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all出んweak [手記さまざま3]

今年のゴールデンウィークは、ゴールデンウィークではない。「all(みんな)(家から)出ん(体も心も)weak」。すなわちall出んweakだ。このall出んweakを、あなたはどうお過ごしだろうか。どのように乗り切っていらっしゃるだろうか。私は、普段の数倍忙しい。それは職種のせいだ。教員が普段やることはおもに2つ。授業の準備と、実際の授業。授業の準備にかかる時間は在宅勤務でも変わらない。ところが実際の授業は違う。教室で授業をするならば、長くても90分で終わる。それも、片付け時間や学生に問題を解かせている時間なども合わせて90分だ。ところが今は、一回分のWeb教材を作るのに6時間をかけている。360分だ。腰痛持ちの私はパソコンの前に長く座ると体が壊れるので、定期的にパソコンから離れなければならない。沢山の時間が必要なのにパソコンを離れなければならないことが不安になり、いつもWeb教材作りを急ごうとする。そういう気持ちでいるから寝ても熟睡できない。真夜中に目が覚めて、またWeb教材作りをする。それで今日、決めたことがある。仕事が一区切りついた時に強制的に自分を休ませる。このままだと心も体も参ってしまうから。今日がその、強制的な休みとなった。

あなたは石ノ森章太郎のサイボーグ009という漫画およびそれを原作とするアニメをご存じだろうか。その中に出てくる一人のサイボーグが加速装置というものを使う。これを使うと他人よりも早く動けるので、本人にとっては他人が遅く動いているように思える。今の私の脳が一種の加速装置状態だ。毎日あまりにも多くのことをやるので、3日が一週間くらいに感じてしまう。これを続けると、たぶん私は心がおかしくなる。だからこそ設けた「強制的な休み」だ。ついでに酒も飲めると嬉しいのだが、残念なことに次回の飲酒解禁日まであと2週間もある。

教員はいま、慣れないWeb システムを使っているので、困った時のためにWeb 掲示板を使っている。授業開始前には知識のある教員だけがシステムについての問題点・疑問点を書き込んでいた。だからその頃の話題は一般人には敷居が高すぎた。他に情報が入ってこなかったから、私は一人取り残されたのではないかと不安になったものだ。その後授業が始まると、知識のない教員からの、これはどうなってるんだ的な疑問・質問が寄せられ、Webシステムを使いこなそうと皆さんが努力している様がうかがわれた。私はようやく、自分がそういう人々の中にいて、取り残されてはいないのだと安心できた。ここ数日は、巨大なファイルを利用するためのノウハウが目立って掲示板に書き込まれる。というのは、Webによる授業支援システムが、アップロードできるファイルサイズの上限を低く再設定したからだ。Webシステムの提供元会社にとって、これだけ大規模かつ頻繁に利用されるのは想定外だったのだろう。
私にとって興味深いのは、実に様々なタイプの教員がいるということだ。学生の中にはネット接続量が多いと困る人もいるという話が掲示板に出たことがあるが、数十メガバイトのデータを使わないと授業が出来ないとひたすらその方法を探す先生もいる。そうかと思うと、巨大なデータを使うのを諦め、pdfと音声のアップロードに甘んじることにしたと書き込む先生もいる。
他にもある。私はWeb会議システムを使わないので、自分はWebによる教科書の解説と課題の出題をすると考え、授業時間よりもずっと前にそのWeb教材をアップロードする。ところが掲示板に書き込んだある先生は、自宅学習は時間的な制約がないから、授業時間ちょうどにアップロードし学生に授業時間の意識を与えることが学生のためだと考えている。それを読んで私は、なるほどそういう考え方もあるのかと思っていたが、いざ授業が始まったら始業時間にアクセスが集中し、サーバーの負荷がひどいのでその時間帯を避けてアップロードしてほしいと、システムのほうから横槍が入った。人の考えもシステムの事情も、実に様々で興味深い。


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ボナノッテプレミアム感想の続き [手記さまざま3]

三つ折りのうち真ん中の部分が他よりも固めだと、ジャパネットのカタログに書いてある。確かにそんな感じがする。私としては、腰はちょっとだけ沈んでほしい。ところがそれがない。そのせいか、仰向けに寝ると腰が微妙に反り返っているかのような錯覚に陥る。

今のところ寝心地は悪い(少しは体沈めよ、と思ってしまう)。腰には良さそうだ(寝返りがうてる)。寝心地で選ぶなら低反発。腰痛で選ぶなら高反発。

私固有の問題点を発見した。私は布団に入っているがまだ眠っていない時、体をひねって上半身は斜め上を向き下半身は斜め下を向き、ウエストを雑巾絞りのようにひねる。これが気持ちいい。その時足を伸ばしているので、片足は敷布団の外まで突き出て畳の上にじかに乗る。ここで問題が起きた。ボナノッテプレミアムは厚さ9センチもあるから、突き出た足が9センチも下までストンと落ちる。眠っていない時でも気持ち悪いが、眠っている時の寝返りで足が落ちたら目が覚めてしまいそうだ。他の人には関係ない事情かもしれないが、私にとっては大問題だ。


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カレーメシを食べてみた [手記さまざま3]

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今日はまず「フタを開けた所」の写真からになる。こんなに少なくて大丈夫なのかと撮影したくなったから。

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そもそもこれは何かというと、先日オートミールを買った時に一緒に買ってきたものだ。「カレーメシ」と書いてある。

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湯を内側の線まで注いで5分後。膨らんで量が増えた。

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作り方に「グルグルとかきまぜる」と書いてある。グルグルとかきまぜた。

ライスの食感は、カップヌードルならぬカップライスという感じだな。その食感自体は、人生長く生きすぎて薹が立った私は好まないのだが、カレーが本格的なのでライスの食感を補って余りある。カレー味というだけでなく日本のカレールウを使ったカレーそのものの感じで、こういうのは日本人に安定して愛されるからなあ。


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ジャパネットからマットレスが来た [手記さまざま3]

私はジャパネットのカタログに載っているのが西川のボナノッテだと単純に考えていたが、調べ直したら事情は複雑だった。ジャパネットの商品はボナノッテプレミアムであって、ボナノッテではない。はっきりわかる違いは、プレミアムのほうは表面に凹凸があり、プレミアムでないほうは凹凸がないそうだ。

横になってみた。今までは、寝れば体が沈むトゥルースリーパーに寝ていたから、高反発マットレスに寝ると「まっ平らな所に寝ている」という感覚がある。同じ平らでも畳や床なら体が痛いだろうが、今寝ているのはマットレスだから痛くはない。体が沈まないことに違和感をもっているだけだ。低反発みたいなソフト感はないということだろうか。体が沈む低反発よりも寝返りはうちやすい。
今の時点で書けるのは、ここまでだ。


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オートミール、ゲットだぜ [手記さまざま3]

私はまだ腰が治っていない。というよりも、治りかけたらパソコンで仕事をしなければならないので治りきらない。しかし、家に食い物がなくなれば買い出しに行かねばならない。

スーパーでどうしても足が向かうのは、シリアルの売り場だった。オートミールの一件もあるが、それ以前から私は確かめたいことがあった。グラノーラでないシリアルは今でもスーパーにあるだろうか。

私が子供の頃は、日本ではもっぱらコーンフレークを見かけた。その頃はまだシリアルという言葉を日常的には聞かなかった。だって、シリアルというよりも、スーパーにあるのはコーンフレークだったから。その後、押し麦などのシリアルが見られるようになった。でも私は外国へ行ってその地のシリアル食品の豊富さに触れ、日本は限られたものしかないと思った。それからまた長い年月が経った。いつの頃からかシリアルという言葉はあまり見なくなり、それに代わってグラノーラという言葉をよく見るようになった。ウィキペディアによるとグラノーラもシリアルの一種だそうだが、グラノーラと他のシリアルは違う。食べる人にとっての違いは、押し麦などが主のシリアルはギシギシと噛む。時にはアーモンドなども入り、さらに噛みごたえのある食感になる。あまりに噛みごたえがあると顎が疲れるので、ヨーロッパのホテルのビュッフェ朝食では客が自分でコーンフレークをブレンドして好みの固さにする。いっぽうグラノーラの中味で目立つのは何やら小さくていびつな塊で、これはザクザクと噛む。食べごたえはあるが、押し麦主体のギシギシと噛むのとは違う。きっと日本人にはグラノーラのほうが気に入られる。そして押し麦主体のシリアルは完全にグラノーラの影に隠れた。

グラノーラはたしかに美味しい。だが私は、若い頃に外国で食べた押し麦主体のシリアルが懐かしくなった。ぜひまた、あれが食べたくなった。実は何年も前に、一度スーパーで見かけた。でもシリアルの高品質なものは結構高くて、リストラおじさんの私は三度の飯以外のものにそんな出費をするのをためらった。

それから一体何年経っただろう。今でもスーパーにあるだろうか。あった。
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後悔しないように、今回は買おうと思った。グラノーラでないシリアルに手を伸ばした先の、その左隣に、なんと「オートミール」と書かれた袋も発見した!
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オートミールが最寄りのスーパーにあるとは思っていなかった。通販で手に入れようと思っていた。オートミールをゲットだ。

まだ買うものがある。私の予想では、オートミール自体は甘くもしょっぱくもない。味付けが必要だ。私が選んだのは、これだ。
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いちごジャム。オートミールはおかゆにすると読んだ。外国でおかゆというと、私にとっては甘いおかゆだ。私は健康のためにオートミールを食べるのではない。オートミールというものがどんなものかを知るために食べる。だから甘いジャムをたっぷり入れてやる。日本風の茶漬けにはしない。

さあ試食だ。わくわく。

まず器にオートミールを入れる。
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その上から牛乳をかける。
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その上にいちごジャムを載せる。このさいブルーベリーも投入だ。
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レンジでチン。私は本格的に鍋で煮るつもりだったが、私が買ってきた商品はすでに加熱済みで、レンジで温めるだけで良いのだそうだ。
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いよいよ試食。

うーん、私は「オーツ麦自体はどうせ味がないだろう」と思い込んでいたが、なんか薄味があるんだな。やっぱり穀物的な。先入観としていちごジャムとブルーベリーのフルーツ系の味を確信していた私には、麦の匂いが臭みに感じてしまった。初めからそういうものだと知って食べるべきだったな。かゆの中身がぎっしりと麦だから、食べごたえはある。

翌日、こんどはオートミールと一緒に買ったシリアルのほうを試した。原材料欄を見てびっくり、オーツ麦が入ってる。オートミールのほうは煮る必要のない加熱済みの商品だし、この2つは同じようなものだったのか?
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これはミューズリーだから、ただ牛乳かヨーグルトをかけるだけ。
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そう、私が知っているシリアルはこんな食感。ギシギシと噛む。甘味料が入っていないので一口目は甘さが欲しいと思ったが、所々に入っているレーズンの甘みでそのうちに満足してきた。


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近所で感染者が出た [手記さまざま3]

今日うちに来た人がいる。こんな時に来なくてもいいのにと思うが、仕方がない。その人から、とんでもない噂話が入ってきた。うちの近所でコロナウイルスの感染者が出たそうだ。感染経路はデイサービスだという。私はにわかに恐怖心が増した。疑心暗鬼になるのもいけないが、どこにコロナウイルスが潜んでいるかわからないのも確かだ。私の仕事関係について思うに、学校で狭い教室に生徒をぎっしり詰めて授業をするのは当分やめてほしい。


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歩数計用スマホの異常動作についての最後の記事 [手記さまざま3]

私の歩数計用スマホは、結局半分壊れていた。私は3月23日の記事に「また1カ月かけてテストしてみる」と書いた。機内モードにしたらスマホの奇妙な充電残量表示が改善するかと思っていた。昨日今日と充電残量を気にしたが53パーセントくらい。まだ大丈夫なのかなと思いつつ、念のためにグラフ表示を出した。すると、53パーセントはとっくに終わっていて、一度それを下回り、それから奇妙にも充電残量が回復して上がり始めていた。現在34日目。では前回勝手に電源が切れたのは何日目だったかと、私は3月23日の記事を見直した。するとなんと、35日目に電源が切れているではないか。つまり明日には電源が切れる可能性が高いということだ。私は急いでスマホをACアダプターに繋いで充電を始めた。このスマホ異常動作の記事は、これが最後となる。壊れて改善の見込みがないものをこれ以上記事にはできない。異常動作関係ではなく歩数が「東京~グアム」の次に達したら、それは報告させてほしい。グアムの次は一体どこだろう。


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(個人的記録)お薬がもうない/授業成果と健康は反比例/オートミールいつかそのうち [痛風日記]

今日は複数のことを記録しなければならないが、いずれも個人的なことなので、読んでくださる方には申し訳ない。

今回は記事タイトルにある3本立てだ。まずは、通風記事終了のことから。非常事態宣言が出されてすぐに、私は通風治療の通院予約をキャンセルした。ずっと尿酸値が下がっている状態で薬をもらうことと、そのために具合の悪い人が密集する病院へ行くリスクを秤にかけて考えた結果だ。今後病院へ行かず血液検査もしないならば、このブログの通風記事はこれで終わりになる。もしも今後また通風記事が出るとしたら、新たに通風発作が起きた時か、またはコロナウイルスの流行が収まった後で先生にご挨拶を兼ねて血液検査をしてもらう時だろう。私は通風発作はもう起きないと確信している。なぜなら飲酒を3週間に一度に制限したから。

次の記録。久しぶりに腰が痛い。なぜならWebで授業をするために、パソコンの前に長時間座っているから。学校へ行って授業をするのなら、こんなに長時間座る必要はなく、出かけるから長時間座っている暇もない。在宅勤務のせいで、また腰を悪くしつつある。これは大変なことだ。良い授業をしようとすれば、長時間座って腰を悪くする。腰痛で動けなくなったら大変だからパソコンの前に座るのをやめると、授業のWeb教材が作れない。私に、健康か仕事のどちらかを選べというのか。

こうして話は3つめの記録へと移る。腰が痛くてパソコンの前に座ってはいけない私は、カセットテープ補完作業も他の用事も出来なくなった。腰が痛くなる直前に、私はオートミールを買って試食してみようと思っていた。こんな外に出られない時だからこそ、家の中でもできる楽しみを見つけなければいけない。子供の頃から名前は知っているのに味わったことのないオートミール。それを試すのは楽しい体験ではないか。ところが腰痛になり、これから先仕事と健康をどうやって両立させれば良いのかと悩み始めた。とにかく今は腰痛を治すために寝ているしかない。パソコンの前に座ってオートミールの商品を検索したり注文したりするのは、もっての他だ。この記事は横になってスマホで書いているが、それも程ほどにするべきだろう。


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キャラウェイの思い出 [手記さまざま3]

自分と他人は別の人生を送ってきたから、自分以外の人との思い入れの共有はわずかな領域に限られる。それなのに、不思議とそこから触発されて出てくる自分だけの思いというのがあって、イメージが広がってゆく。

今回は、「ツバメ号とアマゾン号」という児童文学が発端だ。
もう一度読んでみる ツバメ号とアマゾン号 その3

私は文学をあまり読まない子供だったので、他の多くの児童文学と同じくこの話も知らない。ところが長く生きていると不思議なことに、どこかに自分の人生と重なり合う部分があるのは興味深い。

上記の本を読んだことのない私が私との接点だけ書く記事だから、どうせものすごく偏った記事になる。私が書きたいのはプディングと種入り菓子とオートミールのことだ。とくに種入り菓子。seed cakeというのが原文の表記だそうで、それを知ってしまったらどんなseedかも知りたくなる。私は "seed cake" でググった。そうしたらキャラウェイシードと出てきたじゃないか。私の頭の中ではもう一人の私が「キャーラウェイ! キャーラウェイ!」と叫んで踊りまくり、私の脳内はキャラウェイ祭り状態となった。

そんなにキャラウェイが好きなのかって? いや、今までの人生で一度しか食べたことのない憧れの香辛料なんだ。子供の頃は全然知らなかった。大人になって、外国語に苦しめられて、というよりも外国語関係で周囲の日本人に苦しめられて、最後の手段として私は外国へ行った。もちろん、ただ外国へ行ったら何かが解決すると思っていたのではない。どうしても外国語が聞き話せない私はからめ手から攻めようとした。自分が興味をもっている分野を研究し、それを極める手段として人との会話があるならば、話を苦手とする私でも話そうとするだろう。私はそういう状況に自分を追い込んだ。

私が選んだ研究分野、それは食文化だった。何ヶ月もかけてネットでその国の食を調べ上げた。その中に、名前はわかっても味を想像できないものがいくつかあった。いちばん謎だったのが、キャラウェイだ。現地へ行ってレストランで食事をしても、出会えなかった。でも私は幸運だった。列車で移動中に、ある駅の売店で「キャラウェイ パン」を見つけた。もちろん買って食べた。今まで食べたことのない味だった。それが、たった一回の私の体験だ。

上記の本「ツバメ号とアマゾン号」に出てくるキャラウェイシードはパンでなくケーキだから、パンよりも美味しいに違いない。甘いに違いない。どんな食感だろう。ネットでレシピを調べたら想像できるかもしれない。私は大学生の時に少しだけケーキを焼いたことがあり、それがこんな所で役に立ちそうだ。

最初は、キャラウェイシードケーキそのものを買ってくればよいと考えた。でも日本ではあまり知られていないらしく、レシピはあるが商品として売られているものがほとんどない。おそらくイギリスでも、買ってくるというよりも家庭で焼くのだろうな。

ではケーキは諦めてキャラウェイシードを使った料理でいいやと考え調べ直したが、私が食べに行けるようなものを見つけられなかった。ヨーロッパやイギリスでは一般的なキャラウェイシードが、日本ではいまだに一般的でないらしい。

キャラウェイの話はこれでおしまい。プディングとオートミールの話はこんなに長くない。

プディングがプリンと違うのは知っているが、キャラウェイと同じく私にとってはたった一度食べたよく知らないものだ。知識もとんでもなく偏っていて、昔NHKで放送していたアガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープルの第23、24話、「クリスマスプディングの冒険」しか知らない。そのクリスマスプディングを新宿の成城石井で見つけて食べたことがある。その後私はリストラに遭ってプディングなんか買えない年が続き、さらに慢性腰痛になって成城石井まで足を伸ばすこともできなくなった。去年、まだ腰が痛いのに頑張って昔の成城石井を訪ねたが、10年以上前の店舗はすでに消滅して別の店になっていた。

オートミールを、私は食べたことがあるだろうか。たぶんない。私が食べたのはシリアルだ。つまり、ただ牛乳をかけるだけの。ネット検索すると、オートミールはおかゆのようにして食べると書いてある。上記の本「ツバメ号とアマゾン号」でもおかゆとして出てくるそうだ。私はこれを一生食べないで終わるのだろうなあ。私にとってはキャラウェイやプディングと比べて縁が薄かったから。モノは違うが、甘いおかゆならば外国で食べた。これはオート麦ではなくライスで、シナモンパウダーがかかっていた。


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プライバシーは曖昧だ [手記さまざま3]

学生は自宅での学習が始まる。さて、どうなるんだろう、と私は思う。カメラとマイクを使った授業を教員が自宅ですると聞いた時、私は個人的に嫌だなと思った。なぜかというと、私という人間は仕事とプライベートの切り替えをする。脳は仕事モードの時と趣味モードの時で変化する。顔つきも変わる。仕事モードでは朝食が美味しいかなんてどうでもいい。頭の中では今日の授業のイメージトレーニングを繰り返している。仕事とプライベートの切り替えは私以外の人もやっているはずだ。ところが、今まで趣味に使っていたテリトリーで、これからは仕事をすることになる。気持ちの切り替えが難しい。難しいのは気持ちだけではない。慣れない事ゆえカメラに映る自分の背後に私生活の何か妙なものが見えていたら恥ずかしい。同じことは学生にもあるのではないか。それとも学生は若いから順応するのか。

カメラとマイクで授業する先生は、ちゃんとした書斎をもっている金持ちは別として、貧乏な非常勤講師は私生活の雰囲気漂う部屋で自分を写さねばならないが、自分の背後を隠す垂れ幕は買ったのだろうか。学生はそんな垂れ幕を買わないだろうが、もしもカメラをオフにできるならオフにしておいたほうがいいぞ。

音声もオフにしておいたほうがいい。なぜなら、先日のオンライン講習会で司会を務めた担当者の吐息が、講習ビデオを流す間もずっと「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」と聞こえていて恥ずかしい人になっていた。

今年のカメラとマイクを使った授業は、授業をする側も受ける側も素人がほとんどだ。どんな恥ずかしいことをするかと心配だ。


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3年を過ぎてトゥルースリーパーがどうにもならなくなった [手記さまざま3]

最近、起床時に腰の調子が今一つだ。トゥルースリーパーが薄くなった。薄くなったトゥルースリーパーを補うために毛布を二枚折りにして下に敷いているが、その効果もなくなってきた。掌で押してみても、明らかに煎餅布団ならぬ煎餅トゥルースリーパーになっている。私ひとりの感想ならば私の気のせい体のせいということもあるが、一緒に買ったトゥルースリーパーを使っている親が同じことを言う。どうしても買い換えなければならない。以前にも買い換えを考えて調べたことがあるが、メーカー関係者が一般のレビューを装って書いているようなサイトがあり、あるサイトではA社製品が最高・B社製品が最低、別のサイトではB社製品が最高・A社製品が最低。どれを信じて良いかわからなくてやめた。

低反発マットレスはずいぶん調べて上記の通りにわからなかったので、今回は高反発マットレスを調べた。メーカーが自分の宣伝をしているらしいサイトを避けて、価格.comやセシールなど特定のメーカーのサイトでないのが明らかなサイトから情報を得ようとした。ところがこれも、どれが良いのかわからない。疲れ果てて、売れ筋の商品を親に提案したら、それが四千何百円で安すぎるからもっと高いのを調べてと言われ、これまで何度探してもわからなかったイライラが爆発して「もう探した!疲れた!」と癇癪を出した。険悪になってまでマットレスを探すのはもうやめるべきだと思った。正直なところ、何でもいいから何か買ってこのイライラと険悪をやめるのが正しい道だと思った。

私はもう調べるだけ調べて降参状態になったので、親の考えを聞いた。親はネットで探すのが出来ないと言い、唯一の情報源であるジャパネットのカタログを出してきて、テンピュールを私に見せた。テンピュールは私も以前に調べたことがあり、基本的にはトゥルースリーパーと同様の低反発タイプだから寿命は同じく3年くらいだろうと親に言った。すると親は私に西川を見せた。こちらは高反発タイプだった。普通ならば私はこの時点でもっとよく調べるのだが、上記の通りに調べても得るものがないのと、疲れたのと、何か買ってイライラをやめるのが正しいのとで、西川にした。

ジャパネットのカタログから注文すると、会員特典として送料無料・特価で買える(とカタログに書いてある)。さらに、今はコロナウイルスのせいで電話オペレーターが少ないのでネット通販が推奨されていて、ネットでホームページから買うと後日「web注文感謝クーポン」がもらえる。(この事情はコロナウイルスの状況で変化するだろうから、あなたが注文する時は確認してほしい。)

商品が届くのはコロナウイルスの影響で遅れそうだ。届いたら、西川のマットレスについて感想を書きたいと思っている。


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随想 [手記さまざま3]

昨日は結局床屋と買物に行き、一日の歩数は6670歩に達した。非常事態宣言で家に引きこもって足腰が萎えた状態から一気に6670歩を歩いたらどうなるか。翌日つまり今日は、足腰の関節が痛くてまともに歩けない。本当は寝ていたいが、世の中のしがらみでそうも行かず、朝はピザトーストを作る羽目になった。昼は餅を焼いて汁粉を作る羽目になる予定だ。それが終わったら絶対に寝てやろうと思っている。

昨日の床屋では、非常事態宣言の土地の人が他県までパチンコに行くのを防ぐために全国非常事態宣言になったと、苦笑するしかない会話をした。その日の午後、東京都の新たな感染者がついに200人/日を超えた。この先どうなるかはまだ誰にもわからない。

私のパソコンでは、ある時は仕事の教材が何時間も映し出され、またある時は松田聖子がブリッコしている。カセットテープ録音と共に松田聖子のステージ映像を辿ると、最初の頃は才能ある女の子が人の何倍も努力をしてスターの座を勝ち得ているという感じだったが、天国のキッスになるともはや常人の域を超えており、人ならざる魅力を超人的演技で表現しているかのようだ。昔言われたブリッコというのは、こういう人ならざる魅力を表現する演技のことだったのだろうか。


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緊急事態宣言で家にいて足腰が萎えた [手記さまざま3]

今から2週間くらい前、緊急事態宣言が出される直前に、私はブログ記事に散歩のことを書いた。新しい散歩モティベーションとして、2週間に一度しか収集に来ない不燃ごみをすぐに処分しようと隣町のごみ収集日に隣町まで行って捨ててくるという遠大な(馬鹿な?)計画だった。ところがその直後に首都圏などに緊急事態宣言が出され、「ちょっと散歩に行ってくる」なんて言えなくなってしまった。それから仕事関係の不安が始まり色々するうちに、なんとあれからもう2週間が経った。不燃ごみ収集日が来た。隣町まで行かなくても、近所のごみ収集場所に捨てられる。私は早朝に不燃ごみを捨てに行った。そうしたらまあ、足腰が衰えていること。緊急事態宣言でずっと家にいたから。健常者なら少しくらいの衰えは気づきもしないかもしれない。でも私は腰痛持ちだから、歩きにくさで衰えがすぐにわかる。腰痛改善のために、散歩はしなければならない。そう考える今、皮肉なことに緊急事態宣言が全国に拡大されると決まった。ますます散歩がしにくくなる。ただの散歩は駄目でも、買い物とか散髪とか生活に必要な出歩きは認められている。ひとまず、緊急事態宣言が出される前から伸びている髪の毛をカットしに行きたい。なにしろ伸びすぎてボサボサになり、セットするのが不可能になってきた。でも私の行きつけの床屋は開いているのだろうか。コロナウイルスで客が来なくて臨時休業しているかもしれない。今日はとにかく床屋まで行くのが散歩だ。たとえ床屋が臨時休業していても散歩にはなる。


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(個人的記録)良いことも沢山ある [手記さまざま3]

最近つい不安から記事が暗くなりがちだが、日常生活に良いことも沢山ある。

まず、時間がたっぷり使える。私は長距離通勤をしていて、もしも職場に行くならば行き2時間半、帰り2時間半、合計5時間は通勤で潰れる。それに仕事の時間と昼食の時間が加われば、早朝と就寝前だけが自由時間だ。しかし今は、少なくとも5時間の通勤は存在しない。コロナウイルスのせいで在宅勤務だから。例年ならば4月は新年度で仕事が多く時間に追われるが、今年は時間的には余裕がある。

その余裕のある時間のうち、半分は教材作りに持って行かれる。もしも教室で授業をするならば90分間喋りまくるだけで終わるものが、今は文章にして推敲しなければならない。その文章にリンクする画像、音声、Word文書も作るから時間がかかる。90分どころか、ひとつの授業に6時間くらいかけてHTML文書を作っている。もちろん1日に6時間もできないから、2日かそれ以上かけて90分のための教材を作る。今どきの非常勤講師は持ちコマが少ないから出来ることだ。こうして多くの時間を費やして文書を作るよりも、カメラの前で90分間喋りまくるほうが学生受けは良いんだろうなと思いつつも、HTML文書を作るのは昔の私の趣味だったから、悪い気はしない。「これは趣味だ」と割り切ってしまえば、費やす6時間は仕事ではなく趣味となる。

さて、余裕のある時間のうち、残りの半分は趣味と休息だ。私の趣味のうち、今いちばん大きなものは「カセットテープ音声の補完作業」だ。複数のカセットに同じ曲が入っていることもあり、それは一度補完すれば良い。それを把握するには、補完済みで他のカセットにも入っている曲を記録しておく必要がある。エクセルの表に全部のカセットテープの通し番号を書き込み、補完が終わった曲があればそれをメモしてゆく。エクセルの沢山のセルを使えるから、補完済みの曲がいくつ出来ても楽々書き込める。(もしもワードを使っていたら途中で改行されたりして面倒だっただろう。)そしてひとつのカセットを補完し終わったら、その行を削除する。だから残りの行数を見れば、あと何巻のカセットを補完作業すれば良いかがわかる。昨年や一昨年はエクセルのセルに書き込んだ部分が長々とあり、まだ先は長いと感じた。でも今は、ずいぶん少なくなった。例年ならば4月になると仕事が忙しくてカセットテープ補完作業は遅れるが、今年は4月になってからも進んでいる。そう、コロナウイルスだからって、悪いことばかりではない。良いことも沢山ある。
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先日記事にしたシネフィルWOWOWも、さらにひとつ、刑事ナントカという名前の映画を見つけた。そのタイトルに見覚えはなかったが、ホームページに一緒に載っていた写真があからさまにレッドドラゴン(初代)で、「これはレッドドラゴンじゃないか!」と気づいた。良いことがまたひとつ。

まだある。20年くらい探して見つからず諦めていた漫画が見つかった。少し長い話になる。若い頃、人と話すのが苦手な私は外国語会話が上達せず苦しんでいた。日本にいると周りの同業の人々が私を苦しめてやまない。崖っぷちに立たされた私は最後の手段として外国へ行った。外国では私は日本のように他人から勝手な期待をかけられることもないし、逆に実際よりも低く見下されることもない。外国に着いた私は学ぶための色々なものを手に入れ始めた。なにしろトラウマになるほど苦しめられた外国語だから、真面目な本やニュースで学ぶ気が起きなかった。もっと卑近な、もっと気楽な、笑える、楽しいものでトラウマを押し遣りたかった。駅のスタンドで漫画を買うことにした。中身は見られないのでいわゆる「ジャケ買い」をした。するとスタンドの売り子の男性が妙にニヤニヤした。一体なんだろう気持ち悪いと思いつつ、その時はそれで終わった。宿で荷物整理をしつつ、昼間買った漫画がどんな内容かと見た。半エロ漫画だった。成人指定はなさそうだがエロだった。ははあ、それで売り子がニヤニヤしていたのか。私はエロを探していたのではないのだが。帰国後、私はたびたびその漫画のフキダシに書かれた外国語を解読して、話し言葉的なくだけた調子を学んだ。会話と違い、読むのは何とかなる。でも時として、ここは日本語ならどんな表現なんだろうと思う所があった。さて、この漫画が、オリジナルは日本のものらしかった。外国オリジナルの漫画はアメリカンテイストみたいになって、私の好みでないから、無意識に日本のを選んだのだろう。オリジナルの日本語版があればフキダシの中身を比較できる。ところが、これが有名な漫画ではないらしく、ネット検索しても見つからなかった。そのまま約20年の間、時々探してみたが見つからなかった。そして私はもう諦めた。昨日、私はまったく別の漫画の情報を探して見つからないという経験をしたが、その時何の気なしに思ったのは、見つからない漫画といえば例の半エロだなあ、ということだった。検索してから寝ようと思い検索したら、何やら情報があるみたいに見えた。最初は、思い違いだろうと思った。なにしろ20年間なかったのだから。でも情報は見つかった。

これだけ良いことがあれば、ありすぎだろう。だから私は、不安だ不安だとわめくのをやめて、もっと世の中に感謝して生きなければいけない。


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(個人的記録)一喜一憂 [手記さまざま3]

Webによる授業支援システムに妙なものが付随しているのは前から知っていた。履修登録とは違う「登録」らしい。これを使うと学生は履修登録しなくても私の授業データを見られるらしい。でも、そもそもこのシステムは大学の作ったものでなく、どこかの会社が作って提供しているものを大学が買ったのだから、そのシステムに付いているもの全てが当該の大学で使えるかどうかはわからない。それで私は今日まで放っておいた。

私はすでに第1回授業分のデジタルデータを作り終え、第2回授業分も80パーセントくらいは作ったので、余裕ができた。だから今日は、今まで放っておいたその妙なものをいじってみることにした。本来は学生が「登録」するのだが、同じシステムを使っている教員も登録の真似事はできる。それで、試しに私と同じ科目を担当する先生がこの登録機能を使おうとしているかどうかを検索してみた。どうせいないよな、と思っていたが、一人いらした!

履修確定前にこの「登録」を許可しているということは、履修する授業を決めようとしている学生への宣伝としか思えない。他の先生が宣伝していて私が宣伝しないと、それは不利だ。そこで私は急いでその「登録」を使うことにした。

私は喜んだ。不安が消えていった。喜んだ理由のひとつは、私以外にもカメラとマイクを使った会議システムではなく、この授業支援システムのほうを使おうとしている先生がいらした。もうひとつの理由は、その先生と競ってより良い授業をしようという意欲が湧いてきた。

元気が出て来た私は、自分の授業にその「登録」を許可し、そのことをニュースとして配信した。それから、まだ見ていない掲示板の書き込みにも目を通した。するとそこにたまたま、ニュースは授業を登録した学生にしか届かないという1行があった。私もそれはわかっていた。私がニュースとして配信したことは、登録済みの学生にしか伝わらない。登録していない学生へのアピールにはならない。でもそれが私にできる宣伝の限度だから仕方がないと思っていた。他の書き込みに、カメラとマイクを使ったweb会議システムの注意点について学生に伝える手段として、ニュースを使ったらどうかと書いてあった。ここに至って私は、自分の小さな思い違いに気づいた。私は今まで、学生と顔を合わせてする授業ができるようになるまでの間は、Webによる授業支援システムか、カメラとマイクを使ったweb会議システムか、どちらかで授業をするのだと思っていた。だって、webで会議している最中に、授業支援システムの画面は見られないから。ところが上記の書き込みからは、両方とも利用して授業をするという選択肢が伺える。

ということは、たったひとり「登録」を使っている先生も、この授業支援システムだけでなく、web会議システムのほうも使うのかもしれない。結局、授業支援システムだけで何とかしようとしている人が私の他にいるかどうかは、わからないということだ。にわかに私は不安になってきた。

残念ながら今の私は、一喜一憂している。

いずれにせよ、あと数日でカリキュラムが動きだす。そうすれば、履修(登録)する学生がいるにせよ、履修者数ゼロにせよ、目の前に敷かれたレールの上を走るまでだ。それがわかっているのだから、本当は一喜一憂せずに動じないのが正しいのだが。


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踵こすりになる入浴剤 [手記さまざま3]

最近、温泡という入浴剤を買った。留め湯で湯が汚れている時に使っている。固形の商品で、湯に入れると炭酸の泡がたくさん出るタイプだ。本当は湯に溶かしきってから入るのだが、ジャグジーみたいで楽しいので溶かしながら入っている。その時、あることに気づいた。この商品は、湯に入れる前は表面が滑らかだが、湯に入れて溶け始めると表面がザラザラになり、まるで軽石を思わせる。もちろん、どんどん溶けて小さくなるのだが、溶けきるまでに1分以上かかり、その間ずっと軽石のようだ。風呂で軽石といえば、踵こすりではないか。試してみた。なんだか良いみたいだ。すぐに小さくなるので短時間しかこすれないが、次回の留め湯の時にまたこする。今のところ気に入っている。留め湯とはいえ、湯の中で踵をこすれば湯をさらに汚してしまうので、罪悪感はある。入浴剤のメーカーは、「そんな使い方はやめてください」と言うに違いない。今のところ健康に問題はないが、入浴剤は踵こすりではないので、長く続けているとひょっとして問題があるかもしれない。だから他人には勧められないが、マイブームではある。


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「支援システム」と「会議システム」 [手記さまざま3]

このごろブログ記事に書いているWebによる「授業の支援システム」と「会議システム」は、相変わらず私を理不尽に苦しめる。どうしたのかというと、私は「支援システム」のほうで毎日がんばって教材を作っているのに、その「支援システム」に「会議システム」の宣伝が送られてくるんだ。私は「会議システム」が使えないからその不安を振り切るように「支援システム」をがんばっているというのに、どうして「支援システム」のほうにまで「会議システム」が出張って来るのか。

ではどうして「会議システム」が使えないのがそんなに不安なのか。もちろん訳がある。

あれは大昔のこと、まだ私が大学院生の頃だった。大学院と並行して高校と大学の非常勤を少しやらせてもらっていた。その時、音大の大学院を受験するという人が過去問をもって教わりに来た。彼に1年間教えたあと、彼からもうひとり教えてほしいと言われた。オーケストラで第1ヴァイオリンの首席奏者をしている女子だというので、ぶったまげた。残念ながら私とは曜日が合わなかったが、私は出来る限りのことをしようと思い、過去問を解いたものを送ってもらって添削と解説を私が送り返すことを提案した。でもそれは彼女の求めるものではなかった。仲介者である彼が言うには、じかに会って色々話し合えるレッスンがしたいとのこと。その時に私はとても理不尽なものを感じた。

何が理不尽なのか。文章で相手に書き送るのは、すごくたくさんの時間を使う。書いたものを後から読み直すことも必要だ。レッスン料に見合わない努力の場合もある。それでも私は誠意を見せようとした。いっぽう会って何かするのは、かなり楽だ。たとえば2時間という決められた時間を、全部全力で教えるのではない。余談の時間もかなりあるし、ああだこうだと話し合っているうちに時間は過ぎてくれる。はっきり言って、会って話すのは、手紙を書くよりもいいかげんで何とかなる。私はレッスン料に見合わない時間を使ってでも手紙を書こうというのに、相手はいいかげんな会話のほうが良いというのだ。こんな理不尽なことがあるか。

ただ、その時に学んだ。世の中とはそういうものだと。人は、顔を見て話したがるのだ。手紙じゃ駄目なのだ。

これで、話がつながっただろう。「支援システム」で努力してたくさんの時間を費やして教材を作っても、学生はそれに食いつかないのではないか。「会議システム」で喋りまくるだけのほうが、学生は食いつくのではないか。私はそれを危惧している。

その不安を振り切るように教材を何時間も作っていると、「会議システム」の宣伝が来る。嫌なものだ。

たまたま教科書に誤植が見つかり、私は自作教材の中にその誤植の正誤表も入れた。その時に私の「誤植」という語の使い方が合っているか確認するためにネット検索したら、色々と面白い「誤植」ネタが出て来た。今日も不安との闘いだったから、せめて今は腹の底から笑うことにした。笑える誤植を集めてUPしてくれた方に感謝。


ありえないミスをしてしまった誤植まとめ39連発
http://netgeek.biz/archives/85360


その誤植、ダメ、絶対!な画像
(ブラックユーモア系)
http://blog.tomu.tv/?eid=1272678


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個人的タンジェリン祭り [手記さまざま3]

前回の記事から続けて書くならば、過去にリストラされて何年も苦しんだ私だが、ようやく時間が傷を癒してくれて、最近は「怯えて生きるも一生、笑って生きるも一生」と達観するまでになった。とはいえ無い袖は振れないので、趣味に使える小遣いはよく吟味の上で使うことになる。そして今回はシネフィルWOWOWが発端だった。

昔見た懐かしい映画を6つもシネフィルWOWOWで放送するので、6つも見られるなら金を払っても良いだろうと思い視聴契約した。それら全部の視聴が終わり、月末までは契約が続くので他に何かないかと探したら、「炎の少女チャーリー」があった。これは確か音楽がタンジェリン・ドリームだったはず。普通は音楽じゃなく、原作があのスティーヴン・キングだと言うべき所だが。視聴したら、初期のタンジェリンを好んだ私には、この映画の音楽はタンジェリンらしく聞こえなかった。1984年。そうか、この頃はもう、こういう方向へ行ったのか。
私はそれでシネフィルWOWOW の視聴が終わると思っていた。ところがさらに「ザ・クラッカー」を見つけた。最初は「まさか、な。」と思った。でも原題Thiefを見た時、確信した。これも音楽がタンジェリンだ。なにしろサントラのレコードを持っている。1981年。どんな曲だったか私が覚えていないということは、これも初期とは違う感じにちがいない。
まさか2つもタンジェリンの映画が見つかるとは。これは何かの縁ではないか。そう思い、タンジェリンが音楽を担当した映画を調べ始めた。 "タンジェリン・ドリーム 映画" で検索するとすぐにズラリと出てきた。「炎の少女チャーリー」の1984年までに絞っても、9つもあった。以下の列挙の順番はGoogleでの順番そのままで、意味はない。

ザ・クラッカー 1981
恐怖の報酬 1977
ザ・キープ 1983
炎の少女チャーリー 1984
卒業白書 1983
Flashpoint 1984
The Soldier 1982
SFザ・ウェーブ 1983
Forbidden 1984

やっぱり最古のサントラは恐怖の報酬だった。その後がザ・クラッカーで 1981年。私はここまででサントラ盤を買うのをやめたようだ。今は非常事態宣言で外出を控えるようにと言われているから、家で他の映画も調べてみようと思った。こんどは映画の公開年順に並べ替えて書く。

The Soldier (1982)
allcinemaによると、バイオレンス・アクションもの。え?パレスチナとイスラエルの問題? やたらと現実的で嫌だな。「世界的規模のアクションに挑んで玉砕した怪作」か。
https://youtube.com/watch?v=kj0sEZF52nE

SFザ・ウェーブ (1983)
原題はWavelength。波長? 原題は意味わからんけど、邦題はもっと意味わからん。allcinemaの解説では「UFOスペシャル番組的」って書いてある。「矢追純一UFOスペシャル」のこと?
https://youtube.com/watch?v=KP8jrXY00-Y

ザ・キープ (1983)
ええと、ホラーか。ナチスドイツ?歴史物は苦手だ。え?ナチスドイツが惨殺するのでなく、惨殺される側?それなら見てやろう。え?DVDが出てない? VHSビデオの貴重な映像がニコニコに4分割で上げられているようだ。
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm14665120
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm14665172
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm14665219
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm14665259

卒業白書 (1983)
意外にも有名な作品らしい。トム・クルーズの出世作だって。青春映画だそうだ。原題はRisky Businessっていうのか。日本でも知られている映画らしいので、視聴はお金を出してレンタル等で、ということになる。

Flashpoint (1984)
これは日本で知られていない映画だな。日本語サイトを見つけるのに苦労した。
https://youtube.com/watch?v=guXGZ1bcbsc

Forbidden (1984)
これに至っては、いったいどこまで検索したら日本語サイトが見つかるんだろう?
https://youtube.com/watch?v=qCV3FeMloBM


追記
ちょっと検索しただけで全部の映画が出てくるとは限らない、という思いは頭をかすめたが、どうやらそれが正しかったようだ。夜になって私は今日の収穫を整理しようと、自分のハードディスクのタンジェリン・ドリームのフォルダーを開いた。そうしたら自分が7、8年前に書いたメモに、「1982-1983年の2年間だけでもTangerine Dreamは6枚のサウンドトラックを出している」とあった。つまり、まだ他にも映画があるということか。


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不安になったら正しい情報を求める [手記さまざま3]

東日本大震災の時だったか、多くの人がパニックになった中で、人々が密集しているにもかかわらずパニックを防いだ場所があった。それは東京ディズニーリゾートだった。交通機関が麻痺して身動きの取れない状態だったが、場内アナウンスで外の状況を逐一報告して、人々の不安をできるだけ抑えたそうだ。

不安なことが起きればもちろん不安だが、「どうなっているのかわからない」という気持ちが不安をとても大きくする。自分に不利な状況でも、事情を正確に把握しているというだけで不安は小さくなる。

非常勤講師の私にリストラの話が持ち上がった時も、情報さえ入ればと思ったものだ。経営難でリストラするという説明が担当者からあったが、非常勤講師控室で毎週会う人が論文執筆に専念したいからと依願退職した後には代わりの非常勤講師が雇われた。経営難ならなぜまた雇う? そして、雇えるのならなぜ私を解雇する? 辞めたくないと頑張って一年延ばしてもらった私を解雇する位なら、新しい人を雇うな。事情がわからず、不安ばかりが増した。専任の先生は曜日が違い、ネットやメールは出来ない人で、何度置き手紙をしても音沙汰がなかった。私は不安から心と体を壊した。リストラが実行された後、専任の先生は年賀状に「今度お会いする機会を作ります」と書いてよこした。私は「いまさら何を言っているんだこの人は」と思った。不安に潰されそうで助けを求めた時は放っておいて、心と体が壊れて収入元を失い出歩けなくなった私がもう電車賃を使うことも居酒屋で飲むことも出来ないのをわからないなんて。

そうなってからでは、どんな情報も手遅れだ。いま、コロナウイルスで家の外に出られず、誰もが不安だ。私の場合も、教え子と顔を合わせて授業ができない中でWeb教材作りを頑張っていると、専任の先生(もちろんリストラされた学校でなく、後に残った職場の)から連絡が来て、今度はweb会議システムを学ぼうと言う。ところが私のパソコンにはカメラもマイクも付いていない。授業でweb会議システムを使うのは不可能だ。みんながweb会議システムを使う中で自分だけ取り残されるのではないかと不安になり、午前2時半に目が覚めたらもう眠れない。私は起き上がってパソコンで大学(リストラ後に残った職場)のホームページにアクセスし、web会議システムが使えなくても取り残されないことを確認した。それでやっと、心が軽くなった。

あなたも、もしも何か大きな不安をもってしまったら、確実な情報を求めると良い。もちろんガセネタや煽り情報は駄目だが、正しい情報さえ掴めれば、たとえ不利な状況でも、何もわからない時よりも必ず心は軽くなる。


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(個人的記録)阿呆鳥の夢めぐりからの収穫 [  カセットテープ(補完計画)]

レコードを前回かけたのは、たしか「初恋少女」のデジタル化だったが、あの時は高音が出なくて不安になった。高音の出ない原因が、レコードのせいなのか、プレーヤーのせいなのか、フォノアンプのせいか、パソコンでの音声キャプチャで何かを間違ったのか、判断できなかったから。今回のレコードは高音が出たので、これで「初恋少女」はレコード自体が高音が出ないと判明し、安心できた。

そして何よりも収穫があったのは、曲の末尾だ。前々回の記事に書いたが、私がレコードを入手した目的のひとつは、曲の終わり方を知ることだった。私のカセットテープにはほぼ全曲入っているが、最後の最後がブツッと切れている。ブツッと切れている所からそのままジャーンと鳴って終わるのか、あと数フレーズ演奏して終わるのか、フェードアウトするのか。それが気になった。

前々回の記事で私はフェードアウトの可能性にも言及したが、実は私自身はそれが一番可能性が低いと思っていた。その理由は、カセット録音でブツッと切れている末尾が、いかにもこのあとジャーンと鳴って終わるという感じだったからだ。ところが実際は、意外にもフェードアウトで終わっていた。

この曲が意外にもフェードアウトで終わると知った時、私にはもうひとつのこともわかった。若い頃の私のカセット録音がブツッと終わっている時、それには2つの可能性がある。テープの終わりが来てしまい、残念ながら末尾が切れた場合と、曲の末尾が気に入らなかったので意図的に切った場合。この曲は、カセットテープの終わりで切れておらず、しかも、いかにもこのあとジャーンと鳴って終わるという感じでブツッと終わっている。私がそう聞こえるように仕組んで編集したのだろう。
まるで探偵小説で推理をするように、大昔の自分が何をしたかを推理するのは、私個人限定だけれどもゾクゾクするほど楽しい。他人と共有できるゾクゾク感でないのは残念だが、あなたにも何かあなた固有の良いことがあるようにと願っている。


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外に出られなければ家の大掃除をすれば良い [手記さまざま3]

前回の記事(阿呆鳥の夢めぐり)の続き。結局私は中古レコードを買うことにした。CDという選択肢もあったのだが。CDならば中古でなく、ノイズがなく、他の曲がいくつも入って二千円台だったと記憶している。パソコンに音を保存するのも楽だろう。でも私はその気になれなかった。カセットテープに入っている曲だからこそ私は金を出してまで手に入れようとしている。他の曲は眼中にない。眼中にない曲のために千円以上余分に払うほど私は裕福ではない。すべてはカセットテープ補完計画のため。(追記あり)

このレコードを再生する前に、私は大掃除をしなければならなかった。私の自室には冬の間大きなサボテンが鎮座していたので、掃除機をかけられない場所があった。そのサボテンが先日ベランダへ行ったので、冬の間じゅうの埃を掃除した。ただの掃除ではない。カーテンを洗った。さらに、取り去ったカーテンの裏側にあるサッシと天窓と雨戸の掃除。仕事は芋づる式に増えた。これを一日で終えた。全部室内での作業、せいぜいカーテンを干すためにベランダに出ただけだが、仕事量が多かったので歩数計が三千歩をカウントした。

翌日はPC-98を部屋の真ん中に引っ張り出して掃除した。なぜならPC-98の背後にある引き出しの中にレコードクリーナーが入っているから。引き出しを開ける前に、冬の間じゅうの埃を掃除しなければならなかった。当然レコードプレーヤーとフォノアンプも掃除。これを一日で終え、さらにレコード音声のデジタル化も済ませた。コロナウイルスによる非常事態宣言で外に出られなくても、やることなら家の中に山積している。ちなみにウチの前の道路では非常事態宣言が出されても子供が元気に遊んでいる声がした。こんなに危機感がなくて日本は大丈夫なのだろうか。

明日はレコードを、天袋にある他の中古レコードと同じ所に仕舞わなければならない。その場所はパソコンで調べられるようになっている。自室のどこに何があるかは全部パソコンに打ち込み済みで、上に書いたレコードクリーナーの場所もパソコンで見つけた。

「夢めぐり」の結果については、改めて記事を書きたい。なにしろ今は真夜中で、私は気持ち良く寝ていたのに家人が夢にうなされて大声を出し、それに起こされてしまったという事情だ。私はこれからもう一度眠る努力をしなければならない。


(追記)
この記事を出した日の夜、ちょっと気になってCDの値段を調べ直した。そうしたら二千円台のCDが見つからない。私の記憶違いだろうか。4000円ならある。夢めぐり1曲のためにそれは買えん。


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阿呆鳥の夢めぐり [手記さまざま3]

今日の話はカセットテープ補完作業の関係。でも企画段階で、まだ何も判明していないので、今回の記事のカテゴリーは「カセットテープ(補完計画)」ではなく「手記さまざま」にしておく。

阿呆鳥というグループの夢めぐりという歌を探している。この阿呆鳥は、あまり有名なグループではないようだ。しかも彼らの代表曲は他にあり、夢めぐりはそれに比べるとネット上の情報が少ない。ステージもレコードも、音はまったく見つからなかった。カヴァー動画ならあるが、私が知りたい2つのことはカヴァーではわからない。
知りたい2つのこととは何か。まず、カセットテープに録音されている歌のピッチが正しいかどうか。カヴァーは歌う人のキーに合わせて演奏するから、ピッチ合わせには使えない。もう一つの知りたいことは、曲の終わり方。私のカセットテープにはほぼ全曲入っているが、最後の最後がブツッと切れている。「カセットテープ補完計画」を遂行している私としては、曲の終わり方を知りたい。ブツッと切れている所からそのままジャーンと鳴って終わるのか、あと数フレーズ演奏して終わるのか、フェードアウトするのか。カヴァーでオリジナルと同じ終わり方をするとは限らない(とくに弾き語りにフェードアウトはない)ので、これも正しく知るにはオリジナルの曲を聞かなければならない。
オリジナルはネット上にはないので、他の方法で手に入れなければならない。中古レコードとCD販売が見つかっているので、今回の件は金と努力次第で解決できる。あとは私次第だ。この広い世界のどこかに自分を待っている人がきっといるという歌詞は、人生を数十年歩んできた私の人生観とはもはや異なる。その自分と異なってしまった歌のために、どこまでの金と努力をつぎ込む気になれるか。いずれにせよ、夢めぐりについては自分で解決する。今日の記事はここまで。


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予約をキャンセルしようかと思う [痛風日記]

ついに非常事態宣言が出された。私は4月22日に痛風治療の予約をしているのだが、嫌な感じだ。病院は不特定多数の、しかも具合の悪い人が集まる場所だ。待合室の隣の椅子との間はくっついている。それでも自分の具合が悪ければ行かなければならないが、治療を始めてから2年半、一度も血中尿酸値が正常値を上回らなかった。服用しているフェブリクの量は毎日10mg。前回の血液検査後には先生の口から薬をやめるという選択肢も出た。世界中でコロナウイルスが蔓延しているこの時に通院するのは、メリットよりもリスクのほうが大きいのではないか。
後ろめたいのは、3年間は治療を続けると自分で決めたのに反すること。3年までにあと3ヶ月残っている。それと、4月22日に通院しなければ、その数日後に薬が切れる。これは先生との縁が切れることを意味する。それが残念だ。1年目、いや2年目になってからも、私は早く薬を飲まない日が来ないかと思い続けていたが、最近はなんだか薬を飲むのに慣れてしまって何とも思わなくなった所だ。やっと薬を飲むのが嫌でなくなったのに、服用する薬が無くなるのは皮肉ではないか。コロナウイルスのリスクさえなければ今まで通りに通院したい。


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腰痛改善散歩を再開 [手記さまざま3]

恥ずかしながら腰痛改善散歩をいつの頃からかサボっていた。毎年冬はこうなってしまう。冬の始めからではない。むしろ冬の始めは、どんなに寒くても雨が降っても散歩する。家人がそれを見て驚き感心する。しかしこれは、一度サボったらもう行かなくなるとわかっているからこその必死の行動で、他人にはそれがわからない。やがて長い冬の間に1日散歩しない日がある。事情はもう忘れた。とにかくその日を境に散歩しなくなる。家人がそれを知って驚き呆れる。しかしこれは、散歩する本人にとっては最初から危惧していたことで、最初から何ら変わりはない。今年はコロナウイルスが追い討ちをかけ、こうなると散歩なんか行くはずがない。それでも、健康のために散歩しなければという気持ちはいつも心の片隅にある。
昨日は久しぶりに散歩した。公園では何人もの子供が遊んでいた。ヨーロッパとはコロナウイルスにたいする危機感が違う。
なぜ昨日は私が散歩をしたか。実はそれは散歩ではなかった。歩き回って結果的に散歩になった。ではそれは、散歩でないなら何だったのか。不燃ごみを捨てられる場所を探しに行ったのだ。ごみの収集・分別方法は各自治体で異なるだろうから、説明せねばなるまい。私の所では、2週間に1回だけ不燃ごみを捨てられる。一度捨てそこねると2週間捨てられない。私が昼頃にふと気づくと今朝が不燃ごみの回収だった。これで2週間ごみを家に置いておかなければならない。でも、何か手はないだろうか。他の町ならば、他の曜日に不燃ごみを捨てるのではないか。腐って迷惑をかける生ゴミではないし、片手に下げられる大きさだから、他の町のごみ置き場に置かせてもらおう。そう思って私はごみ収集パンフレットを見た。幸運なことに隣町が翌日の朝不燃ごみ収集だった。隣町のごみ収集場所は知らないから、まずはごみを持たずに隣町へ行き、ごみ収集場所を確認、一度帰宅し、翌朝までの間に不燃ごみを持ってもう一度行く。完璧な作戦だ。
私は隣町へ向かって歩き始めた。ところが、もういいかげんに隣町のはずという場所まで来ても、電柱のプレートにはまだ私の町の名前が書かれている。おかしいと思いつつ、やっと思い出したことがある。大昔、ここはまだ宅地ではなく荒れ地で、その頃は隣町扱いだった。しかしその後ここが住宅地になった時だったか、あるいは後年に住所表記整理があった時だったか、住民から運動が起こったそうだ。その隣町の名前が「阿保」で、住民としては、自分の住所が阿呆は嫌だから、近隣の別の町に組み込んでくれという訴えだったそうだ。その時以来、ここは阿保ではなくなった。私はあてが外れて、行けども行けども阿保にたどり着けなかった。
さんざん歩いた挙句に私は阿保のごみ収集場所を見つけられず、それでも散歩だけはしっかり出来たという事情だ。
こうして私は自分の町の不燃ごみ収集日に間に合わなかっただけでなく、隣町の収集日にも間に合わなかった。でも、隣町というのは、ひとつではない。今度は別の隣町が不燃ごみ収集の日を目指そうと思う。


追伸
散歩を再開という記事を書いたとたんに、にわかに緊急事態宣言の可能性がでてきた。買物はともかく、ただの散歩をする雰囲気ではない。世の中は色々だ。


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Webによる授業システムではなかったらしい [手記さまざま3]

私は今までブログ記事で、コロナウイルスのせいで学生と顔を合わせて授業ができないから「Webによる授業システム」を使わなければならないと何度も書いてきた。私の無知でそう思ってきた。ところが、昨日オンライン講習会の動画を見たら、そこで言っていることに違和感があった。小テストやレポートの機能をさしおいて、授業で配布したコンテンツをWeb公開する機能が、もっとも使われている機能だと言った。コンテンツやニュースの未読者には授業で会った時に読むように促してほしいとも言った。つまりこれは学生と顔を合わせて行う授業のサポートシステムでしかなく、Webだけで行う授業のシステムではないということだ。どうりで、初回授業で私が毎年喋っていることを文章にして推敲するのに暇を取られて辛いと思ったわけだ。本当ならばそういうのは学生と顔を合わせて教室で喋り、教材やレポート提出にだけこのシステムを利用するはずだったのか。今年はコロナウイルスのせいで通常の授業ができなくなったから、大学側としてはこのシステムを使ってレポートを出して無理やり出席カウントを行うしかないというのが本音か。

とにかく、やればやるほど、見えていなかったものが見えてくるのは確かだ。とくに私は無知だから、良い機会だとは思う。


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きっとやればできる [手記さまざま3]

Webによる授業システムの学習は、相変わらず難しい。前回書いたテキストが今回のログインで見当たらず、探し回った。保存されなかったのか、勝手に消えたのか、管理者が消したのか、私が見つけられないのか、どの事情が当てはまるのかがわからない。更新履歴のようなものも存在しない。やっと見つけた事情は、コンテンツを閲覧しようとするとそこにはたった一行、コンテンツがないと書かれている。ところが管理画面へ移動すると前回書いたテキストが現れる。なんでそういうシステムなんだ。どうやら、人間が感覚的に理解しにくい部分があるようだ。(コンテンツはないと書いてあるのに実はコンテンツがあるというのは、感覚的に理解しにくい。)このシステムは、Windowsのユーザーインターフェイスほどには細部が練れていないと思われる。そういう問題のあるシステムをいちいち学習してゆかねばならないのは嫌だ。

今日は結局、趣味ができなかった。Web授業システムの習得と炊事とサボテンをベランダに出すのとで終わってしまった。サボテンをベランダに出すなんて数分あれば出来ると思われるだろうが、そうは行かない。重量15キロくらい。私は腰痛で重いものが持てない。駄温鉢は指をかけてしっかり持てる所がない。だから私はこれを、自室から少しずつ引きずってベランダまで行く。ベランダの出入口には段差があり、その段差にすのこを渡して坂を作り、鉢を滑らす。坂は急でサボテンを支えないと傾いて根が痛みそうだ。かがんで支える私の腰がゴキュゴキュと嫌な音をたてる。というわけで、このサボテン移動は毎年私にとって大変なイベントだ。
Web授業システムの学習は、嫌だけど、でも頑張った。スタイルシートで文章の背景に色まで付けてやった。嫌なものに直面した時は、その中に自分の好きな要素を見つけてそればっかり見るようにすると、嫌だという気持ちを消すことができる。

明日からは、サボテンの植え替えだ。明日は鉢から抜くだけだからまだ良いが、根を乾かしてから鉢に戻す時は苦労しそうだ。重くて刺だらけなので、これを一人で持ち上げて植え替えるのは大変だ。でも、やればできる。Webの授業システムも、きっとやればできる。


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Webで授業を続けるのは無理だ [手記さまざま3]

いつも頭の中をWebの授業システムが駆け巡る。こんな状態ではまた悪夢を見そうだ。これはもっと猪突猛進して学ぶべきなのか、それとも午後は一切やらない・考えないという風に区切りをつけるべきなのか。なぜ頭の中を駆け巡るかというと、まだまだやることがたくさんあり焦っているからだ。システムを学ぶだけでなくデータを作るのにも時間がかかる。私はまず最初の授業で学生に読ませるものから作り始めた。「この授業では何を学ぶか。授業を受けるのに必要なものは何か。試験と成績はどのように決まるか。」普通の授業ならば、すでにわかっていることを喋るだけで良い。それを文章にし、推敲しなければならない。担当の授業ごとに違う部分があるから気を付けなければならない。こんなことを毎回の授業ごとにやるのは時間も労力も大変なことだぞ、と思った。その時に気づいた。これは無理だ。Webで授業を続けるのは無理だ。

授業というのは「何ページの問題をやれ」で終わりではない。教科書の説明が部分的に不適切ならばそれを修正し、初学者にわかりにくければそれを解説しなければならない。そのためのテキストを毎週書き、推敲しなければならない。授業の原稿を書き推敲するのに一体どれだけの時間がかかるかと想像した時、Webでの授業はそもそも無理だと気づいた。Webでの授業は、コロナウイルスで普通の授業ができない間を何とか凌ぐためのものにすぎなかった。

WebはWebでも、テキストベースの授業ではなく、動画で行うタイプもある。それならば原稿を推敲する時間はテキストベースの授業ほどは要らない。ところが今度は、ネット接続に従量制の金がかかる家の学生はどうするんだという問題が生じる。


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TBSは追悼番組やらないのか。学校新学期は始まってしまうのか。 [手記さまざま3]

前回の記事で仕事と趣味を猪突猛進すると書いたので、予定としては仕事と趣味の両方を記事にしようと思っていた。ところが午前零時台という、とんでもない時間に目が覚めてしまった。
なんで午前零時台に目が覚めたのか。それはテレビでコロナウイルスのことばかりを言い、不安が煽られるからだ。昨晩は、志村けん追悼番組を探して録画をチェックした。私が探しているのはTBSだ。全員集合派だから。いち早く追悼特番を組んだフジテレビと違いTBSは、葬儀の報道は別として、追悼特番はどこでやっているのかわからない。昨晩は当初の予定通りダイアナ妃をやった。しかしそれより前に、番組表をチェックしていて懐かしのシーンとか書いてある番組があったので、それを中心に録画しておいた。それらをチェックしたのだが、結局追悼関係は何もなかった。そういえば昔、全員集合の懐かしのシーンを放送しだしたのもフジテレビだった。TBSはそういうシーンを放送するのをずいぶん渋って、相当遅れをとってから始めたと記憶している。(その後でDVD-BOXをこれでもかと出したが、似たようなコントも多かった。)
今は本当に大変な時だから、追悼番組の暇がなくても仕方ないとは思う。坂上二郎さんが亡くなった時も追悼番組をやる暇なく地震が来たっけ。今も、まるでノストラダムスの恐怖の大王が遅刻してやって来たみたいな世界的惨事だ。その中で日本の対応がヨーロッパと違うのが心配だ。学校の新学期は、臨時休業を選択肢に入れながらも原則として通常通りに始めてしまうのか?家からなかなか出られないフランスとは大違いだが、大丈夫なのか?これを受けて、いままでゴールデンウィーク明けから学生と顔を合わせての授業をすることになっていた大学が授業開始を早めるということはあるのか?これだけ不安材料があったら眠れないのが当たり前だな。

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近況報告 やるぞ猪のように [手記さまざま3]

前回の記事で志村けんさんに後押しされるように、自分のやるべきこと出来ることをひとつずつ片付けてゆこうと思った私は、仕事でも趣味でも猪のように突進することにした。私は心配性で色んなことを不安に思う駄目な奴なのだ。だから不安に思う暇がないほど突進する。仕事は、毎日あの何とかいうシステムの画面をいじりまくる。いじったからといって、わかるとは限らないが、いじらなければ、わかるようにならない。趣味は、カセットテープで中森明菜と松田聖子が連続して登場だ。聖子は何と、ネット上にステージ動画が80個だ。片っ端から見るだけでも、どれほど時間がかかるかわからない。
そうそう、話が仕事関係に戻るが、先日の記事で私は大学の新入生ガイダンスはあると書いた。それが、無くなってしまったようだ。困ったことだが、でもそれが最善の策だな。ますます授業で学生と顔を合わせるのは難しい状況で、Webを使った授業をするしかないようだ。


追記
なんとかいうシステムについて。
私はログインしても、どうしても本格的にいじれない。なぜなら試しにレポートや小テストを作成してみようにも、それを行う場所は現実に存在する授業クラスの領域だ。うっかり送信してしまったら、実際に学生が参照してしまう。間違えながら、あるいは少しずつ、試しながら学んでゆける場はどこにあるんだ。私が申し込んだオンライン講習会ではそれを教えてくれるかな。無理だろうな。なぜならその講習会は、システムのライセンスを大学に売った会社が開くものだから、純粋に「使い方」を教えてくれるだけだろう。掲示板に書き込んで識者の方に尋ねるべきだが、心配性で引っ込み思案の私はYouTubeにだってUPできない。アカデミックな掲示板に出てゆく勇気はない。そういえば既存の書き込みは、知識のありそうな人のものだった。やっぱり、自信のない人はなかなか書き込めないものなんだよ。
「ほらオンラインマニュアルがありますよ」「ほらオンライン講習会がありますよ」「ほら掲示板がありますよ」これだけあれば大丈夫でしょう。わかってる人はそう思う。いっぽう私のようなわからん奴というのは、まったく別次元の低レベルに存在しているのだ。とにかく明日も頑張ろう。


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