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個人的記録(ブツブツノイズ)第3回 [  レコード(補完計画)]

前回の記事で、ソフトのうちDeClickerという部分の使い方がわかりました。wavファイルの読み込みかたと保存のしかたもわかりました。

今日は、今までの記事の補足や修正をします。未調査の機能を調べるのがいつになるかは、わかりません。

まずは前回の記事のメインだったDeClickerの補足。

前回の記事でDeClickerのパラメータ「Empfindlichkeit」と「Breite」について、市販のソフトのパラメータから察するに、どちらかがthreshold、もう一方がsensitivityと書きましたが、どうも気になっています。市販のソフトとこのソフトが同じ動作原理とは限りませんし、市販のソフトの中にはパラメータがひとつだけのものもあります。だから市販ソフト云々は撤回して、このソフトだけを見ましょう。わかったことを書きます。

「Empfindlichkeit」は、ブツブツ音の強さを指定します。指定した強さを超える音が、除去するブツブツ音と認識されます。「強さって、厳密にどういう意味?」と聞かないでください。ソフト作者でない私にはわかりません。ただひとつ言えることは、このスライダーを一杯に下げたら、ノイズだけでなく音楽の一部までもカットされかねないということです。カット音のみ再生(nur)にチェックを入れてテスト再生(Vorschau)し、削るべきでない音が削られない設定値を探らねばなりません。

「Breite」は、ブツッという音ひとつが始まってから終わるまでの時間を指定します。単位は見てわかる通りミリ秒です。「時間って、どう使われるの?この時間以内にレベルが下がったらノイズと見なされるの?」と聞かないでください。ソフト作者でない私にはわかりません。

「Schellack」という謎のチェックボックスについて。ネット検索によると、シェラックとは、大昔の蓄音器用レコードの材質、ひいては蓄音器用レコード自体を意味するようです。つまり「Schellack」というチェック項目は、ブツブツノイズがひどい音源のための強い除去効果と思われます。その副作用としておそらく、ノイズでない音までも幾分かカットされる可能性があるでしょう。「Schellack」にチェックを付けると「Empfindlichkeit」と「Breite」の設定が無効になるかどうかは、ソフト作者でない私にはわかりません。

ノイズを強力に除去するのとノイズでない音までカットされるのは表裏の関係なので、ブツブツ音の一部をあえて完全には除去しない程度の使用が推奨されます。

テスト再生(Vorschau)がwavをループ再生することは前回の記事に書きましたが、wavの一部だけをループ再生する機能は残念ながら付いていないようです。(1秒もない非常に短い部分をループ再生する機能はありますが、これは別用途のためのものです。)

ソフト自体についての補足。記事の文章と画像からお分かりと思いますが、Rillenputzはウィンドウズ用ソフトです。DirectXと.NetFrameworkを使いますが、今どきのWindowsパソコンならすでに入っているでしょう。

このソフトにウィルスが入っていないことを私は正確に知りません。私が今までの数日間使っているのだから、ソフトを起動した途端にPCがおかしくなることはない、という所までは実証されました。あとは各自の自己責任で使ってもらうしかないと思います。ネット上のソフトを使うのは、程度の差はあれ常にリスクを伴います。

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