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このところ酒を飲んでいません [痛風日記]

今日は飲酒の話です。言うまでもなくアルコールは尿酸値を上げる要因です。

アルコール依存症の私が3週間酒を飲んでいません。この依存症は体の病気かもしれませんが、心の病気でもあります。例えばこうです。何かとても大きな不安が生じて心が壊れた時に、無性に酒が飲みたくなります。たくさん飲んで脳がまともに考えられなくなると、たしかに一時的にとても幸せになります。酔いが覚める過程で不安が襲ってきますが、依存症になるほどたびたび飲んで酔いに馴れていれば、ある程度の対処法を自分で考案しているものです。さて、不安材料が去りました。これで酒を飲まなくても良くなったはず。ところが依存症なので、やはり飲みたいです。以前は「不安を取り去る」という大義名分を掲げて飲んでいましたが、それがなくなったので何となく飲みたいから飲みます。もう飲まなくていい、飲んじゃいけないとわかっていながら飲んでしまいます。だから依存症です。そして飲めば、やはり一時的にとても幸せになります。もちろん酒は感情増幅剤にすぎませんから、楽しいことを用意しなければ楽しくありませんが、依存症になるほど飲んでいる人間ならその辺は心得ています。こうして、辛いことがある時もない時も結局酒を飲み、出費は嵩み、痛風になります。

では私はどうやって3週間も酒を飲まずにいられたのか。それもまた、この依存症が心の病気だからこそです。自分の心の中で飲酒の衝動を上回る何かが生じた時、飲酒衝動が打ち消されます。仕事が始まった、忙しい、仕事は全力でやるものだ、大事なクライアントが待っている。「えらいこっちゃ」と思い、酒を飲む暇がなく、気がつくと3週間が経っています。そして痛風治療の血液検査。採血まであと2週間。もしも血中尿酸値が規定値を越えていたら薬を増やされる!また「えらいこっちゃ」と思います。結局私の場合、こういう外部からの枷みたいなものが心を抑えつけてくれないと危ないです。


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