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スカパーで昔の思い出を補完する、その厳しい現実 [  その他(補完計画)]

私のように昔のカセットテープやビデオテープをPCで鑑賞できるようにしていると、懐かしいけれども手元にないものがある。たとえば気に入った番組のテーマ曲をカセットテープに録音したが、当時はまだビデオテープがなかったので映像はないという場合。あるいは、カセットやビデオを扱いながら、そこにないけれども昔見た懐かしい番組をふと思い出した場合。そういうものは、時としてスカパー放送で見られるチャンスがある。たとえば、もう半年ほど前になってしまったが、どこかのチャンネルで「おもちゃ屋ケンちゃん」などのケンちゃんシリーズを再放送していた。これは貴重だった。あるいは、必殺シリーズ。これは人気があるからか、待っていると次々に再放送してくれる。今はついに「必殺仕事人III」が再放送中だ。

そういうチャンスに巡り合うととても有難く感じるものだが、世の中いつもうまい具合に行くとは限らない。今度は、その厳しい現実を挙げよう。

大江戸捜査網。私のカセットテープの中に、エンディング曲のひとつ「燃えよ夕陽」がある。これは第3シリーズのうち#306から#408までに使われた。そしてスカパーで現在、この「大江戸捜査網」第3シリーズが再放送中だ。私はホームドラマチャンネルで#306が放送されるのを心待ちにしていた。何ヶ月も待った。そしてついに#306の時が来た。もちろん私は視聴契約し、録画した。ところが、エンディング曲が違う。なぜだ。調べてみた。

ホームドラマチャンネルで
#312甦えった魂なき殺人者
となっているのは、ウィキペディアで第3シリーズの
第208話「甦えった魂なき殺人者」
となっている。これはつまりウィキペディアは第3シリーズだけで話数をカウントしているがホームドラマチャンネルは第1シリーズ52話と第2シリーズ52話も全部カウントしているからだ。

「燃えよ夕陽」のあるウィキペディアでの306話以降は、ホームドラマチャンネルでの#410に相当する。ところが!ホームドラマチャンネルのHPには「全409話」と書かれているではないか。つまり何の因果か「燃えよ夕陽」の直前で放送終了予定だ。これが、世の中うまく行くとは限らないという厳しい現実だ。

大江戸捜査網の場合は、まだ望みがある。というのは、「大江戸捜査網DVDコレクション」というのが発売され始めたからだ。全75号、各号に4話収録。第1号である2014年1月19日号には、第3シリーズから#1-#4が収録されている。果たして、待っていれば#306以降も収録されるのだろうか。そしてまた、DVDにはエンディング曲も収録されているのだろうか。

「エンディング曲も収録されているのだろうか」を読んで「それは当たり前だろう」と思う方は、まだ厳しい現実をご存じない。次は、その話に移ろう。

大岡越前。現在スカパーで第1部、第2部、第3部を再放送中。本放送時私は子供だったので、ストーリーをいちいち覚えてはいない。むしろ時代劇好きの父がテレビを見ていたその横でゴロゴロしながら過ごしたのが私の思い出で、その意味で中身よりもオープニングとエンディングに興味がある。スカパーで再放送中と知り、私は視聴契約して録画した。それを見てびっくり。オープニングとエンディングが無残にカットされている。そのカットのされ方がすごい。オープニング曲は一応始まる。でもそのうちに「つながりが変じゃないか」という部分があり、「画面の移り変わりも妙に速くないか」と思っていると、突然明らかな編集があり唐突に曲が終わる。それが顕著で情けない有様なのがエンディングだ。ここまでやるかという状態だ。

私は初め、自分が録画した回が何かの事情でそうなったのかと思った。ところが毎週同じ有様、そして第1部、第2部、第3部のすべてが同じ有様だった。そう、これが厳しい現実だ。

私の残念な思い出という意味では、他にも厳しい現実はたくさんある。少し前までスカパーで放送されていた「特別機動捜査隊」。この番組は長年放送されたのでオープニングとエンディングはそれぞれいくつかあり、私のカセットテープの中にそのひとつがある。私はカセットテープに録音した曲の、映像が見たい。偶然にもネット上に、私がもっている曲のアレンジ違い版があった。それの本放送年は特定できた。そこから考えて、私がもっている曲は特別機動捜査隊の長い放送の中でも最後の方だと推定できた。私はスカパーの再放送がそこまで来るのをひたすら待つことにした。そうしたら、突然放送が終わってしまった!

さらに、一度見逃したら二度とチャンスはないかもしれないという厳しい現実。「柳生一族の陰謀」テレビドラマ版。これは以前にスカバーで放送された。そして私はそれを録画した!「それならなぜ『厳しい現実』なんだ」と思う方、話はこれからだ。私が見たいのは烏丸少将文麿と十兵衛が最初に刃を交えるシーンだった。ここには思い出がある。例によって時代劇をテレビで見ていたのは私の父で、私はその傍でゴロゴロしていた。テレビ画面にはなよなよとした公家が映っていたので、子供だった私は「この敵はすごく弱いじゃないか」というような独り言を言った。すると父が「こいつは本当は強いんだ。見ていてごらん」と言った。それが今でも思い出になっている。私はそれを録画したかった。さて、ある日録画したものをチェックしたところ、次回予告でついに烏丸少将が出るとわかった。よし、次も絶対に録画するぞと思いつつ、今見ている録画は要らないので消した。この時点で気づいた方もいるだろう。そう、このスカパー放送は2話連続だったのだーーー!もしも私が早々と消去せずに録画の最後まで確認していたら、そこには烏丸少将が映っていたはずなのだ。私はその後、ずっと東映チャンネルをチェックし続けている。「柳生一族の陰謀」はその後劇場版が繰り返し放送されたが、テレビドラマ版のほうは放送されない。

コメント(3) 

コメント 3

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blueclouds

「大江戸捜査網DVDコレクション」を創刊からチェックしている。1号から5号までは第3シリーズの初回から順番に4話ずつ収録だった。6号は、同じ第3シリーズでも話が飛んで#23の次は#26だった。まだ様子見だが、第3シリーズ以外や、第3シリーズでもスカパーで放送されなかった回が収録されるのでなければ残念に思う人が多いと思うのだが。

by blueclouds (2014-03-20 17:23) 

blueclouds

東映チャンネルが4月から「柳生一族の陰謀」をやってくれるのか?これは絶対視聴契約しなければ。東映チャンネルは実写にしてもアニメにしても、放送作品で時々「味のあるチョイス」をしてくれるから嬉しい。東映チャンネルHPで毎月「来月のラインナップ」をチェックするのは欠かせない!

by blueclouds (2014-03-21 20:00) 

blueclouds

大江戸捜査網の続きがホームドラマチャンネルで放送決定となった。万一今後この記事を見に来る方がいた時のためにここで情報修正しておく。

この記事の後にも2回ほど「大江戸捜査網放送打ち切りを嘆く記事」があるが、記事内容修正はここだけでご勘弁いただきたい。(私が多数コメントを書くと「最近のコメント」表示にある「見に来てくれた方が書いた有難いコメント」へのリンクがどんどん下へ送られて消えてしまうので。)ブログはその日その日の出来事を書くので、将来的に事情変更はありうるという事で、この記事以外の情報修正はご勘弁。
by blueclouds (2014-10-22 10:21)