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最後の書籍補完計画(07) 経緯 [  昔の本(補完計画)]

元気はどうやったら出るか。生き甲斐とは何か。それは人によって違う。これほどかと思うほど違う。だから他人の真似だけは意味がない。自分がどうありたいか、だ。たとえ他人にとってどうでもいい事でも、まったく無意味だと言われても、自分にとって元気の出る事、生き甲斐になるものをやめちゃいけない。

今日の昼間、親はテレビで「下町ロケット2」を見ていた。それが親にとっての元気の出し方だったのかもしれない。しかし私は、元旦から左足が腫れ、家の事、仕事の事と三重苦で心が折れてしまい、「師が弟子の発明を横取りしようとする話」は辛すぎて見ていられない。途中で親の部屋のそばを通ったら、テレビのスピーカーから怒声が聞こえてきて、ああこれはたまらんという気持ちになった。私は自室に逃げ帰った。

自室で私が何をしたか。去年からやろうとしていた事にようやく着手できた。昔の本のデジカメ撮影だ。去年の12月になった頃だったか、私は自室を見回し、まだやっていない「人生補完計画」は何だろうかと考えた。部屋の隅に埃よけビニルに包んで置いてある本が目についた。これを今年中に撮影してしまおうと決め、私はきれいに包んであるビニルを破いた。でもその直後に年末で仕事が忙しくなり、それが終わったら大掃除をしなければならず。その大掃除の半ばで熱を出して寝込んだのは以前の記事に書いた通り。埃よけのビニルを破った本はそのまま年を越した。

正月三が日も今日で終わりだが、左足はいまだに腫れている。でもだからといって一日中寝ているわけにはゆかない。見た目は腫れているが、薬のおかげで痛みは引き、違和感という程度になっている。そこで私は本の写真撮影を始めた。するとどうだろう、たった今まで潰れていた私の心が、とたんに元気になったではないか。人とは不思議な生き物だ。私は誰も見向かないような本を写真撮影している。私以外の誰もそれに価値を見いださないだろう。でもこれだけが私を別人のように変えてくれる。「足の痛みなんか何だ。そんなもの吹き飛ばしてやる」と思いつつシャッターを切る私がいる。

私が撮影したのは、旅行ガイドブックだ。「ヨーロッパを1か月以上の期間、1日3,900円以内で、ホテルなどの予約なしで、鉄道を使って旅する人のための徹底ガイド」と書いてある。若い頃に外国旅行をした人の中には、この本のお世話になった人が多いはずだ。その意味では、懐かしく思う方は多いだろう。ところが他方では、この本は2年に1回くらい新しい版を出していた。表紙はその度に変わった。だから、私が表紙の写真を出したところでそれが懐かしい人はすごく限られてしまう。中身は2年で情報が一新されるわけがないから、ここに出す写真は中身のほうが良いだろう。


まずはヨーロッパ地図。ここで、いくつかの事を知ってほしい。まず、チェコスロヴァキアという国がある。東ドイツという国がある。そういう時代だ。次に、画像をクリックしても大きくならない。なぜなら、PCではなくスマホアプリで記事更新をしているから。スマホアプリにはクリックで拡大させる機能がない。なんでPCを使わないかというと、今日デジカメ撮影した写真を編集するためにPCの前に座ったら、どうやらそれで左足の腫れを悪くしてしまったらしいから。私はこの足が治るまではPCの前に座れないらしい。参った。

今日は「経緯」ということで文章を長々と書かなければならなかったので、画像はあと少し出して終わりにする。画像サイズも、スマホでUPすると的確かどうか分かりにくいから、今日は画像サイズのテストという意味もある。


旅行ガイドブックの記事だからといって外国の写真や解説を出すとは限らない。本そのものが昔の懐かしい記念なのだから。この元気そうなネエチャンは、印象的だったな。本来宣伝されるべきアメックスTCよりもずっと印象的だった。


こっちのネエチャンは、あんまり記憶にない。お気づきの通り、画像は歪んでいることがある。本をクリップで留めて写しているので、仕方がない。


本日最後の画像は、ようやくこの本の本題に入ったところ。ヨーロッパ往復18万円。そう言える時代だったんだ。今はいくらかかるんだろう。本に書き込みがしてあるが、これは仕方がない。昔私が旅の前に研究した時の書き込みだ。昔の思い出をデジカメ撮影するのだから、とりわけ書き込みのあるページを撮ることになる。

そんな感じで、これから何回かに分けて昔の旅行ガイドブックを懐かしみたいと思っている。