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個人的記録 レコードを撮影した その1 [  レコード(補完計画)]

天気予報で晴れや曇りの日も実際には急に雨が降り、暗くなるしレコードを出すに適さない湿気もあって、なかなかレコードの撮影ができなかったが、ようやく撮影できた。

私のCanonデジカメはもう何万枚撮影したかわからない。いつの頃からか色彩表現が正確でなくなった。いつも不正確というのではないが、ここぞという時に不正確になる。以前にレコード音声をデジタル化しながらジャケットやレコードレーベルの仮撮影を行ったさいにそれに気づき、残念だと思いながらもどうしようもなかった。そこで今回はSonyデジタルビデオカメラの静止画撮影機能を使うことにした。このデジタルビデオカメラはデジカメよりも高価なだけあって、高性能だ。

撮影画像サイズは、1.9M, 6.2M, 12.0Mの3種類から選べる。これらの他に、さらに低解像度とワイドアスペクト比があるが、それは今回必要ない。12.0Mの必要がないのはわかっているが、1.9Mと6.2Mのどちらが良いか。そもそもこの「M」って何の単位だ。試しに1.9Mで適当な物を撮ってPCにコピーしたら、PCのディスプレイ(1440x900)よりも縦が少し大きい程度だった。これで十分だが、実際の撮影直前に考え直して6.2Mに変更した。

さて、歌詞カードとレコードの写真を一通り撮り終わり、それをPCに入れて見た。画面に収まるように縮小せずに100%で表示した時、私はショックを受けた。印刷物を拡大した時に見える色のドットがない。なんでそんなことでショックを受けるのかというと、今までデジカメで撮影した時は印刷物の色のドットがひとつひとつ見え、細部が曖昧になるスマホカメラとはそこが大きく違った。ところがデジタルビデオカメラで撮った静止画の細部は、まるでスマホカメラみたいではないか。
record.photos1.jpg
私はデジカメとデジタルビデオカメラの撮影結果を比較しなければならなくなった。レコードは埃が付かないうちに早々と天袋に上げてしまったので、どっかそのへんのチラシを撮影して比較する。
videocamera_62_correct.png
なんでネギ属の植物なんかを選んだかと聞かれれば、それしかチラシが見つからなかったからだ。急いでいたし。私は趣味だけしていれば良いのではない。親が帰る前に昼飯を作らねばならない。午後になれば陽射しの向きが大きく変わり、私の部屋は暗くなる。だから午前の今のうちに撮影しようと急いでいた。で、これはデジタルビデオカメラの静止画撮影モード、6.2Mなる解像度、手ぶれ補正ONでの撮影結果。画像の一部を切り抜いてから劣化しないようにPNGで保存した。細部に印刷の色のドットがなく潰れているように見える。それではデジカメで同じものを撮るとどうなるだろう。画像の解像度はM1。
camera_m1.png
どうやらこのチラシの印刷はドットの集合ではないようだ。でも細部までくっきり写っているのがわかる。デジカメの解像度を上げてもう一度撮ってみよう。画像の解像度はL。
camera_l.png
色のドットは存在しないが、細部までくっきり写っている。ビデオカメラのほうでいくつか実験しよう。まず、手ぶれ補正をONにしていたが、これはOFFにするべきだったのか。
videocamera_62.png
上に掲げた手ぶれ補正ONの画像に比べて、ブレている。やはり手ぶれ補正はONで良かった。では、解像度を上げて12.0Mにしたらどうだろう。手ぶれ補正はON。
videocamera_120_correct.png
このデジタルビデオカメラは、静止画撮影モードでなくても、動画撮影モードでも撮影ボタンを押せば静止画が撮影できる。それも試してみよう。
videocamera_video.png
うーん、細部を正確に表現するデジカメと違い、このデジタルビデオカメラは細部のザラザラした部分をノイズとみなして均(なら)してしまうようだ。スキャナにモアレ除去フィルタという機能があるが、あれに少し似た感じがしないか?

レコードの撮影自体はすぐに終わったけれども、その後のデジカメとビデオカメラの比較に時間を取られてしまった。今日はここまで。記事の後半はきっと明日には出せるだろう。
(続く)


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