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レコード音声のデジタル化 個人的記録 (7) [  レコード(補完計画)]

今日はたいした報告ではない。でも個人的記録を付けている都合上、記録しておかなければならない。(3)の記事でスタイラスのクリーニングについて考え、湿式クリーナーの使用を見合わせていたが、昨日初めてクリーニングをした。

デジタル化が忙しくて、出来たwavをゆっくり聴いている暇がないが、それでもたまにはチェックして音が変でないかを確認している。とくに音に妙な所はなかったが、すでに40枚以上のレコードをかけていたので、そろそろ潮時だと思った。

なぜ40枚もレコードをかけてクリーニングせずに済んでいたかというと、理由のひとつには針を新品の状態から使い始めたこと、もうひとつには以前にレコードを仕舞い込む時に黴を気にして全レコードの両面をクリーナーで拭きまくってから仕舞ったことが挙げられる。少なくとも乾式のクリーナーで取れるようなごみは、レコードに付いていなかった。演奏前にはまたクリーナーで拭いた。そういうわけだ。

子供の頃には、子供っぽいいいかげんな管理をしていたと思われる。それが、レコードの黴とジャケットのシミの一件で驚いて後悔し、今度は異常に神経質に扱うようになったというわけだ。

レコードの黴は大昔にスプレーとクリーナーで取ったので、今のところ(とくに被害が大きかった1枚を除いて)再発していない。ジャケットのシミは、材質が紙だからきれいに取り除くことができない。こすって取れる部分はすでに大昔に取ってある。後は、もう仕方がない。

たとえば昨日デジタル化した島田祐子。これもジャケットにひどいシミがある。上部だけにシミが集中しているのがわかるだろう。これがつまり、レコードの上に湿気取りを載せていたらそこから水が出たという事情を物語っている。
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上に写真を出したが、今回デジタル化したレコードのジャケットはデジカメで撮影してある。永久保存用ではないつもりなので歪みやぼやけには無頓着だ。なんでわざわざ撮るかといえば、それは撮影するチャンスだからだ。予定としては数ヶ月の後にスキャナで正式な画像を保存することになっているが、人生先のことなどわからないものだ。すべて念には念を入れ、出来る時には出来ることをしておく。で、長年使ってきたCanonのデジカメが昨日、撮影枚数一万枚を越えた。一万枚を超えるとファイル名の連番が9999を超えるのでリセットされてしまう。10年以上前に使っていたコニカのデジカメは一万枚を超えてしばらくしたら壊れてしまった。今回のCanonはどこまで頑張ってくれるだろうか。そういえばコニカはその後、デジカメ事業から撤退してしまったな。あれは残念だった。Canonのデジカメは今のところとくに壊れた箇所はないが、レンズの内側にほこりが入ってしまった。経年変化といった所か。逆光やそれに近い向きで撮影した時に限り、丸い光が写り込んでしまう。この現象が出るようになったのは7000枚か8000枚を撮ったあたりだったか。撮影枚数的にも使用年月的にも当然出た経年変化だろう。不満はない。今は、逆光での撮影を避けて使用している。

話がずいぶん逸れてしまった。スタイラスのクリーニングの話をしていたのに。で、そのスタイラスクリーナーの説明書きに絵が載っていて、ヘッドシェルを立ててカンチレバーが上を向いた状態でクリーニングしていた。これは、ネット上の記述と矛盾する。湿式クリーナーの液が針以外の部分へ入ってしまうという記述だ。実際にはどういう事情なのか、それはわからない。私は念のためにカンチレバーを下に向けてクリーニングしてみた。それから接点の掃除、シェルの取り付け、トーンアームの水平調整、カートリッジの針圧調整。ちょっと時間がかかった。でも上記のとおり、撮影するチャンスにはあらゆるものを撮影しておくというわけで、ヘッドシェルも撮影しておいた。撮影してどうするというわけではないが、人間は時々こういう変な行動に出るものだ。たとえば愛する子供の七五三にはいい服を着せて記念撮影をする。いい服を着せたら子供が健康になるわけでなく、記念撮影したら運勢が向上するわけでもない。それでも人間はそうするんだよ。私の写真撮影もそんな感じだ。
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最後に、今回の記事内容とは離れてしまうが、ナポレックスのTPH-100の取扱説明書を載せておく。このヘッドホンについてはもう書けることは書いてしまったので、このへんで載せておかないと載せずに終わってしまいそうだ。昔このヘッドホンをもっていて、取扱説明書を見て懐かしく思う方のために。ただしこの説明書もレコードジャケットと同様にシミだらけになっている。
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