって大昔のOVAの記憶をたぐり寄せることが、ますます有意義に思えてきた。

そして、過去に発売されたあらゆるOVAについての記事や感想がネット上にあることにも驚いた。人々は、まだ大昔のOVAを忘れていなかったのだ。私が見たOVAはすべて情報がネット上にあった。情報というのは、たとえばVHSビデオのパッケージ写真。これは貴重だ。はるか昔に見た覚えがあると感じた時の懐かしさといったら。ウィキペディアなどで作品背景を知ることもできる。時にはニコニコやFC2に大昔のVHSと思われる動画がUPされていることがある。FC2に、DVD化されていない作品に限って動画を出しているという人がいた。こういう人の厚意は有難い。

大昔のOVA探しは、たいてい楽しく、有意義だ。ひとつだけ、自分が昔と変わってしまったのを知ってちょっと淋しくなったことがある。若い頃は成年向け、つまりエッチ系のOVAもたくさん見たものだったが、今の私の年になると昔のように興味がもてない。情報を探す時点ではまだ楽しい。アダルトアニメという、言葉の響きからしてなんか背徳的で変態的な物の情報を探すのは、この年になってもドキドキする。でも情報が集まれば集まるほど、それに興味をもてない今の自分を思い知る。知れば知るほど、つまらなくなるんだ。もう年だから、しょうがないんだけどね。

最後に、今回の記事の題とは関係ないけれども最近のアニメについて。私はやっと、最近のアニメに「ついて行こう」とするのを諦めた。今まで10年か20年、諦めたつもりでも「ひょっとして昔のように夢中になれるアニメが出てくるのでは」と思ってはテレビの新番組をチェックしていた。そして実際に見てみて自分が時代についてゆけないことを思い知り視聴を中止。その繰り返しだった。この10月から始まるアニメもいちおうネットで調べたが、視聴予定はゼロ、なんにも見ないことになった。先月9月まではそれでも2つ見ていた。それらは偶然に見つけたもの。ひとつはスペースダンディ。私が見つけた時はすでに終わる頃だった。これは何とも形容しがたい不思議な話だが、制作サイドがその「なんだかわかんない世界」に全力投球で力を注いでいるのが見ていてわかる。だから作品としての完成度が高い。もうひとつはてーきゅうベストセレクション。これも別の意味で「なんだかわかんない世界」。5分間くらいの短い時間に度を越したギャグとそれへのツッコミが超高速で怒涛のように詰め込まれる。私は気づいたよ、今までの私は正統派SFロボットアニメで最近の作について行こうとしたから、ついて行けなかったんだと。私はもう、「なんだかわかんない世界」に逃げ込むしかないんだと。せっかくそれに気づいた時には、スペースダンディもてーきゅうも終わってしまった。急に生活にポッカリと穴があいたかのような気分だった。その心の穴を埋めようとしてVHS時代のOVAをがむしゃらに調べ始めたのかもしれない。あと、作品全体でなくてその中のたった1話がとびきりすごかったというのがある。モモキュンソードの第八話。この回は作品全体のストーリー進行には関係なく、ラストの盛り上がりの前に1回シリアスさ抜きで羽目を外しておく回。こういう「ラスト前の羽目外し」は昔からいろんなアニメにあったが、モモキュンの第八話はそんじょそこらの羽目外しではない。数十年前からアニメを見ていた私に言わせれば、10年にひとつ生まれるかという羽目外しの逸品。これを本放送時にリアルタイムで目にすることが出来た若者は、みずからの体験を誇りにして良いぞ。おバカ話もここまでやれば最高だ。でもそれらの番組が全部終わり、私は少なくともこれからの数ヶ月、アニメなしの生活となる。

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ニコニコのコメントをsrt字幕にする [  その他(補完計画)]

目次
1.経緯(長文)
2.ソースコードとビルドの方法
3.使い方




1.経緯(長文)
最近はニコニコにもご無沙汰だったが、昨日は久しぶりに見てみた。子供の頃に昼の映画番組か何かで見た覚えのあるアメリカ映画が、何年ネット検索しても見つからなくて、あまりの見つからなさに「あれはきっと映画じゃなくて単発テレビドラマだろう」と考えるようになった。映画ならばDVDにもなり話題にもなるが、B級単発ドラマだから発売もされず話題にならないんじゃないか。

ではどうするか。同じものを子供の頃に見た人は多いはず。早くからビデオデッキを持っていた人がニコニコあたりで公開しているかもしれない。こうして私は探したが、そんなに簡単に目的のものを探し出せるはずがなかった。そのかわりに、いろんな大昔のアメリカ動画がニコニコに出ているのを知った。すごいと思ったのは、字幕なしの英語動画にコメントで日本語字幕を付けている人がいることだった。

英語聞いて字幕が作れるほど聞き取れるのはすごいなあ。私なんかこの頃は、日本語でさえ言語障害を起こしているほどひどい。

で、その時にあることに気づいた。字幕を読もうとするんだが、他のコメントと混ざってどれが字幕だかわからない。コメントのうち字幕だけを取り出して表示できないかな。調べたら、ニコニコのコメントを再生するソフトがいくつか出回っているようだ。コメントはxmlファイルらしいので、その中身を編集してから再生ソフトで再生すれば可能に違いない。でも私はたまたま今ニコニコを見に来ただけで、今後もう見ないかもしれない。そのためだけに新しいソフトを入手して使い方をマスターするのは面倒だ。

次に私が考えたのが、字幕にしてしまう方法だった。コメントxmlのフォーマットを理解し、字幕ファイルsrtのフォーマットを理解すれば、変換が可能なんじゃないだろうか。ただし手作業でひとつひとつのコメントを取捨選択して書き直していたら気が狂いそうだ。プログラムに一括変換させる必要がある。

私は昨日の夕方からフォーマットを調べ始め、それからソースコードを書いて、デバッグして、このデバッグがなかなか終わらずに、ついに翌日つまり今日の午前3時になってしまった。ひどい人生送ってるよ。不摂生はもうやめないと。私はC++/CLIができないので、それならCの標準ライブラリ関数で書こうとしたが、ファイルサイズ取得にも数行を費やすことを知り、早々とギブアップ。また今回もC++とMFCに頼ってしまった。garbage collectionなんかないからdelete忘れてメモリリークを出しつつ午前3時まで頑張った。




2.ソースコードとビルドの方法
このブログはUPできるファイル形式が決められていて、実行可能ファイルやzipファイルはUPできない。だからソースコードを出すしかない。Microsoft Visual Studioをお持ちの方はそのままビルドできると思う。そうでなくてC系またはそれに似た言語ができる方は、ご面倒様だけれども私の書いた読みにくいコードを読んでご自分の言語に直せば使える。

言語はC++とMFC、プラットフォームはWindows、ビルドにはMicrosoft Visual Studio 2010を使用し、MFCアプリケーションとしてプロジェクトを作る。Unicode文字セットを使用しない設定にする。下記ソースコードは変換部分だけなので、プログラムが起動してから終了するまでの間のどこかでcomment2srt()を呼び出して使う。

テストに使ったニコニコのコメントxmlの詳細は割愛。つまり、どんな動画のコメントにも有効とは限らない。テストに使った再生ソフトはGOMPlayer。つまり、他の再生ソフトでもうまく行くとは限らない。

/*
xmlについて調査
<chat ... >text</chat>がひとつのコメント
...内のvposがコメント出現時間
...内のuser_idで個人を特定できる
textがコメント本文

vposについて調査
4:14 -> 秒に換算して100倍 -> 25400 = vpos
srtの時間書式はhh:mm:ss,xxx
vpos % 100 * 10 -> xxx
vpos / 100 = SEC
SEC % 60 -> ss
SEC / 60 = MIN
MIN % 60 -> mm
MIN / 60 -> hh

考慮すべきこと
<chat ... >text</chat>はvpos順ではない
画面右端から出てくる時間はわかるが、消える時間は自分で考えねばならない
消える時間よりも前に次の字幕が出たら、前の字幕は消さねばならない
もしも表示時間が重なっていると、先に表示された字幕が優先される
*/

//ニコニコのxmlから特定のユーザーのコメントだけを抽出してsrtに変換する
//プロジェクトの文字セットはUnicodeでなくマルチバイト文字セットにすること
struct vpos_comment{
 int vpos;
 char comment[400];
};
int compare(const void* vc1, const void* vc2){
 return ((*(vpos_comment**)vc1)->vpos - (*(vpos_comment**)vc2)->vpos);
}
void comment2srt()
{
 //以下、すべてのエラー処理を省略
 char* infile = "hogehoge.xml";//ここを実際のファイル名に変える
 char* outfile = "hogehoge.srt";//ここを実際のファイル名に変える
 char* the_user = "ABCDEFGHIJKLMN";//ここを実際のユーザーIDに変える

 //xmlをバッファに読み込む
 CStdioFile fi(infile, CFile::modeRead);
 CStdioFile fo(outfile, CFile::modeCreate | CFile::modeWrite);
 unsigned int inLen = (unsigned int)fi.GetLength();//ULONGLONG使うほどでかくないっしょ
 char* inBuffer = new char[inLen+1];
 fi.Read(inBuffer, inLen);

 //目的のuserだけvposとコメントを記録する
 inBuffer[inLen] = 0;//strstr()の検索末尾を作る
 char* searchPoint = inBuffer;
 vpos_comment* comments[1000];//コメントが1000以上あったらあかん
 int cp = 0;
 while((searchPoint = strstr(searchPoint, "<chat")) != NULL 
     && cp < 1000){
  //vposのほうがuser_idよりも先らしいが、そうでなくてもxml構文上は問題なく、
  //順番違ったらもうあかん
  searchPoint = strstr(searchPoint, "vpos=\"");
  searchPoint += 6;
  int vpos;
  sscanf(searchPoint, "%d", &vpos);
  searchPoint = strstr(searchPoint, "user_id=\"");
  searchPoint += 9;
  char user_id[40];
  sscanf(searchPoint, "%[^\"]", user_id);
  if(!strcmp(user_id, the_user)){
   vpos_comment* vc = new vpos_comment;
   vc->vpos = vpos;
   searchPoint = strstr(searchPoint, ">");
   searchPoint += 1;
   sscanf(searchPoint, "%[^<]", vc->comment);
   comments[cp++] = vc;
  }
 }

 //コメントをvpos順に並べ替える
 qsort(comments, cp, sizeof(vpos_comment*), compare);

 //srtを書き出す
 int number = 1;
 for(int i = 1; i <= cp; i++){
  int vpos = comments[i-1]->vpos;
  if(i == 1 || comments[i-2]->vpos != vpos){
   //同じ字幕開始時間が複数あっては駄目だから、ひとつにまとめる
   if(i > 1){
    fo.WriteString("\n");
   }
   char string[400];
   sprintf(string, "%d\n", number++);
   fo.WriteString(string);
   int xxx1 = vpos % 100 * 10;
   int sec = vpos / 100;
   int ss1 = sec % 60;
   int min = sec / 60;
   int mm1 = min % 60;
   int hh1 = min / 60;
   int end = vpos + 200;//字幕表示時間
   int j = i;
   while(j < cp && comments[j]->vpos == vpos){//もしも次のvposが同じならさらに先を見て
    j++;//これ以降で最初の異なるvposを見つける
   }
   if(j > i){//字幕が複数行なら
    end += (j - i) * 100;//読む時間を少し長く
   }
   if(i < cp && end + 30 > comments[j]->vpos){//でも次の字幕が始まってしまうなら
    end = comments[j]->vpos - 30;//その直前でやめておく
   }
   int xxx2 = end % 100 * 10;
   sec = end / 100;
   int ss2 = sec % 60;
   min = sec / 60;
   int mm2 = min % 60;
   int hh2 = min / 60;
   sprintf(string, "%02d:%02d:%02d,%03d --> %02d:%02d:%02d,%03d\n", 
        hh1, mm1, ss1, xxx1, hh2, mm2, ss2, xxx2);
   fo.WriteString(string);
  }
  fo.WriteString(comments[i-1]->comment);
  fo.WriteString("\n");
 }

 //後処理
 for(int i = 0; i < cp; i++){
  delete comments[i];
 }
 delete [] inBuffer;
 MessageBox(NULL, "動画を再生して必ず字幕の動作テストをするだす。"
   "srt内のどこか一箇所のテキストが長すぎても全体が文字化けするかもしれないだす。"
   "その時はsrtをテキストエディタで開いてそれらしき文字列を短くしては試して修正するだす。", 
   "大事なことだす", MB_OK | MB_ICONINFORMATION);
}





3.使い方
上のソースコードはファイル名指定のルーチンを省略しているので、実行前にファイル名部分をすぐ書き替えられるように、Microsoft Visual Studioを起動しておきそこから実行する。

コメントのxmlをプログラムの作業フォルダに入れる。
コメントのxmlをテキストエディタで開き、字幕を付けている人のuser_idを知る。
上のソースコードのinfileをxmlファイル名に変える。
outfileを、作成したいsrtファイル名(動画と同じ名前.srt)に変える。
the_userを、字幕を付けている人のuser_idに変える。
Microsoft Visual Studioから変換プログラムを実行する。

上のソースコードには一切のエラーチェックルーチンがないので、プログラム実行後は必ず結果を確認する。srtファイルはできているか。中身はちゃんと書き込まれているか。そして動画ファイルと同じ場所にsrtを入れてGOMPlayerで再生してみる。(GOMPlayerは字幕を表示する設定にしておく。)高い確率で文字化けの可能性があるが、その原因は一部のコメントが長すぎて字幕として対応できないことと思われる。文字化けの時はsrtをテキストエディタで開き、長いコメントを見つけ、短くしたり途中で改行したりと試す。どこが原因で文字化けしたかは試行錯誤しないとわからないので、慎重に1箇所ずつ変更しては動画を再生して結果を試すのが良い。

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頑張って書いたが相当な駄文になった [  その他(補完計画)]

歯茎に膿がたまり、おできになった。明日は歯医者の予約日だ。こういう時は落ち着かない。歯茎から膿が出ても死ぬわけじゃない。歯はぐらぐらしていない。でも半月も膿が出っぱなしだし、最悪の時は歯根治療だし、やはり落ち着かないのは事実だ。

それで、前から何度も書いているように、こういう時は「落ち着かないから何も手に付かない」ではなく、「こういう時だからこそ、とにかく何かをする」。私の場合、人生補完計画をする。

私の人生補完計画は色々あるが、現在「自室地図」という不思議な名前の作業が進行中だ。自分の部屋を地図にするといっても、本物の地図を描くのではない。自分の部屋の家具ごとに、そこに納めてあるものを再確認しメモする。なんでそんな事をするのか。自分の部屋といっても、意外とどこに何があるかを知らないものだ。普段よく使うものがある場所だけをよく知っていて、全然使わないものが入っている場所は一体何があったやら。そこで「自室地図」計画だ。もしも不要なものが出てきたら処分する。関連するものが複数の場所にあったら、ひとつにまとめる。そしてその場所をPCに打ち込み、今後は欲しいものがどこにあるのかすぐにわかるようにする。滅多に使わないから奥に仕舞い込んでいるものは、仕舞い込んでいるからこそ「ちょっと出したい」と思っても出てこない。これではさらに使わないことになる。そこで、たとえば本ならば、おもなページをデジカメで撮ってハードディスクに入れておく。自作デジタル書籍みたいなものだ。これで、奥から引っぱり出さなくてもPCの電源を入れれば用が済むかもしれない。PCに入れたなら元の本は処分する場合もある。それはその本による。デジタル化は万能じゃない。デジカメ撮影時に本のページが湾曲しているから文字が読みにくい。フラットベッドスキャナを使えばましだが、それをすると本の綴じしろは崩壊する。それに、デジカメもスキャナも、元の色や細部を忠実に再現するのは難しい。だから完全にテキストだけの本ならいいが、イラストそれもカラーイラストがあると、「写真に撮ったから元の本は捨てる」という気になれない。オリジナルに勝るものなし。

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NAPOLEXのTPH-100はもうボロボロだが、また聴いてみたい [  その他(補完計画)]

天袋の整理を終わらせた私は、自室の他の所も整理している。緑色の収納ボックスの中に、はるか昔からヘッドホンが入っているのは覚えていた。私が子どもの頃に、親に無理を言って買ってもらったステレオの一部だ。ONKYOみたいな有名会社ではなくて、たしかNAPOLEXという会社の製品だった。

今はインターネットという便利なものがあるので、早速調べてみた。そうしたらヘッドホンとは関係のない別の会社がヒットした。さらに調べたら、ヘッドホンを製造していたNAPOLEXはとっくに消滅していた。そりゃそうか。

私が子供の頃に愛聴したのはいわゆるクラウトロックだ。タンジェリン・ドリームが一番好きだった。だから、スピーカーをまったく使わずにもっぱらヘッドホンを愛用したと書いても不思議に思われないはずだ。それだけ私にとってNAPOLEXのTPH-100は大切で、毎日愛用した。それで、やがて問題が生じた。頭髪の整髪料のせいで頭を囲う部分の合成皮革と耳パッドが硬化した。耳パッドは整髪料や皮脂を吸って臭くなった。硬化したので耳にフィットせず、低音の再現に支障が出た。今回出してみると、耳パッドは左右から押されてお煎餅のようにぺしゃんこになっていた。
napolex1.jpg napolex2.jpg

子どものころ、一度スピーカーの蓋を開けたと記憶している。穴から入ったゴミの掃除のためだったかもしれない。中に普通のスピーカーの小さいのが入っていることがちょっと意外だった。蓋を閉める時にコードが以前より少し長く外へ出たから、右のコードの赤色は右スピーカーから出る部分が数センチほど、日に焼けずに鮮やかだ。

長く使ったから、プラグ部分は断線した。今回音がまだ出るかどうか試したところ、接触不良を起こしていた。プラグを回してみると、全然聞こえなかったのが左だけ聞こえたが、なかなか両耳聞こえる状態にならなかった。いつかまた使うならば、プラグ部分の接触不良は直す必要がある。

中高音の質は、今聴いても気に入った。いや、子供の頃に聴いた音質だからこそ懐かしくて気に入るのだろう。低音は、耳パッドを何とかしないと聴けない。でもいつの日か、またこのヘッドホンで音楽を聴いてみたいなあ。

今思えば、まだ売っているうちに予備の耳パッドを買っておくべきだった。この商品には白い耳パッドが1個だけ付属していた。それは未使用のまま今でもある。でも片側だけ耳パッドが新しくなっても、もう一方が「お煎餅」ではどうにもならない。
napolex3.jpg

TPH-100のデザインが2種類あるのをご存じだろうか。おそらく最初のデザインと思われるのは、頭を囲う部分の両端で金属棒を避けるようにそこだけスリットが入っている。私が買ったものにはそれがない。



追伸
いまネット検索をしていたら、あるサイトでTPH-100のことで「透明感はすごく良いのですがパンチ力は少ないです」と書いてあった。これを読んでハッと思い出したことがある。私は昔、このヘッドホンとTechnicsのスピーカーを持っていて、スピーカーのほうは滅多に使わなかった。つまり私にとっては音の出口は常にTPH-100だった。さて、あれは私がようやくシンセを買えた頃だから、大学生になってからだ。私はシーケンサーにある曲を打ち込んでシンセに演奏させ、ヘッドホンでモニターした。そうしたらフォルテとピアノがあまり違わない。それで私はシーケンサーに打ち込んだノートのデータを極端に変更して、ちゃんとフォルテはフォルテらしく聞こえるようにした。数日後、うちに友達が遊びに来た。私は自分が打ち込んだ曲を友達に聴いてもらおうとしたが、2人同時に聴くのだからヘッドホンは無理だ。珍しくスピーカーから音を出した。そしてフォルテの所にさしかかると、スピーカーから「ボン」と強烈なインパクトで音が出て友達はびっくりした。いや私もビックリした。ヘッドホンではこんなことにならない。つまりこのヘッドホンは、フォルテとピアノの違いがよくわからないんだ。いまネット上の書き込みを読んで、それを思い出した。あまり音圧がかかるのは鼓膜に良くないので、そうでないTPH-100は体には優しいかもしれないが、それでも人はパンチの効いた演奏を聴きたいこともある。そういう時にはTPH-100は不向きだった。

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人生補完計画は続く、続く。 [  その他(補完計画)]

去年天袋の整理をした時から、私の部屋には壁に沿って、ビニルに包まれた物体がいくつもあった。別に怪しい物じゃない。天袋から下ろしたまま、まだ整理しきれていない物だ。これの整理に日にちがかかる事がわかっていたから、埃がかぶらないようにビニルに包んでおいた。それが今では、ほとんど無くなっている。ある物はPC用に写真に収めてから天袋に上げ、別のある物は処分した。高校時代や大学時代の日記や詩は保管。はるか昔の沢山の少女漫画は処分。ときめきトゥナイトなどの時代のものだ。いまさらおじさんの私には用がないし、ネット上に何かUPしても果たして懐かしんでくれる人がどれほどいるだろうか。

私の人生補完計画は天袋整理ばかりやっているわけじゃない。アウトドア系の作業もある。私は子供の頃から同じ土地に住んでいるが、それにもかかわらず家の近所は昔とはがらりと変わった。私は、そんな変わってしまった土地でも、歩き回り、昔の面影を残す部分を探し出して写真やビデオに保存する作業をした。近所の家はほとんどが建て替えられた。しかし道路は変わらないし、地区によっては家の建て替えが少ない場所もある。小さい頃英語塾に通った道などが、そのまま残っている。それを写真やビデオに撮ってPCに保存し、コメントを付けた。けれども中には、どんなに探してももはや記憶の中にしかない情景というのもある。そうかと思うと、昔のアルバムの中に貴重な写真が残っている場合もある。文字通りセピア色に褪せた写真だ。近所の公園の砂場が、私が小さい頃のアルバムの写真とまったく同じものだと知って驚いたり、少し離れた遊び場だから子どもの頃に遊んではいないだろうと思っていたら、独特の形をした遊具を見て不意に思い出が蘇ってきたり。

さて、またインドアの話に戻る。ちょっと専門用語が出るのをご勘弁いただきたい。子どもの頃や若い頃の音楽(カセットテープ)と映像(VHSビデオ)のデジタル化は前からやっていたが、一通り終わったと思った後で不備が発覚。カセットテープは原因不明で0コンマ何秒か音が途切れたり、片方のチャンネルだけ音が小さかったり。VHSビデオテープは私にテレシネの知識がなかったせいでフレームレートを変更せずにエンコードしたらカクカクになったり。その膨大な量に最初私は、これらの不備を修正するのは不可能かと思った。でも私はこつこつと作業した。完璧は無理なので、妥協できる所は妥協し、そのさい後で後悔しないように明確な一線を引いてその一線を境にそれを超えた不備は直すという方法をとった。先日、音楽と映像のすべての再デジタル化を終了した。

デジタル化には苦労話がつきものだ。たとえばアニメだが、THEビッグオーというのがあった。多少アメリカンコミックを意識した雰囲気だから日本人一般の受けは微妙だったかもしれないが、私にはそれでも面白かった。私はVHSビデオからPC用のmp4を作った。元VHSにコピーガードはかかっていない。AviUtlを使った。本編は24fpsからのテレシネだがOPは30fpsらしいので、インターレース解除には自動フィールドシフトを使った。それだけでは不十分だった。本編は自動フィールドシフトの設定を「映画/アニメ」にしたが、OPはこれでは残像が気になった。THEビッグオーのOPは、ウルトラセブンOPを出来そこないにしたような動画だ。つまり画面をシルエットが動く。「映画/アニメ」の設定では、このシルエットの縁が動きにつれてぼやけてしまう。そこでOPだけ別プロファイルとし、「残像最小化」の設定を使った。これで、手持ちのVHSビデオの映像を保存するには満足のゆく出来になった。それならばさぞかし良い出来だろうと、人は思うだろう。ところが元であるVHSビデオに劣化があり、音声がモノラルになったりステレオになったり定まらない。そんな質のビデオでも、私は時間をかけて丁寧に保存した。mp4が出来上がった時は嬉しくて、OPの一部でもブログにUPしたかったが、私は心が疲れていてその気力が出なかった。

まだある。昔のスクラップブック。これも天袋にあるもので、以前に石野真子の雑誌切り抜きをUPしたあれだ。これを正式にデジタル化した。でもその時に思い知ったことがある。デジカメにせよスキャナにせよ、オリジナルをそのままにデジタル化するのは無理だ。皮肉なもので、将来的にオリジナルを処分しても良いようにとデジタル化をしたのに、その結果「オリジナルに勝るものなし」と思い知った。デジカメは写す角度を気をつけないと被写体が歪む。色も、私のCanonだと妙な現象があり、撮影前に液晶画面を見た時の色はオリジナルそのものなのに、撮影すると色が不必要に明るくなる。スキャナは、私のEpsonだと、同じ雑誌の連続したページを順次スキャンしたというのに、それぞれ明るさが違う。ガラス面の汚れも頻繁に気を付けたほうがよさそうだ。そろそろ画像が出るので書いておくが、今回はMicrosoft Office Picture Managerで簡単に縮小したので新聞雑誌のモアレは全然除去されていない。スクラップブックに切り抜きを収めたのは私が若い頃だから、漫画とか女の子の写真とかが比較的多い。でも最初に紹介するこれは、ただ単に女の子ではなくて、とても良い事を言っている。
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「身長マイナス11cmは目の高さです。頭から叱らないで子供の目の高さで話してみませんか?」こういう事が言われ始めたのは昭和のある時期ではなかっただろうか。子供と話す時は目の高さで。そして頭の中も子供の目線(頭の中)まで大人が下りて行って話してやる。さて、スクラップブックの切り抜きに漫画や女の子が多いといっても、それだけではない。たとえばこれ。
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実際には一戸建て住宅の販売広告に過ぎないが、若かった私はそこに幻を見た。大きく膨らむ夢夢夢、とか、歌が聞こえてくる気がする。
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このイラストは電話ボックスで話をする女子高生か。その電話ボックスは宇宙に浮いている。話の相手は友達か彼氏か。宇宙に浮いちゃうほど楽しい話なんだ。昭和の幻想だな。次。週刊少年ジャンプのはるか昔のコーナーらしい。
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ミスJBSジャパン。おニャン子クラブの時代らしい。初めは全ページUPしようと思ったが、そこまでするほどの物ではないから思いとどまった。次。
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知美ちゃんって誰だ。ええ?西村知美?
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こういうのもあるが、いまさら石野真子ってのもなあ。
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こういうのもあるが、いまさら伊藤つかさってのもなあ。
そしてフジテレビタレント育成講座。当時の私は何でもありだったらしい。
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雑誌のイラストや広告の写真が何となく芸術的というのにも結構引かれた。
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こういうのって、なんかいいなあ。
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これはまた別の感覚でいいなあ。
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こういうのも私は好きだ。でも私は味の素の回し者ではない。

個人的な日記や詩やスケッチは記事にできないので、そういうものが発掘された時はブログ記事にならない。でも実際には私の人生補完計画はどんどん続いているし、これからも続く。また何か記事にできる時が来るだろう。

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福島原町無線塔解体の新聞記事が出てきた [  その他(補完計画)]

みなさまこんにちは。個人的事情からあまり元気のない私ではありますが、少しずつ何か書いてゆこうと思っています。こういう時こそ意識して色々な作業をせよというのが私の持論でして、そのことは以前にも書いたと思います。つまり、元気がないから何もする気がしないと言って何もしないと、人生が無駄になってしまいます。元気がなくてもそれを押して何かしていれば、後で振り返った時、少なくともその何かした部分だけは有意義な人生だったことになります。

ここ数日は、若いころに新聞や雑誌の切り抜きを溜めたスクラップブックをフラットベッドスキャナでデジタル化しました。そのさいに、福島原町無線塔の解体が決まった時の新聞記事が出てきました。私は生まれも育ちも福島ではなく、この無線塔を実際に見たことはありません。ただ、若いころの私はこの記事を読んで無線塔の解体を残念に思い、記事を取っておきたくなったのです。

原町というのは、ウィキペディアによると今では南相馬市の一部になっているそうです。原町無線塔は大正10年完成、高さおよそ200メートルで、当時は東洋一の高さを誇ったそうです。長波ラジオ全盛の時代は原町無線塔の栄光の時代でもありました。しかし時代が移り変わり、無線塔として使われなくなっただけでなくコンクリート片が落ちてくる危険な状態に。やむをえず1982年に解体されました。私がもっている新聞記事は1981年、解体工事が始まった頃のものです。

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原町(解体当時は原町市)で生まれ育った人々にとって無線塔は大事なシンボルだったようで、その解体はあまりに残念だったのでしょう。ウィキペディアによると、人々の要望により10分の1スケールの「憶・原町無線塔」が建てられたそうです。ネット検索すると無線塔を紹介するサイトも見つかります。

偶然にスクラップブックから記事が出てきたのも何かの縁。今夜私は福島の地を思いつつ眠ることにします。

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スカパーで昔の思い出を補完する、その厳しい現実 [  その他(補完計画)]

私のように昔のカセットテープやビデオテープをPCで鑑賞できるようにしていると、懐かしいけれども手元にないものがある。たとえば気に入った番組のテーマ曲をカセットテープに録音したが、当時はまだビデオテープがなかったので映像はないという場合。あるいは、カセットやビデオを扱いながら、そこにないけれども昔見た懐かしい番組をふと思い出した場合。そういうものは、時としてスカパー放送で見られるチャンスがある。たとえば、もう半年ほど前になってしまったが、どこかのチャンネルで「おもちゃ屋ケンちゃん」などのケンちゃんシリーズを再放送していた。これは貴重だった。あるいは、必殺シリーズ。これは人気があるからか、待っていると次々に再放送してくれる。今はついに「必殺仕事人III」が再放送中だ。

そういうチャンスに巡り合うととても有難く感じるものだが、世の中いつもうまい具合に行くとは限らない。今度は、その厳しい現実を挙げよう。

大江戸捜査網。私のカセットテープの中に、エンディング曲のひとつ「燃えよ夕陽」がある。これは第3シリーズのうち#306から#408までに使われた。そしてスカパーで現在、この「大江戸捜査網」第3シリーズが再放送中だ。私はホームドラマチャンネルで#306が放送されるのを心待ちにしていた。何ヶ月も待った。そしてついに#306の時が来た。もちろん私は視聴契約し、録画した。ところが、エンディング曲が違う。なぜだ。調べてみた。

ホームドラマチャンネルで
#312甦えった魂なき殺人者
となっているのは、ウィキペディアで第3シリーズの
第208話「甦えった魂なき殺人者」
となっている。これはつまりウィキペディアは第3シリーズだけで話数をカウントしているがホームドラマチャンネルは第1シリーズ52話と第2シリーズ52話も全部カウントしているからだ。

「燃えよ夕陽」のあるウィキペディアでの306話以降は、ホームドラマチャンネルでの#410に相当する。ところが!ホームドラマチャンネルのHPには「全409話」と書かれているではないか。つまり何の因果か「燃えよ夕陽」の直前で放送終了予定だ。これが、世の中うまく行くとは限らないという厳しい現実だ。

大江戸捜査網の場合は、まだ望みがある。というのは、「大江戸捜査網DVDコレクション」というのが発売され始めたからだ。全75号、各号に4話収録。第1号である2014年1月19日号には、第3シリーズから#1-#4が収録されている。果たして、待っていれば#306以降も収録されるのだろうか。そしてまた、DVDにはエンディング曲も収録されているのだろうか。

「エンディング曲も収録されているのだろうか」を読んで「それは当たり前だろう」と思う方は、まだ厳しい現実をご存じない。次は、その話に移ろう。

大岡越前。現在スカパーで第1部、第2部、第3部を再放送中。本放送時私は子供だったので、ストーリーをいちいち覚えてはいない。むしろ時代劇好きの父がテレビを見ていたその横でゴロゴロしながら過ごしたのが私の思い出で、その意味で中身よりもオープニングとエンディングに興味がある。スカパーで再放送中と知り、私は視聴契約して録画した。それを見てびっくり。オープニングとエンディングが無残にカットされている。そのカットのされ方がすごい。オープニング曲は一応始まる。でもそのうちに「つながりが変じゃないか」という部分があり、「画面の移り変わりも妙に速くないか」と思っていると、突然明らかな編集があり唐突に曲が終わる。それが顕著で情けない有様なのがエンディングだ。ここまでやるかという状態だ。

私は初め、自分が録画した回が何かの事情でそうなったのかと思った。ところが毎週同じ有様、そして第1部、第2部、第3部のすべてが同じ有様だった。そう、これが厳しい現実だ。

私の残念な思い出という意味では、他にも厳しい現実はたくさんある。少し前までスカパーで放送されていた「特別機動捜査隊」。この番組は長年放送されたのでオープニングとエンディングはそれぞれいくつかあり、私のカセットテープの中にそのひとつがある。私はカセットテープに録音した曲の、映像が見たい。偶然にもネット上に、私がもっている曲のアレンジ違い版があった。それの本放送年は特定できた。そこから考えて、私がもっている曲は特別機動捜査隊の長い放送の中でも最後の方だと推定できた。私はスカパーの再放送がそこまで来るのをひたすら待つことにした。そうしたら、突然放送が終わってしまった!

さらに、一度見逃したら二度とチャンスはないかもしれないという厳しい現実。「柳生一族の陰謀」テレビドラマ版。これは以前にスカバーで放送された。そして私はそれを録画した!「それならなぜ『厳しい現実』なんだ」と思う方、話はこれからだ。私が見たいのは烏丸少将文麿と十兵衛が最初に刃を交えるシーンだった。ここには思い出がある。例によって時代劇をテレビで見ていたのは私の父で、私はその傍でゴロゴロしていた。テレビ画面にはなよなよとした公家が映っていたので、子供だった私は「この敵はすごく弱いじゃないか」というような独り言を言った。すると父が「こいつは本当は強いんだ。見ていてごらん」と言った。それが今でも思い出になっている。私はそれを録画したかった。さて、ある日録画したものをチェックしたところ、次回予告でついに烏丸少将が出るとわかった。よし、次も絶対に録画するぞと思いつつ、今見ている録画は要らないので消した。この時点で気づいた方もいるだろう。そう、このスカパー放送は2話連続だったのだーーー!もしも私が早々と消去せずに録画の最後まで確認していたら、そこには烏丸少将が映っていたはずなのだ。私はその後、ずっと東映チャンネルをチェックし続けている。「柳生一族の陰謀」はその後劇場版が繰り返し放送されたが、テレビドラマ版のほうは放送されない。

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陸上自衛隊第二師団謹製湯呑 [  その他(補完計画)]

今日は珍しいものを紹介します。陸上自衛隊第二師団謹製湯呑らしいです。「自衛隊」と「湯呑」のミスマッチが興味深いです。防衛「庁」時代のものです。
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裏には第二師団とあります。
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私は軍事マニアではなく、たまたま所持しているものを出せるだけです。後は便箋、とは呼ばないのでしょうが、とにかくこういう紙があります。これも防衛「庁」時代のものです。
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自室最後の秘境、天袋の右半分 [  その他(補完計画)]

私のブログにはたまに、天袋がどうのという記述がある。まるでドラえもんのポケットみたいに何やら色々(昔の物が)出てくる場所だったが、ついにその秘境も今回の整理整頓で全部明らかになりつつある。

この右半分から出てきたものはいずれブログ記事にするつもりだが、まずは残念ながら「出てこなかった」物のほうから書き始める事をお許し願いたい。書かないでいられないほど、私にとっては残念だったという事だ。

まずはこのブログで何度も書いた「時空の龍騎兵リバーサー」。私はあれを捨てるはずがないと思って最後の最後まで望みを捨てなかったが、とうとう出てこなかった。天袋の左半分に続いて右半分にもないとなると、もうどこにもないと認めるしかない。

PC-9801ソフトのフロッピーのエンベロープ。私の性格からして、あれを捨てるはずがない。FD複数枚のソフトでエンベロープを全部取っておく事はないが、普通と違うデザインのエンベロープは各ソフト1枚ずつ必ず保存してある。と、今でも思っている。でももう探す場所がない。信じられないが、あれもないと認めるしかない。

以前に記事にした捜索願の映画。それのテレビ放送時の新聞テレビ欄の解説を私は切り抜いて保存していた。それさえあれば当時の邦題がわかる。そうすればネットで探せる。今回私は小さい頃の思い出の品が入っている箱を隅から隅まで探したが、見つからなかった。

さて、それでは「出てきたもの」のほうを列挙しよう。個人的な思い出の品はもちろん省略する。ブログ記事を読む人がひょっとすると(世代や趣味が合えば)懐かしく思うかもしれない品に限ろう。

大阪万博のパンフレットと当時の雑誌。私にとってもっとも古い記憶の部類だ。もうちょい昔にも私はすでに生まれていたが、記憶の断片があるのはこの時代からだ。

国立科学博物館のアロザウルスの写真とパンフレット。今どきアロザウルス程度が出て来たって子供たちはつまらない顔をするに決まっているが、当時は事情が違った。そういう時代のもの。

国立科学博物館の月の石特別展。私はこれの記憶がないに等しいのだが、今回パンフレットを見たら、なんと大阪万博より1年前ではないか。

国立科学博物館で買ってきた冊子。ソビエトの恐竜展。タルボサウルスがこの時に来たようだ。化石と進化。博物館の売店で売っていたのだろうか?日本人類史展。恥ずかしながらまったく記憶になく冊子だけが手元にある。中国の恐竜展。いま見つけた所(美術書の間に紛れていた!)なので、まだ中身確認せず。

学研の科学。これは人によって買った年が違い、年によって冊子も付録も違うから、うまく私と同じ年に買った人だけが懐かしいという事になる。いまネット検索したら、いくつものサイトで学研の科学の付録を紹介している。学研が保存版も出しているのでそれを買うという手もあるが、本全体の中で自分の持っていた付録を紹介するページがほんの少しというのが二の足を踏ませる。ここはやはり、昔の物を今も持っている人々が情報をネットに掲載して、どの年に買った人もどこかのサイトで付録を懐かしく見られると良いなあ。

その他、色々な本。いちばんいいかげんな、じゃなかった、いちばんくわしい日本妖怪図鑑とか。私は「びろーん」という妖怪が本当に伝承として存在すると、ずっと信じていたよ。最近ブログ記事にしているシンセサイザーの本も出てきた。みんなのうた楽譜。絶版になる前に書店で注文したのが4冊。小学館や保育社の図鑑も結構たくさんある。

美術書もたくさん出てきたが、ファン・アイクやルノワールの絵をいちいちブログ記事にする必要はないからこれは出さない。いくぶんマイナーなヴァザルリやヴンダーリッヒだってインターネットで絵画が見られるからこれも出さない。

現在、これらの品物をデジカメで撮りつつ天袋に戻している。なんで写真なんか撮るのかって?今まで天袋の整理とか本の虫干しとかした時は、不要になった品を処分して残りを天袋に戻すだけだった。その結果、数年も経つと天袋に何が入っているか忘れて天袋は「秘境」と化し、「時空の龍騎兵リバーサー」は必ずあると信じ込む始末。天袋に何が入っているかは把握したほうがいい。昔ならば紙に品物リストを書くところだが、デジタル写真をいくらでも撮ったり消したりできる現代は、やはり写真のほうが視覚的にわかりやすい。

ただし、ちょっと欲を出してしまった。本ならば表紙の写真だけでなく中身の思い出深い部分も撮っておこうなんて考えたものだから、時間がかかっている。週末など自由時間を使って全部の書籍を撮影するには10月半ばまでかかりそうだ。写真を撮って整理が終わった書籍から順にブログ記事にしてゆこうと思っている。

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Tangerine Dreamの1977年までの作品年表(Tree,Leaves,ようつべ含む) [  その他(補完計画)]

1977年までのTangerine Tree/Leavesを調べてみた。なぜ1977年までかは、私以外の方は感覚が異なるので不思議かもしれない。これはEncoreが発表された年だ。私の個人的な感覚で、初期タンジェリンの雰囲気が残っていた最後の年。世の中はなんというか、ニューウェイヴというのか、だんだんポップになっていった。タンジェリンも時代の波に乗って変化し、不器用な私は取り残された。

私は、古い音楽は自分が赤ん坊の頃や生まれる前まで遡っても耐えられる。たとえばサイケというのは言葉しか知らずにこの年まで来たが、いざ聴いてみると共感がもてる。でも新しいほうはだめだ。それで、この調査は古いぶんには制限を設けず、新しいほうは1977年までとし、1978年以降は実際の音がどんなかを確認せずに切り捨てている。

初めはTangerine Tree/Leavesの調査だけをするつもりだったが、ネット上の動画には他にも貴重なものがあり(Tree/Leavesは音声のみで映像がない)、それらも加えて年表にしたらどうかと考えた。そこまで行ったら、いっそのこと公式にリリースされたレコードも書き足そうということになり、結局Tangerine Dreamの作品年表になった。調査するうちにTangerine Dream結成前のEdgar Froeseの作品も出てきてしまい、本来それはTangerine Dreamの年表には載らないはずのものだが、私個人の必要により加えた。ただしT.D.結成後のEdgar Froeseのソロ・アルバムは加えていない。そこまですると、T.D.の他のメンバーのソロ・アルバムまで加えることになり煩雑になるから。

年表だから時系列に沿って年ごとに作品を列挙しているが、同じ年の作品同士は年月日の順ではなく、当時リリースされたレコード、Tree、Leaves、その他(ネット上の動画のほか、音源が1977年までに商品化されず後年になってやっとリリースされたレコード/CDを含む)の順になっている。Tangerine Tree/Leavesについては、これを書いた時点で参照できるサイトがある場合にメモしたが、「その他」についてはすでに私が作業に疲れてしまいそこまで出来なくなっていたので(こういう動画があるという)結果だけを記述し、その所在は書いていない。

追記。ひょっとしたら思っていたが、元の原稿(Word文書)にあったインデントがUPする時点で全部消えた!読みにくくなってしまった。でも私はもう、これだけの物を調べるのに疲れ果ててしまい、全部チェックしてblockquote等を付ける気力が全然残っていない。いやそれ以前に左腕の筋肉疲労が限界だ(馬鹿な事に肘を浮かせたまま何時間もキーボードを打っていた)。このままUPする事を許してほしい。






目次
Ⅰ.Tangerine Dream(一部T.D.結成前のEdgar Froeseも含む)の1977年までの作品年表
Ⅱ.Tree/Leavesのうち内容が多くの年にまたがっているものと、Tree/Leaves以外で多くの年にまたがる内容の動画(個々の曲をⅠの各年に組み込み済み)






Ⅰ.Tangerine Dream(一部T.D.結成前のEdgar Froeseも含む)の1977年までの作品年表



1967年
Lady Greengrass / Love Of Mine (Tangerine Dream結成以前にEdgar FroeseがThe Onesというバンドで演奏したシングルレコード)

1968年
Tree 59: Essen 1968 (?), Ossiach 1971
ttp://musicmp3spb.org/artist/tangerine_dream.html 以下Treeは同じ
or
ttp://www.filecrop.com/Tangerine-Tree.html (一部だけ有)
Note: The date 1968 of origin is not confirmed, it is even unsure whether it is really a Tangerine Dream performance!
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にSing This All Togetherあり(テレビ放送の録画から音声を抜き出したもの; 映像あり、下を見よ)
Sing This All Together (1968) (ドイツのテレビ番組録画らしい)

1969年
Tree 36: Assorted Secretsの中にUnderground End Titlesあり (The OnesとTangerine Dreamの間にEdgar Froeseが関わったビデオと思われる)
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にBath Tube Sessionあり(テレビ放送の録画から音声を抜き出したもの; 映像あり、下を見よ)
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にUnderground Suiteあり (Tangerine Tree Vol.36のUnderground End Titlesを含む)
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にDemonstration Within Limitsあり(テレビ放送の録画から音声を抜き出したもの。騒音と終わりが一致; 映像あり、下を見よ)
Rockpalast: Die Deutschrock-Nacht にBath Tube Sessionあり
Demonstration Within Limits (1969) (ドイツのテレビ番組内の演奏)

1970年
Electronic Meditation (LP)
Tree 36: Assorted Secretsの中にUltima Thule Improvisationあり

1971年
Alpha Centauri (LP)
Ultima Thule (Single)
Oszillator Planet Concert ("Ossiach Live"(LP)収録; Tangerine Tree Vol.59再収録)
Tree 59: Essen 1968 (?), Ossiach 1971
Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981の中にVampiraあり(単発テレビドラマのサウンドトラック)
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にOssiach Lake, Part Oneあり(テレビ放送の録画から音声を抜き出したものと思われる; 映像あり、下を見よ)
Leaves 36: Frankfurt 1971 ttp://www.youtube.com/watch?v=gwhpqqqXSY8
Rockpalast: Die Deutschrock-Nacht にOssiach Lakeあり
Rockpalast: Die Deutschrock-NachtにRicochet 1あり (Fly and Collision of Comas Sola (1971)の間違いとネット上の指摘あり)

1972年
Zeit (LP)
Tree 36: Assorted Secretsの中にGeradeaus bis zum Morgen End Titlesあり (1972; 映画のサウンドトラック、リリースされなかった)
Tree 52: Cologne 1972
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にGeradeaus bis zum Morgenあり(1972; 映画のサウンドトラック、リリースされなかった; Tree 36のG.b.z.M.を含む)
Tree 36のG.b.z.M.とはピッチが異なる

1973年
Atem (LP)
Tree 23: Berlin 1973
Tree 41: Space Is The Placeの中にLes Ponts de Cé 73, Part Two [Titled Black Sun] (already released on Tangerine Leaves Vol.17)あり
Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981の中にEin für Allemalあり (映画のサウンドトラック)
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にEin für Allemal Suiteあり(映画のサウンドトラック; Tree 71のEin für Allemalを含む)
Leaves 17: Les Ponts de Cé 1973
ttp://www.youtube.com/watch?v=hD6MDAzC0mk (part 1)
ttp://www.youtube.com/watch?v=rSRj9uK2-gA (part 2)
ttp://www.youtube.com/watch?v=VGKK0TJsKdk (part 3)
Leaves 73: Saint Ouen 1973 ttp://www.kaosradioaustin.org/node/47490
Green Desert (LP; re-mixed 1984)
Tangerine Dream 1973およびTangerine Dream - Paris 1973

1974年
Phaedra (LP)
Tree 2: Sheffield 1974
Tree 30: Reims 1974
Tree 41: Space Is The Placeの中にOedipus Tyrannus全曲あり ("V"収録版は"V"発売年の1975となっているが、こちらは創作年1974; 1975年も見よ)
Tree 41: Space Is The Placeの中にBradford 74 [Titled Crimson Moon]あり
Tree 41: Space Is The Placeの中にWest Berlin 74 [Titled Magnetic Winds]あり
Leaves 47: Bradford 1974
Leaves 49: A Blast From The Pastの中にBerlin 74あり
Leaves 52: Glasgow 1974

1975年
Rubycon (LP)
Ricochet (LP)
Oedipus Tyrannus Overture ("V"(LP)収録; Tangerine Tree Vol.41再収録(1974年を見よ))
Tree 7: Croydon 1975
Tree 9: London 1975
Tree 22: Orange 1975
Tree 41: Space Is The Placeの中にBirmingham 75, Part One [Titled Mellowtronic]あり
Tree 41: Space Is The Placeの中にPerihelionあり
Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981の中にBirmingham 75, Part Three [Titled Digbeth]あり
Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981の中にHere Comes The Loopあり
Tree 77: Melbourne 1975
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にCoventry 4 Oct. 1975 Excerptあり (45秒の短い音声だが、テレビ番組で流れたレコード版のRicochetとは違う)
Leaves 3: York 1975
Leaves 6: Coventry 1975
Leaves 15: Liverpool 1975
Leaves 20: Adelaide 1975 ttp://www.youtube.com/watch?v=WVYk5qCc9OI (part 1のみ)
Leaves 38: Manchester 1975
ttp://www.youtube.com/watch?v=x1ww8M_8fKc
or
ttp://www.youtube.com/watch?v=3BPND7qg3BU (部分)
Leaves 49: A Blast From The Pastの中にBristol 75あり
Leaves 49: A Blast From The Pastの中にBirmingham 75, Part Twoあり
Leaves 49: A Blast From The Pastの中にAylesbury 75あり
Leaves 66: Triple Orange Juiceの中にBordeaux 75あり
Leaves 67: Reims 1975
Leaves 70: Paris 1975
Leaves 81: Glasgow 1975
Tangerine Dream - Friars Vale Hall 1975
Coventry 1975 (テレビ番組の録画だが、音声はRicochetのレコードを使っている)
ttp://www.youtube.com/watch?v=gGHyPgkMMUQ "Music from the album RICOCHET on Virgin Records"と字幕が出る
or
ttp://www.youtube.com/watch?v=bGByDwiiECw "Music from the album RICOCHET on Virgin Records"と字幕が出る
or
ttp://www.youtube.com/watch?v=6EUfdxYAKXU "Music from the album RICOCHET on Virgin Records" + 冒頭に関係ない音が流れて驚く

1976年
Stratosfear (LP)
Tree 1: Nottingham 1976
Tree 6: Bilbao 1976
Tree 8: Berlin 1976
Tree 13: Germany 1976
Tree 19: Paris 1976
Tree 27: Brussels 1976
Tree 31: Brussels 1976
Tree 34: London 1976
Tree 36: Assorted Secretsの中にSignale aus der Schwaebischen Straßeあり
演奏とインタビューを含むテレビ番組から演奏だけを抜き出し編集している。なぜか番組の真ん中あたりの演奏から始まり、その後に番組の最初のほうの演奏をつなぎ、その後に番組の最後のほうの演奏をつなぎ、最後に番組末尾でタンジェリンのメンバーが劇風に演じている場面の音声も付けている。順番が滅茶苦茶なだけでなく、最後の劇風の部分は映像がないと意味がわからない。映像つきノーカットで動画あり。下を見よ。
Tree 41: Space Is The Placeの中にBrighton 76, Part Two [Titled Echodrive Galaxy]あり
Tree 41: Space Is The Placeの中にHannover 76, Part Four [Titled Shadowplay]あり
Tree 45: Düsseldorf 1976
Tree 47: Manchester 1976
Tree 55: Amsterdam 1976
Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981の中にBrighton 76, Part One [Titled Stormbringer]あり
Tree 81: Brighton 1976
Leaves 16: Portsmouth 1976
Leaves 18: Birmingham 1976
Leaves 23: Croydon 1976
Leaves 40: Mainz 1976
Leaves 46: Munich 1976
Leaves 62: Leeds 1976
Leaves 64: Hannover 1976
Leaves 66: Triple Orange Juiceの中にManchester 76あり
Leaves 66: Triple Orange Juiceの中にEdinburgh 76あり
Leaves 68: Paris 1976
Leaves 87: Barcelona 1976
ttp://www.youtube.com/watch?v=KzHREf6O-v0 (part 1)
ttp://www.youtube.com/watch?v=uyOZb_2mNG4 (part 2) (part 3からpart 5までなし)
Rockpalast: Die Deutschrock-NachtにBarockとBarock 3あり
BarockはTree 41: Space Is The PlaceのOedipus Tyrannus Baroqueとは別の曲(そもそもタイトルBarockは番組内の字幕として出ない)
Tangerine Dream. Signale aus der Schwäbischen Strasse (ドイツのテレビ番組録画、インタビュー等と演奏)
Soundmill Navigator (Live at the Philharmonics, 1976; CD Released:2000)

1977年
Encore (LP)
Sorcerer (LP; 映画のサウンドトラック)
Tree 4: Washington 1977
Tree 18: Montreal 1977
Tree 25: Detroit 1977
Tree 39: Seattle 1977
Tree 66: Santa Monica 1977
Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981の中にMonolight [1977 live version]あり
Leaves 21: Milwaukee 1977
Leaves 32: Quebec 1977
Leaves 55: New York 1977
Leaves 57: Toronto 1977
Leaves 85: Cleveland 1977
Leaves 91: Chicago 1977

年号不詳
Tree 51: On Air
タンジェリン・ドリームのメンバーの言葉。全50件。収録年まったく不明。






Ⅱ.Tree/Leavesのうち内容が多くの年にまたがっているものと、Tree/Leaves以外で多くの年にまたがる内容の動画



Tree 36: Assorted Secrets
どうやら年代順に並んでいると思われる。1977年までは1.から4.まで。
1. Underground End Titles (1969)
The track "Underground End Titles" was taken from the German video "Auf Scheisser schießt man nicht" (aka "Underground"), starring Edgar Froese among other mostly unknown actors. It is a strange, quite anarchic movie, and the music for this film was supplied by the so-called 'Tangerine Dream Band'. This is most probably one of the short-lived predecessors of Tangerine Dream that Edgar Froese founded after he had left The Ones. The line-up of this band during the soundtrack recording is unknown.
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にUnderground Suiteあり
2. Ultima Thule Improvisation (1970)
Ultima Thule Improvisation was taken from a radio broadcast in 1970; the line-up might be Froese/Schulze/Schnitzler. Geradeaus bis zum Morgen is an excerpt of the unreleased soundtrack for the German movie of the same name, dating from 1972 (probably performed by Froese/Franke/Baumann). Signale aus der Schwaebischen Straße is a 15 minute long remastered medley from the German name-sake video, performed by Froese/Franke/Baumann.
3. Geradeaus bis zum Morgen End Titles (1972; 映画のサウンドトラック、リリースされなかった)
This is an excerpt from the unreleased soundtrack from the German movie of the same name.
Tree 88: Assorted Secrets 5の中にGeradeaus bis zum Morgenあり、Tree 36のG.b.z.M.とはピッチが異なる
4. Signale aus der Schwaebischen Straße (1976)
This is a medley compiled from several parts of the German name-sake TV documentation about Tangerine Dream, broadcast on May 23th, 1976.

Tree 41: Space Is The Place
年代順には並んでいないようだ。
1. Overture (from Oedipus Tyrannus ; 1974)
2. Zeus (from Oedipus Tyrannus ; 1974)
3. Baroque (from Oedipus Tyrannus ; 1974) RockpalastのBarockとは別の曲(そもそもタイトルBarockは番組の字幕として出ない)
4. Bradford 74 [Titled Crimson Moon] (1974)
5. Birmingham 75, Part One [Titled Mellowtronic] (1975)
6. West Berlin 74 [Titled Magnetic Winds] (1974)
7. Les Ponts de Cé 73, Part Two [Titled Black Sun] (1973; already released on Tangerine Leaves Volume 17)
8. Perihelion (1975)
9. Brighton 76, Part Two [Titled Echodrive Galaxy] (1976)
10. Hannover 76, Part Four [Titled Shadowplay] (1976)
"Space Is The Place" presents an anthology of live tracks taken from various concerts between May 1973 and October 1976. Disc 1 starts with all three parts of the live recording of the unreleased Oedipus Tyrannus album, Overture, Zeus and Baroque (all Chichester, August 18th, 1974), followed by an excerpt of the concert in Bradford on November 26th, 1974 (here titled Crimson Moon) and a long excerpt of the gig in Birmingham almost a year later, on October 12th, 1975 (titled Mellowtronic).
Disc 2 features five more live excerpts: Magnetic Winds (Berlin, October 13th, 1974), Black Sun (Les Ponts de Cé, May 20th, 1973, already released on Tangerine Leaves Volume 17: Les Ponts de Cé 1973), Perihelion (London, October 22nd, 1975), Echodrive Galaxy (Brighton, June 10th, 1976), and Shadowplay (Hannover, October 20th, 1976).

Tree 51: On Air
タンジェリン・ドリームのメンバーの言葉。全50件。収録年まったく不明。
On Air does not contain music but 50 short statements from TD band members which were taken from various interviews. 38 of them are in English, the rest is in German (and one in Spanish).

Tree 71: Adventures In LoFi 1971-1981
どうやらほぼ年代順に並んでいると思われる。1977年までは1.から12.まで。
1. Vampira I (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
2. Vampira II (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
3. Vampira III (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
4. Vampira IV (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
5. Vampira V (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
6. Vampira VI (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
7. Vampira VII (1971; テレビドラマのサウンドトラック)
8. Ein für Allemal (1973; 映画のサウンドトラック) Tree 88: Assorted Secrets 5の中にEin für Allemal Suiteあり
9. Birmingham 75, Part Three [Titled Digbeth] (1975)
10. Here Comes The Loop (1975)
11. Monolight [1977 live version] (1977)
12. Brighton 76, Part One [Titled Stormbringer] (1976)

Tree 88: Assorted Secrets 5
どうやら年代順に並んでいると思われる。1977年までは1.から8.まで。
1. Sing This All Together (1968) (テレビ放送の録画から音声を抜き出したもの。ナレーションが一致)
2. Bath Tube Session (1969) (テレビ放送の録画から音声を抜き出したもの。始まりと終わりが一致)
3. Underground Suite (1969) (Tangerine Tree Vol.36のUnderground End Titlesを含む)
4. Demonstration Within Limits (1969) (テレビ放送の録画から音声を抜き出したもの。騒音と終わりが一致)
5. Ossiach Lake, Part One (1971) (テレビ放送の録画から音声を抜き出したものと思われる)
6. Geradeaus bis zum Morgen (1972; 映画のサウンドトラック、リリースされなかった; Tree 36のG.b.z.M.を含むがピッチが異なる)
7. Ein für Allemal Suite (1973; 映画のサウンドトラック; Tree 71のEin für Allemalを含む)
8. Coventry 4 Oct. 1975 Excerpt (1975; 45秒の短い音声だが、テレビ番組で流れたレコード版のRicochetとは違う)

Leaves 49: A Blast From The Past
1. Berlin 74 (1974)
2. Bristol 75 (1975)
3. Birmingham 75, Part Two (1975)
4. Aylesbury 75 (1975)
"A Blast From The Past" is another anthology of early TD material, loosely continuing "Tangerine Tree Volume 41: Space Is The Place", featuring the second sets of the Berlin 1974 and Birmingham 1975 concerts, as well as two excerpts from two other gigs of the 1975 UK tour, this time from Bristol and Aylesbury. Sound quality of these recordings is quite limited.

Leaves 66: Triple Orange Juice
1. Bordeaux 75 (1975)
2. Manchester 76.2, Part One (1976)
3. Manchester 76.2, Part Two (1976)
4. Manchester 76.2, Part Three (1976)
5. Edinburgh 76, Part One (1976)
6. Edinburgh 76, Part Two (1976)

Rockpalast: Die Deutschrock-Nacht 1および2
ドイツのテレビ番組録画、1977年までの映像は
Bath Tube Session (1969)
Ossiach Lake (1971)
Ricochet 1 (1971) ? -> Fly and Collision of Comas Sola (1971)の間違いとネット上の指摘あり
Barock (1976) ? -> Tree 41: Space Is The PlaceのOedipus Tyrannus Baroqueとは別の曲(そもそもタイトルBarockは番組内の字幕として出ない)
Barock 3 (1976)






ネット上の動画はライブの音声に関係ないライブの映像を付けることがある。UP主が作った動画や撮った写真を付けるのはもちろん結構だが、タンジェリンの関係ない演奏の動画をくっつけるのは、まぎらわしくていけない。Tangerine Dream. London 1976は、RockpalastのBarock 3の映像を再生時間を引き伸ばして付けている。


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アモン・デュール(I)について知りたい [  その他(補完計画)]

私は歴史が苦手だ。興味がないからいつまで経ってもわからないという表現のほうが正確か。自国の歴史でさえその有様なので、他国の歴史となるとさらに表面的にしかわからない。学生運動。日本にもあったと聞く。私がこの世に生まれて、自分の家庭や周囲だけでなく社会というものを見たり学んだりする頃には、もうそんなものは日本のどこにもなかった。それ以来この歳になるまで、そのような運動は日本にない。だから私にとって学生運動は体験ではなく歴史だ。ドイツにもあったと聞く。私はこの歳になるまで、それの実際がわからなくても、あるいはわかったような顔をしていれば、人生を切り抜けてこられた。でもそれが今、にわかに困ったことになった。わかったような顔をしているだけでは、本当はわからない。私は今、アモン・デュールというものを理解しようとしている。何時間もかけてネット検索した。概要のうち、多くの部分は私なりに理解した。でもたったひとつ、言葉面しか理解できていない部分がある。当時の学生運動だ。わかったような顔をして想像しながら文章を書くことはできる。でも本当はわかっていない。コムーネ1って何だ。左翼で危険だったのか。ふーん、と、わかったような顔をする。でも本当はわかっていない。もしも本当にわかっていれば、自分の言葉で言い換えたり敷衍したりできるはずだ。

これは私という人間の性癖でもある。本当にわからないと気持ちが悪くて先へ進めない。たとえば昔、私は数学の教師をやっている人に聞いた。「sin cos tanっていったい何なんですか。」その人が答えた。「三角関数です。」呆れるほど無意味な答えだ。それが三角関数と呼ばれていることくらい私も知っている。でも「sin cos tanは三角関数であります。」と言ってわかったような顔をしても全然偉くない。それしか言えない人ならば、本当はわかっていない。せめて公式を出さねばならない。私はさらに、その公式が世の中で利用できる実例を要求する。バカデミストが机の上でいじり回すだけの理論なのか、それとも世の中で応用が効く理論なのか。結局他人は何も教えてくれなかった。知らない人はもちろん教えられないし、知っている人は当たり前のように「三角関数です」で済ませた。それが他人だった。後年、私はPCでアナログ時計ソフトを作りたいと思った時があった。直線の片方の端を固定し、もう一方の端を一定の角度ずつ動かして描画しなければならなかった。確かその時だ、三角関数が世の中に必要だと私が知ったのは。

話を元に戻そう。学生運動の件でつまずいた私は、まだそれの答えを得ていない。だからアモン・デュールの概要を完結することができない。今までに書いた分を保存して、それ以外を保留にするしかない。Amon Düül IIについては、そもそもまだ何も調べていない。でもAmon Düül IIのほうが有名らしいので、案外ここから先は楽に調べられるのかもしれない。

今回の記事は、実は記事というよりも自分のためのメモだ。だから、アモン・デュール(I)について知りたい人がここに完成した答があると思って来てしまわないように、こうしてわざと前置きをだらだら書いておいた。叩き台その1はネット上のいろんな記述を集めて文章にしたもの。叩き台その2は私の個人的な感想。





叩き台その1

Amon DüülとAmon Düül II

アモン・デュールとは別に、そこから分離独立したアモン・デュールIIがある。アモン・デュールIIの分離は1968年と早い。

アモン・デュールの結成は1967年で、学生運動に付随して演奏するという政治的思想的なグループだった。メンバーは頻繁に入れ替わった。彼らは芸術的技術的な音楽の追究を考えておらず、大事なのは自由を主張して叫びまくることだった。おもに即興演奏を行った。1968年に西ドイツのエッセンでInternationale Essener Songtage(またはdie Internationalen Essener Songtage)(略称IEST)というものが開かれた。これはロック、ポップス、シャンソン、フォークなど超ジャンルの音楽フェスティバルだった(後にはドイツロックが初めて自立した出発点とみなされるに至る)。その時アモン・デュールは2つに分裂した。片や、それまでと同じく音楽の質には関心がなく自由を叫ぶアモン・デュール。片や、最低限の音楽性は大事だとするアモン・デュールII。IESTでのアモン・デュールIIの演奏について当時の批評はひどいものだったが、それでも彼らのファーストアルバムはドイツロック史に規範を投じ、そして売れた。

アモン・デュールのほうは1970年までで活動を終えた。その後発売された2つのアルバムは、過去のセッションの録音テープを元にして作られたもの。







叩き台その2

Amon Düül

Psychedelic Underground (1969)
Collapsing / Singvögel Rückwärts & Co. (1969)
Para Dieswärts Düül (1970)
Disaster - Lüüd Noma (1971)
Experimente (1983)

ジャンルは時代的にプログレッシブ・ロックではなくそれ以前のサイケデリック・ロック。アモン・デュールは1970年までで活動を終えた。その後発売された2つのアルバムは、過去のセッションの録音テープを元にして作られたもの。





Psychedelic Underground (1969)

最初の17分近くある長い曲。この音は理性を文法にして語るよりもオノマトペで済ませたほうが的を射るかもしれない。

ザクザク
ジャンジャン
ワラワラ

でもそんなに悪くない。ずっと流していたらいつまででも聞けた。そのうちにお祭り騒ぎに思えてきた。なんか叫んでる。酔ってる酔ってる。いやドラッグだからイッてるのか。私の大学生時代は、人々が羽目を外して酒を飲んでお祭り騒ぎをするのは当たり前にあった。その頃が懐かしくなる。時代が下ると、羽目外しの問題点(イッキ飲み強制と急性アルコール中毒)が社会でクローズアップされ始め、社会がお祭り騒ぎにブレーキをかけ始めた。その中で育ってきた後輩たちはクールで、羽目外しに関心を示さなかった。時代が変わりつつあった。そんなことを思い出す。最初の長く続く部分のこいつらは際限なく羽目を外している。後のほうではリズムのテンポが落ちて、お祭り騒ぎの果てに飲みすぎてろれつが回らなくなり動作が緩慢になった奴らみたいになった。ここまでが特に面白かった。以下省略。





Collapsing / Singvögel Rückwärts & Co. (1969)

YouTubeにほんの数曲しか見つからない。よほど人気がないのか。聞いてみた。変なギターに合わせて素人がみんなで何かをパコパコ叩いている。これじゃあ、人様に買ってもらう商品じゃないな。まあ、みんなでパコパコと、統制はとれているんだが。統制がとれておとなしい分だけ、前作の羽目外しエネルギーが感じられなくて個人的に少し残念。曲によってはテープの逆回し、速度落とし、自然音の利用など多少技巧を使っている所もあるが、メインはパコパコの打楽器と変なギター。こうやって素人がみんなでパコパコ叩いていると、土人の音楽というイメージがある。





ファーストアルバムとセカンドアルバムは実質的にまったく同時期の作品らしい。つまり、ファーストアルバム用の録音の残りを使ってセカンドアルバムが、さらに4thアルバムも作られたという。でも3rdアルバムは後の録音だ。





Para Dieswärts Düül (1970)

演奏は上手くなり、さらにおとなしくなった。あの羽目外しよ、どこ行った?





3rdアルバム発売の後、アモン・デュールは活動を終えた。しかしその後もアルバムは性懲りもなく2つも出した。しかも性懲りもなくファーストアルバムの時の録音の残りを使ってだ。





Disaster - Lüüd Noma (1971)

LP2枚組で全11曲入りだが、YouTubeにほんの数曲しか見つからない。よほど人気がないのか。それは言わずもがなのことだ。なにしろセカンドアルバムと同じ録音から作られたそうだから。聴いてみた。おおっ、また戻ってきましたよー、あのパコパコが。





Experimente (1983)

LP2枚組。短めの曲(または断片)が全部で24曲。曲の感じは2ndや4thと同様で、またもや1stアルバム時の録音の残りを使ったというネット上の情報はその通りのようだ。今回は断片が含まれていることを考えると、例のセッションの録音から最後の残りをかき集めて入れたか?

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なぜ私はタンジェリンを聴かなくなったか [  その他(補完計画)]


Part One

それには2つの理由がある。

まず、タンジェリンは不変の流儀に従って創作し続けるグループではない。彼らは時代の流れに乗って自らを変えていった。いっぽう私は時代が変わっても自分は変わらない、保守的な人間だ。私は時代とタンジェリンに置いて行かれた。それでも私は、もはや好きでない音になってしまったアルバムを、あのタンジェリンだから気に入るかもという理由で買い続けた。Underwater Sunlightではついに資金がアルバムのリリースに追いつかずに安価な海賊版に手を出した。Optical Raceをレコードプレーヤーにかけ、ジャケットを眺めながら、もうこれ以上は買わないと思ったのを覚えている。

私は初期のアルバムに戻り、それにしがみつく事になった。そして「タンジェリン研究」に行き詰まった。これが2つめの理由だ。考えてみてくれ、人に向かってタンジェリンについて熱く語る時、レコードのライナーノーツに書いてあった事をそのまま喋るような人生に満足できるか?当時まだ血気盛んだった若い私には、過去に言い古されたタンジェリンの評価や感想をこれから先もずっと自分が繰り返してゆくのは不毛に思えた。だから私は、今までとは違う新たなタンジェリン研究をしなければならなかった。その道を探した。でも、やがてわかった事には、私は過去に言い古されたタンジェリンの評価に賛同し、その意味でタンジェリンが好きなのだ。私が初期タンジェリンの音を感覚的に受容して言葉にすると、どうしても過去に言い古された感想になってしまう。それ以外は思いつかなかった。それで私はタンジェリンを聴かなくなった。

こう書くと、不思議に思ってこう言う人がいるだろう。「堅苦しく考えないで、好きな人同士が集まってトークしたり共感したりすればいいんじゃない?」と。これについては、私は不幸だった。初めてタンジェリン・ドリームの曲を中学校の音楽の時間に聴いてから(それもすごい事だが)今に至るまで、私は一人ぼっちだった。周りにはタンジェリンの音を理解する友がいなかった。レコードのライナーノーツでタンジェリンについて熱く語る人がいるので、日本のどこかにはタンジェリンのファンがいるんだと思った。そして私の周りでは音楽はどんどん変化していった。洋楽は不慣れなのであえて邦楽で書くが、松田聖子時代が終わり、おにゃん子クラブなるものが現れた。私より若い世代にはそれこそが青春だったに違いない。でも私はこの時点でカセットテープに邦楽を録音するのをやめた。その後、モーニング娘。なるものが現れた。そして今はAKB48だ。こうやって自分を取り巻く世界が変遷する中で、共感する仲間の一人もいないで、1970年代にしがみついていられるか?もしも頑なにしがみついていたとして、自分の周りにいるモー娘好きの人やAKB好きの人と会っても全然話題にできない。共感できる友が周りに一人もいなかった、それが私をタンジェリンから離れさせた。私は初期タンジェリンを、「時代的にもう終わった音楽」と認識しなければならなかった。

今回ネット検索して、私は、いまだにPhaedraあたりを好きだと書き込む人がいるのに驚いた。なぜならば、共感者が一人もいないまま「おじさん」の歳になった私にとって、Phaedraは「社会から忘れ去られた音」だったからだ。それについて今さら口にするのがはばかられるほどに。そして、私はそういう書き込みが出来る人がうらやましかった。私が数十年前に諦めて忘れた音を、ずっと好きだと主張し続けた人がいる事がうらやましかった。

Part Two

今、それでも私がタンジェリン関係でやりたい事、探求したい事は、ほんの少しある。Sequent C'の最後の最後。フェードアウトするのでアンプのボリュームを上げると、最後に音程がフニャッとなるのが聞こえる。あれはわざとなのか、それとも事故か。若い頃からずっと疑問に思っている。

その他にも、昔は曲のタイトルの意味を知りたかった。とりわけNGC891ってどんな星雲なんだろうと、天体好きの子供だった私は思っていた。今回調べ直したら、NGC891が発見されたのはPhaedraリリースの後だ。星雲は関係なかったのだろうか。ではあのNGCはどんなNGCなんだろう。

でも、今回ネット検索して思うには、曲のタイトルと曲自体を我々が結びつけるのは意味がないかもしれない。なるほどタンジェリンのメンバーは、その曲に合うタイトルとしてそれを選んだ。でも我々がタンジェリンと同じように感じるものだろうか。たとえばOssiach Lake。映像が残っている。あの湖畔で過ごしながらタンジェリンのメンバーの頭にはあんな音がひらめいた。あの湖畔を見て、我々はあんな音をイメージするか?こうなると、解釈学や受容理論ではないけれど、タンジェリンのメンバーがある対象を見て何を感じどう作曲したかという事と、それによって生じた作品を我々が受容してどう認識するかという事の間には、直結しえない決定的な隙間がある。「追体験」なんていう甘っちょろい考え方は許されないのだ。Encoreに出てくるOkefenokeeとかいう沼に私たちが実際大金を積んで行ったとしたら、それは楽しそうではあるけれども、でもタンジェリンの音との関連を体感できはしないだろう。

もっと現実的なもので、私がやりたい事はないのか。曲にたいする自分の勝手な憧れを膨らませるだけではなく、もっと何かしらの目に見える結果を生む何かをやりたくはないのか。ある。でもそれは、タンジェリンから離れる。

Part Three

今私がやっている作業は基本的には昔自分が買ったレコードの情報を集める事だが、プログレッシブ・ロックに限ってはそこからさらに手を広げ、当時自分が買わなかったレコードの中に実は好きな曲があったのではないかと調査する事もやっている。なにしろ当時はインターネットもYouTubeもなかったし、プログレはポップスのように日常的にFM放送で聴けるわけでもなかった。だからプログレを特集した本を読むなどして自分に合うであろうアーティストやレコードを決めたものだ。あるいはジャケット買い。だから、好きになれたはずの曲を買わなかった可能性、聴かなかった可能性は高い。

現在調査中だが、私はどうやらとある珍しい物に引かれているらしい。1970年ごろの実験的な音楽だ。タンジェリンもこの時期は実験的だったが、でも彼らの場合は後の音よりもずっとロックらしい感じだった。ところが他のアーティストの中には、それとは方法論の違うのがいる事を知った。私は若い頃、Klusterというグループに興味がなかった。私が最初に引かれたのはタンジェリンのPhaedraやRubyconだったから。ところが長い年月の間に私の中に変化が起きたのかもしれない。Klusterの、なんとなくクラシック現代音楽に似た実験的音楽、コラージュのように使う人の声が興味深い。そういえばKlusterではないが、ずっと後になってからFaustというのを買った事がある。あれも面白かった。雑音の寄せ集めみたいなのに、不思議とまとまりがあって耳障りでない。

私は時に、曲を聴くだけでなく自分で創作したくなる。若い頃オペアンプでアナログシンセを自作した時は失敗したが、モジュール同士を接続するコードに囲まれて創作するのには今も憧れる。1970年ごろの実験的音作りという意味では、身の回りの日用品を叩いて音を出したっていい。ミュジーク・コンクレートだっていい。周囲のあらゆるものを音源とみなす意味では、私は若い頃に曲作りもした。なかなか個性的な曲は作れず、ある曲はAtemの影響が見え見えだし、別の曲は「PhaedraとRubyconを足して2で割った曲」と表現したら表現しきれてしまう物だった。でも、やってみようという意欲と行動がまず大事なのではないか。

Klusterは他にも興味深い要素がある。Clusterになってから71年から72年にかけてはタンジェリンのZeitとAtemに似たものを感じる。

Part Four

武満徹のヴォーカリズムA・Iも面白い。私の求める物とは違うが。

こっちのほうが私の求める物に少し近い。キチガイ音楽の類だが、私には心地よい。
http://www.youtube.com/watch?v=DvnlsK71nMU

でも私は残念だ。YouTubeに日本の前衛音楽の類がとても少ない。今さら「前衛」という表現も本当は変だが、「いわゆる前衛音楽」の事だ。1970年代にはFMラジオを点けるだけで結構流れてきたものだが。(私が覚えているのだから、1970年代後半のはずだ。)今では探してもネット上にほとんどない。

題名のない音楽会だったか、他の番組だったか、無響室と残響室で同じ音楽(ウイークエンダーの「新聞によりますと」の時の音楽)を流して違いを聴いた時があった。あれも面白かった。(これも1970年代後半かそれ以降だ。)

1970年代は色々面白かったのかもしれない。音楽も万博のパビリオンも、みんな実験的で、色々試して。

「ずっけー!」という言葉はNEU!の2ndアルバムB面のためにある。

Electronic Meditationの風船つきCDを買った人はいるはずだが、誰もネットに風船を付けた写真を出さない。Arcàngeloの2004年版(ARC-7045)は、付けないで風船だけ撮った写真ならある。Belle Antiqueの2012年版(BELLE 121941)は、そもそもネット上に風船の写真が見つからない。どうして風船付けた写真がないのか。それはたぶん、みんな風船付けないでそのまま大事に保管してるんだ。買った人のほとんどはElectronic Meditationなんてずっと前に購入済みだと思う。今までもそれを聴いていただろうし、これからもそれを聴けば済むことだ。それなのに今回またElectronic Meditationを買うとすれば、それはSHM-CDが目当てか、そうでなければ風船が目当てだ。いろいろ検索しているうちに、LPの初回プレス版(OMM 56004)の写真を見つけた。写真だけでなく持ち主が何か書いている。

「これはとてもレアな初回プレス版です。ジャケット前面に窓があります!その窓に風船が付くのですが、その風船が溶けてしまいました・・・。それでジャケット内側に大きなダメージが・・・。」

と、溶けた!そうか、ゴムって何十年も放っておくと溶けるんだった。それじゃあ、風船は付けないで保管して正解か?

今回の調査で、さらに2つの事がわかった。Arcàngeloの2004年版は風船の台紙に「風船の付け方」の参考写真が付いているのでわかりやすい。Belle Antiqueの2012年版にも確かに緑色の風船が付いているが、台紙は白い紙で、ジャケットの切れ込みにどんな風に風船を付けるのかを知らないと(予想はできるけれども)ちょっと心配になる。もうひとつわかった(というか私が想像した)事は、風船を付ける切れ込みはジャケット外側から見ると人形の首の部分だが、内側から見るとちょうど切れ込みの所に唇の絵が描いてある。今まではなんでこんな所に唇の絵があるのかわからなかったが、これって、ここに口を付けて風船を膨らませろという事なのか?人形の空っぽの頭にリスナー自身が自分の口から脳みそならぬ息を吹き込めと?

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Edgar Froeseさん、あなたも大変だったろうが私も大変だ [  その他(補完計画)]

Tree/Leavesの大量の情報をなんとか整理した。その結果はもう一度目を通してチェックしてから記事にする。

で、私は次の作業として、自分がもっているレコードのちょっとした整理にとりかかった。レコードは、今でもあるにはあるんだが、全部まとめてビニールだの古カレンダーだので梱包したまま数十年ぶんの埃をかぶっているので、これを出して何かするには相当な覚悟が要る。

それでもノー・プロブレムな訳がある。若い頃の私は、自分のレコードの全部ではないが多くをVHSビデオテープのHi-Fi音声トラックにダビングして日常リスニング用としていた。そっちはPCで聴けるようにしてあるのでノー・プロブレムだ。

でも、でもだ。一部のビデオテープには傷やトラッキング不良があって、Hi-Fi音声はビビビ音が出てしまう。リコシェなんか、とってもひどい事になっている。そこん所はプロブレム大有りなのだ。

今は有難いことにネット上でその一部を聴ける場合もあるので、聴けるものはその所在をチェックしておこうと思った。そうしたらウィキペディアのAgesの所に

Originally a double LP, it was reissued by Virgin Records in 1997 on one CD, with the closing track "Golgatha and the Circle Closes" missing. Froese has since remixed the album and released it on his own Eastgate label in 2005. This version also omitted a track, but not the same one as before, and another song, "Metropolis", was shortened.

レコード版と異なり、CD版は一部の曲がなかったり改変されていたりすると書いている気がする。それってありか?と思いつつMacula Transferの所を見ると

The original album was released on Brain Records, and has not officially been released on CD. During 1998 the original recording was licensed by Manikin Records and released as a CD; however, this was done without Froese's consent. It was quickly withdrawn from sale under threat of legal action.
Froese has subsequently remixed the album, adding newly recorded material to the 1970s recordings. The new reworked album is available on CD under the original title, with new cover art (pictured). This reworking has enabled Froese to extend the duration of the copyright on the music, and avoid various contract and licensing issues.

こっちも事情があって曲に手を加えたって書いてないか?それじゃあAquaとEpsilon In Malaysian Paleはどうかなと思いつつググっていると、あるサイト
http://narajin.net/recomen/archives/tangerine_dream_edgar_froese/000239.html
に次のように書いてある。(2005年の記事)

ヴァージンとのしがらみがやっと清算されたのか、サントラをのぞく全タイトルが今年やっと再リリースされるらしい。ジャケットもすべてリニューアル。デジタル・リマスター盤。
追記:残念ながら全タイトルとも余計なリミックスがほどこされている。とくに「アクア」に関しては全く別人ような仕上がりで、原型をとどめていない。「イプシロン〜」もまさに蛇足というしかないトラックがわざわざ追加されており、がっかりした。やはり、ヴァージンとのしがらみはまだまだなくなりそうにない。

勘弁してくれよEdgar Froeseさん。この人は後から手を加えるのがよっぽど好きとみえる。後年に手を加えれば、それは後年の色が加わるという事で、それを新しいバージョンとして喜ぶ事ももちろんできるが、その一方で昔のままの曲を楽しみたい保存したいという人もいるのだ。レコード失くしちゃった人は一体どうすりゃいいのよ。普通は後からCD化されたものを買えばいいのだけれども、この場合は・・・昔と変わっちゃってるらしい。

そう思いつつまたググっていたら、あるサイト
http://amass.jp/2802
に2012年にCD BOXが発売された事が次のように書いてあった。

タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)と、バンドの中心人物であるエドガー・フローゼ(Edgar Froese)のCDボックスセットがそれぞれ発売。英国で4月2日にリリースされる予定です。
ボックスはどちらもヴァージン・レコード時代の音源を集めたもの。

おお、やっとその時が来たのか。

エドガー・フローゼは、1974年から83年までのソロ楽曲を集めた4CDボックス『Solo (1974-1983) The Virgin Years』で、『Aqua』『Epsilon In Malaysian Pale』『Ages』『Stuntman』『Pinnacles』のソロ・アルバム収録曲に、初CD化音源も含んだボーナス・トラックを追加収録。こちらは2012年最新リマスタリング音源を採用する予定です。

リマスター?リミックスでなくリマスターだから大丈夫?Voices In The NetやAmazonのカスタマーレビューも読んでみたがどうやら今度は大丈夫らしい。Golgatha and the Circle Closesも復活した。

ここまで事情を追いかけるのに何時間かかった事か。Froeseさんも事情があって色々したに違いないが、それに振り回された私のほうも大変だったよ。

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Bath Tube Sessionを見つけた [  その他(補完計画)]

Tangerine Tree/Leavesを調べていたら、またまた不思議なものに出くわした。Bath Tube Session。bathtubの事をbath tubeとも言うのかな?Bathtub Sessionと言う人もいるらしい。でもどうしてbath tubeっていう名前が付いたの?それはわからないが、とにかくこの動画は最初期のタンジェリンを知るために貴重だ。なにしろ1969年だという。Electronic Meditationの発表以前だ。もちろんここまで時代を遡ると、その時のタンジェリンの音を好きになるかどうかは人によって違うだろう。

Bath Tube Sessionだけを見るなら
http://www.youtube.com/watch?v=6BdsuDeFl3c
がいい。動画が大きい。酔っ払ったようになった人が見えるが、これはドラッグをやっているのか?時代的におおいにありえるか。でも場所がレストラン内(の中庭)だそうだから、実はただ酔ってるだけだったりして。

後年のライブ映像と一緒に見るなら
http://www.youtube.com/watch?v=4JVuW2vErpw
がいい。ドイツのテレビ番組の録画らしい。UP主の書いた内容一覧は少し読み替えが必要なので下に書こう。
Bath Tube Session (1969)
Ossiach Lake (1971)
Ricochet 1 (1971) -> Fly and Collision of Comas Sola (1971)の間違いとネット上の指摘あり
Ricochet Part One (1975)
Ricochet Part Two (1975)
Barock (1976) テレビ番組に字幕は入らないがUP主がBarockと書いている
Barock 3 (1976)
Das Mädchen auf der Treppe (1982) -> UP主がWhite Eagle (1982)の間違いと指摘

同じテレビ番組録画のUPに
http://www.youtube.com/watch?v=I6fYiB9T-I8
がある。Ricochetだけがない。ただしUP主の書いた内容一覧には間違いがある。Barockの前にRicochetが入っているかのように書いてあるが、実際にはRicochetはない。

ようつべをあちこち見ているうちにわかった事がある。このテレビ番組はRockpalastという長時間特別番組で、まともに見ると呆れ返るほど長い番組だったようだ。そしてなんとその全編をようつべにUPした人がいる。長いぞー!それのごく一部を私が見たところでは、昔のドイツのいろんなロックグループを紹介する番組だったらしい。上の動画はその長時間番組からタンジェリンの部分だけを抜き出して編集したものだとわかった。(CoventryのRicochetだけは別番組から)

RicochetのCoventryコンサートのテレビ放送録画はいくつも動画がUPされているが、番組の最後に "Music from the album RICOCHET on Virgin Records" と字幕が出る。ということは、映像はコンサート時のものを使っていても音声はレコードを流しているという事なのか。

それから、まだ良く見ていないが、
http://www.youtube.com/watch?v=Dof4Fh9MDac

http://www.youtube.com/watch?v=1re4WPoWirQ
は初期のタンジェリンを知る材料になるかもしれない。

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Tangerine Tree/Leavesって何 [  その他(補完計画)]

もちろんミカンの木と葉っぱの話をしたいのではない。前回の記事の続編だ。

Pink Floydを調べまくっていたら、ネット検索の途中で恐ろしいほど偶然にT.D.のOszillator Planet Concertが目に入った。そうか、前回の記事で書いた「当時タンジェリンの音で入手困難だったもの」って、3つでなくて4つだったのかもしれない。それにしてもOszillator Planet Concertって、何に収録されていたっけ。20年以上タンジェリンから離れていた私はすっかり忘れている。気になるからネット検索して調べた。そうしたら、何に収録されていたかが見つかるかわりにTangerine Treeというのが見つかった。こんなの知らないぞ。何だこれ。調べた。英語でずらずら書いてあって正確には読めないが、ファンが収集したT.D.のライブ音声を売買禁止、譲渡自由の形でCD-Rに入れたものらしい。これと別個に、クォリティが落ちるものをまとめたCD-RがTangerine Leavesとして出回っているらしい。私が20年あまりポケーっとしている間に世の中はこんなになっていたんだな。さて、私はどうしようか。21世紀の今はもう初期のタンジェリンの音は合わない(昔の気分に浸りたくても難しい)というのが私の感覚なのだが、せっかくこうして機会が巡ってきたので少しはこのTangerine Treeというものを追っかけてみようと思う。

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