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個人的記録 レコードを撮影した その2 [  レコード(補完計画)]

前回の記事で、ショックを受けたと書いたにもかかわらず、撮り直しをしようとしなかったのには理由がある。今回の撮影は子供の頃のレコードではなく、つい最近買ったセコハンレコードの撮影だ。元からこだわるつもりはない。ただせっかくだから、いつか子供の頃のレコードを撮影する時のためにデジタルビデオカメラの静止画撮影の設定と性能を確認しておきたかった。結果として、デジカメのほうが細部まで忠実に再現できるという意外な事実がわかった。ビデオカメラは高価で、ピント合わせや接写などはデジカメよりも性能がいい。だからレコードの撮影はこのビデオカメラの静止画撮影モードでと思っていたのだが、ここに来て欠点発見だ。


さて、レコード撮影よりも前、雨で作業ができなかった日に、ネット検索してLPレコードジャケットのデジタル化方法を調べた。その結果は残念ながら数年前に調べた時と同じで、目新しい情報はなかった。ひとつずつ見て行こう。

A4フラットベッドスキャナで4分割してデジタル化し後から合成するという方法は、安価で手に入る(またはすでに手に入れている)機器で対処でき、カメラのように向きによる大きな歪みが起きず、光沢のあるジャケットの場合に光の映り込みでテカらないという点でじつに合理的だ。ただし、この方法で100枚のレコードの表・裏・歌詞カード・レコードレーベルをデジタル化すると、それらを後から合成するのに一体どれだけの手間がかかるだろう。1枚、2枚、いや10枚くらいまでなら良いけれども。さらに個人的には、フラットベッドスキャナを使って毎日作業すること数か月で腰を完全に壊したという経験がある。私は、この方法で作業してはならない病気の体なのだ。あと、この件に詳しい方がネット上にさらなる現実問題を教えてくださっていた。フラットベッドスキャナは縁がガラス面よりもわずかに高いので、そこへLPジャケットを載せるとピントが完全には合わないとのこと。なるほど。それに、フラットベッドスキャナといえども完全にフラットなスキャンはしてくれず、わずかな歪みは生じ、後から合成する時にそれを補正しなければならないとのこと。あっ、これは私も似たような経験がある。紙のような平面のスキャンではわかりにくいが、カセットテープを片っ端からスキャンした時に、ガラスの中心部分と端とではスキャン(撮影)の向きが微妙に違うことを発見した。

A3フラットベッドスキャナをレンタルする。健康な体ならば、1カ月のレンタル期間で寝る間も惜しんで作業すれば経済的にも負担が少ないだろう。ただし、前述のとおり私はそれをしてはならない体なのだ。それに、A3スキャンでもLPレコードジャケットは上下が少し切れるかもしれない。

オーバーヘッド読み取りA3スキャナを使う。今回は詳しく調べなかったが、これについては数年前に調べた。実は、今回のネット検索はこのオーバーヘッド式に画期的な新商品は出ていないかというのが一番知りたかった。でも出ていなかった。A4フラットベッドスキャナに比べると、後から合成する大変さがない。ガラスに被写体を密着させないので画質が気になるが、それなりの写りにはなるそうだ。ある情報(数年前)では、場所によって白飛び気味になるとか。A3なので、LPレコードの端が少し写らないかもしれない。

そしてカメラで撮影する方法。もちろん三脚を使い、被写体との正しい角度をあらかじめ定めておく。私が思う利点は、スキャナのようにA3というサイズに縛られないこと。欠点は、光源や振動に気を遣わなければならないこと。

いずれにしても、腰痛おじさんの私が百数十枚(普通のLPの他に2枚組などジャケットが開くもの、シングルも含む)のレコードを地道に少しずつでも処理してゆける画期的な方法は、見つからなかった。名案が浮かぶまで、いましばらく保留だ。


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